クローゼットの中は
水玉だらけ

大きいのから小さいのまで
たくさんの色

月曜も火曜も水曜も
どこかに水玉があった



知らないでいいことは
知りたくないこと
知 ...
未来があった場所へ向かって生きるんだ

昔は今とほとんど同じ
後悔の材料があるだけ

後悔が懺悔が疎ましくても

今から作って
昔を大きくするだけ

未来は思ったことがあるだろ ...
窓に付いた
紙のきれはし
水のように光り
兆のように消えてゆく


浸透圧
立ち止まる
有るか無いかの
はざまにまたたく


鱗がひとつ
水から離れ
羽根に ...
柱 文字 からだ
数千年の空の筒
蜘蛛の巣の雨
冷たい青
はらいのけては肌に生え
夜明けを夜明けに呼ぶ鉛
炭の地平に羽と浪を描く



真昼の軍政
砂とささやき
...
かぎ裂きの浜辺を
ひとり遅れて
虹は歩いた
問いには応えず
奏でる指から流れる血
嵐の先をしめす標
会いたい人に会えぬ代わりに
言葉ばかりが目に降りそそぐ


...
少し曲がってしまった空間の
端から端を銀河と呼んでみて
言葉を彩る意味でも掲げれば
誰の一人も傷つくことないし
明日はいたって明日だろうし
パンダは関係なしに笹食うし
 
...
 その湿原の中に、彼の祖母が眠る家はあった。湿原には現在、百四十七年に一度の雨季が訪れており、雨水が五十センチほどの嵩まで溜まっていた。そのため彼は、服の裾をたくし上げて歩かねばならなかった。時刻は正 ... おじいちゃん!
んあー
おじいちゃん
何?何か飲みたいの?
喉が渇くの?
おじいちゃん、何が飲みたいの?
んあー、ふあんた
エッ、なに聞こえない
おじいちゃん、しっかりして!
んあー ...
星の形なんて何型かほんとうのところ 手のひらかざして 模れない
五感が星の刺客たちを招いたんだ 悪者なんていないとね

六感が足を洗わせたんだ 悪は飽くなき最良へ招かれる きっと
悪の巣の絡ま ...
病みてなお

ひとり暮らしの

自由を愛す
            130711




微振動と微笑みながらも
注意深く
居住まいを正す
夾竹桃の花が散ると
涼しくなるのだ
祈るよう ...

潮の香が
心地よくいざなう午後は
大抵の白い壁に
透明のバス停が浮き上がっていて
そこには潮流の到着時刻が

【珊瑚時】
【シオマネキ分】
【ゾエア秒】

海洋性の点字で記さ ...
... すぐにあしたになってしまう今日 は黒くて、生えている星はぬるい。あしたになったら手に入らない、それとか、夜のたべものとか。背中にはえていたのは、よろよろした壁 ・ だれもいないから、黒を白にしても ... コーヒーをひと口飲むと
下腹部に非常に強い便意が襲ってきた
そう言えば今日は朝方から
何となくお腹が妙な具合ではあった
この店では駅構内のトイレに行くしかない
けっこう遠いんですよこれが ...
... 照り返す四十五度の善意が怖い

黒髪にじょうずに女を縁取らせ
嘘つきとぬるい背中と一人きり


午前四時薄紅をひく窓ガラス


竜の背にしがみついては振り切られ


歪んでる海を飲んでる通り雨


ドーナツの穴を集めるアスファルト
...
擦り切れて、にじんでいる
わたしの履歴書
おまけにもう、くしゃくしゃだ

久しぶりに自分の履歴書を見た
放浪記でも読むみたいに
言い訳のかたまりを眺めた

ひどい履歴書だ
記入欄が足 ...
どうか
ワタシを
忘れないで下さい
ワタシの
形と色
においを
忘れないで下さい
いきんだときの
力の入れ具合を
忘れないで下さい
拭いたときの
ペーパーへの
付き具合を
忘 ...
なつだから
かぜやみずがぬるくて
わたしもぬるい陽炎になる。

髪の毛がもつれ
からだとからだが近く
凍てついた冬よりずっと
いろんな匂いが生き生きと
なまなましく
あなたのうでは小 ...
あと少し
この真ん中をくり抜いてでもすがりたいと思った接地面
ただ視覚だけの存在になろうとも見ていたかった三角形
物質に寄りすぎて踏みにじった心に
もうろうとした痛みで振り返る

鏡張りの ...
アキレス腱を断裂してもう走れなくなって
陸上部をやめて俺たちのサークルに来た後輩がいた
短距離走者だった奴はクラウチングスタイルから
ロケットスタートを決めようとして全パワーを右足先にかけた
...
feel feel feel feel feel AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

u-aa u-aa u-aa NNん NNNNんん

 ♪HAVE AAA NICE D ...
ぽつり


あなたのまえにいたひとが

いつのまにかあなたのよこにいて

とうとつにうしろへといってしまう

それが死というものだとわたくしはおもっています



...
あなたはあなたのとっておきの古ぼけたカメラを手に取り、
にやにやしながらその背中を開けて一本のフイルムを装填する。
あなたの細く美しいその指で、とてもやさしく、繊細に。
私は暖かい暖炉の前で ...
朝霧が幻想的な雰囲気をもたらすこの森で私はあなたと会おう。
この森の閑寂さをもって、心を平静に保ち、私はあなたを迎えよう。
その切り株は木陰にあるけれど、柔らかい朝陽が差し込む特等席だからあな ...
日差しの強すぎる午後、私は貴方を想う。
道端に投影される光線に強い生命力を感じて。
貴方のその強靭な生への意志は、私の活力となり、
未来へと続く豊潤な果実を実らせる。

先人の放った言葉 ...
夕焼けに染まる枯野や六地蔵 ザリガニとミーナとミナは別人よ
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
水玉率大西 チハル自由詩213/7/12 1:00
go竜門勇気自由詩213/7/12 0:49
わかれ まばたき木立 悟自由詩313/7/11 23:32
ノート(砂とささやき)自由詩613/7/11 23:29
ノート(虹)自由詩513/7/11 23:28
パンダは関係なしに笹食うしブルース瀬戸...自由詩11*13/7/11 23:20
失われた花々に対する二、三の刑罰青土よし散文(批評...113/7/11 22:47
ファイナルファンタ爺花形新次自由詩113/7/11 22:10
星斬侍朝焼彩茜色自由詩5*13/7/11 22:03
半病みの床よりめれんげ川柳2*13/7/11 21:51
滑らかな試金石あおば自由詩21*13/7/11 21:28
海まで遠く離れている佐東自由詩7*13/7/11 21:27
神様は信じない事にしてるTAT短歌013/7/11 20:59
さよならのことはるな自由詩413/7/11 20:57
奈落へ壮佑自由詩16*13/7/11 20:27
犬も少年もTAT自由詩1*13/7/11 20:25
四十五度はるな川柳113/7/11 20:20
あじさいの枯れてるところで逢引川柳213/7/11 20:14
履歴書(言い訳のかたまり)めれんげ自由詩4*13/7/11 19:33
忘れな糞花形新次自由詩0*13/7/11 18:58
匂やかに凍湖自由詩113/7/11 18:15
ドーナツの消失点カマキリ自由詩313/7/11 18:13
アキレス最低の戦い和田カマリ自由詩4*13/7/11 17:48
JUST・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・LAST朝焼彩茜色自由詩3*13/7/11 15:37
ぽつり田園自由詩3*13/7/11 14:57
朝方の嫉妬ヒヤシンス自由詩7*13/7/11 14:29
森の精霊自由詩4*13/7/11 14:17
限りなき夏自由詩6*13/7/11 14:16
夕焼けに染まる枯野や六地蔵北大路京介俳句3*13/7/11 9:37
ザリガニとミーナとミナは別人よ俳句113/7/11 9:35

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