どういうふうに笑えばいいか知っていた
人びとが納得するために
どういうふうに傾いで、
どういうふうに泣けばよいか
いまは
だから
どういうふうに笑えばよいのかわからない
自分の納 ...
忘れようとしていたことを
思い出した
あの人だけに触れたいと思うと
あの人だけには触れられなくなると
あなたが私を失いたくないからついた嘘なのか
わたしなど失ってもかまわないから ...
僕の心には池があり
そこには
白い花が咲いている
人を憎しんだり
恨んだりするたびに
濁った水から赤い蕾を出し
パンと空気を震わせて
その花は清らかに咲く
どうしても
どうし ...
いつも待っている
誰かを
何かを
右手か
左手で
いつまでも招きながら
黄色い砂埃も
べたべたしたちっちゃな手も
酷い陽射しも
すぐに味がしなくなる憐れみも
...
見ては駄目 見ては駄目と思う心と裏腹に
視線が先にあなたを見つけてる
気づいて欲しいような 欲しくないような
そっとあなたの名前を呼んでみる
私の隣
右腕がほんの少し
触れる距離
胸をくすぐる
その意外性や
時々見せる、悪い顔
手帳に並ぶ
今日のあなたの靴下の色
一昨日はグ ...
烏よりも黒い髪
絹のように滑らかな肌
まるでルビーのような
赤い瞳
レッド・アイ・ガール
どこもみていない瞳
きみは確からしくそこにいて
どこにもいなかった
紅い少女
笑うの ...
孤独を直視せず笑っていた
素晴らしくこれ以上ないであろう
素晴らしく憂鬱な日々では
視界に入る物全てが僕をみくだしていた
信じれる勇気もない奴に
この痛む胸傷跡は見え ...
浅いドブ河に
浮かぶ溺死体は男
伊達メガネにコンタクトの男
オーダーメイドのメガネの出来次第では
バディ・ホリーに似てなくもない男に
白亜紀の大きな赤い鳥がとまって
脂色の嘴で
割れたメ ...
垂直に伸びた滑らかな心地よい破滅が、
有機LED照明の夜を華やかな血の色に染めて
犬になる、坩堝に溶かされたユダヤの歴史を切なく青い闇に灯していた
まるで愛のない‥‥産地偽装した悦びの声と
そ ...
腹筋の割れないままに初時雨
モンスターペアレンツかな干菜吊る
じんわりと溶ける綿菓子紅葉狩り
愛のないツッコミする人のポケットにレシートがいっぱい
同じ具のおにぎりばかり買ってきている
周回遅れで先頭の気分
知ってるよ分かっていたんだよ
澱んだ水溜りを眺め暮す日々に
虚ろう僕に刺激がチクリと刺す
刺激は香り高い真紅のバラの棘
灰色の低い雲が空を覆う日々に
虚ろう僕に刺激がチクリと射す
...
肉体が発酵したことを示すように
汗は一枚の流れる衣服として肉体を飾る
俺は文明やら責任やら愛情やらの硬い網から這い出て
大地というまったくの物質に物質として衝突する
ここには人間はいないし ...
部屋の隅であなたが死んでいるから
ドアが開けられない
ぼくは部屋から出られない
せめてもの暇つぶしにと
本を探したが、
あったのは『謎の男トマ』だけだったから
窓のそとを眺めてたら、
...
また新しい朝が来て
見慣れたカーテンの隙間から
初めて出会う光が射す
窓の外は少し寒そうに
木の葉が遊んでいて
足元を這う蟻はせっせと
冬の支度を急いでいるの
この部屋に引っ越してき ...
ふゆがくるまえに
ゆきがふるまえに
きつねのてぶくろを
つけないと
...
私はこの公園の風景自体のことを、すでにもう飽きていた。最近私はまた原宿に行ってきた。だが、この街自体にすらも私はすでに飽きていた。イチョウが代々木公園の入り口で舞っていて、そこに落ちた葉はすでに腐 ...
しなしなと
深夜のラジオが
ひなびて曲を鳴き奏でる
くるくる風括る
晩秋は
始めとも終わりともなく
じりじり
砂を嚙む
ときの流れのとどこおり
いつ ...
言葉って ドミノに似ている
並べ方は無限
どんなに時間をかけて並べられた大作も
たった1ピースで壊滅
うまくいくかどうかなんて
最後はほとんど 運を天にまかせるレベル
言葉って プ ...
主よ
わたしは今日も持てる者をそねんで
劣等感に苛まれてしまいました
レックス・テックス君は祈るのだった
主よ
わたしは今日も愚かな人をあざけり
心で罵声を浴びせてしまいま ...
穴を
かたっぱしから
うめたてて
苦情をうけて
またあけた
あたらしい穴は
みたり、つかったりするには
すこしあたらしすぎる
ふるい穴は
ひとつだけかくしてあるので
死んだ ...
人間は傲慢だ
雨上がりの新中川の土手で
あいつは言った
僕らの目の前に
口いっぱいに雑草を詰め込まれた猫が死んでいる
誰かが死んだ猫に悪趣味ないたずらをしたに違いない
何でも食べよ ...
あなたの夜が空を飛んでいる。平らかなあなたにふさわしい藍色のなかをひかりの流れるように。ねそべるかたちに匂いが残り、重みが残り、この部屋には、あなた以外の何もかもがある。
何がここにあっただろう ...
リビングの屋根を切り裂く遮断機
僕らの悲しみが通るたびに
赤く光るランプと
天へと突きぬける音で
踏切は交流を断っていた
君がいなくなってからも遮断機は下りる
踏切は二人の距離を知らな ...
最近夕飯を食べた後
食欲がなくて困っている
ちょっと前なら
どら焼き2個ぐらい
朝飯前だった
いや、正確に言うと
夕飯後だったのに
今では
エクレア3個しか
食べられない
歳は取り ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
糸糸
はるな
自由詩
2
13/11/12 22:28
かさぶたハイロウ
クナリ
自由詩
3
13/11/12 21:31
蓮華
和田カマリ
自由詩
9*
13/11/12 18:33
招き猫
nonya
自由詩
18*
13/11/12 18:22
片想い 〜四つの行詩より〜
龍九音
自由詩
2*
13/11/12 17:59
標本
中山 マキ
自由詩
0
13/11/12 17:59
レッド・アイ・ガール
西園 虚汰
自由詩
1
13/11/12 16:10
素晴らしく憂鬱な日々
こめ
自由詩
6
13/11/12 15:32
さようなら、バディ
花形新次
自由詩
3
13/11/12 15:28
幸せの風
atsuch...
自由詩
4*
13/11/12 14:37
腹筋の割れないままに初時雨
北大路京介
俳句
5
13/11/12 12:59
モンスターペアレンツかな干菜吊る
〃
俳句
1
13/11/12 12:59
じんわりと溶ける綿菓子紅葉狩り
〃
俳句
6
13/11/12 12:58
愛のないツッコミする人のポケットにレシートがいっぱい
〃
自由詩
4
13/11/12 12:56
同じ具のおにぎりばかり買ってきている
〃
自由詩
1
13/11/12 12:56
周回遅れで先頭の気分
〃
自由詩
9
13/11/12 12:56
美の棘・・・
tamami
自由詩
6
13/11/12 11:35
労働
葉leaf
自由詩
4
13/11/12 6:43
7
きるぷ
自由詩
2*
13/11/12 5:42
今日は誰かの誕生日
中村 くらげ
自由詩
5*
13/11/12 3:02
きつねのてぶくろ
TAT
自由詩
2
13/11/12 1:34
私のいた場所
番田
散文(批評...
2
13/11/12 0:44
波長
シホ.N
自由詩
4*
13/11/12 0:06
言葉って(再び)
Rabbie...
自由詩
4*
13/11/11 23:40
神は汝を赦し給う
salco
自由詩
7
13/11/11 23:39
うめたて
はるな
自由詩
5
13/11/11 23:27
猫は草を食べて死んだんじゃない
ichiro...
自由詩
2*
13/11/11 23:17
窓、窓ガラス、そして外
はるな
自由詩
2
13/11/11 23:04
家庭内踏切
清水らくは
自由詩
2
13/11/11 22:12
食欲がない
花形新次
自由詩
2
13/11/11 21:03
2475
2476
2477
2478
2479
2480
2481
2482
2483
2484
2485
2486
2487
2488
2489
2490
2491
2492
2493
2494
2495
2496
2497
2498
2499
2500
2501
2502
2503
2504
2505
2506
2507
2508
2509
2510
2511
2512
2513
2514
2515
3.94sec.