私のなかにある悪は
時おり人に石を投げつける
それはどんな惨さか
それはいったいなんの憎悪か
私のなかの悪は
時おり両手に盗みをそそのかす
それはどんな貧しさか
それはいったいなんの ...
階段によりかかる
壁がつめたかった
壁がつめたかった
それが気持ちいい
祈るように見つめる
祈り見つめる
いい気分で眺めてるかな
煩わされることなんて
いっさい霧散してるかな
祈り見 ...
ほんとうをひとつ石のしたに埋めた
約束をひとつ鏡の裏にかくした
退屈がちょっと窓からのぞいた
懸命がぼくのしりをたたいた
月は宙ぶらりんで柳のしたを通りがかった
杜甫と李白がちいさな ...
薄暗い回廊を
ゲッチョバリウスの
音色を頼りに歩いていたとき
テペンモーケンの影が
目の前をゆっくりと通り過ぎた
その懐かしいスリモナを見たくて
走って追い付こうとするが
スリモナは影よ ...
時を経て散り行く枯れ葉
地に落ちろうとする姿は
その間際まで心奪う様に
我を忘れる程の美しさを
見せ付けては舞い落ちる
少しの風にひらひら落ち
強い風にも優雅に落ち ...
テレンバッハは言う
われわれは
かおりに気づくことによって
雰囲気に関与していると
ブラザーアンドレは知っていた
やさしい愛撫が苦痛を和らげ
人々を助ける
奇跡を起こすことを
...
放射冷却の始まらないうちに
まだ暗いうちに出発しようか
太陽ののぼるまえ暖かいから
澄み沈んだ空気きれいだから
高速を西に走る
お月様が山の端だ
ビルのあいだだ ...
鏡の前でポーズする
胸をはり
お腹をへこませ
はしっこが切れた唇を突き出して
つま先でツンと立ちながら
髪をかきあげ誘ってみる
私が二人いるこの脱衣 ...
あなたを指した指に
刺されたあなたの
痛みが刺さり
腕を駆け
胸に針刺し
脳にとどまり
錆びついた月に沈んでいく舟を助けずに飲むワインが渋い
こめかみに満月を撃ち込まれても隠し通すよ僕らの秘密
もういちど夢へ会いに行く
誰もいない真夜中に追い込まれている
冬眠から目覚めないでいる
壊れた羅針盤で
/これがこの詩の一行目ではない
壊れた羅針盤で一針一針丁寧に縫い付け
詩人の口を塞ぐ
孤独を売りさばき建てられた黒い城
その地下室で真昼に暗殺された
一羽の青い鳥に対し何を ...
家の中なのか外なのかわからない
縁側と呼ばれる曖昧な場所がある
バルコニーやらベランダとは違う
人が一息つける場所
今はあまり見なくなった
同じような場所がある
家の中のパ ...
誰かによってすでに忘れ去られ
行き場を失ったおもいでが
枯葉のように不規則な落下をして
ぼくの背中に貼りついた
軒の低い屋根
が向こうまで続いた商店の群れ
の隅のうす暗がりからやはり
...
時空のゆらぎを感じて漂う心情。
ある時は旅情となり、またある時は慕情となる。
孤独に縁どられた私の過去の墓標の前には、
今はもう懐かしさを感じさせるものばかりが並んでいる。
私が嫉妬を ...
お気に入りの女の子の鷲鼻
久しぶりに若かった頃を思い出す
呼吸で濡れて
すべて思い通りになると思った
その瞬間をほんのフタツキだけ味わって
永遠と思われた群れない日々は
貴女よ
...
鷲鼻の女の子に出会った
久しぶりに学生時代の事を思い出す
崖を歩いていると
あなたがビデオテープを選んでいる
道のりは永く
濡れやすい日々だ
忘れることはなかった
鷲鼻の女の ...
箸が並んでいます
きれいに連なって並んでいます
じいっと
待っているのです
箸が並んでいます
もう
ここには帰ってこないのです
蝉が鳴き元気な夏を作り出す体は夏の暑さに負けそう
植物の種類多くて覚えられず似たような花集めた図鑑
近頃の子供は海を好まないプールを好む子供が多い
温泉に浸かり日焼けの跡が痛いヒリヒ ...
夕闇に光る一点を
名も知らぬ惑星だと決めつけていた
瞬きが眩しすぎて
直視するのを諦めていた
けれども今 感じる
あれは僕たちが
諦めてしまった未来
届きたかった希望
一つ言い訳を ...
私は祈る
あなたに花をあげたくて
私は祈る
周りに花が咲くように
私は祈る
歩くことで
歌うことで
食べることで
眠ることで
しゃべることで
生きること ...
かなしみが
かなしみが
ふってくる
おともなく
しずけさに
...
使い古されたAV女優と
色街で立たされている裸の女が
寒空の下、手を繋ぎ待ってる
通行人は関わらないことを
水滴で濡れた窓ガラス 指で文字を書く
全て語尾に「た」で終わる文章を
俺は推 ...
白い珊瑚礁から 若い泡が立ち上り
陽を拝む前に 歳老いて消えるのを
何十何万と見てきた
覚束無い身体を揺すって
光の涙をゆうらりと
遊び心を腐らせた碧瑠璃を
黒ずんだまなこで愛している ...
誰を想って この歌を
聴いているのかな、って
考えると
何でか 涙が止まらない。
今日のことを忘れずいよう
遠くまで青く 空は澄み
音楽はいたるところで 風に薫っていた
何度おなじことをくりかえしても
わたしはひとを恨むだろう
...
中天の直射を受け
干したばかりの洗濯物から
モヤモヤと蒸気が立ち上る
ハンガーも黒だから見える
太陽ってありがたい
十一月も頼もしい
…待て
これは皮膚にも…
三百六十五日
晴れた日 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
一
月形半分子
自由詩
4
13/11/19 1:13
階段の月
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
13/11/19 0:13
そんな花見
梅昆布茶
自由詩
18
13/11/18 23:45
ゲッチョバリウス
花形新次
自由詩
2
13/11/18 22:11
落葉・・・
tamami
自由詩
9
13/11/18 22:06
きっと言葉でも感じ合える
ichiro...
自由詩
4
13/11/18 22:03
まんまるお月様
吉岡ペペロ
自由詩
5
13/11/18 22:02
へやにふたり。
時子
自由詩
3
13/11/18 21:37
人差し指
イナエ
自由詩
9*
13/11/18 21:22
錆びついた月に沈んでいく舟を助けずに飲むワインが渋い
北大路京介
短歌
4
13/11/18 20:58
こめかみに満月を撃ち込まれても隠し通すよ僕らの秘密
〃
短歌
2
13/11/18 20:58
もういちど夢へ会いに行く
〃
自由詩
7
13/11/18 20:57
誰もいない真夜中に追い込まれている
〃
自由詩
3
13/11/18 20:57
冬眠から目覚めないでいる
〃
自由詩
2
13/11/18 20:57
くちばしに
左屋百色
自由詩
10*
13/11/18 18:17
縁の側で
龍九音
自由詩
2*
13/11/18 17:25
9
きるぷ
自由詩
4*
13/11/18 15:10
幸福のゆらぎ
ヒヤシンス
自由詩
9*
13/11/18 14:56
サウザンハーベスト
コバーン
自由詩
3
13/11/18 13:49
〃
〃
自由詩
1
13/11/18 13:09
箸
乱太郎
自由詩
22
13/11/18 11:10
日焼けの跡
夏川ゆう
短歌
1
13/11/18 10:31
捨てられたもの
清水らくは
自由詩
2
13/11/18 8:32
「祈る」
ともりん
自由詩
1
13/11/18 7:57
おとのないよるに
石田とわ
自由詩
14*
13/11/18 2:11
猥褻な街
北橋勇輝
自由詩
0
13/11/18 1:46
海月のまなこ
雨慈ムシ
自由詩
6*
13/11/18 0:45
小さな恋の歌
GAGA
自由詩
1
13/11/17 23:58
明日
草野春心
自由詩
2
13/11/17 23:46
不感蒸泄
salco
自由詩
4
13/11/17 23:21
2469
2470
2471
2472
2473
2474
2475
2476
2477
2478
2479
2480
2481
2482
2483
2484
2485
2486
2487
2488
2489
2490
2491
2492
2493
2494
2495
2496
2497
2498
2499
2500
2501
2502
2503
2504
2505
2506
2507
2508
2509
加筆訂正:
初雪
/
月乃助
[13/11/18 16:34]
この期に及んで、すみません
4.24sec.