夕陽の照り返す ビルの窓ガラス
夏の短い影と熱風を通りに落とす
古ぼけたビル群
短い窓から覗く疲れた顔
またぞろ老人が吐き出される。
ビルの彼方には夕焼け雲とスカイツリー
決まった時刻にぞ ...
幼い子供達とはあまり遊んだことがなかった 家のローンがのしかかっていた

人生でもっとも不要なもののために 一番大切なものをないがしろにしていた

時代の風は遥か家族の上空を吹き過ぎて行ったさ ...
 ところで洋子のことだと思いながら
 お父さんは鉄板上のオムソバを前にしている
 オムソバを最初に発案した人は神様じゃなかろうかと
 焼きソバを卵で包むという所業など
 もはや神の領域に達して ...
どこまで行っても焼けた道が続くものだから
どうにもやりきれなくなって
木陰で休んでいる行商に暑いですね
魚ですか? と聞いてみる
おばあちゃんはにこにこして
なまこを売りよんよ、と氷を敷き詰 ...
僕はね昨日そのことに気づいて
身勝手に疑心暗鬼

嫉妬してた

そんな僕が滑稽で
何も動じない貴方がひどくつらくて

貴方
見る度
聞こえる度


呼吸は荒く
体は熱 ...
横向きの首をゆっくり上向きにする。
夜が来ていることをたしかめるように息をする。
汚い音をたてて空気を吐き出し
汚い音をたてて空気を吸い込む。
夜だ。
夜の臭いがする。

手探りで自分の ...
心臓がゆっくり動いている。
ゆっくりすぎる。
こういうのを徐脈というのだと
知識としては持っている。

目の前が白い。
何も見えないほどギラギラと白い。
白いがこれは眼前暗黒感に変化する ...
真夜中の校舎がいきなりスライドした。

なんのことかわからなくて目をみはる。
見覚えのある建物はすでにそこにはなく
見たことのない建物がそこにあった。
そこに行かねばならないとわかっていたの ...
ほほえむ
いつも
ああして
けれど
しあわせよ、という
そらをみて
つむる
ごめんなさいという声が聴こえる 暗い影のなかからすすり泣く声が聴こえる
闇より深い音がみえる 誰かがそこでもがいている気がする
俺は言葉を知らない だから、たしかに伝えることはできない
でももし ...
ぼくはさびしくなんか

ぼくはむなしくなんか

ないよ

なし崩しでいいじゃん

つぎはぎだらけでいいじゃん

どうせみんな

脳をだまして生きてんだ

脳だまされて生きて ...
スパイシーソース焼きそば大暑かな 高校の最後の試合大暑かな 大暑来る戻ってこないブーメラン 孤独がからまって底に沈んでいる 言葉にならない声でも君に伝わればいい 月は何色でもない 夏の葉がそのままの

あめあがりのみどりに

あたたかく包まれながら

夜の遊歩道をたどる

いい匂い

みぎめのほうが

いい匂い

柔らかくしかさわれなかった

ぬ ...
あなたとは一生関わり合うことのない他人になりたいと彼女は言った。彼女とはとても長い時間を共有していたので、別れてからもしばらくはときおり一緒に食事をしていた。ある日彼女は大事な報告があると僕を呼び出し ... 生後数ヶ月で両目を摘出してから 
声と言葉を発しなくなった彼女は 
木の世界の土壌に根を下ろし 
大人になってゆきました 

ある日、遠くから来た旅人は 
人に話せぬ深い悩みを打ち明け 
...
僕がある記事を書いて 
入ったお金を 
そのままぽんと、妻に渡そう。 

なぜなら妻は、もうすぐ2歳の周を抱えつつ 
僕の書いた原稿を活字に打ってくれたり 
郵便ポストに入れたり
手づく ...
 {引用=松田聖子との同時代はもはや左腕の種痘痕のみである。
                     哲学者 猿田川愕膳}
  具足の季節
          作詞:三浦徳子
        ...
【現象学】


それが親切なのか、意地悪なのか、世の常なのか、わからない

存在と時間
わたしにとって、治療をすすめるということは
意識的な時間を増やしていくということ
無意識で動くこ ...
憂いでも
蔑むな

笑っても
嘲るな

怒っても
憎悪を飼うな

泣いても
己ばかりを憐れむな

楽しめ存分に
できることなら誰かと一緒に

叫べ
耳は塞がずに
...
... 憧れは憧れのまま留めよう
遠い君なればこそ愛しさも
美しいままの形で息づいて
漂う雲に姿を変えていても
永久に変らぬままの君故に
私は愛し続けて生きるから

憧れは憧れのまま留めよう
...
グッディイブニン

その声はガイドのように 背中をさすり
            背中を押し

刻を知らせる 今宵は強烈な眼差しで屋根をもすり抜け
知らせに来る

だから 世間に従い眠 ...
年寄り病気の金魚をドブへ流した
最後ぐらい川で自由にと母は言った
反論したけど決定事項、せめて幼い弟が気付かないよう
油の浮いた黒い水に沈むのを黙って見ていた

空いた水槽には、父が買ってき ...
土曜日の午後
コーヒーショップに子象が入ろうとしたが
ドアに胴体がはさまって
そのまま動けなくなってしまった
店の外から象使いの少年と通行人が
しっぽを掴んでエイヤッと引っ張っている
...
彫り物アート 右腕 赤竜 マイク 持つ手青竜

筋彫り だけで 止まる ヘタレが ゆう
時間と金がない ベタな理由 って皆がそろって同じ事ゆう !
足りてないのはマネーと時間じゃな ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
参院選の結果を踏まえて……とある蛙自由詩8*13/7/24 16:19
家族の肖像梅昆布茶自由詩1213/7/24 16:18
木枯らしお父さん平瀬たかのり自由詩10*13/7/24 15:28
なまこ料理春日線香自由詩3*13/7/24 15:00
利己的プレゼント紫蓮自由詩013/7/24 13:25
○○○のはなはよるひらく佐々宝砂自由詩1+*13/7/24 13:13
深夜一時、心地よくない秘密めいた場所にて自由詩213/7/24 13:07
ほむらやまい自由詩513/7/24 13:04
かなしい花こしごえ自由詩3+*13/7/24 11:25
十二支蝶自由詩113/7/24 4:10
ぼくは吉岡ペペロ自由詩413/7/24 0:31
スパイシーソース焼きそば大暑かな北大路京介俳句213/7/24 0:10
高校の最後の試合大暑かな俳句013/7/24 0:10
大暑来る戻ってこないブーメラン俳句213/7/24 0:10
孤独がからまって底に沈んでいる自由詩713/7/24 0:09
言葉にならない声でも君に伝わればいい自由詩413/7/24 0:09
月は何色でもない自由詩613/7/24 0:09
あめあがりのみどりに吉岡ペペロ自由詩313/7/23 23:59
おしぼりあまのじゃく自由詩113/7/23 23:40
木のひと 服部 剛自由詩1013/7/23 23:39
聖銭(ひじりぜに)  自由詩313/7/23 23:22
2013夏 聖子超人伝説salco自由詩10*13/7/23 22:27
現象学はなもとあお自由詩513/7/23 21:55
政治家にはなりたくないただのみきや自由詩18*13/7/23 21:51
どしゃぶりだし分かりゃしねぇと思ってTAT自由詩2*13/7/23 21:36
憧れの君へ・・・tamami自由詩213/7/23 21:07
ランダムな声朝焼彩茜色自由詩313/7/23 20:54
かわいい金魚フゥ自由詩3*13/7/23 20:54
あんた誰?壮佑自由詩25*13/7/23 20:42
彫り物卍琉九卍自由詩2*13/7/23 20:40

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