踏みとどまるこの地平は
無数の赤い
領域

真っ赤な
真っ赤な領域

この線から一歩踏み越えて
あの領域と領域を結ぶ境界領域で

「もうわかってしまった」
というボク
ただ
...
石が浮遊したまま 歩くものだから
おにぎりを持つ手を取ってしまった

ぱらぱらと 放物線を描いて当たる残飯を
一つまみだけ返した

大方 縦に首が動く

揺れている


様々にた ...
そのすこしの膨らみを
ぎゅーっと押しつける
ことを夢見て
タオルケットを
首もとまで寄せる

眠りながらも
上目遣いの練習に余念がない

口をひらけば裏腹な
舌っ足らずの反論を
...
                 131001




きこえますか
きこえません
両耳塞がれていて
聞こえません
両手も塞がってますから
...
喋る書く読む聞く論じる酔う吐く泣く 触れて寄り添う布は看ていた


「見えたって平気だもん」売り場のポップ 戦友みたいに強そうな布


月曜は嫌だね♪けれども頑張ろう♪ Same ...
もしふと世界が終わるならば
それはきっと
こんな澄んだ青い空の九月の日だろう

そんなことを思うと
なつかしさという古い抒情が
僕らを草のようになびかせてゆくね

小さな桟橋 きらめく ...
父ちゃん
あんお地蔵様な毎日こっちば見よるとよ
戦火でむごう焦げた左っかわ
今日もハンサムよ 
父ちゃんに似てよか男ばい
いたばり出てみれば秋ん風のすーっとすると
こん前どか雪降ったつ ...
 豊かさで生を飾りたて
 その終わりまで、しがみ付く
 爪を現世に突き立てて

 煌めく衣装を脱ぎ捨てれば
 露わになるのは、荒れ果てた魂

 電池のように使い切ったら
 死出の寝床に ...
慟哭しながらガラスを割り続けていたら部屋がとがった粒子で埋もれていきました
ばらばらのぱらぱらなガラスのなかに飲まれていたら皮膚が血だらけになっていたのです
だがそれでも動けないというのか ...
王手企業のネームってだけで! 使えぬカスじゃ話しにならねぇ!

リーマン ヤ○マン
メイクマネー
飯くう為にはそれしかねえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!数を 回して 稼ぐぜ金!回 ...
ブスブスと燻った
どす黒い憤怒は

がなりたてようが
壁を打ち抜こうが
消えることはなく

誰でもいい
通りかかった
おまえでいい
いや、おまえがいい

不遜な十代の顔面に
...
街の中になくした
放り投げるようになくした
あなたの
多面体のブロックパズルの面が、
そろわないからと
子供のようにわめいて
そろわないままの多面体は
街中の賑わいに似た
何色もの色に ...
違う顔になって来たなー
もしかしてシェパード混じってるかも
いや、毛並みはボーダーコリーか

何それ?

あ、そうや君には関係ないな!

ボクはボクやで

そうやん、全部「犬」でい ...
こんな怒りを抱きながら

僕は笑って生きるのか

生まれたこの子を抱きながら

そっぽに首ふり生きるのか

太りだしたその子が腕の中で
くへくへ泣きながら暴れている
見ているひとの ...
涙のかわりに雨はふる

涙のかわりに雨はふる

傘を差し出すひとの手を

断るたびに雨はふるんだ
大人になったら
神様になって





...
過去は単なる時間ではなくて 様々な色彩と匂いによって彩られた巨大なオブジェです 大事な過去捨てたい過去 どんな過去とも付き合っていかねばならず まるで世間の人間模様のようです ひとつだけ棘だらけの過去 ... 夕暮れの窓辺
瑠璃色の切子硝子の一輪ざしに
梔子の白が映える
夕凪 無風状態になれて
心が弛んできたら
闇が迫る少し前 風が頬を渡る
どこからか声を運んできた

楽しい声 悲しい声
...
【つめたい てのひら】


どんなに ちいさな赤ん坊であっても
うまれながらに ちいさな爪があるように
花であるなら 必要とする土が要り様でしように
イヌサフランときたら 
土 ...
桃色のスカイツリーや蚯蚓鳴く チワワの向こう側に虹 墓荒らしの墓を荒らす 童貞じゃなくなったら俺じゃなくなる 紙ねんどでできた魂が
窓ぎわで色あせていました

緑化された街へとつづく
海風にやぶれた辺外の家の
そこだけ乾いた晴れの日のモーヴ

わたしはわたしの火で身を焼いた
「あの日」となづけ ...
まちがいだと
笑わないでください

季節を
取り違えた
ばかな花だと
笑わないでください

きょうだいたちが
眠っているのを
ただ静かに見守るためだけに
秋に咲いた
一輪の紫陽 ...
小川コーヒー

ニコニコと母子立ちけり横丁に

あれこれと注文考う小川コーヒー

テーブルでビール一本つぎて呑む

午後の店三人立ちより談笑す

白き手で水を注ぎては立ち去りぬ
...
モテ期がやって来た。
唐突にやって来た。


夏までがピークだと思っていたら
秋になってからもやって来た。


秋と言ってもまだ9月。
昼間は夏のように暑い日があるから
モテ期がや ...
朝の心の空に
温暖前線がやってきて
晴れて
温かくなった
さっきまで雨が降っていたのに
雲も遠くへいってしまった
公園に散歩に行って
寒椿の花をながめる

午後
嫌なことを思いだし ...
      薄縹の空のした浜辺をひとり歩く
      潮の香りと眠りの匂い
      拾った貝に耳をあてれば
      なつかしいひとの声

      「元気かい」

      ...
風の冷たさと
周波数の長さ
変調
及び
同一の周波数

煙草の味が
変わったなら
また節気が
刻まれた気がした

肌寒さに
息を潜め
かけられている
バイアスを思う

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
せかい佐藤伊織自由詩113/10/1 23:50
お昼休みに当たる風水衣自由詩213/10/1 22:59
小娘伊織自由詩5*13/10/1 22:53
きこえない、ふりあおば自由詩5*13/10/1 22:47
パンツ深水遊脚短歌4*13/10/1 22:18
九月二十七日 快晴 24℃塔野夏子自由詩9*13/10/1 21:41
風の子の弔う凛々椿自由詩513/10/1 20:45
美しい死まーつん自由詩10*13/10/1 20:06
痛みと妄想と肉体の輪舞命題北街かな自由詩4*13/10/1 19:37
大手企業(セールスマン) と 泡姫卍琉九卍自由詩113/10/1 19:23
フィーリング花形新次自由詩213/10/1 19:14
東京23色/街の中にいくつも散らばっていく水町綜助自由詩913/10/1 18:07
雑種犬との会話木葉 揺自由詩313/10/1 17:46
その子は僕に似た声でくへくへと泣くのさ雨の音自由詩113/10/1 17:06
自由詩413/10/1 16:27
大人になったらTAT自由詩113/10/1 14:44
twitter葉leaf自由詩313/10/1 14:11
【 風の栞 】泡沫恋歌自由詩16*13/10/1 13:31
つめたい てのひらるるりら携帯写真+...913/10/1 12:14
桃色のスカイツリーや蚯蚓鳴く北大路京介俳句413/10/1 10:29
チワワの向こう側に虹自由詩513/10/1 10:27
墓荒らしの墓を荒らす自由詩413/10/1 10:27
童貞じゃなくなったら俺じゃなくなる自由詩313/10/1 10:27
神のアール平井容子自由詩1113/10/1 9:41
シークレット ガーデンそらの珊瑚自由詩11*13/10/1 9:03
小川コーヒー生田 稔俳句413/10/1 7:06
モテ期がやって来た。komase...自由詩1*13/10/1 6:57
閉塞前線殿岡秀秋自由詩813/10/1 4:54
鈍色のひかり石田とわ自由詩16*13/10/1 4:14
変調ねなぎ自由詩213/10/1 3:56

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加筆訂正:
ホーム/Lucy[13/10/1 9:55]
6行目「取り残されている」→「取り残されてある」に修正しました
4.09sec.