オボカタさんの話題ばかりが優勢で
なんだか全然注目されないので
もう一度会見でも開いて
わたしもササイ教授にセクハラされたんです
とか涙ながらに告発するのを
虎視眈々と狙っているさむらごうち ...
...
{引用=
外は雨。
窓のガラスに幾粒もの涙が
透明な線を斜めに描いていく。
ベッドの上からその景色を見上げていると
左手がやさしい感触に包 ...
今夜ぬかるみそうですね
まだちょっと震えていて
瞳は亀裂して手招くのです
梢に掛ったビニール袋の
違和としての惨めさの中へ
眠りは逃げた僕から逆行した
福寿草のように笑う
気の早い毒 ...
ヒサカキは塩ラーメンの粉末スープの匂い
ウグイスのさえずり
鋭く 、
ハルリンドウみたいな
森ガール、山ガール
シャンプーの香り?
数羽のカワウは巣材をくわえて池を越えてく ...
空洞/
廊下で屋上で階段で
血がでるまで殴り続ける放課後
さっきまで童貞だった少年が
トイレで公園で部室で
制服を精液で征服した気になって
ばかなんじゃないの、
校庭の花壇が
雨の次の ...
誰もスペリオル湖の悲哀を知らない。
誰もミシガン湖の慈愛を評価しない。
誰もヒューロン湖の出生に言及せず
誰もエリー湖の瑞々しさに気づかず
誰もオンタリオ湖の覚悟を知らない。
知らないで ...
地上に引き出された私の網膜に
無数の矢が
容赦なく突き刺さる
モグラになって初めて知った
過剰な光は
漆黒の闇よりもさらに凶暴で
瞳を凝らす事を禁じ
見る事を私に許さない
視神 ...
トリンプの調査によると蝮蛇草
光風や新種の馬の午後の海
香典の代わりに蜜柑差し出して知らない人の通夜で寿司喰う
退屈について考える退屈
静止画は美人
お父さんだけがスタンディングオベーションしていて嫌な空気
緑色の小鳥が歌います
夜の夢という名の
美しく透明な時と場所で
小さな嘴で泣くように歌います
墜ちたら死ぬのさ
飛ぶしかない
飛ぶしかない
それが僕の一生なんだ
...
いたずら 乱太郎
眠りを知らない時の神
人間の右回りに活動する肉体の細胞核は
騙された睡眠薬だ
無限に生きる術は夢で踊り
永遠の門番から渡された片道切符の切れ端の上で
一喜一憂して果 ...
無念にも散っていった星屑の数々。
いつも思い出が僕を追い越していく。
復讐は終わった。青空が輝く。
誰が欲しいか花いちもんめ。
如何ように描かるるべきかと
花問いて舞いて乱れて
我立ち尽くす
誰がために
愛をしぼりて咲く花か
実にやどらせる
生わぬ命よ
忘れさす末期の雪に
霞みゆく
...
薔薇にとまった蜻蛉の複眼が
通りすぎる女を見る
巨大な硝子張りのビルディング
窓一枚一枚に映し出される
其れ其れの場面の
姿を、姿に、姿へ、姿が
パイプオルガンのパイプを通り
...
指の絆創膏をはがしてみれば
血は止まったものの
いまだ なまめかしく
傷はそこにあった
たった一日
空気を遮断されただけで そこは
色が蒸発したように
あっけらかんと白く
まるで湯 ...
今宵の月は、燃えている
爆発を反復するプロミネンス
立ち上がる火柱に 閉じ込められている一車両の電車が
あらゆる過去と あらゆる未来の間で ゆれている
ゆくえも、ゆきさきも
よく、もえて ...
鴨が水中でエサを探す
大丈夫かな
そう思った頃に顔を出す
すいすい泳ぎ
ついっともぐる
空も川も自在なのか
水の輪が
ひろがるひろがる
私のこころの中にも
風の斜めを斜めに接いで
透明は高く昇りゆく
月の火の径
むらさきの径
黒い肖像
黒い炎
名前は立ち去る
空は
羽に煮立ちだす
指の内の冬
かたち ...
泣いている顔の酒があり
なだめもせずに呑み干した
ああ けだものよ
おまえにはまた
崖の上で赦しを請う
...
小学校の教師は
満州の寒さを語った
近所のおっさんは
突撃の仕方を語った
母親は
配給の乏しさを語った
父親は
出征の誉れを語った
街では
白い軍帽を被った脚のない人が
人通り ...
糸のように細い茎
葉は小さなハート型
切って
水に挿しておくと
傷つきやすい神経のような
白い根がはえ
土に植えると
再生する
そうやって
いくらでも増えるクローン植物
...
便秘には
クソデールを3錠
ハゲには
フリカケールを1服
ブスには
カオヌールを1塗り
包茎には
カワムケールを1滴
ヤクだ、ヤクだ
俺には
ヤクが必要なんだ!
インポに ...
元関西テレビアナウンサー、杉本清氏の競馬実況を集めた愛読書『三冠へ向かって視界よし』(日本文芸社)から、特に好きな実況を十選し、ひとことふたこと述べさせていただきます。ワタシの蛇足はどっちでもいいの ...
「ここで鐘を鳴らし この愛を 遠くまで誓おう」
渡しの木々が遮る 山は聳え(そびえ)
拒む断崖に 鳴るは波音だけ
数多の鳥居が見える 昇りの線に沿って
身を焦がしては潜る(くぐ ...
フェラーリのような女が颯爽と乗込んで来た時、電車内は満席だった。
*
女は、妙に似合う黄色の吊革を掴んで立ったまま、彼女よりちょっと薄紅がかった、シャア専用といった感じの、携帯電話を取り ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
帰ってきた、さむらごうち
花形新次
自由詩
1
14/4/17 0:45
昔からここには何もなかった
TAT
短歌
0
14/4/16 23:25
ガラスのかけら
青色銀河団
自由詩
3+
14/4/16 23:05
コウフクノモノサシ
ただのみきや
自由詩
17*
14/4/16 23:02
なかなかむらむらこない
末下りょう
自由詩
1*
14/4/16 22:41
空洞少年 / 残響少女
左屋百色
自由詩
2*
14/4/16 22:27
五大湖は闘えと言う
ブルース瀬戸...
自由詩
3*
14/4/16 19:36
点眼
Lucy
自由詩
20*
14/4/16 19:17
トリンプの調査によると蝮蛇草
北大路京介
俳句
1
14/4/16 17:51
光風や新種の馬の午後の海
〃
俳句
1
14/4/16 17:49
香典の代わりに蜜柑差し出して知らない人の通夜で寿司喰う
〃
短歌
3
14/4/16 17:49
退屈について考える退屈
〃
自由詩
4
14/4/16 17:49
静止画は美人
〃
自由詩
3
14/4/16 17:48
父さんだけがスタンディングオベーションしていて嫌な空気
〃
自由詩
6
14/4/16 17:48
夜の夢
atsuch...
自由詩
12*
14/4/16 17:43
いたずら+イタ・ヅラ
乱太郎
自由詩
15*
14/4/16 16:36
つぶやき
渡辺亘
自由詩
0
14/4/16 15:24
桜-someiyoshino
游月 昭
短歌
0*
14/4/16 13:00
薔薇の女
〃
自由詩
3*
14/4/16 12:43
溺れる人魚
そらの珊瑚
自由詩
21*
14/4/16 11:50
赤い月の電車
るるりら
自由詩
13*
14/4/16 8:46
鴨
朧月
自由詩
2
14/4/16 8:21
輪と彼方
木立 悟
自由詩
2
14/4/16 3:44
ノート(51Y.4・16)
〃
自由詩
2
14/4/16 3:38
伝言
山部 佳
自由詩
8
14/4/15 22:37
ワイヤープランツ
Lucy
自由詩
13*
14/4/15 22:19
ヤク漬け
花形新次
自由詩
0
14/4/15 21:59
杉本清名実況十選
平瀬たかのり
散文(批評...
4*
14/4/15 20:56
日輪の見える断崖から
黒ヱ
自由詩
2*
14/4/15 20:13
繋がる赤い糸
ハァモニィベ...
自由詩
3*
14/4/15 19:35
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2343
2344
2345
2346
2347
2348
2349
5.05sec.