見世物なんかにならないよ
こっちが性に合ってる
ブランシュは言う
家柄がいいし
学もあるのでね
愛されて育ったのよ
悲しまれて育った
これはね
でもあたしの脚じゃない
姉さんな ...
古いノートに書かれた文字を
辿って行くと
余白にぶつかって
そこから先へ進めなかった私がいる
もう書けない
諦めてしまおうと
何度も思った
余白の裏に
余白の隅に
挫折の名残 ...
とんぼをみない秋
あの
まっすぐでもなく
ふらふらでもないとんぼの泳ぎを
真似てみたい私の歩み
目的が
ありそうな顔をしてゆくこの道
噂をしなさんな
だれかがささやく
...
雛菊をみていた
毛氈のような緑に
ところどころ陽に照り映えてある白
海をおもいだしていた
流木の漂白された肌が
曇天に無色をそえる
時間の重さをはかる
手のひらの中の一握りの ...
書類
古い書類の山 うずたかく積もった
経年の澱
過去の人々の 喧騒に満ちたやりとりが
音や意味を宿す文字という「しるし」に刻み込まれている
その配列の中に
三年 ...
高くなってきた空が呼ぶので
机から飛び出して学ぶことにした
何かに追われ、足早に過ぎ去っていた道
今日はゆっくり歩くとしよう
見飽きたはずの街路樹
瑞々しい緑が弾け
時間を宿した幹 ...
四年京都に住んで
今でもよかったと思うのは
はる を覚えたことだ
生まれ在所に戻ってからも言っている
開けてはる居てはる植えてはるえづいてはる起きてはる
噛んではる切ってはる ...
秋高し宇宙はいまだ謎だらけ
秋分やチンパンジーにシンパシー
秋分や碁盤の上の白と黒
不細工な端切れを寄せ集めて出来た後悔のタペストリー
涙ながらの悲劇が縫い合わされている
あの日捨てた日記帳
捨てられなかった詩のノートはもうすぐ六冊目に入るよ
恥じらい生きる毎日だと悪魔が ...
チワワが痴話喧嘩してコンニチワとでも言うと思ったか
野良の黒豹にうちのキリンが噛みつかれている
骨壷抱きしめ寝落ちるまで酒飲んで泣いている
ハゲから
ハゲの占有面積1%につき
5000万円の税を徴収するという
ハゲ税法案が国会を通過する見通しとなった
国会周辺では
これに反対するハゲのデモ隊と
デモを阻止しようとするカツラメー ...
秋に扇なんて いったい今何月だと思ってるの
もう10月よ
夏の名残を惜しみたい気持ちは解るけど
そろそろ仕舞わないと
変な人だと思われるわよ
雲泥の差ってさ
空に浮かぶあの雲と地面 ...
カーテン開けたら 外は雨降り
こんな日は決まっていつも
君が残していった古いレコード盤に針を落す
心地よいノイズに混じった美しいピアフの歌声に
気だるい気分で僕はもう一度ベッドの中にもぐりこむ ...
何処かで 自身を 言い包めてる
自分に 言い聞かせる 感情
こうじゃない
そうじゃ なかった
あのときは ああだったのに
言い訳と 策略が 交錯する町
工作していた 夏休みの 宿題 ...
ボリュームを上げ相殺され生まれた静かな街を
掴まり立を始めた幼い空想がよちよち歩き出す
産声は鬨か?
もう手遅れだって事だけ
どうしても消えない夜
現実の壁 理想の枷
解釈を誤るところから築き始める
一途は暴挙だ
途方無き循環だ
不可解が新世代の鍵なら
扉を扉と認識出来るだろうか?
現実の壁 理想の枷
本当は ...
そそられる
そそられる
珈琲の匂いって
そそられる
そそられる
そそられる
給食の匂いって
そそられる
そそられる
そそられる
雨の匂いって
そそられる
そそら ...
生きる事を止めてしまおう
死ぬ事なく
そう、僕達は肩の荷を外してしまおう
僕達は魂の底からの敗北者だ
・・・それを今、誓おう
僕達は破れた者だ 人生を棒に振った仲 ...
知らない父の
面影をみる
おとうちゃん
夢で呼んだ
呼んだことのない私は
甘えたかったのか
許していた
私のことも
父のことも
夢はときに
夢らしくあり
「ねえ、これは骨?」
チキンナゲットを食べ慣れているお前達に
フライドチキンを与えたら
飢えたライオンの子供のようにそれを貪りながら
何かを思い出したように下の娘が訊く
「そうだよ。 ...
あのさぁ
ひどく個人的なんだけど
僕が最近思っている事がある
君の糸を僕にくれ
強く結んで離さないから
君は毎日笑ってろ
いい男は潜在的に人を騙す特技があると思う。
そう、毒みたいなもの。
自分が彼の事を好きと想ったり言ったりする時、何故だか悔しいなって思う時がある。
彼の事…悔しいけど本当に大好きだからし ...
わからん人はマングーズの居酒屋で眠っていなさい
そう呟いていた あのとき
左胸の 踵ラリアット食らわすぞ
脅し文句の伝染 敗北の日
何か 心が 伝えたく ...
詩をかきはじめたぼくが
言葉を失ってしまうようなできごとがあって
その次にはもっと言葉を喪失してしまうようなことが起きてしまって
ポエジーはどこかへ行ってしまったのに
それでもぼくの詩を読み続 ...
いまさらのように
いきる意味を求めて
精神の荒野をさまようきみは
世慣れした営業スマイルの中で
歯ぎしりギリリと
きしませいきてます
まわりつづける歯車は
どこへもいかず
一日またいち ...
ただただ夜が
石畳のうえで時を数えていた
ささやき声のような星が
いくつか浮かんでいた薄曇りの零時
駆け抜けて行ったモーターバイクが
どんな行先を目指しているか賭けてみ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
寄生体
salco
自由詩
6*
13/10/10 23:20
余白
Lucy
自由詩
13*
13/10/10 22:58
とんぼとり
朧月
自由詩
4
13/10/10 22:38
時間の重さ
梅昆布茶
自由詩
19
13/10/10 22:08
書類
2012
自由詩
1*
13/10/10 22:05
机から飛び出して
ゆったいり
自由詩
2
13/10/10 21:35
はる
平瀬たかのり
自由詩
15*
13/10/10 20:21
秋高し宇宙はいまだ謎だらけ
北大路京介
俳句
5
13/10/10 20:15
秋分やチンパンジーにシンパシー
〃
俳句
1
13/10/10 20:15
秋分や碁盤の上の白と黒
〃
俳句
2
13/10/10 20:15
そうである日になるように
サトウチカ
自由詩
1*
13/10/10 20:14
チワワが痴話喧嘩してコンニチワとでも言うと思ったか
北大路京介
自由詩
5
13/10/10 20:14
野良の黒豹にうちのキリンが噛みつかれている
〃
自由詩
6*
13/10/10 20:14
骨壷抱きしめ寝落ちるまで酒飲んで泣いている
〃
自由詩
2
13/10/10 20:14
ハゲ税
花形新次
自由詩
1
13/10/10 19:26
雉も鳴かずば撃たれまい
涙(ルイ)
自由詩
3
13/10/10 19:14
ある雨の憧憬
〃
自由詩
2
13/10/10 19:11
凍らない
藤鈴呼
自由詩
2*
13/10/10 19:02
言い出したらきかないスピーカー
徘徊メガネ
自由詩
4
13/10/10 17:33
くろばむ夢の袖
〃
自由詩
3
13/10/10 17:27
欲求
hiroto...
自由詩
5*
13/10/10 11:44
『機械』
yamada...
自由詩
2
13/10/10 7:17
夢
朧月
自由詩
2
13/10/10 6:37
食卓
夏美かをる
自由詩
26*
13/10/10 4:31
ちからわざ
雨の音
自由詩
1
13/10/10 3:48
でも好きでたまらない
くみ
散文(批評...
1
13/10/10 3:09
一食触発
八男(はちお...
自由詩
3
13/10/10 2:02
Nさん、ありがとう
七尾きよし
自由詩
2
13/10/10 1:19
おどろう
〃
自由詩
2
13/10/10 1:09
「なにしにきたの」
ホロウ・シカ...
自由詩
4*
13/10/10 0:55
2455
2456
2457
2458
2459
2460
2461
2462
2463
2464
2465
2466
2467
2468
2469
2470
2471
2472
2473
2474
2475
2476
2477
2478
2479
2480
2481
2482
2483
2484
2485
2486
2487
2488
2489
2490
2491
2492
2493
2494
2495
5.55sec.