川辺の泥に倒れたまま
扉はひとりうたっている
烈しい生きものの光が
近づいてくる


夜を焚くむらさき
自らを混ぜるむらさき
羽の切れはしを
こぼすむらさき

...
広まるものは薄くなる
私たちは多くのことを語りすぎるのだ
OMOTENASHIわたくし 妖怪 おもてなし と申します。
わたくしの体のほとんどの部分は 水とコラーゲンなのでございます。
人間の水分量は たったの六割だそうですね。 
よくそれで生きていら ...
タバコを吸いながら 考えていた あの頃を思い出す

あの 間が よかったよなあ



右手から 煙が上っててさあ

考えてるのが よかったなあ






口内炎が むち ...
さよなら準備

歩きながら忘れよう

公園で忘れられていたことも

歩きながら忘れよう

さよなら秋風

いらなくなった紙切れと

いまさらながらの屁理屈も


遠ざけら ...
部屋の鏡を
うごめく時の中で 見ていた
変わらない 笑顔の思い出の中で
それを思い出していた


過去のことではないと思う


風呂に 沈みこんでいた
ナイターのチャンネルを回 ...
欠伸と溜息ばかりの酸欠美人
憂鬱な一輪挿しに蒼い微笑
死語とエゴの齟齬で過ごす
午後の惨さ
相違ありませんか
花鳥風月と課長風下劣
おやめ下さいその菓子は
名刺の角で指を切り
...
耳を塞いでよく聞きな
俺の生い立ちはこうだ
頭を巡らせてみると
格子の向こうに四角い光
その中からこっちを見ている一本の木
やっと首の据わった俺が
ベビーベッドの中にいたというわけさ
何 ...
  銀色の時計を巻く
  なにかの口実みたいに
  夏が秋に変わったことに
  驚いたようなふりをし
  やがて 歌、うたい
  ドレミもわからないくせに
  唐変木
  素っ頓 ...
がんばれなくなったひとを

ぼくは見つめながら聞いていた

それは裏切りなんだろう

そんな言い方はよしてくれ

なみだが風に吹いている

ここではないどこかにあるのか

灰色 ...
ある人だったと思う  土を掘っていると  カチン


石が出てきて そこには おはようございます と 彫られていた



大変珍しいものだと 発表された




これを見るため ...
(青年期)
にびいろの空にぶら下がっていた
的をはずれた青い春の無駄矢が
(中年期)
秒針がブツブツしわぶいていた
赤い夏の夢を償却できた気楽さで
(高年期)
白い秋の月が窓を覗きこんで ...
黒くて丸い
何らかの卵と思われるものが
栃木県内の小学校で出された
給食のパンに
大量に入っていたことが分かり
問題となっている

県内のグルメ評論家に確認したところ
この卵はチョウザ ...
くるくると 空を回る 姿は
地上から 見据えれば 
仲良く くっついているようにも 思えますが 

実際は 空間に 
それぞれ 浮いている 存在。 

その 不思議


クラクラと ...
愛はカナリア
憎しみは高く
僕はフクロウになりたかったネズミ

掴まり立を始めた願望の宿主

目に映る全てを食べて
すくすくと成長を続けている










...
カラカラと

秋の終わりの晴れた空
地に帰る落ち葉たちが
燃える 燃える

その存在を燃やしながら
この命を暖める

ああ、いつかはこの命も
燃え尽きる

その時にもどうか
...
国家試験を受けられなくて
例えば人生の終焉などについて
小部屋の中の哲学を啜っていた私に
先生は声をかけてくれた
人生は終わった
人生とそれに接続する世界は終わった
終わったは ...
母の手作りする洋服は
大体において
あらかじめ寸法が大きかった
未来が足されていたから
子どもはすぐ大きくなっちゃうからって
それは言い訳というより
有無を言わせない印籠のように掲げられた ...
※中途半端に疲れた自分

ぶらりぶらぶら壊れた道で
その先にある幸せという嘘

空は全く灰色で
お日さまかんかん晴天で
雨も降らずに灰色で
光線だけが照り注ぐ

先も急がずぶら ...
クラミジア先輩が
自慢のイチモツから
ギュギュギュッと
膿を絞り取った毒タオルを
さりげなく更衣室に置いていた
自分のタオルを忘れた俺は
シャワーの後そいつで
あわてて顔を拭いちゃった
...
タラレバがやって来るときは憂鬱だ
タラレバには輝く空がない
これを言うとみんなに叱られるから
タラレバはいつもひっそりと隠れている

タラレバは食い物じゃない
タラレバは歩くのが遅 ...
そびえ立つ大病院や天高し 天罰の当たらぬ人や天高し 一献に愛が多い 一条の光を二条にする 人が集まって満開の桜 夢の中白い兎を追いかけて落ちて行きたい私はアリス

生卵よりゆで卵大好きよハンプティ・ダンプティ覚悟はできて

縁側で寝そべるおまえはチェシャー猫?のらりくらりと私をかわす

おかわりはい ...
深い森の真っ暗闇に

一人の男が佇んでいる

男の視線は何処かをさ迷い

落ち着きの無い様子だった

なんにもなんにもまったくない

ないないことすらないような
...
街灯もない夜の海でいまさら月が明るい事に気づいた


霞む夜バイクに乗ってただ泳ぐ息継ぎ代わり歌を歌って


一人きりなんてほんとに当たり前凍える指はそのままでいい


クズで ...
罵倒されても声は出さない
心が 悲鳴をあげても

代わりに 歌をうたおう
穏やかな水面が荒れないように

波音が空と海との境界を溶かす
自分にナイフの切っ先を向けて
毎夜、月明かりの下 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
降り来る言葉 LXVI木立 悟自由詩313/10/3 11:18
言霊ゆったいり自由詩113/10/3 9:14
おもてなし妖怪2013るるりら自由詩24*13/10/3 8:10
タバコ吸いたいなあ八男(はちお...自由詩413/10/3 7:45
さよなら秋風吉岡ペペロ自由詩713/10/3 7:02
友達の話番田 自由詩213/10/3 0:54
officeladyただのみきや自由詩15*13/10/3 0:07
パターナルsalco自由詩13*13/10/2 23:19
口実ドレミ草野春心自由詩213/10/2 22:59
ここではないどこかに吉岡ペペロ自由詩213/10/2 22:54
彫り出しもののこと八男(はちお...自由詩213/10/2 21:38
時の端っこ(米寿を迎えて)信天翁自由詩413/10/2 21:06
給食に入っていた花形新次自由詩313/10/2 19:10
空中ブランコ藤鈴呼自由詩1*13/10/2 19:02
問う徘徊メガネ自由詩213/10/2 18:35
消えゆく落ち葉から昇る願いぬーん自由詩313/10/2 17:46
先生葉leaf自由詩613/10/2 16:05
ぶかぶか【詩サークル「群青」九月のお題「音」から】そらの珊瑚自由詩22*13/10/2 13:57
途〜パートいくつか忘れました……とある蛙自由詩11*13/10/2 12:36
クラミジア先輩和田カマリ自由詩1*13/10/2 11:33
タラレバアラガイs自由詩12+*13/10/2 11:33
そびえ立つ大病院や天高し北大路京介俳句713/10/2 10:52
天罰の当たらぬ人や天高し俳句213/10/2 10:52
一献に愛が多い自由詩013/10/2 10:51
一条の光を二条にする自由詩413/10/2 10:51
人が集まって満開の桜自由詩213/10/2 10:51
アリスの夢未有花短歌11*13/10/2 9:09
「wrong memory」雨の音自由詩113/10/2 6:17
ショートソング 1短歌413/10/2 6:13
人魚中村葵自由詩413/10/2 6:04

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