暮れなずむ冬道を
人は家を目指して
せかせか歩む
一つ路地を曲がると
落日が
真っ赤な柿の実のように
目に飛び込んできた
夕日よ
こんな ...
佇んでいるだけで受け取って欲しい
阿吽と 目と目をぼかして
オブラートを貫いて直立に佇む 鑑を増やし
優しさにふやかし 手のひらも筋の通る表側もバイリンガルに
動かない手を振る
佇 ...
ある意味かわいいので、きょうも3さいながく生きちゃった
結果は死んでみないとわからない
葬式でかけてくれが口ぐせ
エンディングテーマが表面張力あふれてるコップの水の映像がきれい
のどがなる夏は ...
ネット通販で
藁人形を探していたら
呪いもセットで
380円が最安値だったので
購入しようと思ったが
セットの呪いは
いったい誰に対して
付いてくるのか
ひょっとして
買った本人にじ ...
毬藻なら目に優しいし苔ティッシュ美脚モデルの仮想変装
女だと思っていたよ秋櫻子恋する前に知って良かった
ブランコを欲しがったのは私
それを父にせがんだかどうかはおぼえていない
どうだ こんな大きなブランコ
どこにも見たことないだろう
校庭にあるブランコよりも
はるかに高い木の柱と
長 ...
白梅やジャズの弦楽四重奏
同じパッケージに2度騙される
弟のおさがりは褒められる
白目向いて愛想笑いしている
「アイスコーヒーにシロップいれるとき、なんか綺麗だよね」
「……ごめん、わかんない。っていうか、その、」
「あ、マスミちゃん、シロップなんかつかわないか」
「うん」
「オトナだねぇ」
「 ...
どうしても転がってしまう
できそこないの
羊のぬいぐるみ
連れて帰って気がついて
でももう取り替えてもらうなんて
ありえなくて
きょうも昼間っから
転がってた彼女を
仕方ないなぁっ ...
いったいきみはどこにいったんだ
きみはぼくたちに愛想をつかしたのか
ぼくたちの背信に
なにも学ばない愚かなぼくたちに
なぜ消息を絶ったのか
なにも知らせずに消えたきみ
ぼくたち ...
聖バランタインにまつわる
一つの商業的まやかしの
祭りは過ぎて
巷にはカカオのかほりを
求めて彷徨うチョコレイト・ゾンビが
「くれ〜 くれ〜」と多数出現している
別 ...
自宅の向かいに
鍼灸店が新たにオープン
昨日の夕方
店主が挨拶回りでお菓子をもってきた
予報と外気の狭間で
悩みながら少し厚めのコートを着て
向った駅のコンコース
定期券売り ...
ぽっこりと
大きな顔のお月さま
長い夜が始まった
今夜は月とお話しましょう
暗い夜が明けるまで
七十億の人類と地球に取って
お月さまはたったひとつだけ
その灯りで世界中の町を照らして ...
ついこの間まで
アンチエイジングな歩き方というのを
こころがけていた
高い化粧品も買えないし
せめて遠めに若々しく見えればもうけと
良い姿勢には自信があるし
さっさっと足早に
目 ...
朝がやってくる
風がやってくる
音がやってくる
虫がやってくる
雨もふりかかれば
猫もやってくる
人がやってくる
外へ広く放たれた
寛容な空間だった
祖母が景気よくぞうき ...
次回予告なんて見なくても
展開を読み切れたドラマの結末
高度9000フィートの上空から
ポツリと言葉が降ってくる
それは
簡単な発音で
...
夢を残し
寿命を終える魂は
天へと帰って行く。
葬儀場を見下ろす魂は
愛する者達の傍らに寄り添うと
ありがとうを繰り返す。
横を見れば
生涯を捧げたアニメーショ ...
「もうすぐ、死にます。」と言われたら
誰に何を伝えよう。。
お父さん・お母さんには
「ごめんなさい。」
兄弟・姉妹には
「よろしくお願いします。」
友人・恩師・知人には
...
甘辛いモモ肉の中に、パイナップルを見つけた。。
(お主、何者だ!)
オレンジ色に染まるパイナップルを見つめ、一人ぼっちのにらめっこが始まる。。
(お主、何者だ!)
昼休みの教室 ...
種をまこう
名前も知らない種でいい
名前や理由なんてあとでいい
木を植えよう
太く立派になるかなんて
植えるまえから考えもせずに
今すぐにでも
今だからこそ
きっと ...
ふうせんのなかに
からだをいれて
おなかいっぱいで
ねむりこけているかんじ
眠るまでの時間が
ここ最近長くなった
ベッドの中で過ごす
意識の切れ端の中で
瞼の裏の僕は部屋の扉を開ける
ドアを開け
階段を降りて
ワインボトルを手にとった
飲みかけのボトル ...
道に通る自分の姿を見る影に似る自分
話す言葉が見当たらない
見出ると次第に解決するんじゃないかと
見つかる時に似せる嘘
時々しか見せない内心を探す誘い
今度いつかとなしか ...
江東区は
人であふれていた
広い公園
子供を連れた人たち
悩むことが
ちっぽけに思えた
平らだった
かつて連ドラで見たような
広場が 広がる
あの一場面のような世界
僕には関係 ...
自分が嫌いなように 君を嫌っていたのだろうか
僕はある日 落ちぶれて森へと逃げてゆく
森は少年の頃のように けもの道が続いている
その道をひとり 僕は進む
朽ちた枯葉は堆積した ...
あ な た
の 首 を
絞めて
押
し 花 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
落日
オキ
自由詩
2
13/2/21 20:18
威圧
朝焼彩茜色
自由詩
4
13/2/21 19:59
男の子ばかばか
ともちゃん9...
自由詩
5
13/2/21 19:55
ネット通販
花形新次
自由詩
3
13/2/21 19:35
苔
北大路京介
短歌
2
13/2/21 19:00
秋
〃
短歌
4
13/2/21 18:58
父のブランコ
Lucy
自由詩
23+*
13/2/21 18:58
白梅
北大路京介
俳句
1
13/2/21 18:58
同じパッケージに2度騙される
〃
自由詩
3
13/2/21 18:57
弟のおさがりは褒められる
〃
自由詩
0
13/2/21 18:56
白目向いて愛想笑いしている
〃
自由詩
4
13/2/21 18:51
星雲シロップ
aria28...
自由詩
2
13/2/21 18:19
冬の終わりの彼女
もっぷ
自由詩
6
13/2/21 17:48
消息
HAL
自由詩
4*
13/2/21 15:35
生き死人(どっちやねん!)
ドクダミ五十...
自由詩
2*
13/2/21 15:22
春めいた街
komase...
自由詩
2*
13/2/21 11:32
【 月とお話しましょう 】
泡沫恋歌
自由詩
11*
13/2/21 10:48
アンチエイジングな歩き方
Lucy
自由詩
9*
13/2/21 9:51
縁側
そらの珊瑚
自由詩
16+*
13/2/21 8:32
シャットダウン
エスカルラー...
自由詩
2
13/2/21 5:44
∞
梓ゆい
自由詩
0
13/2/21 2:58
遺書
〃
自由詩
1
13/2/21 2:36
格闘
〃
自由詩
0
13/2/21 2:19
「この渇いた大地に」
ベンジャミン
自由詩
5*
13/2/21 1:55
ぷー
うんち
自由詩
1*
13/2/21 1:48
次からはちゃんと
竜門勇気
自由詩
1
13/2/21 1:20
影
ダミー
短歌
0
13/2/21 1:09
履歴書と世界
番田
自由詩
1
13/2/21 0:58
森へ
佑木
自由詩
1*
13/2/21 0:42
押し花
川上凌
自由詩
5*
13/2/21 0:25
2692
2693
2694
2695
2696
2697
2698
2699
2700
2701
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2708
2709
2710
2711
2712
2713
2714
2715
2716
2717
2718
2719
2720
2721
2722
2723
2724
2725
2726
2727
2728
2729
2730
2731
2732
加筆訂正:
私は私に抱かれて眠る
/
夏美かをる
[13/2/21 5:05]
4連目更に“中で脈打ち続ける”にしました
私は私に抱かれて眠る
/
夏美かをる
[13/2/21 4:56]
3連と4連の繋がりが悪いように感じたので、4連に“脈打つ”を挿入し、3連末の“心臓”と繋げるようにしてみました。
4.44sec.