さんずいと林の狭間をうろつきながらハンドルを握っていると
「もうすぐひがくれます。ライトをつけませんか?」
壊れたはずのナビがしゃべる無機質な声に、さんずいのよこで立ちくずれそうになった。
きみの薄い膜がやぶれる理由や
まなざしが冷たくなっていくときを
ぼくは近くで見ていた

さいごに聞いたきみの笑い声は
お笑い芸人のコントだったね
年の瀬 新しく歩んでいく(はずだった)世界 ...
死ぬよりもずっと生きてるほうがいいなら
嫌なことから目をそらして
空洞だらけの人間になって
今までわたしがばかにしてきた通りの
薄っぺらい毎日を送る
緑ちゃんは
アイスコーヒーを飲んでいる
ガムシロップを3つも入れる

緑ちゃんは
今日もひとりで喋っている
なにかいいことがあったのか
今日はいつもより少しだけ饒舌だ

隣に座ってい ...
鹿児島・宮崎近海でとれた
かたくちいわしを
まるごと素焼きにしました。
●そのまま、お召し上りください。
詩について論じたり
批評したりできる人たちが読むならば
詩とは呼んでもらえないような代物を
三年間で百八十くらい書き投稿してきた
それ以前にも書いてはいたが
誰にも読んでもらう機会がなかった ...
愛する人を見つけては

期待が裏切られたと

不貞腐れます


また愛する人を見つけては

また期待が裏切られたと

また不貞腐れます



でも大丈夫


いつか ...
一面の青と青と青

どこまでも広がるそれに

羊たちが跳ねる


迷える僕らは

それでもただ夢中になって跳ねる


最終目標とか

そんなものはなくて

すべてを越え ...
仲間と盛り上がる時
大切な人を失った時
お腹を抱えて笑った時
許せず牙を向けた時
君と誓ったあの時
繋がっている
一つの時間(とき)に

早くなることなく
遅くなることなく
平等に ...
 
自転車の花が咲いたよ
靴ひもの言葉で
僕は君に告げた
今日も生活の中で
信号は赤から青へと変わる
軟らかなコンクリートの
優しさに包まれながら
もう少し眠っていたいけれど
僕の身 ...
まぶたを落として

眠りにつくまでの間

平凡な今日のこと

それから

ほんの少し明日のことを

考える


カレンが歌っていた


「雨の日と月曜日はゆううつだわ」 ...
... いるものと
いらないものにわけなさい

その基準がおかしいのではないか
なんて言いたくなるおかたずけの時間

いつもそうだ
決められない
いつも

古い家の古い小屋には
古いもの ...
夏なんてくそくらえ
ツクツクボウシに八つ当たりする

最後の蝉は彼女をつくれただろうか
いつだって割り切れる世界じゃあない
いくつの体でやってんのか
年齢ぐらい括弧付きで
書いといてくれよ
30過ぎで
愛だの恋だの
不気味以外の何物でもないからよ
まあ、不気味が悪いわけじゃないけどさ

それはさておき
オ ...
毎朝 電車に乗って仕事に行く
ある朝 いつものように電車に乗り込み周りを
見てみると(私は常に立っている)

座席の一番端にひとりの精悍な顔つきの企業戦士といった
雰囲気の中年が座っていて
...
だいじょうぶ

気持ちで言っても伝わらない

数字で言ったら伝わるのかな

数字で言うならいまのこと

みらいではなくていまのこと


ひとはいつの世も雰囲気にながされて

...
すこし雨の日の

みどりの影に窓のある

喫茶店で勉強したい

みらいに向けての

勉強がしたい

それが人生の楽しいこと


ガンダーラ

ガンダーラ

ふたりぶん ...
TOKYO
小さな文字が
大写しされ
会場が
街が
歓喜で満ちる

2020
TOKYO
私たちは
皆どこかで安堵する

(そうか)
(とりあえず)
(そこまで未来は続くら ...
あかねにきらめく雲母の
ひとひら
水面に
さかさまの
稜線
今も
背伸びしている梢

憎しみだった


どこから
逆流したのか
痩せ細る
影を滲ませ
それは 確かに
...
縮む花びらを
沈め
冷えてゆく水
固まる空に
さらに羽ばたく翼を見ようと
折れ曲がる
言葉の湖に生き延びる
魚の一匹ではなく水面に辛うじて浮かぶ
枯れ葉の一枚でなく
怒涛となって
...
何かを落とすように
真っ直ぐに落ちる雨
今頃、彼女の家の屋根は
だらだらと地面に水を落としているだろう

買い物の帰り、彼女の家の中から
ピアノを弾いている音が聴こえたんだ
一年前に彼女 ...
生命はポテンシャルであってそれがカタチに宿って
具現化したものがリアリティなのだ という文章に出会った

なんだか最初はよくわからなかったが よく読むと
生命とは潜在的なチカラであり それが体 ...
遠くから 眺めると
赤い テイルランプが 道標

大好きな あの光景
マンションの 最上階から 眺めては
笑った

夕刻
未だ 疲れ過ぎていない
サラリーマンだとか
オフィスレディ ...
今日の昼餉。どう言うわけか月の終いになると、かならずと言って良いほど
芋のたぐいが余っているのだ。取っておいたつもりは毛頭無いのだけれど。
別にその状況が嫌いではありませんが、何だかちょっとば ...
(ボクめせん)

かあさんは今すっごくおこってる
ピリピリしていたいくらいだ
まぁ、だいたいボクのせいなんだけど

でもボクは
かあさんのじゃくてんしっ ...
小さな灯
水面のさかしま
何処にも着かない径
原を割る径


夜の二重の影
灯りに満ちた 動かない船
港を囲む 誰もいない径
さらにさらに白い径


傾けただけ ...
梟が集まり
少女になった
左目を連れて
飛び去った


虹彩の失い
光のまばたきを残して
しぬときは独りであるとか
誰とも同じ夢は見れないとか
そういう世の中では
「さみしさの切符」
として持て囃されているものが
安らぎでしかなくて
ごめんね
不安な面持ちを抱えながら、頭を抱えて家の外を歩いている。そこには、いつもと同じようなつまらない街並みがどこまでも続いている。そして、いつもと同じ路地を、僕は歩いている。ここに引っ越してきたばかりの ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夏が終わる、それは、不意打ち 阿ト理恵自由詩6*13/9/9 0:05
世界が終わった朝AquAri...自由詩113/9/8 23:56
決意表明四角い丸自由詩113/9/8 23:28
緑ちゃん栗山透自由詩6*13/9/8 23:13
珍味 焼きめざし草野大悟2自由詩1*13/9/8 23:06
空白地帯ただのみきや自由詩20*13/9/8 22:53
大丈夫キダタカシ自由詩1213/9/8 22:47
青に敬意をこめてちと自由詩313/9/8 22:41
先と無ムウ自由詩413/9/8 22:41
生活たもつ自由詩913/9/8 22:32
月曜日のゆううつちと自由詩213/9/8 22:26
せやから惚れましたて何遍も言うてんちゃうんかいだーほTAT短歌113/9/8 20:25
引っ越し朧月自由詩213/9/8 18:26
蝉なくな なくなよ蝉四角い丸自由詩413/9/8 17:57
オリンピック問題花形新次自由詩113/9/8 17:41
企業戦士佑木自由詩3*13/9/8 14:45
だいじょうぶ吉岡ペペロ自由詩413/9/8 11:50
ガンダーラ自由詩213/9/8 11:39
東京2020uminek...自由詩16*13/9/8 11:00
山の学校 ー秋ーLucy自由詩8*13/9/8 10:36
秋の祈り自由詩9*13/9/8 10:26
真っ直ぐに落ちる雨が綺麗北橋勇輝自由詩1*13/9/8 10:10
生命の容器梅昆布茶自由詩13*13/9/8 8:56
テイルランプ藤鈴呼自由詩1*13/9/8 8:25
ころっけについてドクダミ五十...自由詩313/9/8 6:22
じゃくてんhiroto...自由詩1*13/9/8 6:06
ひとつ 青へ木立 悟自由詩213/9/8 3:40
ノート(梟)自由詩313/9/8 3:37
懺悔一尾自由詩013/9/8 2:18
虚ろなアパート番田 自由詩113/9/8 2:00

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加筆訂正:
空白地帯/ただのみきや[13/9/8 23:42]
一か所ひらがなを漢字に直しました
3.99sec.