初時雨祖父の形見のバイオリン 与那国の海底遺跡初時雨 グラグラの乳歯抜けるや千歳飴 僕はもう死んだことになっている 別れた女の良いところを100挙げて外は明るくなってきた 遅咲こうとしている 逃亡できない
嫉妬
現実
リアリティ
そこはかとない絶望
と希望
天秤にかける
事実と
デメリット
メリット
わたしという名のにんげん
並べる
ことばの
破片 ...
 


私たちは耳打ちをするように
果たせない約束をして
背中越しに指切りをする
 
誰にも言えない思いの
完璧な答えは
それぞれの傍らに這いつくばっている
& ...
※「松島の月まづ心にかかりて」芭蕉

  ー崖の上から延びる松の枝
      その先に見える月と海

回復できないクラゲが漂う水面に
揺らめいているのは風の溜息か
天空にはクラゲの昇天 ...
大切なものが
無くなってしまっても
大切なことに
変わりはないから
わたしは飽きもせず
大切を信じている



 
きみの血で作った目薬を
ぼくの目に垂らすと
世界は色を失って
ただ均一な赤色になる

きみの血で作ったお薬を
ぼくの腕に注射すると
世界がは色を失って
ただ平静な水色になる

...
あんまり空が青すぎて

紫色にさえ見えました

半沢直樹が土下座する

矢口真理がデートする

涼しいお湿り紅葉する

葉緑素たちどこいった


空のした

歩いても歩いても

若い身空


あんまり ...
人の身体の中で
触っていると大きくなって
大きくなっても触り続けると
そのうち、白いのが飛び出す
最初がちで
最後がぽなのは
どこだ?

ちいさんぽ!

惜しい!
もう、死んじゃ ...
枕が変わった 天井の地図も変わった
独り暮らしの寝室から
鼾の合奏する五人相部屋の寝室に変わった

その間に世間の便りは
うねりの激しい潮騒となっていた
看護師の足音に神経を消耗され
ま ...
うつくしくみずみずしいリンゴだったので
これはおいしいはずだと
あなたが言ったので
本当を知るわたしは ずっと胸をおさえていた

太陽のひざしをめいっぱいあびたような
そんなうつくしいリン ...
こんな季節

並木道

黄やみどりの葉のすきま

その割れ目から

60年代

アメリカにタイムスリップ

落っこちた

世界的には売れなかった歌手

歌番組が終わると彼女は部屋に

あたたかいものを ...
 振り返ると、そこには、誰もいなかった。だとしても、Kは走り続けなければならない。実際、立ち止まったそばから――といっても、もう諦めてしまったからその行く末は当然Kにはわかっていたことだったわけだけど ... むかし、
最初の言葉が毀れたとき
つまりひとりの身におとずれるさまざまな死の
最初の一日に触れたときに
その裂け目から吹く風を迎えすぎたのだろうか

あるいはまだ
ふさがっていなかったの ...
どんどんと鼓動ばかりが
先走りして眠れぬ夜に
きみはぼくに電話を掛ける
「はやく、死んでください。」

空と空とのあいだの文脈
それを埋め合わせるために
ぼくは白地図を開いた
...
朝起きたときに
眼の前に浮いている
小さくて透明な玉に
息をふきこむ

ふくらんでいく玉の
縁をなでると
中に
今日が観えてくる

三つのことをしよう
妻と買物にいって
郵便を ...
頭の良いふりをするのをやめろとあなたはいった
馬鹿にするなともいった
私はただの石ころなので
道の上に立っていただけだった

自分の価値を信じない者は大声で
石ころにさえ怒鳴るのか
...
深遠は時を弾丸に変えて、一秒ごとに撃ち込んでくる、そのたびに俺の肉体には風穴が開いて、末端からちぎれそうになってだらしなくぶら下がる、経路を断たれた血はぼたぼたと連弾のように床に落ちてまるでイ ... 残響

さようなら しばしのお別れさ
吐き出した祈りは 冬空に白く漂って
すぐに消えた 手を振る暇もないうちに
果てしない景色の 彼方へと羽ばたいていった

この熱が まだ残っているうち ...
消化不良の未熟児はオマルを盛大に汚し、母に嫌われまいと造形の凝った笑顔でうっぷん溜まった母を出迎え。

ヲヲヲヲ
ヲヲヲヲ
ヲヲヲヲ

赤子よ。それ、泣くな。

赤子よ。それ、泣くな。 ...
あまりにもこの体が
寒い日 僕は
見ていた空に僕の心の
帰る道を見つめていた


色の中にあるものは何だろう
遠くに一つ
見えた 星 そしてまた 光る
光と その筋 そのかけら
...
tegami

手紙は来ない
無名戦士の墓に春が訪れ
風が花びらをそのうえに散り敷こうとも

ときどきその墓標を濡らした雨があがり
空をよこぎるように虹が橋を架けたとしても

乙女た ...
... 天秤棒を肩にかけ  
目の前に{ルビ提灯=ちょうちん}を  
背中の後ろに釣鐘を  
ひょい、と担いだ布袋さん  

日々の仕事の重さをも  
ひょい、と上げ  
仄かな明かりを灯しつつ ...
約束を守るふりをして
どこにも行かないふりをして
昨日と同じ笑顔を
明日も続けるふりをして

あなたの檻が
緩むところがただ見たかっただけで
私にしか見られないものが
きっとあると ...
テレビを点けると、美智子妃殿下が  
カメラのレンズの向こう側にいる  
一人ひとりの国民をみつめ     
静かな深いまなざしで  
語りかけていた   

「私は子供の頃、絵本に親しみ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
初時雨祖父の形見のバイオリン北大路京介俳句113/11/15 18:37
与那国の海底遺跡初時雨俳句213/11/15 18:37
グラグラの乳歯抜けるや千歳飴俳句313/11/15 18:36
僕はもう死んだことになっている自由詩413/11/15 18:36
別れた女の良いところを100挙げて外は明るくなってきた自由詩713/11/15 18:35
遅咲こうとしている自由詩513/11/15 18:35
探さない夜明けかんな自由詩5*13/11/15 18:33
そばにいたい中山 マキ自由詩013/11/15 18:29
海月ー2……とある蛙自由詩12*13/11/15 17:05
thing自転車に乗れ...自由詩713/11/15 15:58
水色になる西園 虚汰自由詩113/11/15 15:39
あんまり空が吉岡ペペロ携帯写真+...113/11/15 14:31
なぞなぞ2花形新次自由詩113/11/15 13:15
時の端っこ (八)信天翁自由詩413/11/15 12:08
うつくしくみずみずしいリンゴだったのでbookof...自由詩2*13/11/15 9:18
タイムスリップ吉岡ペペロ携帯写真+...113/11/15 8:30
振り返ると岩下こずえ散文(批評...113/11/15 8:19
8きるぷ自由詩2*13/11/15 8:13
システムエラー西園 虚汰自由詩113/11/15 8:01
シャボン玉殿岡秀秋自由詩513/11/15 3:49
いじわるまきび自由詩213/11/15 2:38
棺の蓋にはラッカースプレーでこう書いてくれ、「出来る限りの速 ...ホロウ・シカ...自由詩1*13/11/15 1:42
残響itukam...自由詩2*13/11/15 1:05
「壁ヲ、腹ヲ」宇野康平自由詩113/11/15 0:39
街の風景と僕番田 自由詩113/11/14 23:39
春二編梅昆布茶自由詩1513/11/14 23:23
美しくなくても生きろTAT自由詩113/11/14 21:47
布袋さん服部 剛自由詩513/11/14 20:08
どこにも行かないふりをしてクナリ自由詩413/11/14 20:00
花の御心を生きるひと  服部 剛自由詩6*13/11/14 19:57

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