この折り紙を広げたら
思い出がひとつ
消えていく
ここは
思い出の小部屋
一日の最後に訪れて
折り紙を一つ置いていく
その日、私が
過ごした時間が
一つの ...
駐車場の一角
水面を撫でた風を受け
首を伸ばすと
視界が開けた眼下に湖
列島の海岸線から遙か遠く
ぽつんと置かれた水たまり
湖岸にぽつりと楓の木
秋の風に朱くなり
ここには敗者 ...
コートのポケットに
どんぐりが三つ
入っている
きのうの夕ぐれ
近所の公園でひろった
小さなどんぐりたち
てのひらの上で
ころころ転がしてみたり
両手で温めてみたりする
...
気を遣わせたくなくて
消えてしまいたくなる
でも出会ってしまったことを
消せるはずもないから
結局今日も
笑顔を貼りつけて
そこにいることしかできず
そんなだからまた
あなたの ...
君は遠くを見つめていたね
それは私には届かない光
君は更に遠くを見つめたね
それは私には届かない空
君の行く先は更に遠くだね
それは私には届かない都
君をいつまでもいつまでも見 ...
信じること
それは
輝く労作業
今日も君に祈りを送るよ
それが私にできる
精一杯の
作業だ
ありがとう
祈らさせてくれて
ありがとう
健康であれ
無事故であれ
幸福 ...
理解できないものはノイズ
それは タダの鳴き声
それは 皆無だと
そう弾き出す答えは
言葉として認めない
偏った定義が
創造を飼い殺しにする
古い人よ
あなたの残してきた足跡が
時間の湖に一つずつ落ちる音がして
僕はそこに誰にも使われなかった時計の針を見る
新しい村に深く棲み付きながら
あなたの姿は目に見える姿とは別の姿だ ...
要するに、の辺りで
くすっとしてしまう 瞬間
何だかんだと 周囲の状況を
こと細かく 説明しようとして
寧ろ その方が 親切だと
信じて 挑むのだけれども
結局 何を言いたか ...
雨が降ってるはずだ 君は言ってた
君はたしか 雨の日が好きだから
ここはこんなに広いけど 君は消えた
君はたしか 雨の日が好きだから
貝の中で生まれた ...
知らない国へ治療にいった
ぼくはムリョクだった
行動もことばも信頼もミライも
どうしてあなたに与えられなかった
コップは満杯なんだろう
おおきなコップが必要だった
...
水のような夢は誰にも知られず
雨どいを流れてゆく
甘い菓子になれず
鮮やかな菓子になれず
形をなさず
流れていったきり
畳の上へ横たわる僕の瞳は
黒々とした夜を現す説明文
剥が ...
sweet nightmare
僕はずぶずぶ沈んでゆく 底のない記憶の海を深く深く
灯りは遠ざかっていって ついに完全に見えなくなった
何時間か それとも1秒にも満たなかったかもしれない
...
長雨のあがった夜。
三角コーンが馴染みの路を塞いだ。
老年の猫が「帰れ」と言う。
何故いつも猫なのか。
何故。
自分で巻いた煙草を吸いながら、舗装が重なる荒れた道を歩く。 ...
風渡れ
星渡れ
隼の如く
こここの時から
私を連れていって
意識を伝ってワープする
あなたとの一瞬
昼下がりのよはく
貴方の町でも蜩の声は聞こえるのですか
窓の外に目を向け
あれはまだ桜も咲いてない午後だったのに
耳鳴りが
今でも止まない
春のよはく ...
欠けた口紅と
欠けたコンパクト、が
女には大事だった。
さびしいことを言ってくれ
秋の幕がひかれるころに
紅葉色のセーターに袖をとおして
氷雨の似合う 唇のような{ルビ瞳=め}をして
かなしくてたまらなくなることを言って ...
あなたはそれから日記を書かなくなって、たぶん唇はかわいている。
テレビは消音のまま点けっぱなしになっているから、部屋のなかの光と音のバランスは悪い。視覚的な喧噪と、それを拒否する沈黙。でもカーテ ...
あなたに何て言おうか
ずっと考えてた
あなたを愛してはいない
みていちょうが
こぼれるように
色づいている
パリにたどり着くと僕は
ドミトリーにたどり着いた
不思議な男のウインク
素っ気ない学生の案内
やっとたどりついた
それ以上の疲れ
北駅は渦のよう
東欧と
イベリア半島とを結びつける ...
小学生が輪になって栗拾いをしている
裸になった枯れ木の足もとに 赤と黒のランドセルを抛って
わたしはコートの内ポケットから名刺入れを手にとって
なんだか ひどくかなしい気 ...
その日、
ギターの弦が切れる音がした
薄暗く窓のない部屋で
大爆発と同時に
詩人は確かにその音を聞いた
しかしその音は
自分の頸動脈が切れた音であった
...
器から水がこぼれてしまった時に
こぼれて広がった海を生きん。
そもそもふたの無い器である。
境界線を超えて広がる世界
生かさず殺さず帝国がやってきた〜
見猿聞か猿言わ猿共和国とも名づけよう
戦うにはパンがいる
腹が空いては戦はできぬ
んだども
はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり
深夜徘徊流通トラ ...
その鐘だけは
私に鳴らせてほしいと
跪いて
乞う
美雪の埋没した雪原の手書きの地図 お知らせの電子音が飢餓の昼に降下していく 「言
語や記号がすべてではなくてもね」 「『映像』となる私たちが置き去りにされていたの
は?」 無数の美雪が埋め ...
愛は気が遠くなるほど愛おしくて
いつもの苛立ちは遠く空の向こうへ
移り気な天気も何のその
えーんと試しに泣いてみた
終わりは見えなかった
ポコチンが人並みであるかどうかを
証明するためには
他の人のポコチンを見なければならないが
それを見たところで
やっぱりその人のポコチンが
人並みかどうかを証明するために
また他の人のポコ ...
どうして
どうして
なんでなんで
だって
風になぶられ候
なんでなんで
どうしたって
風は黄緑色に吹いていく
私の首を縛ろうとするのは
あの空と同じ色した
淡い空色風
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
日々、折り紙
まーつん
自由詩
9*
13/12/6 15:56
諏訪
……とある蛙
自由詩
7*
13/12/6 15:45
【 どんぐり 】
泡沫恋歌
自由詩
22*
13/12/6 14:21
テーブル越しの
森川美咲
自由詩
3*
13/12/6 14:01
空
渡辺亘
自由詩
1
13/12/6 13:22
祈り
〃
自由詩
1
13/12/6 13:07
言葉は人間だけのもではない
subaru...
自由詩
7*
13/12/6 12:12
古い人
葉leaf
自由詩
6
13/12/6 11:38
燻る木
藤鈴呼
自由詩
3*
13/12/6 10:45
3号ちゃん
散布すべき薬...
自由詩
1
13/12/6 10:12
おおきなコップ
吉岡ペペロ
自由詩
5
13/12/6 4:15
どんなふうに一人
うみこ
自由詩
4*
13/12/6 3:37
sweet nightmare
itukam...
自由詩
1*
13/12/6 1:31
「夢の明けぬ夜」
宇野康平
自由詩
1
13/12/6 0:47
その時
ぱんころ
自由詩
1
13/12/6 0:44
よはく
AB(なかほ...
自由詩
1
13/12/6 0:40
「あの日、埋もれた顔」
宇野康平
短歌
1
13/12/6 0:25
たそがれ
草野春心
自由詩
7
13/12/6 0:15
百年の鳥
はるな
自由詩
11
13/12/6 0:09
いちょう
〃
自由詩
4
13/12/5 23:47
パリ北駅から寝床
番田
自由詩
3
13/12/5 23:24
栗拾い
草野春心
自由詩
4
13/12/5 23:17
現代詩バスターズ2
左屋百色
自由詩
8*
13/12/5 23:15
パンドラの缶
七尾きよし
自由詩
1
13/12/5 23:05
私叫びますなう
〃
自由詩
1
13/12/5 23:02
見届けて。
駒沢優希
短歌
1
13/12/5 22:36
_
益子
自由詩
2
13/12/5 22:02
あいうえお。
駒沢優希
自由詩
1
13/12/5 21:37
不完全性器定理
花形新次
自由詩
3
13/12/5 21:29
風になぶられ候
駒沢優希
自由詩
1
13/12/5 20:43
2451
2452
2453
2454
2455
2456
2457
2458
2459
2460
2461
2462
2463
2464
2465
2466
2467
2468
2469
2470
2471
2472
2473
2474
2475
2476
2477
2478
2479
2480
2481
2482
2483
2484
2485
2486
2487
2488
2489
2490
2491
4.76sec.