「誰でもない何処にもいない」


何回目の夏を送別したのかは とうに忘れてしまった

火傷するほど熱い砂を踏みながら 水平線と湧き上がる雲の先に

いかなる幻影を見出そうとしていたのか ...
ヘイ、ユー!
竜、巻いてるう?
えっ、もう巻いてるんだ!
さっすがあ
さ・い・せ・ん・た・ん
なんだからー
じゃあ、あたいも
竜、巻いてみよう
丁度相模線に乗ってるし
今電車ごと
...
生活に意味に訳に理由にことばに金に
がんじがらめになっていたから
こめつぶよりも小さな黒い穴の中に
生活や意味や訳や理由やことばや金を
ほおりこんで穴をふさいで
きよらかな川の流れる音と
...
この頃、しょう油のCMにさんまが使われています。
まったく、私はさんまが嫌いなのに、
しょう油は好きなのです。
秋茄子ではいけませんでしたか。
どうしてもさんまですか。
...
(御巣鷹山。)

やさしさに守られる

緑の視界・・・・。

520の御霊が

静かに眠っている。

尾根へと続く道中で

何かに触れたと感じ取れば

いくつもの墓標は
...
どんな 野菜でも
大抵のものは 美味しく 

ごった混ぜ出来る 味噌汁の具が
脳裏に 浮かべば

ぐらん ぐらん と 煮込む途中の
豚汁の中で 人参 笑う

此処の パーツは
そり ...
そこにいる・・・・。

理由は無く

考えるでもなく

説明でもなく

言い訳でもなく

求め合うかのように・・・・。

(ここにいる/そばにいる。)

近くにいるという予 ...
5年前の手帳に いつ正体を明かすか考えるというメモがあった

いったい何の事 疑問以前に笑いしか来なかった

果てし無い自分の浮遊感の頭を撫でる
結界を創っているわりに 網目の粗いザルで環境 ...
雨の匂いが
潜んでいる

濡れた靴下の爪先に
よれたハンカチの糸に
ほつれさせたじーぱんの穴に
更紗の青い染料に
ぱあまねんとがとれかかったおくれ毛に
やすりをかけたかかとに
ポケッ ...
 出場種目を決めるホームルーム
 男女を問わない千五百メートル走なんて
 陸上部の長距離走者でもないかぎり
 誰もがいちばんいやがる
 手を上げる人なんていないのに

 コーナーで ...
森を歩いている
もちろん君といっしょだ
姿は見えなくても
しっかりと手は繋いでいる
この森に来るのは何回目だろうか
岩の転がる広場への道のりも
もうなんとなく覚えている
緑の濃い匂いのす ...
某サイトに投稿されたリンネ氏の作品「kは家に帰るまでの道のりを知っていたが」は、奇怪な読み物だ。しかし読み込めばおもしろい作品には違いないし、現代版草枕の冒頭を思わせてしまうようなユニークさを醸し ... 風が吹いている
風はとてもつよい
そしてくらやみ


26時を過ぎた
あんこく

に、

満天のほしぞら

と、
さざなみと
汽笛
のイミテーション

破片、くだけ ...
「最後の問題は答えを書いた人全員に丸を上げます」

 先生はそう言って、その能面のような顔にくっついている唇を、申し訳程度に上げて微笑みました。

 しんちゃんは不思議に思いましたが、先生の暴 ...
何もない生活
一人の暮らしの中で
コンビニで食事を手にしては
あるべき金を探していた


アスファルトへ
次の季節を刻みつけた
理想の自分を手がかりに
僕は走り続けている
目でよむ気持ち
あたりはずれが激しくて
確かめようと
もがくのは心

頭冷やしなさいって
夜にさとされて眠る

あしたのかぜを
おいかけて
ひとみをとじる
心はとじるのかな
風 ...
子供の頃の闇が目ざめる 
俺は神にでもなりたかったのだろうか
何もいない 幸せをくちに含み
大きくなった夢で目覚める
猿に会いたくなると
猿山に登るように

女子に会いたくなると
女子高に行き
ロッカーの中で
ひとときを過ごす

身体を動かす度に
セーラー服が絡まって
出てくる頃には
すっかりと ...
そのすべての色があたしを創っている

特定の足音が近づいてきて背中がキュッとなる

慣れることの安心と不安定さが行き来する日々の真ん中で右往左往している

取り囲んできたあらゆる世界をまる ...
色とりどりのラムネをほお張りながら
女は滑走路へと躍り出た
スラム街からの歓声は絶えず
雲はだるそうにぶらさがった
女は脱皮をはじめ
鈍く傷ついた鱗をひるがえす
天涯に門はそびえ
処刑台 ...
 九月の雨


今日は雨降り
九月に入って初めてだ
小雨から本降りになると
コーヒーショップの窓の外を
アノマロカリスが泳ぎ始めた
カンブリア紀の海棲生物だ
雨足がさらに増してゆ ...
この男いいなと思っても
八分待って
性欲が80%まで上昇しなければ
その男とは性交渉を持っては
いけないと言われる
八分以下の気持ちなのに
性交渉を持った場合
ヤリマンと呼ばれ
村中か ...
雨に濡れた意志手紙 

 親愛なる人

  雨が糸の様に降り続いています
  止められない想いがあるかの様に 燃えています 
  生まれてきた意図を紡ぐ様に 太い一本道を歩いて
  私と ...
現代詩よ

今日も

わからないのか









それならば
わからないまま集め
テーブルの上に並べる
手のひらより大きな現代詩
にぎり潰し
/吸う
詩人 ...
満ち満ち足りて花は枯れ
棘立つ指で弄った
あれは神秘で現実で
僕は童貞を思い出していた

体は痺れ 呼吸が億劫だ
息は溢れ 肺が窮屈だ

夜と朝の差別を
蔑ろにしてきた偶像化を

...
おぶう、おぶさる、
かかさる、ほかす、

背中の温かさが 伝わる 
方言は 如何ですか

イントネーションは 
春夏秋冬 変わります

唇が 真紫に 光る季節は 
舌も 凍えます故 ...
雛は眼に追われ
眼は口ほどにものをいう
鷹には爪があり
わたしには傷がある
だからあなたを見ない
あなたはわたしの近くをみつめるが、わたしはあなたの遠くをみつめる
これで苦しむこと ...
ふれるのは やめにした
おいしそうな かなしみは
丸か刃か ころがって

そのほうが たやすいとしても
何もかも正しく思えないから
ふれるのはやめにした
空が落ちてきてもいい
わた ...
このしどろもどろっぷりは

階段を上るたび
右足だっけ左足だっけと
迷って
足が
しどろもどろ

お通夜で
名前を書くには書けたけど
震えて筆がキャップに入らず
手が
しど ...
カフェインが脳にまともに染みて
それだけではないが

寝付けなかった 昨夜

納得に届かない言葉選びに配置に 編み方組み方 捻りの甘い絞り過ぎた
自己嫌悪の煙とカフェインが油と水にならず  ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夏の送別梅昆布茶自由詩1513/9/4 19:35
竜、巻いてるう?花形新次自由詩113/9/4 19:34
嵐の夜にうんち自由詩3*13/9/4 19:20
拝啓、田園自由詩1*13/9/4 18:33
鎮魂歌梓ゆい自由詩313/9/4 17:13
出来たて ホヤホヤ ピッカピカ藤鈴呼自由詩2*13/9/4 17:00
無意識梓ゆい自由詩313/9/4 16:55
正体と齢朝焼彩茜色自由詩10*13/9/4 16:10
誘惑そらの珊瑚自由詩13*13/9/4 15:33
洋子ミーツ青春千五百メートルランナー平瀬たかのり自由詩6*13/9/4 8:51
森の中にいる栗山透自由詩213/9/4 8:24
リンネ氏の作品によせてアラガイs散文(批評...2*13/9/4 5:02
新月と男みけねこ自由詩213/9/4 1:40
しんちゃんとてすと自転車に乗れ...散文(批評...4*13/9/4 1:18
二十五歳の幻番田 自由詩113/9/4 1:13
風の夜朧月自由詩213/9/3 23:47
ありえない十二支蝶自由詩213/9/3 23:46
しあわせは続かない花形新次自由詩213/9/3 23:36
2012.12.21 あたりに考えていたすべてのこと AquAri...自由詩3*13/9/3 22:22
ヘブンストーリーテ...自由詩113/9/3 20:52
九月の雨/赤トンボ壮佑自由詩25*13/9/3 20:38
日本のエロ風習6 ムラムラ八分花形新次自由詩313/9/3 20:21
雨に濡れた意志手紙朝焼彩茜色自由詩4*13/9/3 20:16
酔いどれ現代詩左屋百色自由詩10*13/9/3 18:48
徘徊メガネ自由詩513/9/3 18:04
イントネーション藤鈴呼自由詩2*13/9/3 17:36
視線アラガイs自由詩7*13/9/3 16:42
はるな自由詩213/9/3 16:25
しどろもどろhiroto...自由詩6*13/9/3 13:48
イメージハイ朝焼彩茜色自由詩4*13/9/3 13:47

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