残してきました。
掠れた声も、愛の言葉も。

残してきました。
四肢の細枝も、骨の軽さも。

残してきました。
まだ見ぬ命も、おぼろの瞳も。

残してきました。
独りの寂しさも、傍 ...
黒い心がどかっと居座り

そのゴロゴロが鳴りやまない

ときどきピカッ

続けざまにピカッ

優しくされても

黒い心がどかっと居座り

そのゴロゴロが鳴りやまない


...
君はクラスの中でただ一人
輝く褐色の肌を纏った男の子

幼児部の時は
「お母さんに会いたい」とよく泣いていた

お母さんはさぞかし優しい人なのだろうか?
遠足の日 君のお弁当は
ポテト ...
「ああ」と「うん」の間に生じる
微かな間合いに距離を感じますの。

あなたと私の間にあるのであろう
縮められない距離間を感じますの。

たったの何ミクロンであったって
宇宙の果てから果て ...
ちいさな命が逝きました

なにもできないことが
くやしくて
何度も名前をよびながら
一度も
空をとぶこともなかった
幼い翼を撫でておりました
スポイトからこぼれた水を
君は果たして飲 ...
マグカップの淵に付いた埃

靴下の中に潜り込んだ小石

知らないうちにいなくなった私

さっき考えてたことがわからなくなって

思い出したように詩を書き出して

伝えたいことは何も ...
朝起きたって
同じ場所にいるんだけど
夜を経たせいで
遠くまで来た気がする

今日やれることは
昨日ときっと同じだけなんだろう
それでも
がんばってみようかな
そう思った
私は生き ...
モノクロの映画が、僕の方を、じっと観ていた。
僕の黒い瞳は、、薔薇色の少女の口元だけを観ていた。
こんなにも、楽しそうに、君は笑ってくれてたんだ。まだ、君の、
弾けるような笑顔がそこにあった。
...
森田のダチは、来てはみな拾ってくらしいが、どーしてもお気に入りは、それはあかん!というらしい。そんな森田や。モテんねんな。わかる女にはイチコロや。わかる気はする。俺もこーインテリで手さきコチョコチョい ... あかん夜な、原稿かいて寝てもうたわ。今出勤中や。なんで、マジ投稿しとんのか俺、トホホやな。

ほんま、今日は暗いうちから出勤して、暗くなってご帰還やご機嫌よう森田くんよー。森田んとこ寝泊まりさいき ...
猫でした
まちがいなくねこだったと思うのですが
定かではありません

幸せだったかもしれませんし
そうじゃあなかったかもしれません
宿無しだったのはたしかです

いまでもたいして変わり ...
時の終わりの草はらに似てだだっ広い
岸にこぞうの形でかしこまっていると
食事をしていかないかと誘われる
ありがたく受けて こぞうが背を伸ばす
ここらでとれたこばんざめの
豪勢で彩り豊かな皿が ...
なんだろな
被災地つらかろに
思って見てたら

こっちも同じ
つらさがあるよ
と思いはじめていた

だから
そこにいたら
あかんよと

いつしか
おしえられる立場 ...
嫁がぬ爪が値札を剥がす 一行詩が長い 雪降る朝に一輪の春 目白鳴くプラスチックの菩薩像 ちょっと個性を出したくて
手紙に一工夫


娘が生まれたときに
内側に折った袋綴じで手紙を書いた
毎年ペーパーナイフでひと綴じだけ切って読んでもらうために
7歳まではお母さんに読んで ...
やまいは 至る所に
色をぱたっぱたっとつけていって
足あとのように
きれいに残っている
雨にぬれて溶けて
しまえばいいのにね
つながり つながっていく私と
切れないきずなを
ゆるしてね
8行6列に並んだひょっとこ
ステージの上に並んだ48人のひょっとこ
あなたは自分が指揮台の上に立っているのに気づく
ひょっとこ達は小さく頭を揺すりながらあなたの指示を待っている
ひょっとこ達は ...
あのね、時流に乗って
頭にワールドつけてもね
AカップはAカップなのよ
DとかEにはならないの
世界的に貧乳なの
ユーアンダースタン?
エレミアのあの嫌そうな顔といったらない

預言とか啓示とか

んもう いらないです

っつーかパス

やだっつってんのに



やめれ!

んもう もう もう もう

...
もしもサムラノゴウチと
オボカタノミコトが逆だったら

サムラノゴウチが割烹着STAPで
オボカタノミコトが女ベートーベンだったら
世間の反応は
今と同じか、否か?

そんなことを考え ...
AV女優は一体何人いるのだろう?
そんなことを考えると夜も眠れない(春日三球)
風俗嬢も合わせると
国民の半数近くを占めるのではないだろうか
それに引き換え
AV男優は大体おんなじ奴がやって ...
立っていた 浅瀬のなかに
立っている 同じところに
立っているだろう 同じ顔して

流れに立つ鳥の名前は
知らない
でもそれが通常アオサギとよばれることは
知っている

彼だか 彼女 ...
ちいさい頃の憧れは、特別な雰囲気で語り合うおとなたち
おいしいご馳走に夢中なふりして盗み見た、心底楽しそうな笑顔
何が楽しいのかは、これっぽっちもわからなかったけど

あれから何度も繰り返す
...
中央線の人身事故を
今日も見て見ぬふりをしてやりすごす

誰かの血で洗われた今日という日の肌を
おざなりに撫でることでなだめすかしても
誰かの死んだレールの上ではくつろげないから
今日も夜 ...
辞書で引いた、誰も知らない昔の言葉より
たった1人の
きみの名前が世界でいちばん美しいのに
今日こそすばらしいことを発明できるような気がして
また赤い日記帳を開いてしまうから
その白い空白が ...
恐る恐るまさぐる手をそっと握る
ゆらゆらと揺れる二つの光を壊さないように

気が遠くなるような暗さを掻き分け 掻き分け
自分の歩ける範囲も超えて
疲れきった喉はもう 叫ぶことを厭っている
...
白い畏怖が目の前を遮る
近付く、のは
オレンジの暴力

僕は白夜を叫ぶ

君は孤独に犯されていく
白を切り裂けど切り裂けど止まない
赤の絶望

手を伸ばす方法なんて
と、君は笑う ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
もう少し待っていて。一酸化炭素自由詩614/5/9 15:11
黒い心の雷たち吉岡ペペロ自由詩214/5/9 12:33
君に与えられた色夏美かをる自由詩27*14/5/9 11:43
雷鳴から数十年ブルース瀬戸...自由詩2*14/5/9 9:15
おとむらいそらの珊瑚自由詩11*14/5/9 9:14
真夜中の日めくりカレンダー中村 くらげ自由詩214/5/9 8:01
あるきだす朧月自由詩414/5/9 7:11
笑顔ハァモニィベ...自由詩4*14/5/9 5:43
森田とか 後編いつか受信料...自由詩114/5/9 5:10
森田とか 前編自由詩114/5/9 5:06
猫でした梅昆布茶自由詩33*14/5/9 3:39
歓待春日線香自由詩014/5/9 3:31
せやな小川 葉自由詩914/5/9 1:22
嫁がぬ爪が値札を剥がす北大路京介自由詩114/5/9 1:02
一行詩が長い自由詩614/5/9 1:02
雪降る朝に一輪の春自由詩214/5/9 1:02
目白鳴くプラスチックの菩薩像俳句314/5/9 0:47
袋綴じの手紙は白銀比で 折り紙の手紙は正方形でichiro...自由詩414/5/9 0:25
病気加藤自由詩3*14/5/9 0:06
新たな世界の始まりを告げるのはあなた六九郎自由詩0*14/5/8 23:58
ワールドカップ花形新次自由詩014/5/8 23:49
エレミアは嫌そうにしている2012自由詩014/5/8 23:37
神話花形新次自由詩0*14/5/8 22:58
宇都宮しをん自由詩0*14/5/8 22:04
流れに立つ鳥草野大悟2自由詩1+*14/5/8 21:32
変身願望ちと自由詩114/5/8 21:24
電車が参りますユッカ自由詩214/5/8 20:20
赤い沈黙自由詩314/5/8 19:19
寓話。駒沢優希自由詩014/5/8 19:01
白夜自由詩014/5/8 18:25

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