自意識が遠ざけた流行
S字カーブのようなポリシー
下品なアイドルが嫌い
金を捨てるゲームが嫌い


わざと遠ざけたものたちが
安い孤独を作り上げていった
人が適当に死ぬドラマが嫌い
...
思いはちぎれた
ここにある手は君のだろうか
すでに 疲れた 君とは 生きたいけれど 


思う以上に 色々な物事は 虚しい気がする 
考えすぎた 目にするものを


思った これ ...
なにものでもありはしないでもあるんだ
誰も好きになれないでも好き

二律背反が風のなかで舞う
とっても素敵な世界なんだそう
君の本来の色さえわすれそうさ

それでも走り続ける週末に向かっ ...
お前の道でひかれたたぬき

その道は
車が走る
人が走る

たぬきがいた
それを知った
お前の道で
たぬきの道で
酸素も窒素もありはしない
ヨウ素の要素の感得力だとも思うのだが
まだ朝は吸収し切れないものでいっぱいだ

きみの整理が終わるまでぼくは待つのだよ
するどく
かたほうによって
なにかを
...
もしこのよに穴があったら
多分地面を見下ろすとおもう

高くて広いそらは
うるさくて 重くて 儚い
だから綺麗な孔のなかで

芽を瞑りたい
舗装もされていない 真っ赤な道を 青吐くように歩くのは
ゆらり列車に轢かれた嘘が 肉を裂き空になる現実の前
真っ白な画面に 真っ白な眼に 真っ直ぐになるように 視線突き刺すように
愛を嗅ぐように ...
先ずは、あなたに
私の詩を買って貰います
この詩は素晴らしいものですから
あなたがそのまま愛唱されても何ら問題ありません
ですが
それで
あなたの心は満たされるかもしれませんが
懐の方は ...
夜が明けて、花が咲く。







暁は白く燃え、





揺れて落ちる。






まるで、
さざめく波のように...


...
 ぼぉお ぼぉお ぼぉお
 ぷくぷく ぷくぷく

 よう食用、元気かい
 
 うるせえ、食用って言うな
 何度言ったら分かるんだ
 だいたいおまえだって食えるじゃねえか

...
 
 
世の中、金なんだよ。
いったいどこで覚えてきたのか、息子がしきりにそんなことを言っている。その意味もまだ、よくわからずに。
そんなことはない。
父が息子に言う。すると、世の中、 ...
 さあ こいさん着きましたで
 わてら思い出の法善寺
 水掛け不動さんへ

 覚えたはりまっかこいさん
 わてが初めて〈元祖メカ割烹・Fuji=Yoshi〉に
 奉公に上がった晩
  ...
梁のきしみ
  建具のゆがみ
    樋のあかさび
      側壁のひびわれ
        鬼瓦のかたむき
       築半世紀もの木造家屋
 
それでも かろうじて
      ...
息子は仮眠室で眠っている。

ぼくは杉下さんの容態をメモを録りながら聞いている。

今夜は杉下さんのおられる107号室がぼくの居場所だ。

居場所なんて言い方はおかしいのかも知れない。
...
「宇宙人を噛んだら歯がぬけたの」

あなたがこんなはなしについて、ひゃくまんかい租借したあと
つまんない意味をやさしく添えてくれたけれど、おっきなお世話だった。
だっただったと駆けていったから ...
骨格をあらわに
白い野に立つ

背筋を伸ばし
左右対称に枝を張り

あるいは 捻れ
歪みながら
闇雲に空へ手を延べる

曝け出された履歴のあげく

無防備に芽吹くものを
先端 ...
時となく
海しか生きる道はないと
誰もがアキラメルのに
あいつは、天へと想いを馳せた
けして夢などという 幻でなく、

だから、
俺は
恋をした 誰もがそうするように 思いのとどか ...
風の変り身に
逆立つ産毛はあるが
人の変り身を
捉える触角はない

好奇心の玩具は
すぐに揮発させてしまうくせに
邪推の深海魚は
いつまでも対流させている

賞賛の燃料があれば ...
リップクリーム禁止ね
滑らかなのもいいんだけども
ザラッとした感触の方が
よりいいんだわさ
あなたも、ほら
犬の舌の方が気持ちいいって
よく言うじゃない
あれと一緒

春はもうそこま ...
頁をめくる旅に疲れた私は
前世へ遡ることにした

海の彼方から 押し寄せる敵衆は
一昔前までは 友だった
その一昔前までは 来客お断りの 一見さんで
そのまた一昔前までは 問屋でよく見かけ ...
蟻たち、潰れろ。
そうやって踏んづけても
蟻たちは行進を止めない
畜生め。きっと人間だって多すぎる

 戦争だ、
 疫病だ、
 地震だ、
 飢餓だ、

ひび割れたアトミックパワーが ...
難しいことを
ムズカシイことのまま、放って

そらを仰いだ



{引用= 窓から細く伸びたひかりの帯に

 ひるがえる

 わたしの頭から、逃げ出していったもの ...
それは、
大まかに表したのなら踏切
もしくは縁が擦り切れた、
クラウドの束
私はなかなか爪を切れない性分で、
街には、
ローディング時間がない
そんな夢すら見ないのは
昆虫、
路地、 ...
おまえらがつねに嫌いです
ネイル先で彼氏の蓋をはじきとばしたり、
車両の揺れに合わせ欲情を波打たせる性癖などを飾られても、なんの興味も沸かない
(そうやっていつも、わざわざ口にする
(ヒトは青 ...
 カモメが鳴いている。ゲームボーイが発するエイトビットの効果音に似ている。ぼくらのあらゆる体液を染み込ませたエロ本だらけのこの廃小屋が、蒸し暑い潮風を吸ってさらに膨張している。ぼくはかげろうの中にいる ... 子どもたちの語彙が拙いから。

とんぼ
だけど

高いビル
飛行機
ねこ
ぬれてる
もうツバキが、
だって
ともだち
晴れ
寒い
/ぼくらの/聞こえないうた/呼ばないで
...
ワイングラスの双曲線、
横顔が解けて砂丘に、一擲の腕を展ばす。
塩の柱、砂糖漬の蜜蜂、良き教説、神父。
壜詰の色褪せた八月、
憂愁の貴婦人と砂糖工場。
産業革命、労働夫の銅版画、反民衆史の子 ...
爪先のリテラシーが
思い出に殺されていく
はんだ付けを間違えた回路が
デスマッチを繰り広げ
四季の裏話が
SNSの距離感を錯覚させて
鋭利な月で
寝がえりをうたないようにして
西の ...
明け方目覚める
喉が痛い
咳が止まらない
身体を丸めながら
台所へ行き鍋に牛乳を入れ火にかける
そこに茶葉を摘まんで放りこみ
しょうがをすりこみ沸騰させ
しばし煮る

囁くような
...
私が好きな淡い色
夜の下を上ってくる
迷子は星の井戸に落ち
いそいで獏が去ってゆく
溜息は草も揺らさない
だんな様の瞳が火事だ
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
バースデイ村正自由詩1*13/3/17 1:42
もう別れよう番田 自由詩213/3/17 0:59
風のなかの魔女梅昆布茶自由詩1213/3/17 0:31
たぬきの道朧月自由詩313/3/17 0:16
相対化の美学梅昆布茶自由詩913/3/17 0:09
十二支蝶自由詩113/3/16 23:55
自由詩013/3/16 23:42
マルチ商法花形新次自由詩313/3/16 22:55
照らすのは…世江自由詩3*13/3/16 22:36
夕焼け平瀬たかのり自由詩313/3/16 20:25
世の中小川 葉散文(批評...013/3/16 20:19
メカこいさん平瀬たかのり自由詩4*13/3/16 20:09
廃屋のかげ信天翁自由詩213/3/16 20:00
看取り(5)吉岡ペペロ自由詩713/3/16 19:08
地球外せかい未満ちゃん自由詩6*13/3/16 15:13
冬の木Lucy自由詩13*13/3/16 14:38
Midori月乃助自由詩513/3/16 12:37
スネオnonya自由詩23+*13/3/16 12:36
ひび割れた唇花形新次自由詩013/3/16 11:56
わび・さび・むなしシンバ自由詩013/3/16 11:32
大量殺戮時代atsuch...自由詩8*13/3/16 11:03
まどろみ山中 烏流自由詩3*13/3/16 4:12
二人、またはゼンメツ自由詩2113/3/16 3:55
どうしてもそれをみずの色だなんて言いたくない自由詩1413/3/16 3:52
エイトビット摂氏三十六度魚屋スイソ自由詩2013/3/16 3:51
聞こえないうた破片(はへん...自由詩2413/3/16 3:48
鉄の裁鋏、蝶番高濱自由詩313/3/16 3:43
メモリアル自由詩513/3/16 2:03
明け方チャイ灰泥軽茶自由詩5*13/3/16 1:25
北◆Ui8S...自由詩013/3/16 1:25

Home 戻る 最新へ 次へ
2682 2683 2684 2685 2686 2687 2688 2689 2690 2691 2692 2693 2694 2695 2696 2697 2698 2699 2700 2701 2702 2703 2704 2705 2706 2707 2708 2709 2710 2711 2712 2713 2714 2715 2716 2717 2718 2719 2720 2721 2722 
加筆訂正:
冬の木/Lucy[13/3/16 21:13]
最終連大幅に書きなおしました。既にお読みいただいた方、申し訳ありません。
練乳/夏美かをる[13/3/16 4:15]
体裁を整えるために、若干の変更
5.17sec.