君は僕に愛想を尽かした
もう連絡するなとはっきり言われた
僕の心は空っぽだ
空が青く映ってる
高い空は希望の色で
太陽はまるで金貨のようさ
こんなにきれいな世界にあなたがいない
一抹の寂 ...
待ち時間の最中
エンジンを止めた車の中で
ほっともっとの豚汁をすする。
イルミネーションを取り外した三鷹駅の北口
暗闇を恐れる人々が
路線バス・タクシーに飛び乗り
...
風のつよい日
からだたちは直立してなびかない
たくさんの
「愛している」たちが汚れている
雑音に足を濡らして
からだたちはやっと
死ぬことにした
それでしか乾く術がないの ...
ふてぶてしく また君は煙草を吸って
窓際で揺れる 鉛色の空に吐き捨てる
燃え尽きる寸前の くすんだ魂みたいな炎
煙たい匂いが僕の身体中を巻きつける
灰となって鏤められた屑を舐めながら
...
海を眺めながら
亡くなった人々に
思いを寄せつつ
口をついて出た言葉が
そのまま詩になる
な〜んてことは
絶対ありませんよ〜
完全な勘違いですから〜
あなたが
自分に悪酔いし ...
「くさがまえ」そのような文字ある国を幻視しようか 春の気配に
巨大な風車の影が
枯れた笹原と採石場と
牛舎の上を繰り返し通り過ぎて行く
くねくねと形を歪めながら
くねくねと
大地の歪みをなぞり
絶え間なく地を這う影は
まるでコトバ
人の心 ...
天使になりたての君の動物がライラックの花に食べられている
柘榴が鮮明な産気をたたえて
アドバルーンな果汁を滴らせている
甘やかしの子守唄に占拠された銀色の市街
古い有線電話がサイの ...
俺が
俺が
というのが
ないでしょ、彼
あんな天才なのに
自分を殺すところは
殺して
チームの勝利第一でさ
さすがだなと思うよ
どうした
そんなサッカー好きでもないのに
ハハ ...
死と向き合う時
見えるものは何かと
振り分けを考える。
『故郷へと向かう高速バスは、静寂のターミナルに停車をして寒い空気の中に降り立つ私の心は、都会の無機質に揉まれて麻痺をしてしまっ ...
ホワイトデーのコーナーに
ふたり背の高い君
丸刈り真っ黒な君らが
微笑みながらえらぶ
リボンのついた箱
また相馬にいってくるよ
あなたは書いてくる
顔をあげて目にした
ギフトコ ...
眠れない羊が
僕の数を数えている
僕が一人、
僕が二人、
僕が三人、
僕は増え続ける
ため息のように鳴いて
羊は順序良く
僕を整列させる
そのようにして夜は明け
...
俺は
相撲は絶対
八百長だと睨んでるんだ
なんだよ
今頃になって
あれだけ問題になったんだから
さすがにまだやんねえだろ
だってさ
マジでやって
まわし外れないの
あり得な ...
? ? ?
孤独、生の騒ぎと死の無言に君は何を聞きだした?
孤独、握り拳の財宝と結んだ小指の煌めきに、君は何を見た?
孤独、小さな硝子に傾げたポトスと黄ばんだ森の癇癪の中で君 ...
この単純な好意が
長く伸びること
勢いよく飛び出し
曲がり角にくいこみ
歩道橋を渡り
螺旋階段をまわり
川で苔むして
切り立った山を抜け
どこまでも
めいっぱい伸びる
...
春
今年の春は
なんども匂いがした
なつかしい
さびしい
朴訥な
今年の春は
なんども匂いがした
苦しみに身をおいて
苦しみに身をおかせて
それで納得するならするがいいさ
みん ...
季節の足跡が白い凍土となり
剥がれた絵の具のように
海鳴りが景色に仕方なく張り付いている
此処には君はいない
それでも此処は君のいた場所
今日君はい ...
僕の場面早送りされている
呟いてみんなが損をする
魂燃えている焦げている
ドーナツ買いすぎ借金地獄ポンデリングで首くくる
明日のぶんもとドーナツ買って今夜のうちに食べ尽くす
回転木馬に娘と座り休園日だから動かない
もう電車をおりたら
かたい
泥炭でできた
ランドフィルの上、
巨大なつばめの巣のようなものか
逃れ者ほど、かっこよくはない
ああたしか
すべてどうでもよくなった
わけではないのに
...
ある、は動詞で
ない、は形容詞
おもしろいっすよねおもしろくないっすか
在ったら動いて
なかったら形になるなんて
いっぱしのブンガク青年を気取る
ぼくの話を聞きな ...
小学生ぐらいの子供に
軽くおっちゃんと呼ばれる
私は年齢的にも充分おっちゃんの部類に入るのだが
おっちゃんは元々から
そうプラモデルのように
細部に至るまで
おっち ...
きのう駅までの坂道をのぼりきったところで倒れた
こんな感覚はじめてだった
喫煙所のスーツたちが対面の病院に連絡してくれた
あまりに近かったものだから乗用車で迎えに来てくれた
そのあいだも馬鹿み ...
乳色のひかり影とかす
歩くひと皆看板のよう
裸木がしんみり見つめている
血圧悲しく乱高下
とどめてるだけで
副交換神経最悪
あっ禁煙そっくり
南風みたいな ...
いく度もあなたを忘れ
出会うたびに恋に落ちる
もう
もうあたらしく
忘れました
はやくわたしに出会ってください
海辺にひらいたからだが潮まみれになって
こまかい
こまかい傷をつくり ...
いつでもそうなんだ
息をするのが苦しくなって
それでも黙っていられなくて
駆け下りてばかりの坂道を
ひたすら駆け上がって
上りきった坂道の頂上で
沈んでいく茜色を偽装した
弱 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
君のいない日々
杉原詠二(黒...
自由詩
1*
13/3/13 22:45
丑三つ時
梓ゆい
自由詩
2
13/3/13 22:30
からだたち
はるな
自由詩
5
13/3/13 21:53
オーバードース
ねこ歩き
自由詩
0
13/3/13 21:29
震災と俄詩人
花形新次
自由詩
1
13/3/13 21:27
くさがまえの国
吉岡孝次
短歌
0
13/3/13 21:18
風車の影
Lucy
自由詩
12*
13/3/13 21:15
銀色の市街
よしたか
自由詩
0*
13/3/13 20:32
メッシ
花形新次
自由詩
0
13/3/13 20:15
忌
梓ゆい
自由詩
1
13/3/13 20:02
それぞれの三月
朧月
自由詩
2
13/3/13 19:41
出航する朝
たもつ
自由詩
6
13/3/13 19:18
大相撲八百長問題
花形新次
自由詩
0
13/3/13 17:49
転がる花
よしたか
自由詩
1*
13/3/13 16:54
単純な好意の顔
〃
自由詩
2*
13/3/13 16:05
春
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
13/3/13 15:14
冬の海
乱太郎
自由詩
23+*
13/3/13 14:38
僕の場面早送りされている
北大路京介
自由詩
2
13/3/13 14:35
呟いてみんなが損をする
〃
自由詩
2
13/3/13 14:35
魂燃えている焦げている
〃
自由詩
1
13/3/13 14:35
ポンデリング【都々逸】
〃
伝統定型各...
1
13/3/13 14:32
ドーナツ【都々逸】
〃
伝統定型各...
3
13/3/13 14:32
回転木馬【都々逸】
〃
伝統定型各...
4
13/3/13 14:30
逃れる
マシュー=ハ...
自由詩
1
13/3/13 14:03
動詞と形容詞の問題
平瀬たかのり
自由詩
7*
13/3/13 13:15
昭和式おっちゃん
灰泥軽茶
自由詩
7*
13/3/13 10:43
路上
吉岡ペペロ
携帯写真+...
4
13/3/13 10:31
禁煙そっくり
〃
自由詩
1
13/3/13 10:12
潮まみれ
はるな
自由詩
4
13/3/13 9:46
また時の流れに打ちのめされる
寒雪
自由詩
1
13/3/13 6:47
2685
2686
2687
2688
2689
2690
2691
2692
2693
2694
2695
2696
2697
2698
2699
2700
2701
2702
2703
2704
2705
2706
2707
2708
2709
2710
2711
2712
2713
2714
2715
2716
2717
2718
2719
2720
2721
2722
2723
2724
2725
5.31sec.