さようなら
君がいない街でも
なんとかやっていきます
泣き暮れた夜のあと見あげた空に
ひときわつよく輝く星を見つけたら
それが僕の憎しみですから
どうぞ見なかったことに ...
何もかもが
具体的なことを語らないだろう
あるものがあるだけだ
夜は深い
どこにいく
体を寄せ合って
わからないまま だけど
匂いすらも感じない
木によじ登って
...
鎧に水をためる
緊張して
わたしは
裸足で
後ろ指を
さされても
いいよ、どうぞ
裸で
こわいよ
でも
わたしは
鎧に水をためる
どれほどうら返しても
あなたはみつからない
すみずみまでひらいても
どうしてかいつもこんなふうに
ひとりでみることになる
足もきれいにしてきたのに
道路はいつも
ほかのだれかを運 ...
増えも減りもしなかった
空白の
2時
ふるえるほどかわいて
奪いあったね
月、街灯、コンビニエンスストア
あんなに青くなって
もうだれのことも愛さなくていいなら
どんな ...
嗚呼朱く赤く紅く
秋に明け暮れ飽くことなし
移ろうものこそ美しい
去りゆくからこそ愛おしい
不変の美は仮庵から
渡り鳥のように飛び去るのだ
文字の檻に閉じ込めるなら
ソレハヒトツ ...
131008
満員のスタジアムからはみ出した歓声が
ここまで聞こえてくる
敗者の立場がないと思うのだけど
彼処では誰もそんなことを気 ...
時速60kmで闇の道を切り開いていく
光のはさみ
僕のはスズキだけど もしこれがスバルなら
僕だけの天の川を描くプレアデスになる
毎日同じ動作を繰り返す人工衛星の群れを引き離して
このま ...
猫がふと
ベッドの上に端座して
スピーカーから流れる
フランソワーズ・アルディに耳を立て
神妙な顔で聴き入っている
「私の青春は去ってしまった…」
猫にもアンニュイがあるのだろうか
...
言葉で
うすっぺらな自分に、1000の世界を作り出す
広がりを欠いた人格に
どこまでもの深みを醸し出す
嘘をつくと つき続けると
本当の自分がいなくなる
本物じゃな ...
あなたが紡ぐ
ありきたりな言葉が嫌い
もっと特別な文法で
誰にもわからない表現で
存在しない擬音語で
わたしをがんじがらめにして
二人だけの秘密になるから
大切に育てていこうよ
ひっそ ...
君に触れた小指の
指先が燃えて眠れない
星空に誓った憧れが
胸に焼き付いて離れない
青い空と流れる雲が
目に焼き付いて離れない
あの日誓った大志が
熱い想いで胸を打つ
今という一瞬が
...
長い間育った母の胎内から
外にでいたあなたの前には
無限の白紙が広がり
あなたの人生が始まりました
あなたを記した最初の文字は
二〇一三年 誕生 男
血液型 A型 RH+
...
遠く
離れたままで
聴こえない
聴くことのできない
あまりにも
薄くのばされた夜
わたしたちは
南回りでまたたいている
天球儀は
魚眼レンズに切り取られ
森の陰影に
ふりがな ...
ネタバレを 先に見ないと 意味不明
今日の天気も錆の雨だ。
地下室の階段をのぼっていくと明るい外に出るんだけど、外は相変わらず物静かで動くものすらあんまりない。建物はそこらじゅうにあるけど、かろうじて残された階層に意味のあるカタマリは ...
体脂肪10%につき
5万円を徴収するという
体脂肪税法案が
国会を通過する見通しとなった
国会周辺では
これに反対するデブが
大規模なデブ行進
もとい、デモ行進を行い
道幅を一層狭くし ...
平凡な沿線のこの街に
夕暮れが密度を増してゆく一刻
零れ落ちそうに客をのせて電車がレールを軋ませ
商店街は夕餉の想いに満たされて
帰ってくるあるいは帰ってこない主人を待つ願いも時間が経 ...
三角のラピスラズリや水の秋
噛み砕く氷砂糖や宵の闇
提灯の点る居酒屋宵の闇
妄想から起きられないでいる
寄せ書きに余白が多い
寝て起きたら日常
建築の生み出すリズムは移動する目に心地よい
そのリズムが絶頂を迎えるころ
私の体に驚きを点ずる廃屋があった
塀は義務に反抗するかのように崩れ落ち
庭木は空間をまさぐるかのように枝を伸ばし
...
私が子どもだった頃
十二色のクレヨンの中に「肌色」があった
その色を使って絵を描いていた
黒いクレヨンで輪郭を描いて
肌色で顔の中を塗りつぶす
手も足も全部肌色を塗った
何も考えずに無 ...
「その食べものを、一つ私に下さいな。
この小さな手にポトリと落として下さいな。」
うっかりと、
すっかりと騙されて。
本当は、
「とっととよこせ!そのエサを‼
ほら ...
まっすぐに
引けたためしがない
まっすぐに似た線なら書けるのに
フリーハンドで書く
まっすぐは
ほんの少し曲がっている
骨が湾曲している
私のなかに
直線がない
失ったわけではなく
...
8月の蒸し暑い夕暮れ
稲光の後で沛雨は
ひとしきり降り
気温は一気に下がった
琺瑯引きの洗面器が並ぶ廊下に
クレゾール液が匂い
雨が匂い
旅人は
青色のベンチに
座り込み
砂漠 ...
目をつむり 耳をふさぎ
『音楽』を聞こう
まるで、この世界には
君の脳内の闇黒以外には何もないかのように
そう、全ての感覚をふさいで
全ての『現実』という名の付いた物質を ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
明日の約束
ユッカ
自由詩
2*
13/10/8 2:13
人生はつまらない
番田
自由詩
1
13/10/8 0:33
鎧に水をためる
はるな
自由詩
4
13/10/8 0:29
足
〃
自由詩
3
13/10/8 0:24
2時
〃
自由詩
2
13/10/8 0:18
邂逅
ただのみきや
自由詩
25*
13/10/8 0:18
バタフライエフェクト
あおば
自由詩
9*
13/10/8 0:06
昴
Neutra...
自由詩
6
13/10/7 23:46
ぺピータ・ベーチョの或る日
salco
自由詩
9*
13/10/7 23:20
嘘の果て
短角牛
自由詩
1
13/10/7 23:13
あいことば
サトウチカ
自由詩
2*
13/10/7 22:37
燃えて
渡辺亘
自由詩
1
13/10/7 22:34
命名
イナエ
自由詩
12*
13/10/7 22:11
秋の耳
佐東
自由詩
12
13/10/7 21:58
謎が謎を呼ぶ超大作
Neutra...
川柳
3
13/10/7 21:51
想像上の動脈
北街かな
自由詩
0
13/10/7 21:43
脂肪税
花形新次
自由詩
4
13/10/7 21:29
沿線暮色
梅昆布茶
自由詩
19
13/10/7 20:10
三角のラピスラズリや水の秋
北大路京介
俳句
2
13/10/7 18:32
噛み砕く氷砂糖や宵の闇
〃
俳句
4
13/10/7 18:32
提灯の点る居酒屋宵の闇
〃
俳句
2
13/10/7 18:31
妄想から起きられないでいる
〃
自由詩
6
13/10/7 18:31
寄せ書きに余白が多い
〃
自由詩
6
13/10/7 18:31
寝て起きたら日常
〃
自由詩
6
13/10/7 18:31
廃屋
葉leaf
自由詩
4+
13/10/7 15:26
【 肌色のクレヨン 】
泡沫恋歌
自由詩
16+*
13/10/7 13:23
アライグマ
hiroto...
携帯写真+...
5*
13/10/7 10:43
まっすぐ
そらの珊瑚
自由詩
20+*
13/10/7 10:36
黄昏
まんぼう2
自由詩
2
13/10/7 8:50
「さあ、目覚めよ」
yamada...
自由詩
1
13/10/7 7:23
2441
2442
2443
2444
2445
2446
2447
2448
2449
2450
2451
2452
2453
2454
2455
2456
2457
2458
2459
2460
2461
2462
2463
2464
2465
2466
2467
2468
2469
2470
2471
2472
2473
2474
2475
2476
2477
2478
2479
2480
2481
加筆訂正:
邂逅
/
ただのみきや
[13/10/8 0:29]
少し変えました
4.24sec.