心が息をしていない
月さえ僕を照らさない
言葉も
心も
要らないわ
偽物の
熱で
あたしを
安心させてよ
なりすました手から
たとえ嘘が
溢れたとしても
今はただ
握ったあなたの手が
あたしには温かすぎ ...
二十歳の私はずるかった
ばかだった
だけど今
二十歳にもどりたい
ずるくてばかで
ほしくてたまらなくて
絶対想いが
願いがかなうはずだとおもっていた
二十歳の頃にもどりたい
...
「激しい」の一言だけで表せないこの夏の雨滝のようだった
今はもう夏とは違う風が吹く秋の色彩含む雰囲気
約束の一時間前に来てしまい近くの店で珈琲二杯飲む
砂浜に描いた文字はすぐ消える短 ...
代価は支払わねばならない
そんなこと考えていると恐ろしくなるよ
生まれて死ぬことが
こんなにも恐ろしいことだなんて
生きていることが
こんなにも犠牲を強いることだなんて
厳しい因果律の ...
気になることが落ちていました
拾ってみると
心の中に小さな点ができました
小さな点は振動し
私の心はふるえました
ふるえた私の心は
私の意識や無意識を使って
思考や記憶を
言葉 ...
暗闇の中、老人たちは進んでいく。
右手に白杖と、左手にステンドグラスのランタンを持ちながら列をつくっていた。
夜光虫を引き連れて歩いているような、美しい列の先は遥か彼方だ。
美しさに目がくらんで ...
ビルの谷底では
夜が
空よりも少し
早く訪れるだろう
何冊かの読みかけの本の中から
数ページ角のすり切れた
ものだけを選び出し
それを
開こうかどうかと
迷ううちに
街灯の月が ...
さき程まで空にたくさん
色とりどりの風船が舞っていたのに
夕暮れになり
北よりの冷たい風が
静かに吹き出した頃
不気味な雲は音も無く近づき
突風をかます
構える姿勢はとれ ...
細かな砂や木屑とともに その数字はガラス瓶にいれられていた
穏やかに晴れた休日、ひと気のない公園や路地裏に出むいては
彼は 度々そういうものを拾ってきた
いま、彼の部屋に ...
優しさだけの 生まれもの 頂きもの
それだけでいい
忘れてあげるという上からの目線も忘れて
眺めている 瞳任せの 涙の幕は天色
肌をすり抜ける 天色 人生を泳ぐ波の皺 十二単で今世
...
予感ではなく、確信である
わたしは未だアイデンティティークライシスであると
そう、最期のときまで
ありがとうと言えたとき
きっとあなたとは二度と会えなくなって
それまでは
我慢してもらって
ごめんなさい
一番大事に伝えたい言葉だから
本当の最後に伝えようと取っておく
あり ...
歌詞のない歌を
歌うあなた
あなたが歌う
その歌に
言葉を添えたいと
言葉を紡ぐ
この想いは
熟れて落ちた
柿の果肉のように
足元に飛び散って
あなたに届けることは
もは ...
ほんとうのこと
それは大抵が言ってはいけない
どんなに親しくなっても
むしろ親しいからこそ言えない
私が真っ黒なこころの持ち主で
ほんとうのことはいつだって真っ黒だから
もしだ ...
凍結する
冬の寒風に身を晒し 、立ち泳ぐ
辺りには静寂が満ちていて
指先から徐々に冷えてゆく
あらゆる感情の蛇口は
かたく閉じて
それがいいことなのか
悪いことなのか
判断すること ...
火が
ほしかったから、
そっと
恥じらいをまぜて
お月さまに
耳打ちしました
そっと
まるで
玩具のような運命の
わたしです
あわい
夜の吐息にさえ
消 ...
やわらかなわたしは
凍結することが出来るから
やわらかくなど
ないのです
冷ややかなわたしは
あこがれを抱いていたりするから
あつく出来ているのです
本当は
空から ...
白塗りのギタリストは
ファイアバード掻き鳴らして踊り出す
それを見た黒塗りは
フライングブイ床に叩きつけて
歌いだすのさロケンロー
青塗りが靴裏で
ドラム踏み鳴らして始まる
キャンディ トゥナ ...
じょうりくさんは
てんしなので
みつぎものを
さしあげますと
いって
かしとか
あげたら
ほかのおとこと
ちちくりあう
かんけいを
やめて
こちらに
ほほえみかけて
くれる
...
冬枯れの樹の下でなぜ孤独を感じる必要があるのだろう。
そんなことを自分に問うた事のある人が一体いくら在るのだろう。
自分に課した約束を反故にした人は一体幾人いるのだろう。
犯した罪の ...
さっきから、あなたが
夢中になって眺めているのは……光の断面
あられもなく剥き出しにされ、あなたの鼻先に
それは 突きつけられている
鉢に植えられた何らかの緑
...
尻に対する
必要以上の愛撫は
あなたのためというより
自分の欲求を
満足するためのものに
相違ありません
お、おじいちゃん?
おじいちゃあああん!
ロッドマンと猪木は
どちら ...
駅前の透き通った路地から
斜めに下っていく
陰だけの旅人
人を信じることを信じることができずに
スーツケースの中では きっと
愛の源がくしゃくしゃになっている
バスのタイヤに初々しく視 ...
まちぼうけをしている
霊園のお墓のなかで
白白と明ける白骨のわたしは
時時
霊園の枯れた草陰から歩き出して
近くの空き地にいき
忘れ去られてペンキのはがれた木製のベンチで
しずしずとひな ...
カーテンを開ければ あたり一面銀世界
「朝食食べたら、雪だるまを作ろう」
ホストファーザーが誘う
「えっ!でも私会社に行かなくちゃ!」
「えっ!何を言ってるんだい?こんな日に会社に行くバ ...
遠く離れたあなたを想い歌を書いた
明るくて楽しくて泣けるような終わる事のない歌を
その歌はあなたには届かなく 聞く事が出来なくても
あなたの為に歌い書き続けるよ
いつか あなたと一緒に歌え ...
いちにちたっても
いっかげつたっても
村上春樹も
古今亭志ん生も
生きてたって
死んでたって
あの日のあのとき
ハッピーバースデイ
木枯らしなんて
...
改装をくりかえして
築四〇年余は建付けの歪み
隙間風が折角の暖房部屋に吹き込んで
基礎代謝低下のおいぼれは震えるばかり
まるで片田舎に建っている ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
心が息をしていない
北大路京介
自由詩
3
14/1/13 10:03
月さえ僕を照らさない
〃
自由詩
3
14/1/13 10:03
罪悪感
自転車に乗れ...
自由詩
4
14/1/13 9:13
大人の雪
朧月
自由詩
1
14/1/13 8:59
珈琲
夏川ゆう
短歌
1
14/1/13 8:56
暁星
渡辺亘
自由詩
2
14/1/13 7:24
心の中の小さな点
ichiro...
自由詩
14*
14/1/13 6:46
七色硝子の国
海鷹四季道
自由詩
3
14/1/13 1:48
夜を歩くという事
塩崎みあき
自由詩
11*
14/1/13 0:44
些細なこと
林 淳子
自由詩
5*
14/1/13 0:42
エーテル 10
草野春心
自由詩
3
14/1/12 23:24
小さな天色
朝焼彩茜色
自由詩
8*
14/1/12 22:58
アイデンティティークライシス
殿上 童
自由詩
10*
14/1/12 22:55
ありがとう
乱太郎
自由詩
11+*
14/1/12 22:38
ヴォカリーズ
ichiro...
自由詩
6*
14/1/12 22:05
黒い心
朧月
自由詩
3
14/1/12 21:17
冬静
小林螢太
自由詩
14*
14/1/12 21:12
越権
千波 一也
自由詩
6
14/1/12 20:20
ギフト
〃
自由詩
3
14/1/12 20:09
ROCK
自転車に乗れ...
自由詩
1
14/1/12 20:07
かし
a
自由詩
2
14/1/12 19:00
樹下にて
ヒヤシンス
自由詩
7*
14/1/12 18:13
エーテル 9
草野春心
自由詩
2
14/1/12 17:49
尻私欲
花形新次
自由詩
1
14/1/12 17:35
形相
葉leaf
自由詩
5
14/1/12 17:08
まちぼうけ
こしごえ
自由詩
5*
14/1/12 16:05
スノーマンと雪だるま
夏美かをる
自由詩
33*
14/1/12 15:05
歌
リィ
自由詩
1
14/1/12 15:01
ハッピーバースデイ
吉岡ペペロ
自由詩
3
14/1/12 13:30
かの幻が開いてその影はきえた(一〇)
信天翁
自由詩
3+*
14/1/12 10:45
2356
2357
2358
2359
2360
2361
2362
2363
2364
2365
2366
2367
2368
2369
2370
2371
2372
2373
2374
2375
2376
2377
2378
2379
2380
2381
2382
2383
2384
2385
2386
2387
2388
2389
2390
2391
2392
2393
2394
2395
2396
加筆訂正:
綱渡り芸人から飛行機になって飛んでいく
/
ichirou
[14/1/13 5:44]
題名を修正しました
4.99sec.