生命とはなんだろう。
父母を―私がまだ光だったころ―なんとなく選び、
生まれてからする「一つのテーマ」を神様からもらって、
おぎゃーと生まれてくる。涙。
年は残酷な程に大急ぎで ...
ぼくは
ちいさなてのひらで
ちいさな熱を
にぎって
突っ立っていた。
そしてぼくがそのドアを開けたら
そこにはちいさな少年がいた
ぼくよりももっともっと熱い熱を
あふれさせた少 ...
君たちは,
選ばれ,選ばれ,選ばれた
すでに,もう充分に
選ばれたじゃないか
忘れたのかい?
生まれる前のことを
そして
その,愛くるしい不快とも
長いつきあいだね。
この間観た映画の
タイトルなんだっけ
ほらっ、スピルバーグ監督で
トム・クルーズ主演のさ
ドイツ人が宇宙人と手を組んで
悪いことすんのを
子供とロボットと一緒に
過去に行って
恐竜連れ ...
全句集のストックが無くなったのでここで一旦区切りとするが、最後は本当につい最近買った古家榧夫のことを書こうと思う。この名前に出会ったのも全句集(内容的には俳句集成だが)に出会ったのも、何度か書いてき ...
あの熊ゴローは
いんちき機関車の煙突に
しばりつけてきてやったんだ
見てこいよ
あいつ今ごろ泣きわめきながら
ぐるぐる回ってるぜきっと
犬も虎もこてんぱんさ
象なんて ...
男と女の俳句は違う。それは性差別的な意味でなく違う。性別というよりは生殖器別に違うのであろう、細かく言えば男が女のフリをすることも女が男のフリをすることも可能であり、またそれに対抗して俳句の世界は中 ...
分かってる。
どうせ、
明日はくるんでしょ?
分かってる。
...
有機体に満ち溢れているのに
荒涼とした味を覚える
過剰な砂浜
砕けた白波は強風のしわざ
風が存在を知らしめるかのように
砂が無数の線となり砂浜を埋め尽くす
自分の意志で砂浜に立っている ...
こんなとき、声をかけてくれた、あの人が亡くなったと知る。
どれだけ支えられたか分からないのに、わたしは、そのお返しもできないまま、ただ、立ち尽くす。
もう一度話せたら、どんなにいいか。
時は戻ら ...
かたくなに
かたくなで
かたくなな
かたくなよりも
かたくなを
かたくなと
する
陸に上がることなど望んでいなかった
沖から寄せる波に乗せられたのだ
いつになったら戻れるのか
オットセイだったら良かったのに
だが人の助けが無くては水の上でも
自由には動けない
ましてや陸 ...
手のひらに汲んで夢見る春時雨
言葉なく静かに澄み咲く猫柳
片隅にちいさく仰ぐいぬふぐり
「ほら 中に何もつまってないって、 よ。」
ほら 中に何もつまってないって、 よ。
チョコボールのくちばし
は
今日も黄色、
昨日も黄色だった
くちばしのつ ...
4人のおっさん
日曜の朝のクリーニング店に並ぶ
1週間分の洗い物をバッグに詰めて
ちょっと気まずい顔して行列
頭ハゲ散らかして行列
4人のおっさん
日曜の朝のスーパーで買い物
無精ヒ ...
ひとつの鏡
三つの姿
耳の真上を
すぎてゆく花
つなわたりの月
心に削られ
かけらは降り
夜は
夜ではないかのように
水を昇り 黒は暴れ
さらに高く ...
晴れた日 銀の洗濯棒は陽射しに熱され
光を宿し 立ち尽くしている
光を受けない所は 銀棒のまま
横にかけられた 渡し棒とまかれた鎖を支える
重しにはめこまれ 土の上に立つ洗濯棒
洗濯物が ...
すずたん でも すずちゃん でもなく すずこサン
そう呼ばれる時には 必ず 何か有る
だから
朝っぱらから 真面目なトーンで
呼ばないでえ 下さいよぉ
なんて 言う暇も無く 返事をし ...
孤独と隣り合わせの自由
愛と背中合わせの孤独
無数の愛と自由と孤独が春の風に舞う
窓から望む 菜の花畑は 春霞
重ねた手の温もりは幾つかの時のかけらを記憶の襞から呼び覚まして
...
大切に使ってた
真っ白な皿を割ってしまった
その日夜ふけに
目を閉じて
ぼくの視界を埋め尽くす
たくさんのシャボン玉を真似た
永遠をつかもうと
子供の頃好きだった
虫取り網を持ち出して ...
日に日に
暖かくなってきたから
冬物は
そろそろしまわなくちゃね
このミンクのパンティには
本当に助けられたわ
一日だって穿かない日は
なかったもの
ありがとう
次の冬もよろしくね
縺れた過去を
刻が解して
解ける昨日を
解けた今を
刻が結んで
繋げる今日が
繋げた未来を
刻が束ねて
縒り逢う明日へ
過程に於いては
形変われど
詰まるは一糸
...
化石少年は砂岩の中にある海中生物の
痕跡に魅入られていた
数十万あるいは数百万年の時を経て
無名の海底生物の生きた証左が地の中の眠りから
主亡き痕跡という奇跡の造形のままよみがえる
...
プラナリアに会いたい
永遠の命かもしれないプラナリア
世界は、春霞ではない 黄砂だ
降り注いでいる微妙な沈鬱が 世界を覆っている
それでも 季節はまだ めぐっている
水仙の花は ...
鼻がかったほのかな声
それを聞いていると
口では言いたくないことを
つよく固く思ってしまうのだ
おまえのすべてがうまくいきますように
すべてのなかのその一つが
しょ ...
露天の さまし湯に 独り
寒緩む月の右側に 一番星
やがて 一つ二つ
あとは
何を思うわけでもなく
考えるわけでもなく
湯煙と たわむれながら
...
商人だった父が
売り場に行くたびに
まだ高い
勉強が足りないねと
売り場の人を困らせていた
その日から
足りなかった
売り場の人の勉強は
進化していった
その進化 ...
雨の一粒一粒が誰かの愛なんだってイメージできたら
一身に浴びる人は拍子抜けするくらい幸せなんだろう
すごいスピードで飛んだ鳥!
かれにとって街は一瞬通りすぎた愚痴みたいなものか
す ...
輝きが強すぎて徐々に減衰する俳人(飯島晴子)と、老いるに従い独特の風味を持ち輝きを増す俳人(前原東作)のことを書いた。彼らが持っているものは欠点ではないが、全盛期に比べればそれほどでもないという落ち ...
絶望のしずかな荒野に
インスツルメンタルが鳴り響いていた
降りつもる痛みや悲しみ
こぼれ散るひかり
ゆっくりとゆっくりと
絶望のしずかな荒野に
インスツルメンタルが ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
生命、
田園
自由詩
4*
13/3/10 19:44
できごと
がぱ
自由詩
2*
13/3/10 19:12
選抜による不快
エミール・ツ...
自由詩
2
13/3/10 19:00
自爆例
花形新次
自由詩
1
13/3/10 18:42
川柳が好きだから俳句を読んでいる(8、古家榧夫のこと)
黒川排除 (...
散文(批評...
0
13/3/10 18:40
浦安ボニー&クライド
平瀬たかのり
自由詩
1
13/3/10 18:17
川柳が好きだから俳句を読んでいる(7、津沢マサ子のこと)
黒川排除 (...
散文(批評...
0
13/3/10 18:08
明日も
世江
自由詩
1*
13/3/10 17:55
過剰な砂浜
小川麻由美
自由詩
6*
13/3/10 15:46
黙祷
はなもとあお
散文(批評...
2
13/3/10 15:10
ほらふき
opus
自由詩
2
13/3/10 14:40
陸に上がった船
イナエ
自由詩
12*
13/3/10 14:21
2013.2.25.朝
はなもとあお
俳句
2
13/3/10 13:20
ほら 中に何もつまってないって、 よ。
赤青黄
自由詩
1*
13/3/10 12:38
2013年3月10日午前10時過ぎのサニーでは
六九郎
自由詩
0
13/3/10 11:15
ひかり ゆくえ
木立 悟
自由詩
4
13/3/10 10:37
銀の棒
砂木
自由詩
14*
13/3/10 10:20
よばれかた
藤鈴呼
自由詩
4*
13/3/10 9:51
ほりでぃ いん まい るーむ
梅昆布茶
自由詩
16+
13/3/10 9:49
シャボン玉
寒雪
自由詩
6
13/3/10 9:40
毛皮のパンティ
花形新次
自由詩
1
13/3/10 8:23
一糸
カルメンオジ...
自由詩
2
13/3/10 5:01
サンドパイプ
梅昆布茶
自由詩
13
13/3/10 1:24
小宇宙から流れくる
るるりら
自由詩
21+*
13/3/10 1:22
からだとこころと社会性
吉岡ペペロ
自由詩
8
13/3/10 1:16
露天風呂
ぎへいじ
自由詩
17*
13/3/10 0:03
勉強
小川 葉
自由詩
6
13/3/9 23:29
すごいスピードの鳥
よしたか
自由詩
11*
13/3/9 22:51
川柳が好きだから俳句を読んでいる(6、上甲平谷のこと)
黒川排除 (...
散文(批評...
1
13/3/9 22:35
絶望のしずかな荒野に
吉岡ペペロ
自由詩
6
13/3/9 22:31
2689
2690
2691
2692
2693
2694
2695
2696
2697
2698
2699
2700
2701
2702
2703
2704
2705
2706
2707
2708
2709
2710
2711
2712
2713
2714
2715
2716
2717
2718
2719
2720
2721
2722
2723
2724
2725
2726
2727
2728
2729
5.06sec.