ドーナツの穴から君を覗いても悩殺される(わかってて、した)
遺書が黙示録
自動ドアじゃなかった蜩鳴いている
一行で何人も殺せるペン先が細い
詩を書くという行為が、自分の中ですでに終わってしまっているんだということに、ぼくは数年前から薄々気づいていた。(作品に対する他者評価はさておき)キーボードに向かえば、頭で考えるまでもなく指先から勝手 ...
原色の世界を生きた
シグナルの点滅が眩しくて
伏せた目に 雪が積もる
知らぬ色
なかったことにしたいけれど
透明とは ちょっと違う
好きな事をしたいと
誓ったじゃあ ...
三日月の
燃えるような匂いが、
遠吠えの森を
濡らし始めると
いまだ熟さぬ果実のような
青い吐息は呼応して
疾走の支度を始める
あてもなく
ただ、
匂いだけを頼りに
荒削り ...
夜の闇は恐ろしい
目の前に何がいるかもわからないのに
自分がここにいることだけがはっきりしている
いっそ
自分も含めここに何がいるのか
誰も何もわからなければ
よかったと
闇の中 ...
今から百四十億年、昔――
謎の巨大爆発があり
宇宙の闇は、生まれました。
科学のみでは計れない
(何者か)の意図による
ビッグ・バンの一撃は
この世の摂理に、重なります。
さぁ、 ...
ちゃんとお葬式はすませた?
そう だって もう死んだんだよ
死んだんだ
だからお葬式
望遠鏡買ってもらえたの?
月を
見ていた
はじめて知った
夜って宇宙だ ...
√ Rute るーと
「 √を、開く 」
時
あなたの日々の門戸は、ぽっかり黒く
未知への通路を、開くでしょう――
(今日も天から、吹き渡る
あなたへの
air mail ...
「時」に噛まれなくなったら
「空」がにらみだした
「風」を避けだしたら
「光」も遠のきだした
何がいったい 幸いを呼びこむのか
いったい何が 災いをもたらすのか
...
(南無アッバ)をひとすじに唱え
天寿を全うした井上洋治神父が
空へ吸いこまれ、風になった日
霊柩車を見送る
カテドラル教会の庭の木々の緑に
透きとおる一陣の風は吹き抜け――
アンジ ...
ここに眠る
笹舟
水のように
再会
斎のあとで
奥座敷
五月闇
なんこつ忌
探幽記
賽の原
板
りゅうぐうのつかい
料理
...
真夜中に
ドロリと
真っ黒い塊を吐いて
解消された依存の
もたれあいに埋もれた
満たされない言葉に
足元をすくわれながら
明日だけを待ってる
欲しいのは
確かな新しさの
自分で立つ ...
少しの頭痛がある
メロン色のカーテンに仕切られた世界で
アサガオのめしべの形の女の顔が咲いていた
少々うるさいのだけど
黙るのは僕のほうだ
なぜならば僕はこの世界にイソウロウをしているから
...
曇り空 悲しいことは 考えない
グソクムシ 自分の過去と重ねみる
グソクムシ 天使を待っていたんだろ
なにも食べたくなくて白湯のんでいる
ピアノを弾くみたいに
君の頭を持ち上げて
満月から溢れ出した水の中で
僕らは捻くれた愛情を確かめている
音楽のすごいところは
音楽があるって事だと思うんだ
漫画のすごいところは
絵がある ...
菜の花にお辞儀をさせる風が居る
朧月永代という供養塔
クロネコの長距離トラック春霞
桜餅外税表示で並びをり
外税の九円ありて花疲れ
マーケット前のガチャガチャ子の春愁
龍天に昇る夜明けはすみれいろ
いっせいに北窓開くビルの壁
本閉じて灯りを消して猫の恋
ネクタイ。診療所。カバン。犬。小説。風。神様。色。スプーン。キーボード。靴下。アイロン。紐。栞。雷。ボールペン。地面。明日。電柱。太陽。サンダル。自動車。横顔。
日傘が回転しながら宙に浮かぶ。ビー玉みたいな空。つばさのない鳥が空を飛ぶ
山が恋しいのは情にほだされただけだと思っていた。見飽きたはずの雪の白を目を細めて慈しむ。
点々まばらな家々にさえ旅愁を覚え駅名にこの地の由来を尋ねる。
懐かしさはどこから来るのか。
山脈がどこま ...
この公園には獣がよく来ます
あの石積みの崩れは
イノシシの仕業
あなたの足下のぼこぼこした土
それは狸の厠
先ほど あなたの踏んだ黒い豆
シカの落とし物ですよ
昼間花見客で賑わう ...
付き合い始めてどのくらいだろう
何となく指折り数えてみる
すれ違いを何度か経験して
私は強くなれたかな
心を開きあなたに聞いてみたい
自分の心を鏡に映したような現実
あなたと見 ...
人の目にケチばかりつけるお前らの眼鏡の度数はどれくらいなの
壁を見つめて壁に書いた
壁に眼で書いているから
誰も気が付かないだろう
もうこの壁ともお別れだ
明日は別の壁の前に居る
じっと壁を見つめた日々
壁の前に机を置いている ...
...
世界の色を知らない君に
僕が色を教えてあげる
瞳は閉じたままでいい
苦しいことは何もない
ただし 耳は澄ませていて
僕らの音に色を見つけて
空の青さも 木々の緑も
炎の ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
ドーナツの穴から君を覗いても悩殺される(わかってて、した)
北大路京介
短歌
4
14/3/23 0:11
遺書が黙示録
〃
自由詩
6
14/3/23 0:10
自動ドアじゃなかった蜩鳴いている
〃
自由詩
1
14/3/23 0:10
一行で何人も殺せるペン先が細い
〃
自由詩
9
14/3/23 0:10
【HHM2参加作品】絶対的矛盾としての馬野幹について
大覚アキラ
散文(批評...
4
14/3/22 23:02
三原色
藤鈴呼
自由詩
0*
14/3/22 22:46
狼たち
千波 一也
自由詩
5
14/3/22 22:02
未来に向かって生きていけ
ichiro...
自由詩
5*
14/3/22 21:18
ビッグ・バン
服部 剛
自由詩
4*
14/3/22 21:16
葬列
佐藤伊織
自由詩
4
14/3/22 21:03
√
服部 剛
自由詩
4
14/3/22 21:02
汚泥コンテンツ⑥
信天翁
自由詩
1
14/3/22 20:51
風の祈り
服部 剛
自由詩
2*
14/3/22 20:41
詩集『十夜録』全篇
春日線香
自由詩
6
14/3/22 19:06
たより
はなもとあお
自由詩
3
14/3/22 19:05
イソウロウ
和田カマリ
自由詩
2*
14/3/22 18:45
白に近いグレー
佐和
川柳
3
14/3/22 17:27
表面張力(未詩・独白)
プル式
自由詩
2*
14/3/22 16:06
「春三題」9
もっぷ
俳句
2*
14/3/22 14:32
「春三題」8
〃
俳句
3
14/3/22 14:31
「春三題」7
〃
俳句
1
14/3/22 14:30
横顔
水宮うみ
自由詩
0
14/3/22 12:31
飛ぶ
〃
自由詩
0
14/3/22 12:13
故郷
東雲 李葉
自由詩
0
14/3/22 10:59
夜は獸
イナエ
自由詩
10*
14/3/22 10:48
聞かせてほしい
夏川ゆう
自由詩
1
14/3/22 8:55
視力0.1の世界
Neutra...
短歌
1
14/3/22 8:36
壁・・・
tamami
自由詩
15
14/3/22 7:30
ギムナジウム
TAT
自由詩
1*
14/3/22 2:44
シナスタジア
愛心
自由詩
1
14/3/22 2:27
2301
2302
2303
2304
2305
2306
2307
2308
2309
2310
2311
2312
2313
2314
2315
2316
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2318
2319
2320
2321
2322
2323
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2326
2327
2328
2329
2330
2331
2332
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2337
2338
2339
2340
2341
4.35sec.