詩はなぜ「難しい」のだろうか。詩はなぜ「わからない」のだろうか。それは、「わかりやすい」文章が一義的であるのに対して、詩は多義的であるからだろう。解釈が一通りに容易に定まれば、何も難しいことはない。 ...
あれはそう、蒸し暑い初夏の深夜だった、ちょうど、今夜みたいな…俺は安ワインの小さなボトルをラッパ呑みしながら人気のない路地を歩いていた、ベロベロで…月は無く、といってひどく曇るでもない、なにも ...
底に沈む写真を拾いに
多くのひとが海に潜る
千切れた髪を集めたひとは
烏賊に
折れた指を集めたひとは
海星に
破れた耳を集めたひとは
貝に
余った骨を集めたひとは
蟹に
...
黙っている待っている枯れながら百舌のように鳴きながら
歌はない光はないこの世界近似値で君に伝えようと思うんだ
比重を失った世界なんて羽根のようですまるで綿ぼこりみたいに見えます
でもね君が好 ...
からからのバッテリー乾涸びた空の青さを思うんだ
幻のアトランティスだってもうちょっとしっかり存在しているはずなんだ
蹴り上げた空き缶が乾いた音で転がってゆくのさ
指の数を数えて確かめる鏡を見 ...
僕の人生はなにで満たされているのか
空虚あるいは無意味な時間
それとも成熟した果実の様な退廃なのか
すっかり一人に慣れてしまって恋さえもわすれてしまった様だ
リュックを背負った男が山に登る ...
しょうもないことでまた
心のスイッチがオフになってしまったみたい
落ち込んで 人恋しくなって
目をつむってしまうけれど
私が小さいころから集めている
言葉の宝箱を開けてみたならば
...
どうしたのきょうは眠れないの?
目をぱっちりと開けたまんま
だってわたしが眠ると母さんも安心して眠ってしまう
今夜はずっとわたしをみていてほしいから
だからわたしは眠らないの
母さんは少 ...
届かないって気づいてる
かなわないって気づいてる
手を伸ばして触れられるのに
越えられない壁のような
ああ、見えてるんだよ
それでも
愛してるのひとこと
悲しくなるだけ
でもね
...
尻尾振り甘えた顔に弱くってササミジャーキー与えてしまう
豊胸の手術で入れたシリコンが悪さはじめる三日月の夜
来年も同じ時間に会いましょう向日葵畑まんまんなかで
やってもやらなくても苦情くる
目の前で売り切れた
ごめんなさい早く私を殴ってください
まだまだ健康で
気力十分な人も
多いですから
昔みたいに
誰かが背負って
山に連れて行って
置いて来ても
帰って来ちゃうわけです
下手すると
連れてった人よりも
早く
帰って来ち ...
ぶらぶらとぷらぷらを
足して二で割ったような散歩をしていた
日曜日のエイプリルフール
晴れているような曇っているような空だ
やることもないし嘘をつきたい相手もいない
コンビニでショートホ ...
地図を覗いて歩いてた筈なのに
いつの間にか迷子になって
知らない場所で終了
後は同じ人を見つめて慰めるだけ…
傷の嘗め合いって何ですか?
ただ自分が傷付きたくないだけ…
優しさを履き違 ...
人の心を物に例えるとしたら
ランプだろう
例えば
やる気ってのはランプの火みたいなものさ
燃え上がるそのさまは美しく
見る者にも強さを与える
だが頑張れば頑張るほど
頭も体も熱く ...
わっか付きのちぎった羽の訪れ
骨を噛む眩んだ羊の群れ
瀞の辺りでまどろんでいる都市と
数々の海に影が落ちる
彼女の小さい舌
ミルクを舐めるときのように
チーフの端を燃やす
彼女のその ...
言論の自由の中で
わたしたちは饒舌な唖になる
会葬者の囁きにも指先を踊らせるが
本心は棺の中
乾き切った筆のように横たわっている
表現の自由の中で
わたしたちは着飾ったマネキンだ
禁 ...
{引用=
緑をゆらす
風は、なおらかに こんなにも
美しいものだから
少しばかり
すずろ歩き
季節をむさぼれば
不埒な 出会いが待っている
ちいさな 会釈
往 ...
ここにあって
ここにないもの
疎 外 感
黒い瞳に混じった
しろいひと
或いはひともどきは
愛の記憶は
この世に生きる
ずっと前に
捨ててきた ...
ワンクリック
君と繋がる為に
ツーコール
結ばれる瞬間を
スリーアウト
途切れたふたり
純白の朝、僕等は東向きのテラスの藤椅子に腰掛けて、去りゆくものに挨拶をした。
爽やかな風がさらりと流れ、僕等の机上に薄緑の葉を寄こした。
小鳥たちの明朗な歌声が林の中に鳴り響き、朝顔は寝ぼけ眼をこ ...
その場所の環境に合わせて
生まれた様々な文明
他の文明とのやりとり
良いものを選び取り入れて
発展を続けてきた
行き詰まり破壊を選んだ文明もある
今の文明がどう進化するか
愛 ...
大きめの乳輪を
湛えた豊満な乳房
股間には
当時はまだ
人の目に
晒すのは
禁忌とされた
ヘアを隠すために
大胆に付けられた貝殻
小麦色の肌と
白い貝殻のコントラストが
観るもの ...
ふりやめばななめに濡れた傘をもち 地図の無い身を倒して五月
くちづけの無い街に居て想うひと 鏡にうつる身は星だらけ
春過ぎて歩きつかれて血を食べて 想いだしては想いだされて
次の冬のために
てぶくろを洗う
寒くなると
きまって血流障害を起こす
私のやわな指先を守るための
カバーたち
毛糸で編まれたもの
外国のお土産でもらった
ムートン製のグローブみたい ...
視界も
音もなく
匂いも
味もなく
固い枕と
軽い布団の
身に触れることだけに
意が集中する
意するところ
過去未来はなく
今現在の
一瞬一瞬
間隙なき
感覚 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
山田亮太詩集『ジャイアントフィールド』について
葉leaf
散文(批評...
9*
13/5/19 4:54
エアコン
ホロウ・シカ...
自由詩
4*
13/5/19 2:04
海
茶殻
自由詩
3*
13/5/19 2:02
静謐
梅昆布茶
自由詩
6
13/5/19 1:16
充電器が欲しいんだ
〃
自由詩
7
13/5/19 0:54
実現されない夢について
〃
自由詩
5
13/5/19 0:35
スイッチ オン
群青ジャム
自由詩
3
13/5/19 0:03
母さん
もっぷ
自由詩
3
13/5/18 23:42
ねえ、
森未
自由詩
3*
13/5/18 23:13
尻尾振り甘えた顔に弱くってササミジャーキー与えてしまう
北大路京介
短歌
2
13/5/18 23:07
豊胸の手術で入れたシリコンが悪さはじめる三日月の夜
〃
短歌
1
13/5/18 23:07
来年も同じ時間に会いましょう向日葵畑まんまんなかで
〃
短歌
1
13/5/18 23:06
やってもやらなくても苦情くる
〃
自由詩
5
13/5/18 22:55
目の前で売り切れた
〃
自由詩
3
13/5/18 22:53
ごめんなさい早く私を殴ってください
〃
自由詩
1
13/5/18 22:53
還暦過ぎたら自発的に
花形新次
自由詩
2
13/5/18 22:36
遡る
青井
自由詩
2
13/5/18 22:27
ひねくれ者の唄
owl
自由詩
0
13/5/18 22:18
灯し火
Neutra...
自由詩
8*
13/5/18 22:16
イクラ祭り
鯉
自由詩
1
13/5/18 22:11
それは薄汚れた顔で笑っている
ただのみきや
自由詩
19*
13/5/18 21:44
魚の子
月乃助
自由詩
12*
13/5/18 21:26
わたしは
莉音
自由詩
2*
13/5/18 20:47
サイレン
秋助
自由詩
0
13/5/18 19:11
新しきものへ
ヒヤシンス
自由詩
2*
13/5/18 19:04
文明
夏川ゆう
自由詩
3
13/5/18 18:43
日曜美術館 武田久美子の肖像
花形新次
自由詩
1
13/5/18 18:10
ふりやめば
はるな
短歌
3
13/5/18 17:12
カバー
そらの珊瑚
自由詩
20*
13/5/18 17:04
いのち
シホ.N
自由詩
3
13/5/18 15:47
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2646
2647
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2649
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2651
2652
加筆訂正:
魚の子
/
月乃助
[13/5/18 22:20]
少し
5.31sec.