会社の帰りがけに車を左折させる
道から少し離れてある実家の林檎畑が見えてくる
減反した田んぼに育てた林檎の木
今はこの世にいないはずだが 父の幻がいる
畑が物陰になり見えなくなると
右側の田 ...
十五歳から始めよう
色んな宗教どのクジを引く
日々アンテナ張って生きています
作り上げた世界に我慢して潜っています
俺が作り上げた国いつ晴れるんだろう
建国したその日からずっと曇ってばっ ...
特等席で見た空は
ただただ青く だだ広く
特等席で見た空は
ただただ暗く だだ深く
特等席で見た空は
お星が一つ ただ一つ
特等席で見た空は
屋根より低く 音 ...
あなたが泣くのなら
そのとなりで
わたしも
黙って泣こう
そう思わずに
い ...
いろんな恋の末に
じゃがいもが
えらんだ相手は
いつも隣りにいた
にんじんで
...
去年のあなたの誕生日に贈ったのは
らくだ色の毛布でした
なににしようかさんざん迷ったすえに
一日の大半を布団のなかで過ごすあなたに
...
上諏訪のひんやりとした
澄んだ朝の空気に
俺って少し
思い上がっていたんじゃないかと
自分を見つめ直した
代官山のカリスマ美容師(無免許)
これが下諏訪だったら
こうはならなかったと思う ...
三十路 なのに やること なすこと いまだ ガキ
見えない 迷路に 迷いすぎ
ガキのころから かわらぬスタイル
輩にかんして プロフェッショナル
だから俺は 自由に生きる
...
それでも僕は
また君に恋をする
息をするように自然に
なぜという疑問も
どうしてという狂おしさも
君の瞳の輝きの前では色褪せる
穏やかな静寂
あの満月の鼓動まで聞こえてきそう ...
荒れ果てた夜を
隠された夜を
打ちのめされた夜を
くずおれた夜を
バラードがレクイエムのように
人気のない街角に流れて
霧に濡れた路上で
二度と開くことのな ...
まったくかまわないよ
世界が
思ったのと違ってても
新聞をめくると
新聞のにおいがする
あなたをめくると
あなたのあじがわかる
あなたがもし
いなかったら
かまうけど
かげろうみたいに
日々は
嘘になるから
それなら
特別うすく
上等のにしよう
むこうがわが透けてみえるような
いつでもそれが
透けてみえるような
肖像画の視線にパリの焦燥と倦怠を感じる。
日々の疲れが重くのしかかるように絵画の中の瞼がその眼光を弱めてゆく。
彼女の視線の先に映っているであろう私の顔はいつしか歪み、
誰に語る訳でもなしに ...
カリスマホストは
カリスマなので
金持ちオバハンや
ニュースに出るときは
何故か飲食店勤務となる
訳の分からんオネエチャンの
ご機嫌とったり
お酒注いだり
きめの細かい接客なんか
死 ...
にぎりしめていたこぶし
ノックすることも許さず
かたくなに
閉じられていた小部屋から
誰にもうちあけたことのないまま
幾重にも折りたたまれていた
願いが
決意のように
ひらく
...
僕が君にかけた言葉に
足りなかったひとつまみの愛
投げやりになって疲れ果て
忙しくってもこれにまさるスパイスはないんだ
わすれちゃあいけないひとつまみの愛
ありあまるものでは替え ...
ふと箸を落としてしまい
屈みこむと、床に米粒が続いていて
点々と拾いながら進んでいく
客間へ、座敷へ、縁側へ
いつしか古い蔵の脇を通り
門から出て、人通りの少ない裏道のほうへ
白く輝く米粒 ...
顔面蒼白で立ち尽くす日があるなら
泣き崩れて動けなくなる日があるなら
嗚咽が止まらず突っ伏す日があるなら
痙攣してパニックして憎み恨みする日が
あるならば
記憶なんてなくなればいい。
明け方から寒い風が吹いた初秋の昼すぎ
誰かが玄関に来て
こっそりと家人と話しをしている
いやな話しをしている
ガラス窓は水の色に曇って
庭の木が風で揺れるのも見えない
私はひそかに階段 ...
誕生日にひとつ歳をとる
それにぼくは一年くくられる
ぼくはなにかと似ているなあ
なんだったっけと考える
そうだ水だ
実体は変幻しながらも
本質を失うことのない
...
わたしの母は詩をかいていた。
いつもテーブルの上に無造作に置いて
あったのでたまによんでは見たけれど
それはよくわからないものであったよ
うに記憶している。そもそも小学生の
わたしにはよ ...
東京へゆくな
ふるさとの悪霊どもの歯ぐきから
おれはみつけた 水仙いろした泥の都
波のようにやさしく奇怪な発音で
馬車を売ろう 杉を買おう 革命はこわい
なきはらすきこりの娘は
...
目的を持って生きている
やること全てが豊かな自分に変えて
人生の階段を上り幸せになる
生きるという旅は続く
誰とも違う道を楽しむ旅
人に合わせても仕方ない
自分だけのオリジナルを生 ...
ねじられた
つぼみは
夜のさざなみに
ゆるゆると洗われて
空が
ほんのりあけるころ
星の形に開きます
命、うすむらさきに笑ってる
私の心も
ほどけてゆきました
盛り花ひとつ
妻の心は本当に強し
冬の寒さ
夏の激しきめげず
クリスチャン宣教なし
笑顔たやさず
ひとつの盛り花
今朝生けけり
かわゆげなる生け花
妻の口のごとく
品よき花 ...
赤い夜青い列車が空を飛ぶ風の香りは寂しい黄色
男装の踊り子簾名残かな
一筆書きで行けるとこまで行くつもりの眼をしている
言わないでいたダジャレを口にした奴がウケている
雪だるまは旅に出たことにしました
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
名月の下で
砂木
自由詩
12+*
13/9/22 8:35
素晴らしき建国記念日
北橋勇輝
自由詩
2*
13/9/22 3:59
特等席
中村 くらげ
自由詩
3
13/9/22 3:24
思わずにいられない
石田とわ
自由詩
11*
13/9/22 2:50
恋
〃
自由詩
13*
13/9/22 2:30
抱きしめて眠るものたち
〃
自由詩
9*
13/9/22 1:49
上諏訪美容師
花形新次
自由詩
8
13/9/22 1:46
三十路 ライム
卍琉九卍
自由詩
1
13/9/22 0:59
眠れぬ夜
文字綴り屋 ...
自由詩
2
13/9/22 0:47
夜明けまでの闇は果てしなく
ホロウ・シカ...
自由詩
8*
13/9/22 0:02
かまう
はるな
自由詩
12
13/9/21 23:23
かげろうみたいに
〃
自由詩
2
13/9/21 23:19
狂騒
ヒヤシンス
自由詩
9*
13/9/21 22:37
カリスマ
花形新次
自由詩
1
13/9/21 22:34
風の花
Lucy
自由詩
15*
13/9/21 21:36
ひとつまみの愛
梅昆布茶
自由詩
17
13/9/21 20:32
道しるべ
春日線香
自由詩
3
13/9/21 20:23
日記
まきちぇり
自由詩
2
13/9/21 20:14
明け方から寒い風が
オイタル
自由詩
2
13/9/21 17:50
誕生日
吉岡ペペロ
自由詩
7
13/9/21 17:22
家族の散文
左屋百色
自由詩
21+*
13/9/21 16:57
谷川雁詩集 現代詩文庫を読む
葉leaf
散文(批評...
3*
13/9/21 15:04
生きるという旅
夏川ゆう
自由詩
2
13/9/21 14:35
ほしのはな
そらの珊瑚
自由詩
17*
13/9/21 14:29
盛り花一つ
生田 稔
自由詩
5
13/9/21 13:55
赤い夜青い列車が空を飛ぶ風の香りは寂しい黄色
北大路京介
短歌
9
13/9/21 13:40
男装の踊り子簾名残かな
〃
俳句
1
13/9/21 13:38
一筆書きで行けるとこまで行くつもりの眼をしている
〃
自由詩
8
13/9/21 13:37
言わないでいたダジャレを口にした奴がウケている
〃
自由詩
5
13/9/21 13:37
雪だるまは旅に出たことにしました
〃
自由詩
12
13/9/21 13:37
2456
2457
2458
2459
2460
2461
2462
2463
2464
2465
2466
2467
2468
2469
2470
2471
2472
2473
2474
2475
2476
2477
2478
2479
2480
2481
2482
2483
2484
2485
2486
2487
2488
2489
2490
2491
2492
2493
2494
2495
2496
加筆訂正:
思わずにいられない
/
石田とわ
[13/9/22 3:11]
一部修正
月を食む夢をみる鳥
/
りゅうのあくび
[13/9/21 15:59]
改題をしました。
3.68sec.