善人では達成できないことがある
後ろめたさがあるから投げ出せない
許して欲しいとは思わない
いまは辿り着きたいから
シンプルに濁点をひろう
歩幅は正確に保ったままで
ぼくたちにはちいさな物語しかない
そうしたフレーズには語弊があって
信号に、プロミスの看板に、防空壕に
わらいながら灰色の花をか ...
夏ゆく渦中の生が他生を殺して
何の声もきこえない台所
コルクを外し
のぞきこんだ硝子壜の帆船
幼い汗を嗅いだ
子供のおこがましさのまま
巨星に打ち捨てられる
過去の魂に対峙して
そ ...
わずかに赤を含んだ
初秋のねこじゃらしが
風にそよぐ
そよがれて
よみがえってくる
植物ではなくて
あいつらのしっぽだった記憶が
猫が
ねこじゃらしの横を
素通りできないわけは
...
鯖雲や名も無き花に撒きし水
秋分や濃いコーヒーに濃いミルク
職がなく抱ふる膝や鰯雲
履歴書にはポジティブシンキングと書いた
リコーダーを葉巻のように咥えてもアウトはアウト
ないものねだりでドクロのネクタイしている
秋がわらう。君がうたえばいつでも。
遠くで木影が弾くまだ見ない日々。
造花のブーケとともに、午後を見送る。
ざんざんか空は秋には同じうた
秋空と夏空。冬空と春空 ...
太陽に守られ光浴びている君の視線が昨日より熱い
友達の瞳が少し哀しそう「何かあったの」と聞きたい気分
寂しさを見せないようにする笑顔君は隠し事出来ない性格
枝豆を食べ始めると止まらな ...
午後六時十五分頃の
日に焼けた街のことをきみは歌いたかった
八月……
その燻すんだ終わりにむけて
けれどもきみの細い首で
ネックレスが曲がっている
飴色 ...
話すことに疲れてしまったから
いつもうなずくだけで済ましてしまう
何か言おうとするけど
最後はやっぱりだんまりだった
それでも聞くことはやめないようにしたかった
こんにちは 元気?
そ ...
ため息ひとつ、に
ざわりと肌が蒼くなる
胸のあたり
寄り添っていたものは
事も無げに剥がされて
冬晴れに干された
枯葉みたいに宙を舞う
振り返って見えるもの
そ ...
雨にとけてしまいそうなウチ
それでも傘に入れてくれるん?
いっしょに流されてくれるん?
廻らないあのキッチンが秋の朝
過去の仔を想って過ごす夏終わる
父さんを捜してPCマイピクチャ
早起きしすでに君宛て保存する
玉葱になんのかなしさ見当たらず
...
社長で資産家で妻がいて、年老いていながら若い愛人を囲う人物がこの小説の主人公です。その人物が、初めて恋した女の人を思い出しながら自分史を小説に書きます。その自分史の文章と、妻のことや愛人のことなど今 ...
闇に揺らめく蝋燭の火をじっとみつめて
僕は問う
――どうすれば夢は叶う?
ふいに背後を行き過ぎる謎の影は
声無き声で囁いた
――その階段を一つずつ上るのみさ
...
1 青淵
朝霧を裂いて中空の鉄橋を渡る
電車に積み込まれた多くの人は
もう知らないだろうけれど
遙かに下を流れているこの川に
大勢の人が落ちた
所々にある澱んだ淵に
もぐった ...
遠い日
私をすこやかに育てなおしてくれた人よ
今
あなたの真似事をしています
背負ってしまった陰を呑み込んで
人知れず水鳥の如く足掻きながら
あなたは
微笑むことを忘れません ...
言葉なんて要らない
あんなにも人を動かす言葉なんて要らない
街のさびれた一角の
小さな自転車屋の店内で
カンカン音を立てながら工具で自転車を直す
あのおじさんの鋭い技術が欲しい
...
昼夜が逆転してしまう
人波の中で
わたしは1人ではなく
たったの独りなのだと
知りました
隣の部屋には
毎晩アコギを手にする音痴さんがいて
毎晩薄い壁の向こうで泣いているの
「 ...
純金のモビルスーツや鱗雲
合わされない眼がある
オレもはずから、おまえもブラはずせよ
中指の折れた手でグー
受信メール
――――――――――
Date 9/21 6:56
送信者 不明
sub nontitle
――――――――――
...
言葉って、抱きしめられない
口づけたり、切りつけたりできない
だけど、君に会いたい
針先ほどの穴に
空が吸い込まれていく
風も太陽も巻き込んで
言葉って、食べられない
...
なんだ、オラッ!
集団的自営権は拡大解釈だあ?
訳わかんねえこと言ってんじゃねえぞ、てめえ
シャッター商店街が一丸となって
巨大スーパーに対抗しようと頑張ってんのに
冷水浴びせるようなことぬ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
善人未到
イオン
自由詩
1*
13/9/23 18:37
個人的な風葬地帯
ねことら
自由詩
6
13/9/23 18:14
Sink into the Sin
神山
自由詩
1
13/9/23 17:30
ねこをじゃらす
そらの珊瑚
自由詩
19*
13/9/23 17:12
鯖雲や名も無き花に撒きし水
北大路京介
俳句
5
13/9/23 13:54
秋分や濃いコーヒーに濃いミルク
〃
俳句
2
13/9/23 13:54
職がなく抱ふる膝や鰯雲
〃
俳句
1
13/9/23 13:54
履歴書にはポジティブシンキングと書いた
〃
自由詩
8
13/9/23 13:54
リコーダーを葉巻のように咥えてもアウトはアウト
〃
自由詩
3
13/9/23 13:53
ないものねだりでドクロのネクタイしている
〃
自由詩
1*
13/9/23 13:53
秋のうた
kawa
俳句
1
13/9/23 13:52
枝豆
夏川ゆう
短歌
2
13/9/23 9:48
ネックレス
草野春心
自由詩
9
13/9/23 8:29
自然な気配
加藤
自由詩
4*
13/9/23 3:57
剥離
祥希いつみ
自由詩
4*
13/9/23 2:48
それでも
殿上 童
自由詩
18*
13/9/23 1:57
秋の玉葱 (五句)
もっぷ
俳句
3
13/9/23 1:14
非力さと几帳面さと 勝目梓『恋情』
深水遊脚
散文(批評...
4*
13/9/22 23:50
夢の階段
服部 剛
自由詩
10
13/9/22 23:50
故郷神話
イナエ
自由詩
8*
13/9/22 22:15
水蜜桃
伊織
自由詩
12*
13/9/22 21:54
雑踏の中で
葉leaf
自由詩
10+
13/9/22 16:57
東京
自転車に乗れ...
自由詩
7
13/9/22 16:05
純金のモビルスーツや鱗雲
北大路京介
俳句
5
13/9/22 13:47
合わされない眼がある
〃
自由詩
6
13/9/22 13:46
オレもはずから、おまえもブラはずせよ
〃
自由詩
2
13/9/22 13:46
中指の折れた手でグー
〃
自由詩
3
13/9/22 13:45
受信フォルダ 1件
自転車に乗れ...
散文(批評...
1*
13/9/22 13:00
言葉の人形たち
まーつん
自由詩
8*
13/9/22 12:10
集団的自営権
花形新次
自由詩
5
13/9/22 11:08
2455
2456
2457
2458
2459
2460
2461
2462
2463
2464
2465
2466
2467
2468
2469
2470
2471
2472
2473
2474
2475
2476
2477
2478
2479
2480
2481
2482
2483
2484
2485
2486
2487
2488
2489
2490
2491
2492
2493
2494
2495
3.71sec.