海で眠っていれば
起こされるんだよ
水平線が
空にあるのは
海が
銀河に流れていくから
船の上で
そう思ったとき
ぼくは
信号機の音を
聞いた
片隅に花
飾られた花
精一杯咲いていても
根なし草
命短し
赤い花
愛でて綺麗だとは
儚すぎる
明日
色褪せれば
色鮮やかな
新しい赤い花 ...
片方の手を取って
九十歳のきくさんと
介護の青年は
デイサービスの廊下を
ゆっくり、歩く。
きくさんは、皺の寄った右の拳で
くしゃくしゃなちり紙を
握り締めている。
「それ ...
Objectの先端を
愛していた
だれ\よりも好きだったと
思えたものは
本当だろうか?
Objectの窓には
硝子色をした
カーテンが
硝子色の
空を映している ...
戦争って何だ?
戦争でなぜ人は死ぬ?
いや違う
戦争で人は死ぬのではなく
人が人を殺すのだ
戦争って何だ?
戦争で勝った方が正しいのか?
たくさん人を殺した方が正しいのか?
戦 ...
ストッキングを穿いたブタが
元町通1丁目のシャネルの前で
レトロな街灯に凭れてスマホで遊んでいる
二本しかない指で器用に画面を擦る
時折落ちてくる紫色のエクステを
けだるげな雰囲気を演出しな ...
歩いては
遠くには行けない
この足だけで歩いては
毎日 移動している道の
およそ 半分までしか行けない
けれど
とけた雪を踏み崩しながら
足だけを動かし
...
いつか
虹がでてるから空見て!
って
メールでおしえてくれたね
わたし
ありがとうって伝えなかった気がする
いつも
はずかしいとか
てれくさいとか
そんなものに
負けてたん ...
炬燵の上にはみかんの入ったざるが置いて在る
あたりまえのように炬燵に入り蜜柑の皮を剥く
子供の頃は至極あたりまえに蜜柑を食べたもの
蜜柑やりんごはいつも一箱ごとに八百屋さんが
届けてくれて ...
カーナビの知らぬ公園風光る
どちらとも敵ではないし夜の梅
春兆す左舷に見えたフラミンゴ
借りた雑誌の文通欄に蛍光ペン
赤ちゃん言葉がしゃがれている
一生懸命で叶わないことが多い
りんごを食べた
わけありりんごを食べた
わけあり家族で
りんごを食べた
みんな無言で
それぞれの方向をみて
ペットのハムスターだけが
かさこそ音をたてて食べた
北国から ...
しあわせ は
たぶんきっと飴色で
涙かでるほど甘いものでしょう?
なんども見逃してきた、と思うので
どういうものか とか
どうやったらなれるのか とか
教科書にのっ ...
同じ道を歩むはずだったのに
繋がれた手は離れていって
背中さえ見えない今はもう
一番星はそこにあったはずなのに
微笑んでいた月は欠けていて
幾千の星が輝く今はもう
溢れるほどに注が ...
交響曲第一番「亀戸」を作曲しようと思ったが
口笛も吹けないので断念し
リーマン予想を証明しようとしたが
9の段が苦手だし
素数はブルドッグしか知らないので諦めた
4回捻りに挑戦しようとも考え ...
窓をあけるように
テレビをつける
人に会うように
ネットをつなげる
手紙をかくように
独りをつづる
扉をあけるように
脳ミソひらく
いくら開いても
広 ...
ほほなぜる風のささやき春浅し
手のむこう雲は流れる二月かな
ふりかえる 映すあおぞら春の道
生まれてくるときはひとり
死ぬときもひとり
だけど
笑うのも
泣くのも
怒るのも
ひとりではできないのが不思議
そして
笑ったり
泣いたり
怒ったりしないと
...
お喋りして良いかしら
もしもある女性が心は男性だったとして
でも同時によ
同性愛者だったとして
男性を愛したとする
すると
そとからみれば普通の異性愛者と見えるでしょう?
北 ...
さめたみそ汁
水たまり
霞や雲が
大人しく降る
風に運ばれ
光に刺激され
歴史の束の間
毒をおびる
ああ、黙っていたら
損をするなんて
...
もう会わない人が夢にあらわれて息子と夫に背を向けている
初恋は夫なんです本当に誰に言い訳しているのやら
日曜日夫のてづくりおにぎりを大きな口で子と食べる ...
芒
あちこちゆらゆらゆれるしろがね
原っぱで ぽつんとひとりそよぐ
手の中のまるみをおびた小石が
ほんのりあたたかい
地面の土は黒く底はなく
白い息 宙へ解ける明滅
山脈の稜線の縁は ...
どうやったら振り向かせられるか解らなくて
戻ってきてよ
戻ってきてよ
それしか呪文のように
出る言葉はなくて
だけど
打てる文字も
伝えたい気持ちも
天の邪鬼だから
僕は本音 ...
あの季節
自分のからだから、言葉がはがれ落ちてくのを
見てた
のりに浸した活字みたいに薄い
僕のなけなしのロマンチックを
きみの目がやさしくピンセットで
やわらかな原稿用紙に押さえつけ ...
昔の日もらいし歌の一首をば失いにけり惜しからざらめ
いまも妻傍らにありすやすやと何を夢見る寝床にありて
私の中に言葉がやってくると
私はつい沈黙してしまいます
・・・私、詩人なんです
馬鹿馬鹿しい事に
私だってジャニーズが好きです
特に、亀梨君が好きです
真面 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
海
佐藤伊織
自由詩
4
14/2/27 23:55
片隅
くうに
自由詩
1
14/2/27 23:39
白いちり紙
服部 剛
自由詩
10
14/2/27 23:30
Object
佐藤伊織
自由詩
0
14/2/27 22:57
戦争って何だ?
ichiro...
自由詩
9*
14/2/27 22:56
買い物
山部 佳
自由詩
3
14/2/27 22:37
遠くには行けない
フユナ
自由詩
7*
14/2/27 22:32
ともだち
弓夜
自由詩
3*
14/2/27 22:08
炬燵・・・
tamami
自由詩
11
14/2/27 21:59
カーナビの知らぬ公園風光る
北大路京介
俳句
6
14/2/27 21:48
どちらとも敵ではないし夜の梅
〃
俳句
3
14/2/27 21:48
春兆す左舷に見えたフラミンゴ
〃
俳句
2
14/2/27 21:48
借りた雑誌の文通欄に蛍光ペン
〃
自由詩
3
14/2/27 21:47
赤ちゃん言葉がしゃがれている
〃
自由詩
5
14/2/27 21:47
一生懸命で叶わないことが多い
〃
自由詩
1
14/2/27 21:46
わけありりんご
朧月
自由詩
3
14/2/27 21:44
しあわせの見つけ方
ちと
自由詩
0
14/2/27 21:32
愛してた
ムウ
自由詩
2
14/2/27 21:23
夢を見るバカ
花形新次
自由詩
4
14/2/27 19:30
窓を開く
シホ.N
自由詩
2
14/2/27 18:40
二月
こしごえ
俳句
1*
14/2/27 15:20
その間だけでも
小原あき
自由詩
6*
14/2/27 14:34
サークル「群青」 課題「紫」 『赤と青の間』
木原東子
自由詩
7*
14/2/27 14:12
天気予報
吉岡ペペロ
自由詩
4
14/2/27 13:35
初恋
小原あき
短歌
4*
14/2/27 13:19
芒野原
こしごえ
自由詩
3*
14/2/27 13:15
となえられない呪文
最都 優
自由詩
0
14/2/27 13:10
ポエム
ユッカ
自由詩
6
14/2/27 12:44
妻の歌
生田 稔
短歌
3
14/2/27 9:32
詩人女子
yamada...
自由詩
5
14/2/27 9:28
2301
2302
2303
2304
2305
2306
2307
2308
2309
2310
2311
2312
2313
2314
2315
2316
2317
2318
2319
2320
2321
2322
2323
2324
2325
2326
2327
2328
2329
2330
2331
2332
2333
2334
2335
2336
2337
2338
2339
2340
2341
加筆訂正:
二月
/
こしごえ
[14/2/27 22:03]
三句目を 追加しました。 拝礼 。
5.2sec.