漂流する部屋
流れていく 体
あれは誰だろう
失われた心は
それ自体の中で僕の体を
きっと手にした
自分の体を
見つめている 掌で
冷たい夜の匂い
波にゆれる月
夜風が髪をすくいとり
遊びながらさよならを言う
空と海の隙間
扉はいつ開くのだろうか
月が映るのを確かめるように
何度もあなたの体温を奪 ...
生まれたね
やさしい手で研がれ
水をたっぷり
ふっくらつやつやと
今日は卵にしようか
それとも納豆 ...
女子大のキャンパスで上級生にナンパめいたことをされている
箱を眺めると ポークカレーと銘打っており
何やら 有名なシェフも 映り込んで いる
ふむふむ、普段は ビーフが 定番なのかは 知らないが
アタシは 肉じゃがも 豚肉が 定番で ...
膝掛けの下で冷たくなる躯
膝掛けや捺印の無き借用書
咳き込むや特定秘密保護法案
既婚者のシャツにつける口紅スタンプを自作
後悔ばかりの走馬灯が見える
ホントのホントに生きている
靡く金色の。靴底に曳いた光の。さめざめし
く降る未明の、雨が、床を濡らし。
ひめやかなる空の、菫色の雲が群がり、風を
引き裂いた。妖精の唄が途絶え、大地の硬さ
をここに知り、遠くなる景色が ...
焚き火のように
広がる秋景色
心温まり
乾いた空気
喉潤した紅茶と
ティーカップ
底に描かれてる
カラタチ一輪
懐かしい故郷の匂い
左胸に手をあて
確かな音と海感じて
...
青空の下、車椅子は上下に揺れて、脳みそ詰まった頭は
洗濯機に入れられ、染色体はゆれる。
吹きさらしのガードレールは錆びついて、旧式の信号機
は煙を出して壊れた。
顔は放 ...
きみは自分が誰かしっているのか
湯で卵のはいったカレーパンを口にほおばり
買ったばかりの黒い手帳に夢中になっているとき
見境のない冬の風が 昨日のきみといまのきみを重ね合 ...
色付きのリップクリーム塗り直すあなたが全部持ってっちゃうから
コンビニで買った肉まん半分こ あれ?君の分皮ばっかりだ
静電気互いに走る手の痛み君にビリっときたあの冬の日
...
過ぎ去ったものの影を追わないで
思い出の名前を口にしないで
あの日を小瓶に閉じ込めないで
銀の魚は
網の目をくぐって
すべるように消えるもの
手から手へと渡ってゆく ...
わずかな
気配でゆれる
小さく熱い炎
雑にふれると
ススで怒り
熱くなると
溶けた涙をよく流す
でも
もう少し我慢してくれ
線香に火を点すまで
急に想い立つ
何かに会いに行く
仕事も休む
飯も食わない
小便もしない
手土産は
モンテカルロ法で算出した
独自の円周率
3.20833333333333333333333 ...
♯、髄膜腫術後
ねた切り、・植物に近い状態
ねた切り、・植物に近い状態
ねた切り、・植物に近い状態
ねた切り、・植物に近い状態
ねた切り、・植物に近い状態
ねた切り、・植物に近い状態
...
遺 言 書
遺言者 くまモン は次のとおり遺言をする。
1. 遺言者の全財産を、長男 ひこにゃんと 長女 バリィさん に相続さ ...
最近オシッコが
近くなったような気がする
でも、行ってみると
思ったほど出ない
だからと言って
放っておくと
尿漏れしたりする
膀胱の尿溜まりの安全圏を
識別する良い方法はないもの ...
膝下五センチのスカート丈
三つ折りの白い靴下
おかっぱに切りそろえた髪
私は校則通りの平凡な中学生
ふくらはぎ下までのスカート丈
伸ばしたままの靴下
パーマがかかった茶髪
そう、あな ...
今さら遅いと思います。
最後の話は
富ヶ谷の空
まぁるく描かれた
ジェットの雲
五色の輪のことでした
その話をした刹那
一〇歳の僕は
テレビから飛び出して
庭に駆け下 ...
宇宙の真ん中で砕けた石が
杉並区を直撃すれば
わたしは死ぬ
だからあなたを救えない
運ばれたキール・ロワイヤルの中に
毒が混ぜてあっても
わたしは見分けがつ ...
「棘」
その物言いに棘を感じたとき
あなたの心は平穏でいられますか
「平穏」
あなたの心の平穏をかき乱すもの
それは
あなたの内(なか)に在 ...
Relative Numbers
2・777・909・1001・参33・0008
8812・壱・136・8812.
ウエノヨウナ道ヲタドッテ、今日モ
妻ト伝道シマシタ ...
守るため
逃げるため
笑うため
道のようなもの
繋ぐため
掴むため
触れるため
助けのようなもの
通すため
覆すため
ゴール前のようなもので ...
コンクリート色の空
水面(みなも)のように
揺れる現実(いま)
甘い果実
落ちず止まる瞬間(とき)
脳裏に浮かぶ面影(きみ)
過ぎ行く四季
落ち葉踏みしめ
君のいない冬へ変わ ...
ぽつぽつと、点を打つ悪が私のお腹の中で浮いて、渇いたくちびるを
震わせる。ひび割れ、皺も硬くなった手を持つ祖母は、重く垂れた瞼
から覗く黒目を更地となった公園に向けていた。朝、通ることが日々
の ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
価値のない日
番田
自由詩
2
13/11/28 1:27
ゆらぎ
暗闇れもん
自由詩
3
13/11/28 1:10
生まれたての朝
石田とわ
自由詩
15*
13/11/28 0:57
女子大のキャンパス
佐野まこ
短歌
1
13/11/28 0:52
贈り物、届きました
藤鈴呼
自由詩
3*
13/11/28 0:39
膝掛けの下で冷たくなる躯
北大路京介
俳句
0*
13/11/28 0:20
膝掛けや捺印の無き借用書
〃
俳句
1*
13/11/28 0:20
咳き込むや特定秘密保護法案
〃
俳句
3
13/11/28 0:20
既婚者のシャツにつける口紅スタンプを自作
〃
自由詩
5
13/11/28 0:19
後悔ばかりの走馬灯が見える
〃
自由詩
6
13/11/28 0:19
ホントのホントに生きている
〃
自由詩
6
13/11/28 0:19
金枝篇
hatena
自由詩
1
13/11/27 23:32
カラタチ
ムウ
自由詩
2
13/11/27 23:09
「涙はポケットの中で揺れて」
宇野康平
自由詩
0
13/11/27 22:59
きみはしっているのか
草野春心
自由詩
5
13/11/27 22:41
人肌恋しい季節
時子
短歌
2
13/11/27 22:33
季節
梅昆布茶
自由詩
15
13/11/27 21:48
ろうそく
ichiro...
自由詩
3*
13/11/27 21:48
何かに会いに行く
〃
自由詩
4*
13/11/27 21:09
入院診療計画書
草野大悟2
自由詩
2+*
13/11/27 20:16
熊本ヨリ愛ヲコメテ
和田カマリ
自由詩
6*
13/11/27 19:38
膀胱識別圏
花形新次
自由詩
0
13/11/27 19:12
さくら色の息吹
夏美かをる
自由詩
32*
13/11/27 17:17
五輪−姉弟おしまい
……とある蛙
自由詩
12*
13/11/27 17:16
ゆびきりげんまん
中山 マキ
自由詩
2
13/11/27 16:45
平穏
hiroto...
自由詩
5*
13/11/27 14:38
Relative Numbers
生田 稔
自由詩
2
13/11/27 13:29
3文字で
ムウ
自由詩
0
13/11/27 12:56
ゆれる
〃
自由詩
1
13/11/27 12:29
「なにもない夏」
宇野康平
散文(批評...
1*
13/11/27 11:16
2460
2461
2462
2463
2464
2465
2466
2467
2468
2469
2470
2471
2472
2473
2474
2475
2476
2477
2478
2479
2480
2481
2482
2483
2484
2485
2486
2487
2488
2489
2490
2491
2492
2493
2494
2495
2496
2497
2498
2499
2500
加筆訂正:
生まれたての朝
/
石田とわ
[13/11/28 1:15]
少し修正
7.72sec.