反射熱は
あたたかい
風は
つめたい

風に
風に吹かれて
どこまでいくのだろう
あの人のもとへと
いそぐのだろうか
僕はまた
恋をするのだろうか

反射熱は
あたたかい
...
ことばよりさきに
脱ぎ去れない肉体を持って
取り乱す
見上げれば
木漏れ日が
からだを斑に染め
赤と緑に、網膜が灼ける

わたしは、うまれてしまったのだ
あかくふよふ ...
少しく眠っていた
ワインのほこりをはらうように
表紙もはがれはじめた 
古ぼけた詩集を手にすれば,

あの時
あたしの詩集は、
日常という単語ばかりで 
充たされていた

...
春が淡く咲き誇り
散りゆけば夏
終わり始まり
繋がる日々に

出逢いと別れが
繰り返すのなら
眩しい景色も
散火の咲く様

騰がる熱量
灼ける残像
燃えて焦がれる
なんて切な ...
 詩は本当のことを語っているのでしょうか。つまり、詩はノンフィクションなのでしょうか。それとも、詩は嘘のことを語っているのでしょうか。つまり、詩はフィクションなのでしょうか。

岩が   吉野弘
...
飄然(へうぜん)と家を出(い)でては
飄然と帰りし癖よ
友はわらへど
   (石川啄木『一握の砂』より)

PV=kT(ボイル=シャールの法則、Pは圧力、Vは体積、Tは絶対温度、kは定数)
...
東へ旅立つ人々よ
にくしみを夜明けの庭に植えて
立ちたまえ
妹の胸に植えて 去りたまえ
花嫁をうばわれた機関手のために
蘇鉄はけさうすあかい綿を噴き
ふるさとの日の出をぬぐう
   (谷 ...
約束をするのは苦手です。
守れないことも、守られないことも、
どちらも悪くないのに、
どちらも哀しすぎて、
涙も言葉の海に沈んでいきます。
生きることは寂しいです。
忘れることも、忘れられ ...
あんなに抱いたり
キスしたりしていた妻が
今は物体のようにそこにある

その物体も
私のそれと同じように
いつかどちらかが先に
物体ではなくなるのだろう

あんなに抱いた ...
人間たちのざわめきの中で
モスコミュールを一杯頼んだ
モニタの中では 野球試合
ナイター中継
誰もそこには目を向けないのに


白い娘に
お駄賃をあげた
心の中身のことはわからな ...
鳥はなぜ逃げない


足下に 跳ね回る

逃げないが 近寄らない

近寄らないのに 逃げもしない

小さな雀



鳥は なぜ逃げる


逃げるのに また舞 ...
四角い窓から明かりが差し込み
それはとても眩くて暖かくて
サッシ越しに季節が変わるその瞬間は
希望を見出してくれているようで
やっとのことで精神の崩壊が止まった気がした

貴女は貴女のまま ...
なんにもない大地に寝転んで

耳をつけて目を閉じてみたい

風のおとひとつしない大地に

耳をつけて目を閉じてみたい


水の流れるのが聞こえる

流れるおとを嗅いでみる

肩のちからが抜けてゆく

...
今は何時頃だろうか

空模様はケチャップと

ウナギやらサンマの

かば焼きの皮の色が混じったような

ギトギト目を逸らしてしまう

私の心模様も

なんだか不愉快なことやら不 ...
例え死臭漂う森でさえも軽々と駆け抜けられると信じて疑わない為の希望 お前の髪をほどいて、外に放り出したら
見たこともない世界が開かれる
小さな世界の中から抜け出せ
小さな世界の中から抜け出せ

メイン・ストリートの真ん中にあるジェラートの ...
息子が帰り支度をするのを見つめながら先生からきょうの息子の様子を聞いていた。

お礼を言って先生にぼくは微笑み保育園を出た。

ぼくは笑顔をよくほめられる。あるとき仲間に黒人であることの利点を ...
雪に埋もれたまま青く影を落とし
家々は俯き黙祷する
気まぐれにも陽が歩み寄れば
眩い反射が盲目への道標

抱擁されるまま

冷え切った頬が温もり
辺りに耳が開かれるころ
頭の後方 梢 ...
子供の頃さ
親の肩叩きやらされてさ
肩凝りってナニって
いまいちよく分かんねえで
マジ、めんどくせえとか
思ったんだけど
学生のとき
徹マでさ
チョー疲れて
すげえ気分悪くなって
...
  古いデパートの舞台裏、
  職員用通路の片隅に、
  忘れられかけた物置がある。

  狭く、薄暗いその部屋には、
  用済みになった小道具が。
  埃をかぶったハンガー、
  古い ...
困難を乗り越えて来た神様に

 ためされている と気づく目ざめ
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=269388 思考散歩−サル学から/こひもともひこ
http://po-m.com/forum/pointview.php ...
 
過去にとらわれた方は、遠い目をしてはります

未来にとらわれた方も、遠い目をしてはります


そして現在にとらわれた方は、白昼夢をみてはります




 
       冬がひきこもっていた
       クローゼットを開け放ち
       ハンガーにヒヤシンス
       春のドレスが花ひらくを待つ
       頼りなげな薄手 ...
ぼくには、ない
その欠片すら、ない
それが不幸なのか
幸福なのかも分からない

あなたにはあるだろうか
なにかに殉じるものが
あなたにはあるだろうか
 
 
二人でガラスのコップに入って
誰かが水を入れるのを待っている
窮屈なのが
とても楽しかった
将来何になりたいか
お互いに言い合いっこをした
君は看護師になりたいと言った
僕は ...
赤飯は好きよ
餅米系大好きだから
でもね
キャンプで
赤飯って
おかしくね?
いやいや
めでたいとか
そういうの関係なしで
こういう警告の詩、自由な社会から生まれ出る詩も詩の世界に必要だ。自由をエンジョイするだけでも良いけれども、自由を侵しそうな、自由を蝕みそうな考え、感覚を鋭敏にとらえることのできるのも詩の特権だろう。鈍 ... ぬるい雨
くらい新居
日曜祝日時間外
まあまあいいおもいで
"ジャックひとつしかついてないのに"

あまい
愛の色バブルの内側で、
あなたがたは不可解だろうが、
...
猫が転ぶとき
そこには道路と猫とわたしがあって
あたかもおのおの一番遠いもの同士のよう

二月にふる雪はぴらぴらとして細かく
手のひらにのせるまもなくとけ消えてしまう
ひとひらひとひら ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
渡辺亘自由詩013/2/25 12:48
ことばよりさきに凍湖(とおこ...自由詩9*13/2/25 12:40
ありふれた十一通の手紙 ‐4‐月乃助自由詩8*13/2/25 10:42
残像[花]カルメンオジ...自由詩313/2/25 10:18
詩とフィクション 詩と向き合う葉leaf散文(批評...513/2/25 3:31
詩と科学 詩と向き合う散文(批評...213/2/25 3:30
隠喩について 詩と向き合う散文(批評...5*13/2/25 3:29
それでもMélodi...自由詩313/2/25 3:04
夫婦小川 葉自由詩413/2/25 0:33
最後のコイン番田 自由詩113/2/25 0:22
ひとつまみ芦沢 恵自由詩20*13/2/25 0:20
冬の終わりに/いつか見た夢岸かの子自由詩513/2/24 23:47
耳をつけて目を閉じて吉岡ペペロ携帯写真+...513/2/24 23:43
空模様心模様灰泥軽茶自由詩5*13/2/24 23:18
思想qqqqqq...自由詩013/2/24 23:04
天使たちの罠ホロウ・シカ...自由詩4*13/2/24 22:50
看取り(3)吉岡ペペロ自由詩1113/2/24 22:07
永久の瞬ただのみきや自由詩27+*13/2/24 22:01
親孝行花形新次自由詩013/2/24 21:52
マネキンまーつん自由詩9*13/2/24 21:33
闘志結川菜青短歌113/2/24 21:31
(仮)ピグミーチンパンジーの〝現代詩〝 1散文(批評...4+*13/2/24 21:14
とらわれた方殿上 童自由詩22*13/2/24 20:49
ヒヤシンスクローゼット石田とわ自由詩12*13/2/24 20:46
ぼくには、ないHAL自由詩7*13/2/24 20:19
将来の夢たもつ自由詩1113/2/24 19:41
飯ごう赤軍花形新次自由詩213/2/24 19:22
「検閲者」について ぎょうてんか...散文(批評...013/2/24 18:57
愛の色バブルマシュー=ハ...自由詩013/2/24 18:51
雪だよはるな自由詩613/2/24 18:32

Home 戻る 最新へ 次へ
2688 2689 2690 2691 2692 2693 2694 2695 2696 2697 2698 2699 2700 2701 2702 2703 2704 2705 2706 2707 2708 2709 2710 2711 2712 2713 2714 2715 2716 2717 2718 2719 2720 2721 2722 2723 2724 2725 2726 2727 2728 
3.97sec.