最大限
シリコンを注入して
はち切れんばかりの
オッパイにしたって
ありとあらゆる
皺とり手術を受けたって
弛んだ皮膚を引っ張り上げたって
脂肪吸引したって
若さは取り戻せやしないから ...
電話は苦手なので
手紙を書いた
長い長い手紙になった
読み返して
不要なところを削っていくと
短くなった
三行になった
そのうち二行は
はじめの挨拶おわりの挨拶
こういう手紙 ...
夢中になって
崖から落ちてしまうのを
すくってあげる
夢中になって
崖から落ちてしまうのを
すくってほしい
しなる稲穂の
カーブのような腕で
白い、手
やわらかく ...
そのイメージはどこから来たのか

冬の北欧のどこかの岬で、深々と雪が降る中、
僕は寒さも感じず直立している
雪化粧された穂先は視界に入っていない
灯台も

僕の肉体はなぜここにあるのか
...
小さな手 小さな体 小さな足
大きな手 大きな体 大きな足
笑顔は同じ 違う匂い
寝顔は同じ 違う声

私はいつの間にか大きくなって
君もいつか大きくなる
私はいつか小さくなって
君は ...
いいですよ

わたしのために

空けなくて


ひまつぶし

それだけでいい

わたしなど


いいですよ

わたしのために

空けなくて


詰めないで ...
僕は一応古書店主だが店舗はまだない これからできるかどうかも不明だ
でもどうせ店舗を構えるのだったら 居酒屋かコーヒーハウス ライブハウスとか併設したいもんだ

古道具屋もいいかな 俺に似合って ...
夜の無人島は試金石のようだ

あなたの口が おさかなみたいに 
「ほら みてごらん海蛍だよ」とうごいて
漆黒に さよふく海の限りの無さを
その生き物は 敬虔な光りで流れる

潮に洗われて ...
砂時計に混ぜたのは アルタイルの残骸
いつか両手が温度を取り戻して 僕が紺色を仰ぐまで
砂と星屑は落ちていく ただ さらさらと落ちていく

枕に蹲る 理念のズレた少女
暇潰しに電子地図を ...
人間を4人
放射状に並べた板の上に載せ
手足を釘で打ち付けたら
溝を彫った丸太に
差し込んで固定する
穴の開いた棒にベアリングをはめ
人間がセットされた丸太を通して立てる
人間にはちょっ ...
詩を書こうとした 理想というものが漠然とあったからか

詩を書こうとしたけど 僕は詩を書きたかったのか 分からない

*

僕は 不安だ でも不安であるか よく分からない

僕は 死に ...
前年比を上回っているのか 弾き出せない心指数
落下した電卓 累計が磨り減ってゆくなんて

完全自惚れだ 

      擦れた声の私の天使 退行してゆく子供の天使に
      ララバイを ...
 水金地火木土天海冥
 そのすべてが一直線に並ぶという
 惑星直列というとても珍しい現象です
 今夜、外に出て空を見上げてみましょう

 先生が言ったとおりにしたボクだったが
 土星の輪っ ...
あなたのおうちの
ありじごくを見せてください
お手間は取らせませんから
男はそう言って庭に回り
しばらくあちらこちらと
何ほどか検討をつけていたが
おもむろにしゃがみ込み
ほらこんなとこ ...
マッコリ美味しいって
ガンガン飲むのを見ると
興奮してきて
モッコリしちゃうんだけど
俺のマッコリは
ゴム越しに触れるのすら嫌なんて
あんまり悲しいし、悔しいから
トイレに行った隙に
...
朝日を受けて、今旅立ちの時を迎えようとする者よ。あなたの選択は正しい。
あなたはまだほんのエメラルドの原石かもしれないが、この道をゆくことによってそれは磨き抜かれ、本物の硬質なエメラルドとなるの ...
ポプラ並木をあなたと歩く。
優しい日差しが降り注ぎ、穏やかな風がゆったりと流れてゆく。
僕はあなたの胸の内を知りたくなって、ほんの少しドギマギする。
意地悪な雲が僕の心を見透かしたように、時 ...
時空を超えて今あなたの心に新たな気付きが目覚める。
けれど平和を求めるあなたの心にも邪悪の神は鎮座している。
あなたの為を思って、などという薄っぺらな言葉はいらない。
私が求めるのは今この瞬 ...
ある人物がこの世を去った
享年58歳 若過ぎる死だ
彼は組織人だった

その組織人が独断で命令に背き自分が為すべきだと信じたことを
中枢部の命令に従うと嘘を付いて進めた行為

もし彼が命 ...
雨が降らないうちに
えのころ草を刈りにきた
町外れの原っぱには風が吹いて
無数のえのころが揺れている
どれも丸々と太って
互いに体をこすりつけながら
刈り取られるのを今か今かと待っている
...
1.

荒田電装の
スレートの屋根に
砂を
まきながら
夏の午後が
とおりすぎてゆく

猫背の遠浅が
満ちてゆくように




2.

大量に捕った
ショウリョウバ ...
プールの授業は嫌いだから
学校を休みたいという
息継ぎが
うまくできないらしい

ネットで検索してみる
吐かなければ息は吸えない
水中で吐くこと
頭をあげる向きと
タイミングにコツが ...
クリスマス特上寿司を5人前 音楽が聞こえない海鬼炎暑 炎暑死んじゃう死んじゃう死んじゃう死ぬ 神は寂しくて気が狂いそうな夜を与えるでしょう 私は与えない 苦味と甘味の狭間で鳴る 見猿言わ猿聞か猿は尻を隠してない 天才になりたかった

天才になりたかった

よそのこがつかえる色を
わたしもつかいたかった
つかえるとおもっていた
こんな筆はこびを
わたしもしたかった

密なしごとを かんがえず ...
  ぼくはいつも
  見当違いのことばかりする
  マンボウ、
  鉛筆の先がじょじょに尖る
  マンボウ、
  ポロシャツの赤が褪せて落ちる
  思い出と花の色は白い
  ビニ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
苦悩姉妹花形新次自由詩013/7/13 5:09
手紙シホ.N自由詩513/7/13 3:28
水の言葉、結晶の音水町綜助自由詩613/7/13 2:31
岬のイマージュohtaki自由詩113/7/13 1:42
役割ミツバチ自由詩3*13/7/13 1:39
わたしのためになかうち ま...俳句013/7/13 1:27
古書店日記梅昆布茶散文(批評...13*13/7/13 0:29
滑らかな試金石るるりら自由詩13*13/7/13 0:05
ケセランパサランの居着く砂黒乃 桜自由詩113/7/12 23:23
人間風車花形新次自由詩213/7/12 22:37
カレンダービル自由詩113/7/12 21:46
女式朝焼彩茜色自由詩5*13/7/12 21:32
なんて思い出が平瀬たかのり自由詩3*13/7/12 20:38
蟻地獄春日線香自由詩3*13/7/12 19:45
モッコリからマッコリ花形新次自由詩013/7/12 19:33
若い人たちへヒヤシンス自由詩5*13/7/12 19:20
妻へ自由詩8*13/7/12 19:18
遥かなる気付き自由詩5*13/7/12 19:16
彼と彼らの献身にHAL自由詩3*13/7/12 19:06
えのころ草春日線香自由詩10*13/7/12 18:14
午後のスケッチ佐東自由詩6*13/7/12 12:57
水のハーブ佐野権太自由詩9*13/7/12 12:56
クリスマス特上寿司を5人前北大路京介俳句513/7/12 9:41
音楽が聞こえない海鬼炎暑俳句113/7/12 9:40
炎暑死んじゃう死んじゃう死んじゃう死ぬ俳句113/7/12 9:40
神は寂しくて気が狂いそうな夜を与えるでしょう 私は与えない自由詩413/7/12 9:40
苦味と甘味の狭間で鳴る自由詩313/7/12 9:39
見猿言わ猿聞か猿は尻を隠してない自由詩413/7/12 9:39
自由詩113/7/12 8:41
マンボウ草野春心自由詩413/7/12 3:02

Home 戻る 最新へ 次へ
2605 2606 2607 2608 2609 2610 2611 2612 2613 2614 2615 2616 2617 2618 2619 2620 2621 2622 2623 2624 2625 2626 2627 2628 2629 2630 2631 2632 2633 2634 2635 2636 2637 2638 2639 2640 2641 2642 2643 2644 2645 
4.04sec.