わが背子に告げむと思ひし春とほし つぼみぬ梅に雪の降れれば

ひさかたのあまぎる雪そ梅が枝の 花とも見えずつもりぬるかな

あをによし奈良の都の大雪や 散りかふ花を夢にも見まほし
■そんな人だとは■
あなたがそんな人だとは思わなかった
ずっと疑っていたのに
とっくに信じてもよかったのだなんて。





■冗談■
今にして思えば、冗談のような愛情だった。
...
そろそろ携帯ぐらい出さないと
異次元感がK点を遥かに越えているぞ
(かさいノリすけ 談)

それはともかく
息子も娘も孫さえも
ブリキの太鼓状態なのに
てめえだけその歳で
声変わり ...
私の母親の悲しみは(凍える滝に沈み、また溶け出す)
芽の中に生きる木と歌‥‥‥‥その回転の中で生きている‥‥万物の輪を拡張すること、[曲げる]こと‥‥母の影帽子は‥‥リリースされ‥‥始められる

...
芸能人に
熱を上げている私は
素敵障害者
オレが抱枕になってあげようか独り言にもカビが生えてる 折りたたみライフルはある傘がない誰かが迎えに来ることもない ウケグチノホソミオナガノオキナハギ彼が名前を書くことはない まがさすペガサス泣いてやる はしゃげないレーザービームふにゃり 飲み過ぎて真っ赤なフューチャー 胸の奥に花を浮かべた人たちの
お行儀のよい笑顔を覗く
消えてゆくのか指 一本ずつ

肌を塗るもう一度塗る
審判を隠すパウダーの色
どこにいてどこにもおらず
冬空に雲 覆い尽くして

...
弾丸がもし
目に見えたら
君はどうするだろう

貫くだけ貫いて
戻らない弾丸を
無数に浮かんで
いつでも狙っている弾丸を

銃口なんてないから
どこから来たのか解らない
弾丸を
...
釘で刺した脚から虹があふれた
洗面器一杯に溜まった掬うと光って弾けた
中指と薬指の間から糸
塗りつけたら痘痕になった

無駄のない速さで跳ぶ
二本脚では届かなかった
海に削ら ...
舗装された道のうえでぼんやりと月を見あげた瞬間、
すべてが間違いのようになってしまった気がした
ムリに泣こうとしても何もでてこなかった
きっとひどい顔をしていた
夜なんだから照らさないでくれれ ...
猿山で
猿がせんずりをしている
誰に教わったのか…
死ぬまでするであろう

隣のお山では
詩人のおばさんが
七転八倒して詩をひり出している
死ぬまでするであろう

おじさんの詩人は ...
僕らのはじめの質問は「僕はだれ?」だよね
もう自分に尋いた人も まだの人も
答えられる人も そうでない人も
ここが 始り

僕らの中には かなしみも愛も分別もある
「しなくちゃいけないこ ...
とりとめもないものは
落葉に埋れたもう書けなくなった詩人の詩
ズタズタになった絵描きの指
潰れた歌うたいの肺
断裂した走者の腱


バルコニーに
数日前に行方知れず ...
溶けたカラメルが
ゆっくりと べったりと 
頬に 絡みつく

気持ち悪いから
手を払いたいのだけれど
腹が痛いと 繰り返すので
邪険にも 出来ない

ジャンケンで決めよう ...
きみは前日の失敗をかかえ、氷上に立った
その日のきみは前日とちがっていた
蹉跌はきみのなかでいくどもいくども燃やされ、灰燼に帰していた
きみはシンボルのジャンプをきめ
きみのフィギュア人生のす ...
その果実には色がある

制約のもと
つかのま限りの色がある



その果実には形がある

どの角度でも
どの経過でも
思いのほかに柔軟な形がある



その果実には香 ...
自分に催眠術をかけようとして
5円玉に糸を通してぶら下げて
目の前で振り子運動をさせて見ていたら
気がついた


振り子の重りがどんなに軽くても重くても
振り子運動の往復時間は同じ
...
早瀬のそばの竹やぶに
住んでおりましたので
笹舟を流しては遊んだものです
手を離すと同時に
それは勢いよく
旅立っていきました
赤い橋をくぐるまでは
なんとか目で追うことができましたが
...
寝る 起きる 空に鳥
齧る 飲み込む 赤いリンゴ
出かける 帰る 銀色の鍵

当たり前の
こんな普通が
何よりも大切な
あなたのものがたり
小さな家の
小さな庭で
立ち止まる小さな時間

枯れた柿の木の下で
腐ってゆく
冬を越せなかった果実

もつれてしまった糸を
ほどいていくのに
疲れてしまい
あきらめてしまった春 ...
祖父は十月に亡くなった。肺がんだった。私は茶髪を黒く染め葬式に臨んだ。火葬が済み、家の墓に納骨する段になって、骨壺の入った箱を持った父は、「こんなに小さくなって」と悲痛な泣き声のような声を出し ... ダメになったなんて誰がわかるって云うんだ

臭いもなけりゃ味もない
見た目だって変わりゃしない

生きているんだ“なまもの”じゃない

ダメになったなんて誰がわかるって云うんだ

一 ...
初めまして、こんばんは。



或る死神の話



えーと、踏み台にロープ。まあ、もう梁に通してらっしゃる。
先端わっかにして。まあまあ、首吊り自殺ですか。
ここ最近多いんです ...
別段輝いた瞳でもなかったけれど

思い出せば

あの頃の私は舞台に立つ

特別何かできたわけでもなかったけれど

思い出はまだ息をしている


現在は死ぬ

過去は蘇る

...
かなしくてさみしいゆめをみた
なにも思い出したくない
 
 
どうしょうもなくて、こどものように泣いた
鼻の奥がつんと痛くて、なみだがとまらなかった
やわらかな毛布につつまれたまま、身動き ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
大雪の降りたる日に作る 三首藤原絵理子短歌114/2/23 20:55
いいことや悪いことないまぜ ごく短く十二篇クナリ自由詩4*14/2/23 20:17
波平声変わりするの巻花形新次自由詩314/2/23 19:59
和田カマリ自由詩1*14/2/23 19:45
素敵障害者イオン自由詩014/2/23 18:49
オレが抱枕になってあげようか独り言にもカビが生えてる北大路京介短歌414/2/23 18:29
折りたたみライフルはある傘がない誰かが迎えに来ることもない短歌014/2/23 18:29
ウケグチノホソミオナガノオキナハギ彼が名前を書くことはない短歌214/2/23 18:29
まがさすペガサス泣いてやる自由詩214/2/23 18:27
はしゃげないレーザービームふにゃり自由詩014/2/23 18:27
飲み過ぎて真っ赤なフューチャー自由詩514/2/23 18:27
無題(2014.2)新嶋樹自由詩314/2/23 18:25
弾丸最都 優自由詩314/2/23 18:07
無題(2009.4)新嶋樹自由詩214/2/23 18:04
満月みたいな街ユッカ自由詩514/2/23 18:00
晴れた日山部 佳自由詩114/2/23 17:29
スタート地点レシート自由詩014/2/23 16:36
とりとめもないものはホロウ・シカ...自由詩3*14/2/23 16:27
妖艶な虫かご藤鈴呼自由詩7*14/2/23 13:16
氷上に咲いた一輪の青い花に寅午自由詩014/2/23 12:57
パウダー・フルーツ千波 一也自由詩214/2/23 12:46
振り子運動を見ながら平等を考えるichiro...自由詩9*14/2/23 10:52
笹舟そらの珊瑚自由詩17*14/2/23 10:22
「ものがたり」にかほ あや自由詩414/2/23 9:43
小さな家within自由詩5*14/2/23 9:13
ふりだし葉leaf自由詩414/2/23 7:15
おひとついかがですか?徘徊メガネ自由詩314/2/23 3:09
或る死神の話愛心自由詩314/2/23 2:14
セピアcidle自由詩314/2/23 1:49
不眠kotoha自由詩214/2/23 1:41

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