レンズを覗きながら
薄い爪を撫でる
降り続く光を
捕まえたいなんて
何度も何度も
裏切ったのは
生まれた日の呪縛
死ぬまでの地獄
絵具なら白
鉛筆なら2B
くつ下は紺
クロゼットの右側の
黒い服ばかり選んで
同じような詩ばかり書いている
実在か
あるいは不在についての
あなたのような
わたしについての
同 ...
キラキラ と パチパチ と 点滅する
光や音が 響いて来そう
アナタ と ワタシ は
ぴたぴた くっついて
ぴかぴか 互いを 照らす存在となる
其処に 街灯が 見えぬ 代わりに ...
131004
懐かしいなぁと思いながらも
作者は今頃どうしているのだろう
フランケンと一緒に遊んでいるのだろうか
...
我々はこまかい罅を 感じている
誰にもある
あかるい三月の路上で
したたるような朝がまぶたをひらいた
我々がおもえば
頑固な落葉松の ひきしまった松根の一本や二本
適度なふかみの罅がはいる ...
傷は癒えても傷痕は残る
Fly high―
だけど私は翔んでやる
高く
更に高く
星々までも翔んでやる
あの日星を見て
握りしめた拳は
嘘ではなかっただろう
それは
「うつろう」です
僕はまた新しい言葉をおぼえました
「うつろう」です
僕の顔にあたる光と影
ちょうど、いま、の、ことです、
ちょうど、いま、なっています、
「 ...
宇宙誕生の冷たい光にうっすら溺れていた僕の近くで、
きみのみなもとが粒に変わって、星のあいだに流れていく。
ただ空を見ていたんだ。すべてはただ広がっている。
膨大になるばっかりの空間が、 ...
詩にならない言葉ならべてインクのな
くなったボールペンに私は告白したの
です。今までありがとうずっと好きで
した。ボールペンは息をひきとり今は
コンパスの隣りで眠っています。退屈
していた言 ...
あなたは殺したくなければ殺せと仰る 私に残された道は何なのか 罪を償って死ぬことなのだろうか 罪とは何なのか 全てを知ろうとすることなのか 私という胎児がメスの人間の腹にいて今ここにいる いったいそれ ...
秋 雌の銀杏の下は
夏の犯された臭いがするという
生とは死か
一概にはいえない
私は未だ曖昧な生で
本当の死を知らない
アニムスに目覚めし女秋の蛇
テルミンをあそぶ両手や秋の蛇
ひまだし泣いてやる
枯れるほどの才能もない
春を待つ切り株がある
例えば、皆が大きな大人に見える時
僕は僕の心に火を灯す
・・・もう、どんな言葉も吐かれてしまい
・・・もう、どんな物語も描かれてしまった
人における幸福は全て決まっ ...
こんなにみじめなのに
雨もふるのね
蔦は先端から枯れはじめ
あんなにしたのに
あなたは笑うでしょうね
あらゆる肯定をもって
嘘は嘘でなければ意味がないのに
雨はふるのね
蔦 ...
彼と彼女の人差し指から、蜃気楼のように苔が蒸しはじめて、臨月を迎えた猿の聖母は二股になった道を駈け下りていきました 麻の衣装を着たみどりのかえるたちが、合唱をします 音階がふりわけられた椎の葉に、天か ...
歩くとき隣に誰もいない
静かな場所が好き
だけどたまに声が欲しい
夢から覚めた彼女は
まだ夢を見ているような表情で
コーヒーを飲んでいる
繋がれていない手と手
何回も繰り返すテー ...
さやさやと雨、ふっている
地のにおい、そわそわと匂う
ふるごとに、秋、ふかまって
曼珠沙華のあとに金木犀
ああ、こんなにもすてきな季節
甘やかな死にさそう
かれおち ...
羽虫がきのうの夜中
だいたい3時くらい
飛んでいったってよ 君のとこに
電線をつたって
たまに自販機に魅せられて
羽虫がきょうの朝
だいたい6時くらい
とうとう着いたってよ ...
そこはかとなくぽんやりとゆめをみていたのです
ぽんやり?
ぽんやりです。
なんと、それはどのようなヤリなのですか。
ごせつめいいたします。
あれは今から……
ごまとありが ...
気づけば、便器の奥そこに沈んだうんこをじっと見つめていた。
少し物悲しいような気分だった。
トイレットペーパーで肛門を後腐れのないように拭ってもまだ、
うんこを出したその感覚は肛門から消えずに、 ...
誰もいない部屋の中
見ている地点からどこにいくこともなかった
何もすることもなく指で鼻をつまんだ
何かを見つめているのは寂しい
そして虚しい
遠ざかる学生時代の思い出の中で
濁った ...
すべてを
告白することは
祈りと一緒なんですね
死者の
煌めき
空が沢山の命で満ちているので
海はこんなにも静かで
寝しなに
「おかあさん、
あと二時間くらい手ぇつないどっていい?
やっぱり、
いっしょう手ぇつないどっていい?」
そう言ったかと思うと
すぐに寝息が聞こえてきて
繋いでた手は ...
綱がある
それは共同宿舎の壁に空いた穴から
霧の中へと消えている
自転車が一台
きしんだ音を振るわせて
綱の上を走っている
神さま、神さま。
お願いがあるのです。
あんたは神さまなんだから、聞いてくれるでしょう?
なんだい人の子よ。
わたしに何を強請るんだい?
聞いてから答えようぞ。
言ってご覧なさい。
...
自由を求めた深夜二時
切れかけた蛍光灯がちらついて
たまにはいいだろう、
インスタント麺に湯を注ぎ
背徳は美酒のようだと笑った
呑めやしない珈琲のかほり
まるで大人になったつもりで
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
白道
杳
自由詩
1
13/10/5 2:31
熊(仮)
はるな
自由詩
6
13/10/5 0:31
鍋蓋
藤鈴呼
自由詩
2*
13/10/5 0:23
怪物くん
あおば
自由詩
7*
13/10/4 23:19
ワレモノワレワレ (生体反応の設計)
乾 加津也
自由詩
11*
13/10/4 22:43
Fly high
渡辺亘
自由詩
2
13/10/4 22:40
季節
美砂
自由詩
2
13/10/4 22:09
はじまりの光のよるに、星を見ていたと伝えよう。
北街かな
自由詩
3*
13/10/4 20:22
題名が決まらないまま
左屋百色
自由詩
16*
13/10/4 20:03
全知無能
散布すべき薬...
自由詩
1
13/10/4 19:54
一年で一番好きな季節、一年で一番嫌いな臭いがする季節。
徘徊メガネ
自由詩
3
13/10/4 17:35
アニムスに目覚めし女秋の蛇
北大路京介
俳句
2
13/10/4 17:01
テルミンをあそぶ両手や秋の蛇
〃
俳句
2
13/10/4 17:01
ひまだし泣いてやる
〃
自由詩
5
13/10/4 17:00
枯れるほどの才能もない
〃
自由詩
4
13/10/4 17:00
春を待つ切り株がある
〃
自由詩
3
13/10/4 16:59
世界が振り向くまで
yamada...
自由詩
1
13/10/4 14:50
蔦
はるな
自由詩
6
13/10/4 14:38
白い指
rock
自由詩
2
13/10/4 3:08
いない
北橋勇輝
自由詩
2*
13/10/4 1:55
霜・秋・変
高原漣
自由詩
4*
13/10/4 1:01
羽虫
川上凌
自由詩
3
13/10/4 0:20
ぽ ん や り ...
北街かな
自由詩
2*
13/10/4 0:09
心からお悔やみ申し上げます
川上凌
自由詩
1
13/10/4 0:06
いつかのアポイントメント
番田
自由詩
2
13/10/3 23:58
海
佐藤伊織
自由詩
3
13/10/3 23:05
手
hiroto...
自由詩
3*
13/10/3 23:00
自転車
佐藤伊織
自由詩
3
13/10/3 22:55
憎まれっ子世に憚る
瑠依
自由詩
2
13/10/3 21:28
苦いのは、好きじゃない。
〃
自由詩
1
13/10/3 21:07
2444
2445
2446
2447
2448
2449
2450
2451
2452
2453
2454
2455
2456
2457
2458
2459
2460
2461
2462
2463
2464
2465
2466
2467
2468
2469
2470
2471
2472
2473
2474
2475
2476
2477
2478
2479
2480
2481
2482
2483
2484
3.74sec.