視力が弱り輪郭がボヤケタ月も美しい。
あの日、遺影のそば、泣いた女。
消えた気配。亡くなった子供。
あの日、頬に触れた赤。
伝う水は、裂め目から漏れ。
曇 ...
本当が聞きたい あるものなら今ここで
僕の有限と君の有限の間で 不滅があると信じた
ずっと笑って指差して来たものを 君とだったから信じた
いつかは土に帰る
無かったことになる
五十年 ...
ある日突然
命じられ
その日突如
生を受け
*
知られたくない
痛みを抱えて
知らされるのは
意味の無さ
*
悪意にみちた
風を受け
...
れんぎょう
れんぎょう
れんぎょう
と三回呟いたら
小さく黄色い翼がはえた
小さすぎて
私の身体は浮かないが
こころは先に
あなたのもとへと行けるようだ
暖かな日差しを受けて
春爛漫の息吹を感じる
子供達の遊ぶ声が届く
大らかな芽吹きの声が
ここに春が来たことを
そよぐ風が告げている
悩み苦しみさえも嘘と
想える程暖かな陽射し
誰も ...
ポエジーが何色なのか、オレは知らない。
何色のポエジーをお前が欲しがってるのか、オレは知らない。
〈詩情経済〉の鬼市では何色が光り輝くだろうか
沈黙交易のむこう側で、
お前が静 ...
復讐は終わった
肺腑をえぐる愛は続く
青空がただ輝く
睫毛にともる光の屑が
眩しい
君を愛するのなら
今日一日
いいことが無くていい
太陽が輝いている
それだけのことに
感謝だ
君を愛するのなら
明日一日
いいことがあるといい
明日もおもいが通じない
一日がつ ...
緊迫した空気の中
身の危険を感じた
みじろぎできないわたしが解消するためだけの欲望にさらされながら
うすく
剥離していくことを
いつまでも
覚えていて
身体は
危険!
不快!
に
...
蜃気楼精子提供いたします
春の汗自宅でできる除霊術
おんなが三人
テーブルを囲んで笑い声を上げていた
おとこは
二つほどテーブルの間を置いて
ゆったりとコーヒーカップを口に運んでいた
おとこはおんなをこっそり眺めていた
週刊誌を読 ...
クーポン使って損をしている
プリーズ女難の相
高い授業料を払うと思って騙されてください
140414
かわら家に立ち寄ると
ちょうど練りあがったばかりで
これから紐にするのだと
みんな気合が入ってきていた
まるで
離れ離れの兄妹がやっと一緒に ...
【まじか】
気が付くと
赤を塗りたくっていた
白い画用紙に クレオンの油の瘤が
浮き出てくるほどに
太陽よりも大きな赤が
あることを まじかに
もっとまじかに赤を ひきよせて ...
フルーチェを作った
冷蔵庫で冷やして
お風呂上がりに
娘と二人で食べた
フルーチェのメロン味が
美味しいねと娘がいう
幸せというのは
...
里帰り娘に還る日
略奪の限りを尽くすバイキング料理
バーゲンは主婦の戦場
主婦ニート? 主婦が本物のニートになったら家の中がどうなるか見たい?
賞味期限+三日=正しい賞味期限
...
宝箱開ける前に振ってみた何が入っているか想像
難しく考えるほど難しい自分の心現実になる
正直に雨が降ったり曇ったり空は純粋でいること教える
教科書に書かれたパラパラ漫画には教師の癖を ...
衣擦れの音の軽やかさが
春がすぎたことを告げる
夏のはじまりは
眠りの季節の終わり
彼方に見える稜線から
歌声とともに虹が湧き立ち
ゆるやかな目覚めが
きみの奥の火種に熱を与える
...
http://mb2.jp/_poem/276.html#S1278
メビウスリング4月の読書会、参加者の皆様へ
4月の課題詩を書くため、私が選んだ色は、
...
北京の霞んだ景色の向こうに
死んでしまったきみが
立っていて
天安門広場のベースボールが
いかにエキサイティングスポーツであるか
公安に向かって叫んでる
みんな!マオに当てれば
満塁ホー ...
桜が散り始めた
昔、誰かがそこに植えたのだ
古びた板壁のペンキが剥げた営舎の
埃っぽい運動場の端に
左旋回だったのは
右利きだからかもしれない
春霞の海は穏やかで
座している私の ...
今日はマスカラを買った
化粧に疎い私のささやかな武器
紫の容器がギラついている
「自分らしさ」という言葉を
あなたは毛嫌いしていたけれど
それ無しの恋など、成りようがない
額をさら ...
春祭りを
古い習慣だというひとがいる
いろんなひとの行列
いつでも太鼓はどーんどんと鳴る
鐘はしゃらんしゃらん
いつもはスカートの巫女さんも
装束でひたひたあるく
笑顔やしか ...
自炊の道を極めんと
愚娘の助言を聞き入れ
圧力鍋を購入した
やや季節はずれのブリ大根
今日は黒霧島のお湯割
圧力鍋には
なにやらタイマーが付いていて
超絶簡単レピシ本通りで
...
ひとりでメソメソ オーケー オーケー
ひとりでプンプン グッジョブ グッジョブ
ひとりでゲラゲラ いーんじゃなーい
「とある魔人の手記」
疑問を三回かいて沈めた
真っ赤な液体が入った小瓶の中で
僕は
溶けていくのを眺めていた
どれぐらいの劇薬になっただろう?
世の中で思い付く限りの毒を
紙に書いて ...
場末のバーにジョージ・ハリスン
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「曇っては晴れて」
宇野康平
自由詩
2
14/4/14 21:13
遠雷
クナリ
自由詩
21*
14/4/14 20:01
その日その生
シホ.N
自由詩
2
14/4/14 17:25
連翹忌
フユナ
自由詩
17*
14/4/14 16:23
暖かな日差しに・・・
tamami
自由詩
13
14/4/14 15:54
ウルミシュ【潤朱】
ハァモニィベ...
自由詩
3*
14/4/14 15:35
えぐる
渡辺亘
自由詩
1
14/4/14 15:24
君を愛するのなら
〃
自由詩
1
14/4/14 12:53
トラウマとテイタイ
はなもとあお
自由詩
3
14/4/14 11:25
蜃気楼精子提供いたします
北大路京介
俳句
1
14/4/14 9:50
春の汗自宅でできる除霊術
〃
俳句
2
14/4/14 9:50
夕暮れのひととき
イナエ
自由詩
8*
14/4/14 9:50
クーポン使って損をしている
北大路京介
自由詩
5
14/4/14 9:48
プリーズ女難の相
〃
自由詩
0
14/4/14 9:48
高い授業料を払うと思って騙されてください
〃
自由詩
8
14/4/14 9:48
土器
あおば
自由詩
8*
14/4/14 9:30
湧出鬼没 (三篇のオムニバス)
るるりら
自由詩
15*
14/4/14 9:10
【 フルーチェ 】
泡沫恋歌
自由詩
16*
14/4/14 9:06
自由律 【 おばさんの流儀 】 其の六
〃
俳句
5*
14/4/14 8:59
宝箱
夏川ゆう
短歌
1
14/4/14 7:23
さきくさの咲く頃に
大覚アキラ
自由詩
9*
14/4/14 4:28
メビウス4月の読書会資料(1)
ハァモニィベ...
おすすめリ...
1*
14/4/14 2:33
今きみのフグリが見えた
花形新次
自由詩
3
14/4/13 23:56
遠景
山部 佳
自由詩
8
14/4/13 23:01
どうであれ、春は
モリー
自由詩
2*
14/4/13 22:31
春祭り
朧月
自由詩
5
14/4/13 22:25
染み込む20分間がこんなに疲れるとは思いませんでした
ichiro...
自由詩
13
14/4/13 22:16
ひとりでできるもん
殿上 童
自由詩
17*
14/4/13 20:46
とある魔人の手記
最都 優
自由詩
2
14/4/13 19:36
場末のバーにジョージ・ハリスン【武玉川】
北大路京介
俳句
2*
14/4/13 9:48
2311
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2330
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2332
2333
2334
2335
2336
2337
2338
2339
2340
2341
2342
2343
2344
2345
2346
2347
2348
2349
2350
2351
加筆訂正:
【 フルーチェ 】
/
泡沫恋歌
[14/4/14 16:03]
最後の行を変更しました。
4.87sec.