雨で濡れた制服を物干しにかけると
お気に入りのセーターと
向かい合ってゆらゆらとダンスを踊った

優しい雨のなか
口ずさんだのはジーン・ケリーの“雨に唄えば”

これは何処からきた雨 ...
(前作つづき)

龍児登場(包丁を持っている)

龍児「まだ起きてたのか」
奈津「あ、お兄ちゃん、お帰り」
龍児「奈津、おれ、生きてるか?」
奈津「え?どういうこと」
龍児「ヘマやっち ...
時間は私の手から愛おしいものをもぎ取っていく
しっかりと抱きかかえて大切にしていたものを
何食わぬ顔をしてすれ違いざまにむしり取っていく

いつか時間が癒してくれると
優しいあの人は教えてく ...
湿った砂の温度
掘るほどに水が滲んで
肌で感じて頬に触れる
潮風の温い感触
乾ききれない海草の匂い
思っていたよりも
生々しい身の回りのすべて
ひりひりと目に沁みるあれこれが
頭を取 ...
あなたの透明な
指先が
奏でる旋律

振動が
胸の奥の影に
伝わって、響く

知らないうちに
涙が溢れていた

信じられないくらい
震えていた

文房具店で
シャープペン ...
       肩を叩かれた
       振り返ってひとりきり
       だれもが傘をさし
       早足で家路にいそぐ
       見上げれば顔に降りかかる雨
      ...
「台所のアルミ鍋を占有して何が悪い!」
あ、いえ、こちらの話ですスイマセン。
ユーレイのよに背後に立った父親が、私からアルミ鍋を奪い取ろうとしただけです。いつものコトです問題ありません。
はじめ ...
イケナイ小学校の裏門から

そっと忍び込む



百メートルの校舎裏

キライじゃなかった



左手は ずっとずっと校舎

でも


右手には給食調理 ...
君の肉の感覚だけが僕を救う
知り得る事は少ないし
実際に知る事は
もっと少ない
君の肉の感覚だけが僕を救う
どうでもいい。うざい。辛い。痛い。しよう。好き。嫌い。

楽しい。鬱陶しい。するべき。したくない。怖い。嬉しい。腹立たしい。可哀想。面倒くさい。悲しい。優しい。好き。嫌い。羨ましい。

易しい ...
魔法の扉から放たれた 流れ星

尾を引く その後ろ姿に
幾つもの願いをのせて 夢をのせて

果てしない空を駆け巡るよ

3回唱えて
魔法の呪文

キラキラ輝く
星屑たちが降り注げ ...
まぁ
さて・・・
ということでしょう
これは

おいらは
さて・・・
ばっかりで
これまでやってきましたけれど

まぁ
さて・・・
ということでしょう
これは

どこ?
...
不在の生誕日に花を添える
囁いたうたとともに
沈黙がいつまでも響いている
歌声は掻き消されて
漣の向こうには届かない

弾かれないギターは煙に巻かれて
どこまでも静寂のなかにいる
わた ...
詩ってどうやって書くんですか?

そんなつまらない質問が飛んでくる

詩と言うのはな…って別の人が講釈を垂れる

そいつの言っていることがトンチンカンでマシンガンを撃ち込む

詩って言 ...
あのヤリマンの女の子の人生を、うらやましいとは思わない
あのヤリマンの女の子と やれた男をうらやましいと思うとしても
あのヤリマンの女の子の人生を、とくにうらやましいと思うことはない。

...
待ち合わせ時刻三十分前
集合場所の金時計前に着く
街の風を
人の色を
この肌とこの五感で味わいたくて

初夏が近づいてくる
淡く華やかな
ふんわりとしたファッションが多い
歩いてい ...
うろ覚えの
歌詞が
思い出せない

メロディーだけは
何度も
浮かんで

あわせて
口ずさんでしまうのに

きみを
憎んで
だったか

きみを
煮込んで
だったか
...
 詩集が書店にない。そんな嘆きをまた読んだ。それがいまの人びとの詩に対する無関心を証明するものだとは私は思わない。売る側にとって、ただ単純に、売りにくい。それだけのことなのだ。お店の構成としては、雑誌 ... 担任の先生
支援学級の先生
児童心理学の先生
作業療法士の先生
言語療法士の先生
そうそうたる先生達に囲まれて
亀ちゃんについてのミーティング

亀ちゃんのテストの結果
チノウノハッ ...
【はじめに】

 2月15日をもちまして、HHMは完全に閉幕します。ご投稿くださった皆様、投稿作を読んでくださった皆様、現代詩フォーラムやTwitterでリアクションをとってくれた皆様、ありがとう ...
愛妻が愛人に出す浅蜊汁 春遅しツンデレ風紀委員長 顔照らし黒に再生する芝火 ボーナス無しで十時十分 母が達者で花咲いている 羊に睡眠薬飲ませている 二重の夜が終わり はじまり
縦の星雲と重なるとき
呑みこまれる花 新たに低く
咲きうつる花


山から流れつく闇が
丘を切り取り 脈打たせてゆく
種を土に刺す月の指 ...
?

君に戦場で会ったなら
私は君を殺すだろう
そして首をかしげるだろう
君は一体、何者だったのだろうかと

私達を敵と味方に分けたのは
一体なんだったのだ ...
海外に移住するより日本がいい生まれ育ったこの地で生きる

島と島結ぶ架け橋夜光る人の心も結んでいる

引っ越した友達の顔忘れない今現在は海外にいる

美しい心は花のようなもの七つの色が虹を ...
まばたきには
ばね がついていて
どれだけ
すばやく
まぶたを
弾ませられるか
競いあっている
{ルビ双子=シンクロ}

持ち主に
気づかれてはだめ
そんなに
凝視しても
真 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
優しい雨川上凌自由詩17*13/2/16 0:58
戯曲(習作つづき)星☆風馬散文(批評...013/2/16 0:41
時間文字綴り屋 ...自由詩1*13/2/16 0:12
涙の落ちるところ木屋 亞万自由詩7*13/2/16 0:10
乳首がキューン2花形新次自由詩413/2/15 23:53
独りだと思う夜にきみはいる石田とわ自由詩8*13/2/15 23:51
【喪中につきHHM非参加作品】 幻の〝1st Anniver ...散文(批評...1*13/2/15 23:31
のに芦沢 恵自由詩19*13/2/15 23:29
渡辺亘自由詩113/2/15 23:06
一人になるということ南条悦子自由詩113/2/15 22:49
しあわせのうた椎名 菫自由詩213/2/15 21:56
さて草野大悟自由詩3*13/2/15 21:43
1月25日高瀬自由詩413/2/15 21:42
仲良くケンカしろ平和一三(P...自由詩013/2/15 21:10
bitch は bitch らしく死ね鈴木陽一レモ...自由詩1*13/2/15 18:27
孤動グラデーションkomase...自由詩1*13/2/15 18:22
煮込み切れない花形新次自由詩113/2/15 17:52
書店に詩を深水遊脚散文(批評...5*13/2/15 17:38
亀の唄夏美かをる自由詩22*13/2/15 15:32
HHM講評香瀬散文(批評...713/2/15 15:04
浅蜊汁北大路京介俳句4*13/2/15 14:29
春遅し俳句113/2/15 14:28
芝火俳句213/2/15 14:28
ボーナス無しで十時十分自由詩213/2/15 14:27
母が達者で花咲いている自由詩313/2/15 14:27
羊に睡眠薬飲ませている自由詩5*13/2/15 14:27
応え まばたき(棘 羽 花)木立 悟自由詩313/2/15 10:50
君に戦場で会ったならまーつん自由詩14*13/2/15 8:46
海外に移住夏川ゆう短歌013/2/15 8:27
ばねそらの珊瑚自由詩20*13/2/15 8:20

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