描いてゆく
抽象的でも 何かを 絶え間なく
約束
したわけじゃないけれど
続けていれば、またどこかで会える そんな気がする
1秒1秒
かけがえの ...
夫は現業職であった
年を追うごとに疲労を取るための時間が必要となった
上の娘はキャリアであった
特別休暇はあるにはあったが行使するのは困難であった
下の娘は学生であった
結局就職は諦めたのだ ...
描くことができない白
書くことができない白
語ることができない白
ただ観ることしか許されない白
白と呼ばれることすら拒絶する
月の光の指先
月の光の吐息
...
君の街から漂流してくる
ウルトラマリンブルー
沈んでいく夕日を眺めていた
二本の足 暗い影に絡め取られて
にじんでゆく 飲み込まれてゆく
ただよう波間を縫って
君の遺失物を探すよ
残 ...
おはよう
おはようといえば
あさなのですけど
たとえあさになっても
あなたはまるで
ゆきぐもか
みつろうのままで
ここまでおいでとか
あっちにいけよとか
あ ...
死と生の間で
行ったり来たり
そして
時々
つりあってみたりする
遊具
傾いた板の上を
滑り落ちてくる
日常という名の欠片
秋のうすい陽をまとい
氷砂糖のようにきらめく
し ...
...
なぜなら身体が痺れて眠れなかったさ
一言も詩について語らなかったぞ
求めていたのは一篇の善い詩ではない
遠い鳥よ
更に遠ざかれ
一つの比喩も赦されないから
せめてしっかりした文字を書くこと ...
供養の拝礼を終える
そっと汗を手のひらで拭うと
和尚は顔の皺を刺青で埋めた
浄門の外房には紅白の熨斗が貼られ
それを見た人々の信心は以前よりも増した
(ああ そうじゃよ
冬 ...
一歩足を前に出すたびにザ、ザ、と地面は音を鳴らす
同じリズムで足と音を鳴らす
息は吐かれては呆気なく回りの空気と同化する
足跡はつかない
向きと明るさを変えながら
街 ...
雨にぬれたらあたたまって欲しい
冷えると風邪になりやすいから
ショウガを買っておうちで擦って
あつい紅茶に入れて欲しい
ハチミツなんかも入れかき混ぜて
あせらずねむらず自 ...
あまりにも何もない
それを描く画家もいない
雨だれの音がする
ポトンと細い音と
ポトンと太い音が
落ちては弾け飛ぶ
耳元で囁く雨音よ
奏でよセレナーデ
雨だれの音を聴く
雨だれの音は虹色
耳を凝らし聴く度
七音音階に交 ...
緑の丘をのぼる
ゆっくりと歩をすすめると
きらきらと葉擦れのおとがまぶしい
きみのスモックが風をはらんでふくらんでいる
慌ただしいいきかたはしなくていいんだもう定員さ
ぼくたちは ...
(内輪向けの文章となります。アーカイブとして)
テーマ:詩を書くということについての詩を読む
「旅人かへらず」三九・一六七(西脇順三郎)
・青いどんぐりの解釈
→青二才とい ...
悪いオジサマに
毒、盛られて。
壁にぶつかりそうになった
トコロを、保護された。
落款を入れた墨絵やサツマイモ
歳下が熟女と呼ばれている
「何時何分何秒?地球が何回まわったとき?」
『地球はまわってなどいない!
地球のまわりを太陽や月がまわっておるのだ!
謝れ! 地球に謝れ!』
「地球さん、ごめんなさい」
「耳にもお経書いた?」
『書いたよ。次は目玉ね。』
「目玉?!」
『目玉にも書かないと。』
「痛い痛い痛い」
森のなかで眠る
ひどくねじくれた女
爪に溜った懐かしい土
{ルビ蚯蚓=みみず}があなたの太腿を這う
けがれているから葉は美しい
「たべてよ、
ねえ、た ...
夏らしさが消える頃
秋の入口が開き空気が変わる
曼珠沙華が咲き始め
秋の深まりが加速する
木々が化粧して印象が違う
紅葉を呼び込んでいる
色を含んだ風が吹き荒れて
秋を豪華に飾っ ...
湖べのレストラン
昼食は食堂テーブル肉料理
ハーバーにヨット出入りし青い湖
午前中訪ぬ家々人の顔
2時間もしゃべり続けて満腹と
日暮れにはまだ早いうち記録する
の中で
分厚い売れ残りの太陽の ...
あなたは太陽
私は大地
あなたは私にたくさんの光をくれる
わたしは大地
私はあなたに感謝して
沢山の草や花を咲かせる
あなたと私はずっと昔から
おたがい寄 ...
きみがすき
まっすぐな線をひいてみても
やっぱりどこか曲がってんのさ
だらしなく
少し可愛らしく
想い寄せるときは
心をしんとしずかに……
...
俺はローンを組もうと思えば
普通に組めるし
俺に対する融資で
みずほ銀行が会見はしないので
世間的には反社会的勢力ではない
と認識されているらしいのだが
さりとて
あなた、どこからどう見 ...
沈まぬ寺の鐘が鳴ると
ごんべんに響き渡り
詩というものが芽を出した
救済であったり
現実からの逃亡であったり
魂のゆくえに思いを馳せたり
本質であったり
虚像であったり
見ず知 ...
沈んでいく
高層ビルの乱杭歯を
掠めて
噛み砕かれる
西の稜線の
大臼歯で
この街で生き長らえるなら
むやみに懐かしがってはいけない
闇の中でも決して眠らない街は
執 ...
夢を見ていた
私は宴会の幹事をしていた
そして値切っていた
少しでも安くなったらと
夢の中での値切りは
目覚めた日 もっとも現 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ルルル ラララ
komase...
自由詩
1*
13/10/6 11:42
それからはこぐまのサーカスばかり見て暮らした
伊織
自由詩
9*
13/10/6 11:09
月下美人
nonya
自由詩
21*
13/10/6 10:40
青にひたる
サトウチカ
自由詩
2*
13/10/6 10:29
_
ズー
自由詩
3*
13/10/6 7:43
シーソー
そらの珊瑚
自由詩
11*
13/10/6 7:40
ショッカーをやっつけろ
TAT
短歌
1
13/10/6 0:37
無題
渡辺亘
自由詩
1
13/10/5 23:41
秋が過ぎれば冬がやって来る
アラガイs
自由詩
7*
13/10/5 23:37
夜のランニング
葱マリオ
自由詩
1
13/10/5 22:06
雨にぬれたら
吉岡ペペロ
自由詩
9
13/10/5 21:19
ない
健
自由詩
1
13/10/5 21:11
気まぐれな雨だれ・・・
tamami
自由詩
4
13/10/5 21:05
きままに
梅昆布茶
自由詩
13
13/10/5 20:03
某勉強会での記録メモ
中川達矢
散文(批評...
2
13/10/5 19:58
額にキズ
世江
自由詩
2*
13/10/5 18:51
落款を入れた墨絵やサツマイモ
北大路京介
俳句
1
13/10/5 18:22
歳下が熟女と呼ばれている
〃
自由詩
8
13/10/5 18:21
何時何分何秒?地球が何回まわったとき?
〃
自由詩
6
13/10/5 18:20
耳にもお経書いた?
〃
自由詩
7
13/10/5 18:19
ねじくれた女
草野春心
自由詩
3
13/10/5 17:23
秋の入口
夏川ゆう
自由詩
3
13/10/5 16:36
湖べのレストラン
生田 稔
川柳
4
13/10/5 16:28
午後三時三十六分の暗闇
TAT
自由詩
0*
13/10/5 15:08
あなたは太陽 私は大地
美鈴
自由詩
0
13/10/5 13:42
きみがすき
草野春心
自由詩
5
13/10/5 10:43
反社会的勢力
花形新次
自由詩
3
13/10/5 10:06
詩
そらの珊瑚
自由詩
10*
13/10/5 9:59
夕陽
nonya
自由詩
17*
13/10/5 9:07
恋人になった理由
八男(はちお...
自由詩
1
13/10/5 4:12
2443
2444
2445
2446
2447
2448
2449
2450
2451
2452
2453
2454
2455
2456
2457
2458
2459
2460
2461
2462
2463
2464
2465
2466
2467
2468
2469
2470
2471
2472
2473
2474
2475
2476
2477
2478
2479
2480
2481
2482
2483
4.65sec.