1.湖畔に佇む1本の孤独

 2.湖面を滑る1羽の憂鬱

 3.季節は旋回しながら降
   りてきて

 4.あらゆるものの輪郭が
   緩やかに尖っていく頃

 5.1本の ...
赤い匂いに誘われて
女は男にキスをした
星が流れて屑になる
闇に光が差し込んだ

淡い想いを抱き締めて
大人になれない成年は
丸いボールを追い掛けて
遠い世界に消えていく

ビルの ...
季節はずれの蝉が鳴いている

故郷の林
白樺の梢
揺れる枝葉の間から
まっすぐに目を射る日ざし

緑に揃う稲
走って渡る
あぜ道をよぎる夕方の風
「おとうさーん、ごはんですよー」
...
2位じゃ駄目なんですかと言った馬鹿な議員がいた
最初から2位を目指して何かを為す人間なんていない

1位を目指しての2位なら納得もできるし次こそはと想う
だからどんな分野に於いてもプロフェッシ ...
おひなさんが右か
おだいりさんが右か

日本の位置によって違うらしい

隣のおっちゃん婿養子

気にしているのは
居場所なのかな
だいじにされてる
ペットの犬を
連れながら
ふ ...
 ♪ おまえおまえ ♪
 ♪ さかえさかえ ♪
 ♪ ラーメン! ♪

 ♪ おまえおまえ ♪
 ♪ さかえさかえ ♪
 ♪ ラーメン! ♪

 ♪ おまえおまえ ♪
 ♪ さかえさ ...
ギュギュギュイーンギュギュギュン休みたい 18ホール全部ホールインワン俺ゴルフ ふるさとのデスメタル母の声 アマチュアの緊縛プレイ締め甘く危険なんだと三十路童貞 舌炎を言い訳にして殿方の誘い断りタンシチュー喰う 有料の会員だけが知っている『濡れた喪服の未亡人S』 {引用= こがらししとだえてさゆる空より
 地上にふりしくくすしきひかりよ}


 埠頭の水たまりに
 月がこごえはじめている
 真夜中には
 かげもまた針のようにゆっくりと ...
終息に
ともなう安堵
かすかな
心残りを秘めて
三月が来る

中原中也賞を受賞した或る詩集を読む
悲しいことに心が揺れない
この詩集の良さは
三月が来ようとも
きっとわたしにはわか ...
吹き抜ける冷たい風を見ていたい喫茶店越しに見ている気温

君からの視線が愛を表した見つめ合う度想いは花に

ありふれた日常だけど愛がある哲学的に考えて遊ぶ

よく晴れた寒い冬の日見たくなる ...
 この街では(あるいは「この街でも」と言うべきか)、在留中国人に対する差別がある。それは在留日本人に対する差別よりも深刻であるようにぼくには思われる。
 そして残念ながら、少なくともぼくの視野の中で ...
某国公共放送で映画 Merry Christmas, Mr. Lawrence を観た。いまこの時期に見ることができてよかった。日本でも放映すればいいのに。いまこそもう一度観られるべき作品だと思う。
...
ひとであったような気がする
初めから
ただの意識だったのかもしれない
どちらにしても
たいして変わりないだろう

何がしたい、なんて
真面目にきくなよ
浮かんだそばから
シャボンみた ...
ふかく強く
ひとりの人を愛した

唯一絶対の人と信じて
今日があった

ただ五月雨のように
哀しい瞳をした
少女ではあったけれど・・・
時は切れ目のない波
凪いだ海の
ゆるやかなうねりのいただきの
光るところから
暗い窪みまで
隈なく見つめていた
幼い日

小学校でいやなことがあると
深くうねる波の底に下って
浮か ...
腹ぺこの青虫お前は知らないな、握り寿司、愛、ホットケーキなど

握り飯並べる肩を眺むれば食う寝ることの味はかなしい

不機嫌に殴る枕のくぼみには2合の米を詰めてやりたい

もし私何も食べず ...
二月生まれの四人の合同誕生会をした

九歳と三十二歳と三十六と九十七歳

九歳は私の娘
九十七歳は私がアメリカに来た当初とてもお世話になった人
三十二歳は九十七歳を通じて知り合った子
三 ...
風が運んできたのか

優しい匂い

ほこほこ土が盛り上がり

暖かい感触

もうすぐかなと待ちわびて

木々が揺れる葉々が笑う

私は光を浴びて

川を心地良く流れて

...
AVコーナーの中に並んだパッケージを見つめていた
フランスかカンヌで見かけたことがあったのは アメリカ製だった 僕は
淫らなものがこんな風に大量に生産されるのは異常だと思った
そうだ 見る方も作 ...
生卵を飲むのが好きなのは

畑からひっこぬいたそのままをかじるような気持ちがするからだ

根野菜を泥もろとも食うなんて御免だが

わらくずや血で汚れた卵のほかほかと可愛いこと

鶏の尻 ...
星は僕たちに距離を教える

月はときどき涙の処理のしかたなんかをけっこう親切に教えてくれる

隣の親父は怒鳴ってばかりで僕も親父なのでちょっと哀しいが


遠く切ないもの

六本木ヒ ...
あの人が見ていたという、海へ行ってきた
広いような気がした

コンクリートのざらめを感じながら
頬にあたる香りをかぐ
待たれている夜が重い

遠くの島と島とを見ながら
あの人の口の中を ...
おりの外には、どんな世界がひろがっているだろうか。

ぼくの住む街は、毎夜毎夜、サイレンがなりひびく。どちらにしても、おりの中にいれられる人がいて、おりの中にいれる人がいる。

おなかがいたい ...
見くびるな 海老の尾っぽに柿のへた 鶏の骨 定年の父

自傷癖まねて手首に爪立てた跡よりネイルアートが赤いわ

ブラウンの瞳は露出した筋肉 眼鏡をかけていないことには

新品の日記に「悔い ...
 夢の底は平らである。足元はアスファルトのように冷え切った灰色で、硝子のようにツルツルとしている。
 夢の底は暗闇である。たった一本の街灯が放つ白く、おぼろげな光のみが頼りだ。
 夢の底は広大であ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
1ダースの遠景nonya自由詩18*13/3/1 19:56
恋が終わればzooey自由詩213/3/1 19:51
蝉の声Lucy自由詩12*13/3/1 19:17
1位HAL自由詩3+*13/3/1 17:22
おだいりさま朧月自由詩313/3/1 16:53
さかえラーメン狩心自由詩013/3/1 14:33
ギュギュギュイーンギュギュギュン休みたい北大路京介自由詩413/3/1 14:09
18ホール全部ホールインワン俺ゴルフ自由詩313/3/1 14:09
ふるさとのデスメタル母の声自由詩513/3/1 14:08
短歌313/3/1 14:08
短歌113/3/1 14:07
短歌113/3/1 14:07
《冬の星座》にあのひとをさがす石川敬大自由詩16*13/3/1 12:19
三番目の月そらの珊瑚自由詩15*13/3/1 9:12
気温夏川ゆう短歌113/3/1 8:37
異邦人日記から動坂昇散文(批評...013/3/1 7:29
散文(批評...013/3/1 7:17
すぎてゆくもの佐野権太自由詩9*13/3/1 6:46
五月雨の瞳草野大悟自由詩3*13/3/1 6:21
時の高速回転機殿岡秀秋自由詩913/3/1 5:43
おなかすいたんかきーろ短歌113/3/1 4:57
シャッターチャンス夏美かをる自由詩29*13/3/1 4:46
春じゃないかい灰泥軽茶自由詩9*13/3/1 4:38
ツタヤの中の一角で番田 自由詩213/2/28 23:40
かなりや自由詩213/2/28 23:36
遠く美しいものに捧ぐ梅昆布茶自由詩22*13/2/28 23:34
海辺pikopi...自由詩013/2/28 23:26
中川達矢自由詩113/2/28 23:20
雑詠水瀬游短歌113/2/28 23:05
片輪の夢(散文詩)自由詩013/2/28 23:02

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