砂の城は
潮風にだけ開かれている
砂の城は
形あるものを招きはしない
そのことに
気づいたものたちは
ゆっくり砂へと戻りはじめる
そして
それらの隙間へ
およぶ視線た ...
最近はコロッケを作っていません
何故なら息子が肉を食べたがるから
「今日のお弁当肉が少なかった」
などと言います
16歳になった息子は
172センチ45キロというかかしっぷり
肉はどこへ行 ...
昨晩
ひとつの恋を失った
ミセス ミスティは
男の不実を責めるでもなく
ピアノの蓋を閉めた
ミとファ
シとドの間に
黒鍵がない理由は
おそらく
その間に
幻想があるからだと
...
ぬかったわ
ふるぼこではないか
ぼっこぼこではないか
荒廃した この さもしい自分は
一体どうしたら いいんだ。
いやまて これは
文字の羅列をなぞる指先
田田田田
...
紫のホトケノザには毒があるわざと入れてる七草粥に
バカラさえ覚えなければ寒戻る
立春やパティシエの手にタルトヘラ
テコの原理で告白されないかなぁ
安売りのプリンを大量に買い込んでもうちょっと生きる
お詫びのしるしが詫びてない
木の枝に積もった雪は
小さな里をいくつも作り出す
それは大きな冬がてんでに飛び散って
目に見える器として現れたもの
私は肺の方から雪の飛沫を求める
近い日に近い日が寄り添って
...
くちびるに生温かい
温度を感じた瞬間
身体の内側から
皮が剥がされ
わたしのわたしが分離する
くちびるにはくちびるを
手のひらには手のひらを
...
花
花に心はなけれども来てみれば何やら恋し山の赤ばな
人は消え名は廃れども歌の色残りて消えじ常世の今も
悲しさや人の別れも会うことも多くの人の顔思いいず
今日は粗大ごみの日スーパーエゴが無言で手首縛った腹立つ
root
ねっこ 根幹 こんかかん
ららら おいらの 直下だよ
雪が 覆うか のように
改変は パスを 請求するさ
桁がおおくて 忘れてしまう
ログオンするにも こ ...
やわらか日差し午後
肩までピアノ、湯に浸かる
浮かぶ椅子の脚、揉みほぐす
いつも世話になてる
いつも世話になてるからね
普段聞けないピアノ音を聞い ...
癒し癒された今夜も
本当にありがとう
癒されることで癒し
癒すことで癒される
そしてふと思う
癒しと卑しいの近さを
誰かの為になんて
生きている理由を作る
恥ずかしい 恥ずかしい
でもね ただの理由なんだ
理由以外にねえ そこの君
理由を否定出来ますか?
理由で生きている事に
...
人はなぜ絶つのかと
命を
思っていた
見えた 街が
寂しい
波の向こうに
言葉が
無かったからこそ
生きてこられた気がする
思う 不要な
自分を思う
...
初めておじいちゃんの写真を見た
そこにはまだ若い両親と
僕より10っこ年上のねーちゃんが
丸々した赤ちゃんで
おじいちゃんを囲む様にして
撮られた1枚だった
45年前の白黒写真
その時す ...
春、ひとすじの川が
豊かな緑に彩どられるころ
薄い衣をまとっていくといい
きみは女なのだから
岸のむこう側では
きれいなかたちをした石が
見 ...
芥川龍之介とマリリン・モンローは
一、生母の狂気遺伝にぼんやり怯えていた
一、心身疲弊と神経症状に苛まれていた
一、常用眠剤プラスαで眠り死んだ
傑出の質量はあたかも
恒 ...
もしもし
はい こちらスマイルお天気相談所です
あの 明日のS市の天気が知りたいのですが
存じ上げませんが
でも そちらはお天気相談所でしょう?
いいえ スマイルお天 ...
すべての人の死を、ぼくは悲しめない
毎朝、挨拶したり、一緒に食事をしたり
セックスをした相手の死すら悲しめないこともある
フィリップ シーモア ホフマン
ぼくはスクリーンのなか、
何 ...
きれいな紙に
現実を書いて
違和感を感じた
だから
キレイ事だけを書いて
納得しよう
こんなに綺麗な私に
見とれよう…
…ふざけてるわ!
きれいな紙と ...
断裂
断裂
頭部と胴部のミックスジュース
腐敗と分解
再構成による拡散
重力場に支配されない全面的な再出発
そこに自我は残留できないのだろうが、しかし
時よ戻 ...
お風呂の中には水がある
どこからきたのか知りたくて本を読む
おぼれそうになりながら
読む本をささえる指
わたしはどこへゆくの
流れる水になって
言葉はあふれても
どこへもゆけないの
...
冬に溶けていた
欠片が
今、きらきらと
夜に降る
氷の棘でした
ひとつはカイの目の中に
ひとつはカイの心臓に
結晶というものは
なんて
おそろしいものでしょう
この世に ...
あおに 生まれ
あおとして 過ごし
あおのままで 逝きたい
たとえ馬鹿にされ、笑われようとも
そして、また
あおで、
声が聞こえる
耳のおくで聞いている
あたたかくて
なつかしくて首傾げる
声が聞こえる
じぶんをコントロールできたなら
まわりもコントロールできるかも
じぶ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
砂の城
千波 一也
自由詩
2
14/2/5 15:46
コロッケ その3
ふるる
自由詩
8*
14/2/5 15:14
【ミセス M】詩サークル「群青」の一月のお題「霧」への提出作 ...
そらの珊瑚
自由詩
14*
14/2/5 15:13
ぬくい
るるりら
自由詩
9*
14/2/5 14:39
紫のホトケノザには毒があるわざと入れてる七草粥に
北大路京介
短歌
3*
14/2/5 14:36
バカラさえ覚えなければ寒戻る
〃
俳句
2
14/2/5 14:35
立春やパティシエの手にタルトヘラ
〃
俳句
1
14/2/5 14:35
テコの原理で告白されないかなぁ
〃
自由詩
4
14/2/5 14:34
安売りのプリンを大量に買い込んでもうちょっと生きる
〃
自由詩
4
14/2/5 14:34
お詫びのしるしが詫びてない
〃
自由詩
5
14/2/5 14:34
雪
葉leaf
自由詩
4
14/2/5 14:16
Love& Peace
中山 マキ
自由詩
0
14/2/5 12:01
花
生田 稔
短歌
3
14/2/5 9:27
超自我よ、お前もか
あかりんこ
短歌
1
14/2/5 8:49
root
ドクダミ五十...
自由詩
1
14/2/5 8:18
Gランドピアッノ島の休日
ヨルノテガム
自由詩
2
14/2/5 4:07
I Ya Shi
森川美咲
自由詩
1*
14/2/5 1:24
おこがましい
ドクダミ五十...
自由詩
1
14/2/5 1:22
ある日の茶
番田
自由詩
2
14/2/5 0:36
45年前の白黒写真
こいち
自由詩
3
14/2/5 0:25
薄い衣
草野春心
自由詩
7*
14/2/5 0:22
我鬼窟主人と飢餓靴女
salco
自由詩
7
14/2/4 23:44
スマイルお天気相談所
ichiro...
自由詩
5*
14/2/4 23:39
フィリップ シーモア ホフマン
末下りょう
自由詩
4
14/2/4 23:33
きれい
シズクにて
自由詩
5*
14/2/4 23:17
不確定性原理は何も保証していない
2012
自由詩
2*
14/2/4 22:07
文字風呂
朧月
自由詩
5
14/2/4 22:01
氷の棘
そらの珊瑚
自由詩
18*
14/2/4 21:29
あおのままで
小林螢太
自由詩
6*
14/2/4 20:56
声が聞こえる
吉岡ペペロ
自由詩
1
14/2/4 20:43
2312
2313
2314
2315
2316
2317
2318
2319
2320
2321
2322
2323
2324
2325
2326
2327
2328
2329
2330
2331
2332
2333
2334
2335
2336
2337
2338
2339
2340
2341
2342
2343
2344
2345
2346
2347
2348
2349
2350
2351
2352
4.32sec.