ボクは欠けているらしい
そうだとしても
ボクとしては困っていないのに
みんなは困るらしい
欠けていないボクって
実在しないのだから
みんな困らないと思うんだけどな
節分やダルマ燃えたる焚き上げ場 節分や父のカタチの鬼の影 節分はオスカルになる舞妓かな 夢に疲れて夢で寝る 夏の来た部屋に貼れないカイロ 口笛吹いて蛇が出ない 灯りをつける ままの指影
笑われに 風 戸に止まる

はかれる継ぎ目 キラら酔
のぞく帆三日月 黒河蔵海

折鶴といて 折り痕ぬぐう
灯りを消したままの指守り
さむらごうちの言い分

耳が聴こえるとか
聴こえないとか
しつこく追及しますけどね
この際だから
ハッキリ言いますが
一番の問題は
あんたらの目が利かないって
ことじゃないの、ええ? ...
  見知らぬ男が一人
  バッターボックスに立って
  枯れ葉のような色をした 外套のボタンをはずした
  上から三番目、ひどくほつれて、取れかかったボタンだ



  透き通っ ...
中学生になって
初めてコーヒーを飲んだ
僕はその3時間後から
コーヒーが大好きになった

コクや酸味の味わいや
鼻から抜ける香りを好きになるのは
それから3年程経ってから


コー ...
久しぶりに
君の声を聞いた。
何年ぶりだろう…

君は今も
僕の親友で
真友で心友で
信友だ。

電話から聞こえてくる
君の声は今もあの頃のままで
いつも君と一緒に居た
あの頃 ...
29歳になりました。
20代最後です。
恋愛経験全然ないけど、結婚願望はあるんです。
だから、今年こそ、気持ちよく動こうって決めました。

出会いは、ない。
だから、婚活パーティだとか ...
こんな日は
決まって風が泣く

弔いはもう済ませたというのに

細い通路に
冬という冬が
我もわれもと押し寄せて
ひゅうう ひゅううと
うなるのだ

夢遊病者のように
あの音を ...
  珊瑚礁がわらっている
  夕方 潮風のかわりに



  わたしは、
  爪を剥がされた猫と 体毛の薄くなった猫とを
  膝のうえに半分ずつ抱いて 雨を受けた、
  あなた ...
昨日の二月八日に

関東では大雪が降りました

そのせいで、僕のバイトは休みになったのですが

店長が僕に連絡くれなかったんで

僕は雪の中を歩いて

店まで行きました

店に ...
久しぶりに田村隆一詩集を開いて

そこにある言葉を一つ一つ拾ってみる

「文学」なんて名がついて

「詩」というジャンルに分類されて

まるでそんな事を笑うかのように

...
広島出身でパチンコ好きの
両親の影響は特になく
中学生のときに
理科室でメチルアルコールを
飲み続けたために
ある日突然光を失った
画家佐村小路守忠相
(どっからどこまでが苗字なんだ?) ...
夜中の2時に玄関前で
猫がニャーニャー鳴いている
外では雪が降っていて 
染み込んでくる冷気のために
僕は布団にくるまっている
古い時計の秒針だけが
静かにこだまし続ける夜中に
ニャーニ ...
{引用=風の無い闇に静かに落ちる雨春の嵐が恋しい初冬


冬の雨君に問いたい風も無く終日落ちるだけのさびしさ


この空の身の上ゆえのなみだかと凪いだ東京十二月の雨


失くしてた羊 ...
あの子あの子あの子はいまどこ
ああ雪が屋根から落ちる音
二月、東京に降った雪

あの子あの子あの子が泣いてる
行かなくちゃ助けるために
行かなくちゃ早く

遡って行かなくちゃ
靴下を ...
いつもより赤い夕陽が レンズのかかった 目に映る
煙突からの かすんだ煙が風にさらわれる
家路へ急ぐ 人々の影が消えそうになる
この日常の風景の中にも 答えはない

自分自身を 分断している ...
ピンクのスポット
タバコの煙が見せる
ギターを泣かせる
チョーキングするときの
薬指がセクシーで
まぶしい

ときおりきらめく
弦が好きだ
あなたは笑う
ライブハウスの
こちら側 ...
歴史は妄想の彼方にある
現実は忘却の中にある
未来は脳髄の何処かにある
いずれにしても無関心であることが肝要だ

冬の季(とき)、春に焦がれ
春の季(とき)、夏を熱望し
夏の季(とき)、 ...
僕は一日、働いて
妻は入院中の周を日がな看病した後
落ちあった、ファミリーレストランの、夕の食卓。

「今日は俺が運転するから、たまには飲みなよ」
「え、ほんとう?」

つい先ほどまでは ...
ほんの{ルビ些細=ささい}な一言で
あなたの顔に、灯はともる。

ほん些細な気づきから
日々の場面に、光は射す。

今・今・今・今・今なのです――
禅体験は古都のお寺の
背後に広がる空 ...
一日の仕事を終えた、独りの夜。

組んだ両手を、一つに{ルビ統=す}べるように
閉じた瞳の前で、ぎゅう…とあわせる。

日々の仲間と横一線に、手をつなぎ
悩みという名の{ルビ靄=もや}さえ ...
薄紫色の波紋で充ちる夕暮れ
うつむく甘い風の香り
きらり 遠くに灯り始める 光の粒
あめ玉のように 宝石のように
水の音は縒(よ)り合わされて舞い立ち
鳥は世界をひるがえす

今 胸から ...
今朝はとても寒かったので
まだ暖まらない寒い部屋で
温かいインスタントスープを飲もうとしたら
スプーンがものすごく冷たくてびっくりした

そういえば

15年程前
仙台のホテルでの夕食 ...
木立を抜けた風が
遠い町のざわめきを運んでくる

夕暮れの空が誘っている
踊りだす色の魔法で
ここちよく…あちらの世界に
ちくちくと心を刺す過ぎ去った風景

風に髪をなびかせながら ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
らしいらしいイオン自由詩0*14/2/9 22:12
節分やダルマ燃えたる焚き上げ場北大路京介俳句114/2/9 20:43
節分や父のカタチの鬼の影俳句314/2/9 20:43
節分はオスカルになる舞妓かな俳句114/2/9 20:43
夢に疲れて夢で寝る自由詩714/2/9 20:41
夏の来た部屋に貼れないカイロ自由詩114/2/9 20:41
口笛吹いて蛇が出ない自由詩3*14/2/9 20:41
くくる 宵 砂木自由詩9*14/2/9 19:40
さむらごうちの言い分花形新次自由詩1*14/2/9 16:40
バッターボックス草野春心自由詩314/2/9 16:19
3時間後のドリップichiro...自由詩4+*14/2/9 15:58
進めーッ(*^▽^*)清風三日月自由詩114/2/9 15:24
ありあまる気持ちはるこ自由詩1+*14/2/9 14:33
もがりぶえそらの珊瑚自由詩20*14/2/9 14:01
珊瑚礁草野春心自由詩414/2/9 13:03
昨日見た雪の事などyamada...自由詩414/2/9 10:50
詩に何を書こうか自由詩014/2/9 10:10
盲目の天才画家花形新次自由詩2*14/2/9 9:30
猫と雪こいち自由詩414/2/9 7:41
命日二〇一三 (二〇首)もっぷ短歌214/2/9 3:43
ジャー自由詩6*14/2/9 3:20
遠い橋佐白光自由詩014/2/9 1:27
ライブスポット藤原絵理子自由詩3*14/2/9 0:06
近頃……とある蛙自由詩9*14/2/8 23:39
歪んだコップ服部 剛自由詩11*14/2/8 23:16
禅画について  自由詩2*14/2/8 23:01
手つなぎ鬼の夢自由詩014/2/8 22:48
花と風aida自由詩4*14/2/8 22:30
スプーンウォーマーichiro...自由詩3+*14/2/8 22:22
水晶の砂時計藤原絵理子自由詩2*14/2/8 22:14

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