二人の間にはビールがあり、冷めたピザが二枚並んでいる。
上気した顔が二つあり、お互いの口が、訳の分からない音を鳴らしている。
反対側の席には煙草の吸殻がうず高く積まれ、(女)が汚い話をしている。
...
二ヶ月まえ東京に夜着いたときも

あたまが痛くて息も浅くて

目からは水がにじみ出ていて

限界なくらいしんどかったのだが


いま東京に向かっている

あのときとおんなじしんどさだ

なのに心はコン ...
 種付けのために
 つれてこられた済州島で
 その馬は
 霧雨に濡れてさみしげに
 たたずんでいたという

 皐月賞と日本ダービーを
 勝っていた
 でも隣の国に贈られた
 走る仔を ...
駆けぬけていった少年は
潮の灼けた匂いを残した

かなしい匂いだ
陽炎にゆられる
焦れったい、夢精の残り香

海を見に行くきっかけなら
それで十分だった
そこで心中したり
煙草をく ...
都営の新築は完了し
古い全ては閉鎖となった
わたしが愛してやまなかった
あのプチな小路のある庭も

二年後には公園ができるって
巷の噂は嬉しくはない
四季問わずとりどり銘銘に
花花好き ...
狂ったように咽び泣く
鳥を空を花を風を
思いたいと願うほどに
なぜにどうしてこうなったと歎いてる

理解を超えた偶然の重なりですよ
と誰かわたしをあきらめさせて
いまだに早春のさやかな海 ...
今まさに
穿いている
パンティを
盗むのであれば
なかなか
粋な嗜好だし
相当なテクニックだなと
思ったりもするけど
洗濯物を泥棒したって
なんにもついて
ないじゃんか

スリ ...
ハロー、ハロー
また会えなくなる日まで

解いて結んで輪になって

やめちゃえよ
君が嫌いなあなたなら

いつでも此処に
心にいるから会いにきて
黙っていれば誰からも何にも云われないのに
尖った視線を向けられたりしないのに

黙っていれば誰かが仕方なく引き受けるに違いないのに
形だけの感謝くらいしかされないのに

手を挙げて もしく ...
本当のこと。
全員に嫌われてるってのは無くて、みんな
誰かしらを心配してるし、心配されている。
気づかない所で。何気ないところで。

ある子を見て「あの子どうしたんだろう、
何かあったのか ...
ぽっかり浮かんだ波のうえ
海月のように漂っている僕ふわりふわり
昨日のこともわすれてふわりふわふわ

ろくでなしでふわふわきみが好き
君なしでもふわふわやっぱり君がいい

金色のお月さま ...
!やっぱり今日から生たまごにしようか !
溶いてご飯にかけたらレンジで!チン
(コレステロールが高かったの ?)
茹でたまごにしようかな ?
(一日一個は守ってる? )
おまえ ...
霖雨が好きだ
騒がしい街を沈黙させるから

落陽が好きだ
燃え尽きる前の灯りのようだから

吹雪が好きだ
すべての存在の輪郭を消してしまうから

昨日が好きだ
もう二度と訪れはしな ...
明け方
素になった
あしのうらが
のんびり呼吸をしていた

朝、起きて
人が再び活動を始めたときから
あしうらは忙しい
意にそまない誰かであっても
一緒に過ごさねばならない
破れか ...
ボクと君
なにも言わず
其処にいて
音もたてずに
存在して

遠ざかることもせず
近づくこともしない
言葉を交わすことはなく
通じあう心

共に傷つき
共に成長した
居ること ...
おとうちゃんは田植え機のうえ
おかあちゃんはすきをもって土のなか

青い空のした
風が
ふたりをあおぐ

苗も
気持ち良さそうにゆれている

まぶしいな
いつのまにか
みどりの ...
例えば、東京にて生まれ故郷のお土産が売られてて懐かしく感じ、
同時に、その売れ行きが芳しくない様子を見て少し淋しさを感じ、
同時に、思い出を他人に侵害され過ぎていないことに対する安堵を感じ、
同 ...
窓際に肩ひじついて聴いている通りのざわめき歌のない調べ

真っ直ぐにとメタセコイアのように生きたいと願った君と僕の五月と

人生は回転木馬巡りゆく季節とともに移ろいゆく風

ひとつづつ噛み ...
さみしさにつける
薬はありませんか
たとえば
夢の言葉とか
理論で詰められない
感情とか
多摩川にて貸しボートに
ゆられるともなく
空いたコカ・コーラの缶は
転がるにまかせ

ふとここを
佐渡の流刑地だと思ってみることにする
みやこわすれに導かれたか
さきほどみたあの紫がよ ...
朝の露を集めて飲み干すと一日の呼吸がはじまる
君の寝癖を愛おしいと想うんだそんな朝のパンとコーンポタージュ
なんの変哲もないひとときをゆっくりと味わって幸せと名づける

人生は定義のしかたでど ...
生まれゆく本能
沢山の欲に駆られるでしょ?

衝動的感情
止まらない歯車見つめてるだけでしょ?

欲しいものは目の前

その手 指 腕で
抱き締めて
壊すくらいにね


身体 ...
あるとき学校で飼っていた鳥が逃げ出した。
教室の渡り廊下から
、屋上の手すりを伝い
校庭の門の下をくぐり抜け街路樹の上
(まてよ、鳥かごが何処にあったのか)
、まるで覚えてはいない。
...
灯りを消してベッドに横たわり
脳裏に
小川を流し
縁に笹の葉を茂らす

夜眠れない
苛立ちを
笹の葉にのせて
流れるにまかせる

明日の不安は
確かにあるが
それも葉にのせて
...
僕たちがゲーセンで得るものなど何もない
ただ一つあるとすれば
二年ほどだけライブモニターに映るプライドだけだ

失うモノは沢山ある
親に安定した老後を送ってもらうだけの
山のような50円硬 ...
〜はるか遠くの 幼く可愛らしいお姉さんのお話〜

「これでおしまい」


触れず隠す それはまさに 「浅く深追いの指」
ぬめり 殻住みの歩み 「静かに音も立てず」
進んだ道の通りに 振り ...
赤いコンバースで踊ってくれ
赤いタンバリンを叩きながら
赤いルージュでくちびるを飾って
真っ青なスキニージーンズに汗が浮き出るまで踊ってくれ
にんじゃりばんばんって言ってくれ
そうしたら蔑ん ...
遠近感を失くした心に
圧し掛かるコンクリート色の空
それは浮力を相殺し
ひと気のない公園の片隅に
鳩のよう
視線は堕ちて行く

否定も肯定もしない
午後の息苦しさは
酸欠した金魚のよ ...
とんがり屋根の上から薄汚れた子どもたちが落ちてきた

彼らは卑しく、とてもずる賢い

知らないうちにお金を盗み、食べ物を奪い取るかもしれない

隠れるのも上手くて、木登りだって得意なや ...
生まれろ緑

しずまるな緑

はやまるな愛

普通な愛を

取り戻せ愛を

泣かない夜に

生まれろ緑


いかないでくれ

あなたの思考よ

いかないでくれ

ぼくのなまえにゃ月がある

ぼくはかな ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
いっと自由詩013/5/15 20:32
通った道吉岡ペペロ携帯写真+...413/5/15 20:29
済州島の霧雨に濡れて馬は平瀬たかのり自由詩413/5/15 20:22
言いたかったことはぜんぶ、飯沼ふるい自由詩313/5/15 20:11
プチな小路のある庭はもっぷ自由詩213/5/15 19:58
諦観まであと3センチ自由詩313/5/15 19:55
下着泥棒花形新次自由詩113/5/15 18:59
ホームシック衛星秋助自由詩013/5/15 18:52
貧乏くじ群青ジャム自由詩113/5/15 18:44
学校での ほんとうのこと結川菜青自由詩213/5/15 18:29
ふわり梅昆布茶自由詩913/5/15 15:59
生たまごアラガイs自由詩1*13/5/15 15:28
本質と原理HAL自由詩8*13/5/15 15:27
あしうらそらの珊瑚自由詩23*13/5/15 14:48
ボクと君ムウ自由詩113/5/15 14:44
田植え風朧月自由詩313/5/15 14:00
こころ邦秋自由詩1*13/5/15 12:59
メタセコイアのように梅昆布茶短歌513/5/15 10:38
呟きはなもとあお自由詩413/5/15 10:25
紫時計もっぷ自由詩313/5/15 10:24
モーニングカップのなかの陽だまり梅昆布茶自由詩513/5/15 8:59
エゴイズムowl自由詩113/5/15 7:07
青い鳥アラガイs自由詩5*13/5/15 7:04
気にしないためのエチュード殿岡秀秋自由詩613/5/15 5:48
機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOS ...一 二自由詩413/5/15 3:24
箱庭 五晩目 〜雨〜黒ヱ自由詩2*13/5/15 2:20
月が綺麗ですねって日本語で何て言うの?虹村 凌自由詩413/5/15 1:27
名無詩ただのみきや自由詩21*13/5/15 0:45
気味の悪い子、余計な子すずきはちろ...自由詩213/5/15 0:11
生まれろ緑吉岡ペペロ携帯写真+...413/5/15 0:02

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