夏が庭先に
影を落とした
それを拾って
届けてやると
落としたんじゃなく
捨てたんです
そう言って夏は
...
古い山荘の天井から
電球が外れたまま、黒いコードが
吊り下がっている
あそこに
寒村の夜をも照らす
ひとつの明るい電燈の
幻を視るのは
霊の世界にいるひとと ...
在りし日の作家が住んでいた山荘に入り
籐椅子に腰を下ろした旅人は瞳を閉じる。
傍らの蓄音機から流れる古びたショパン
のバラードと窓外で奏でる晩夏の蝉のコ
ーラスの二重奏に耳を澄ま ...
追分の池の周りの
畦道は
木漏れ日の光と影が交差して
晩夏の蝉は
静かにじぃ…と経を詠む
くっきりと膨らむ雲は
絵画の空を、東へ移ろい
池の向こうの緑の木々も ...
ときどき思うことがあるよ
君は全てを知っているんじゃないかって
僕らに今まで起きたこと
と これからの僕ら
が 君には見えてるんじゃないかって
そんなはずないって
頭では分かってるんだけど ...
近所に温泉があって
泥水のように濁った湯と
青みがかった透明な湯と
泥んこ温泉はホントに温泉らしくて
透明温泉は井戸水お風呂のようで
でもどちらも温泉
晴れた朝の風景を
...
かぶと虫になったわたしが
瓷に頭をつっこんで蜜を吸っている
西日も射さない土間の隅で
瓷の縁に手をついて蜜を吸っている
本当はこんなこと許されていなくて
惨めでたまらないのだけど
もうかぶ ...
民主党にはいれなかったけれど
民主党が圧勝したあと
ぼくは腹を決めて民主党を応援した
自民党にはいれなかったけれど
自民党が圧勝したあと
ぼくは腹を決めて自民党を応援して ...
逢うたび綺麗になってる君のピークはたぶん死ぬ間際
南瓜煮て生まれる命死ぬ命
台風やコロッケ揚げる鍋の音
君のために生きるから君のためには死ねない
暗証番号は君の誕生日にしてるから、全部持って行って良いよ
東京にいても 君を想っている
ロンドンにいても 君を想っている
土星にいても 君を想っている
君を想っている どこにいても
君を想っている いつでも
君を想っている ど ...
一人にやけて 窓ガラスに姿を映せない真昼間
一人企んでいる その後の人生設計を ニタニタ気味悪い
にやけているから そのままにして置く 放置プレイさ
肉体が保っている間に 主演しなければ ...
思考と感情機能
わたしが
ふたたび
世界をもつために
陥ってはならないことは
まとまらない衝動で
突き動かされてしまう前に
感情を別けて考えるのではなく、
感情を読み取り
...
ハレ渡る ケガレなき空 秋走る
友人ととも
風ふきて柳揺れつつゆく道の今日のドライブ友人ととも
長月の空はうす青三人してわたる湖橋夕陽さすなり
刈り入れが済んだ田もありまだの田も珍しからねど目を留にけり
遠 ...
精神を病んだ人間にも
花は花と見えるのだろうか?
ラファエロが見た世界を
今、私達はどのように感じているだろうか?
「目の見えない人に青空の青さを教える事」
・・・そんな ...
生前の祖父のことをよく覚えてはいない
祖父はわたしが物心つく前には亡くなっていた
抱かれた話を聞いても
、抱きおとされた怖さを聞いても
、色の剥げた写真に並ぶしわくちゃな姿だけが写る
...
鏡ばかりを見ていた
悲しかった 子供の頃の
寂しかった 思い出が
日没の玄関の彼方に
緑の芝の中で
埋まって そして 死んだ朝
あの頃は
女だった 時間を忘れられた
...
お月さま
細くて
鋭く 重く
耐えている 強く
空にいる 強く
明日も
その明日も
台本通りの台詞のなかに
私の感情がある、
思想から生まれるマテリアル
私は言葉を食む
明日に立つ舞台とは
昨日夢見たあの場所で
アストラル
アストラル
夢を食んで
マ ...
130909
緊急ブレーキの軋む音
大災害でも大活躍した
気の好い
エアーポンプの劣情を促す
黄緑色の青春VS赤黒の想念も
形を得て
型を得て ...
しかし
だけど
そのまんま
それで
だから
ほしいまま
たぶん
おそらく
このうえなく
まったく
すべて
すべからく
いきて
いかされ
それだけで
...
「one person, two persons, three persons」と数えてしまう人がいたら、
おしえてあげよう
「違う、one person, two people, thre ...
二枚目と三枚目を繰り返すあいつ
独自のその衒う6フィートの天才
いつもダンクシュートの鳴神が木霊する
惚れてたまるか5フィート6インチとヒールつきの上から目線で
こっちだって バスケで ...
たぶん今頃あなたは
見知らぬ女のために
木綿豆腐を切り分け
お出汁にすべりこませる
積算書にメモ書きをしてみせた
やわらかく白い指先で
一方残業を終えたばかりのわたしは
娘のお迎 ...
その花の残り香を
私は憎む
枯れて捨てられた今も尚
微かに 確かに 残るその存在を
私は憎む
その花はとても美しく
それでいて派手さの無い落ち着いた面持ちで
場の暗く重たい空気を少し ...
自分のいない地球がはじまるだけ
自分のいた地球がよく見えはじめるだけ
自分のいく地球とはじめまして
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夏
青井
自由詩
8
13/9/10 21:43
山荘の灯
服部 剛
自由詩
2
13/9/10 21:31
まほろばの声
〃
自由詩
2
13/9/10 21:24
風の手紙
〃
自由詩
6
13/9/10 21:08
訳知り顔
栗山透
自由詩
1*
13/9/10 20:41
温泉水と詩
イナエ
自由詩
6*
13/9/10 18:17
かぶと虫になる
春日線香
自由詩
4*
13/9/10 17:16
誓い
吉岡ペペロ
自由詩
5
13/9/10 16:33
逢うたび綺麗になってる君のピークはたぶん死ぬ間際【都々逸】
北大路京介
伝統定型各...
8
13/9/10 16:03
南瓜煮て生まれる命死ぬ命
〃
俳句
1
13/9/10 16:01
台風やコロッケ揚げる鍋の音
〃
俳句
2
13/9/10 16:00
君のために生きるから君のためには死ねない
〃
自由詩
18
13/9/10 16:00
暗証番号は君の誕生日にしてるから、全部持って行って良いよ
〃
自由詩
4
13/9/10 15:59
君を想っている
〃
自由詩
2
13/9/10 15:58
酔いとボケの狭間に来てくれたら
朝焼彩茜色
自由詩
4*
13/9/10 14:37
思考と感情機能
はなもとあお
自由詩
5
13/9/10 14:06
加速する秋
和田カマリ
俳句
3*
13/9/10 9:25
友人ととも
生田 稔
短歌
1
13/9/10 9:16
私の思考宇宙
yamada...
自由詩
0
13/9/10 2:58
青黄黒緑赤
アラガイs
自由詩
18*
13/9/10 2:26
昔の漫画の1コマに
番田
自由詩
3
13/9/10 1:24
暮らす
日朗歩野
自由詩
1
13/9/10 1:12
マテリアル
ニワコ
自由詩
2
13/9/10 0:47
青黄黒緑赤
あおば
自由詩
5*
13/9/10 0:20
このまま
シホ.N
自由詩
4
13/9/10 0:01
青黄黒緑赤
るるりら
自由詩
8*
13/9/9 23:58
あいつは美男子
朝焼彩茜色
自由詩
9*
13/9/9 23:29
アパートメント
伊織
自由詩
9*
13/9/9 23:09
優しい葬列
健
自由詩
4
13/9/9 22:55
死んだらはじまり
イオン
自由詩
1*
13/9/9 22:28
2468
2469
2470
2471
2472
2473
2474
2475
2476
2477
2478
2479
2480
2481
2482
2483
2484
2485
2486
2487
2488
2489
2490
2491
2492
2493
2494
2495
2496
2497
2498
2499
2500
2501
2502
2503
2504
2505
2506
2507
2508
4.07sec.