たくさんの酸と行き交う夢がぶつかる空で
部屋のなかから仰ぐきれいな曇り空の美しさに疲れ果てた瞳を澄ませる
潤いはじめたと 嬉し泣き 子供の頃の心のなかで 初めて光る毒の味をしる
まっすぐひたすら ...
青い青い
卵のかたちをした夜の背中が
真一文字に割れて
ぼわぼわした薄明かりが溢れてきます

桔梗色の
夏の始まりの天使の鱗粉で
朝は塗られてゆくのです



「おっきくなったね ...
遠い日々の想い出は
端からゆるやかに欠け落ちて
ときめきや痛みばかりが
消え残る

懐かしい山々の稜線は
暗く沈殿していく記憶の底で
鮮やかな結晶となって
溶け残る

彼方を眺 ...
さようならのよいんはきえなくて

冷たい湯船につかりながらそればかり


かんがえている
君にふらふらしているといわれたんで

白くなろうとおもい カルピス のんだけど

肌は ひやけ したまんまで

黒くなろうとおもい コーラ のんだけど

白めは もう しろくて

...
ぼくはあの地平線から生まれたんだ

ぼくはきみの期待に
沿わない
ちがう
沿えないんだよ

きれいな砂はあるけれど
きれいな土はないんだね

ぼくは逃げて、きみは正しい
知らない ...
しばしば プロムナードの路肩で
     尖ったつぶてを踏んづけたとき

たまたま 古びたカーペットで
     痩せた足首を滑らしたとき

ときおり 三段変速のサイクリング車で
    ...
  いたみ。
  それがひとつ、
  水たまりにうかんでる。
  とろとろの月といっしょに



  サンダルをひっかけて
  コーヒーを買いにでたり、
  すこしだけひらい ...
鮎を釣る若い男女のペアルック マンボウをずっとあなたは見つめてる水族館嫌いになりそう 表札にあなたの名前載せてたらいつか帰ってきてくれそうで ため息曲げられている 愛に深さがあるのか  

何時の頃からか詩が化けている
病身の助けになればと書いてみた
介護詩は気味の悪い怪語詩に
看護詩はよく解らない漢語詩に
理学療法詩はまさかの自爆消防詩だ
イガ栗養蜂詩になりたいと打 ...
地球は青かった 僕らと一緒で 物欲は
ほとんどないんです
何にも欲しくないんですが
実は最近
ひとつだけ
ひとつだけ欲しいものができたんです
いやはや、そんなに大したもんじゃないんで
言うのも恥ずかしいんですが
言 ...
テーブル、ほんの一秒まえの
カーテンの波を再現できない
難しいことを言わないで
泣いたり笑ったりして
わたしの手前で
息を吸って
そしてすぐ後ろで吐き出して
運動を繰り返して
...
だんだん死ぬひとを見ながら
それでもやめられなかった
もうおいしくも気持ちよくもなかったけど

あたしたちはきっと
ああいうふうには死ねないよね
やめられない道のとちゅうで
ささやき ...
あいつがコーチした中じゃ
金メダル取ったあたいが
一番の筈じゃない
それが
あたいだけ
指一本触れられないってのは
どういうわけ?
酷くない?
ねえ、酷くない?
ふざけんじゃないっつ ...
  汽車にのって
  なまぬるい水筒にぼくは口をつけた
  鞄からとりだしたおむすびは少し
  いびつな形にへこんでしまった
  ほおばりながら見まわしてみるけれど、
  このなかに ...
謙虚な君 主張する自己を脇に置き

傾ける耳の側に 妖精を瞬きと共に見る

 乾燥した晴れの海に沿う アスファルトの道で謙虚な君を初めて合致する出逢いをした

 私は私を主張する自己を真ん ...
  しろい壁に
  夏がからみついている
  目に見えないほど小さな
  花々が咲き乱れ



  呼びかけたはずの声はどこか、
  遠いところから戻ってこない
  あざやか ...
寄せ集める

時間を

自然を

法則を

さざれ石

意外を

自然を

法則を

寄せ集める


苔のむすまで

緑におおわれるまで

森のうえから

さざれ石

山のうえから

緑におおわれるま ...
夜中に
なき声が聞こえた気がして
目が覚めた

流れ星がいま落ちた

祈りの声が
夏の夜の
そこかしこから
聞こえた気がした
春すぎて、白妙
きみのひとみを覗く
彩られた虹
星のかたちをそのままに


人知れぬ森の底で
空を待つ火種の連連
泉のなかに息をこらし
選ばれる日までを指おる


夜霧を ...
運命
振りかぶって何球も、何球も
性懲りもなく くり返し、くり返し


運命
胸トラップで何回も、何回も
性懲りもなく くり返し、くり返し


フォームなんて 気にし過 ...
朱き実の

木陰に憩う

病むこの身

日差しなつかし

人もなつかし
最近やけにカタカナが多くないか
訳せない言葉なら致し方はないが

政権公約がマニフェストになり
尊敬という美しい言葉を
リスペクトと言う

祖国とは国語だと喝破したのはシオランだが
カ ...
静かに腰を下ろす 吐息のような暖かい風

風使いは風伯の子供

神に習い 風を吹かす 意味を込めた透明のキャンパスに釘を打つ阿吽

日差しを素直に浴びた 褪せたカーテンは
風使いの遊戯相 ...
百年の間には
どれくらいの人が土に還ったのか
誰にともなく問うと
最近は火葬ばかりだから
それほど多くはないんじゃないか
と答えが返ってくる
縫い物の手を止めて振り向けば
ねぎ坊主がぐら ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
きれいな曇り空十二支蝶自由詩113/7/6 10:33
夏の朝/天使のらっぱ佐東自由詩2*13/7/6 10:22
星座nonya自由詩22*13/7/6 10:20
自由詩2+13/7/6 10:03
自由詩5+13/7/6 9:59
弱さの剣を抱いてゆったいり自由詩113/7/6 9:51
うすれてゆきながら(一)信天翁自由詩213/7/6 8:18
とろとろ草野春心自由詩813/7/6 2:01
鮎を釣る若い男女のペアルック北大路京介俳句213/7/6 0:04
マンボウをずっとあなたは見つめてる水族館嫌いになりそう短歌4*13/7/6 0:04
表札にあなたの名前載せてたらいつか帰ってきてくれそうで短歌213/7/6 0:04
ため息曲げられている自由詩413/7/6 0:03
愛に深さがあるのか自由詩413/7/6 0:03
詩人の孤独死ただのみきや自由詩31*13/7/6 0:03
地球は青かった 僕らと一緒で北大路京介自由詩513/7/6 0:03
わたしの欲しいもの花形新次自由詩113/7/5 23:42
(-)はるな自由詩313/7/5 23:26
ぬるぬる自由詩313/7/5 23:09
アラカワの言い分花形新次自由詩113/7/5 23:01
汽車にのって草野春心自由詩913/7/5 22:36
謙虚な君朝焼彩茜色自由詩813/7/5 22:09
赤いビードロ草野春心自由詩413/7/5 22:07
さざれ石吉岡ペペロ携帯写真+...613/7/5 22:00
流れ星がいま落ちた小原あき自由詩8*13/7/5 20:32
春すぎて、あまね自由詩313/7/5 19:03
泥臭き爽快komase...自由詩1*13/7/5 17:23
朱き実のめれんげ短歌213/7/5 15:00
カタカナ言葉HAL自由詩1+*13/7/5 14:30
風使いと風伯朝焼彩茜色自由詩4*13/7/5 13:58
ねぎ坊主春日線香自由詩313/7/5 12:26

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加筆訂正:
モンマルトルへの手紙/月乃助[13/7/6 8:32]
また少し
詩人の孤独死/ただのみきや[13/7/6 7:07]
間違い訂正しました
4.64sec.