君を呼ぶ声を遮る雨音がAm(エーマイナー)からE(イー)に変わった
木蓮の近くに寄せる車いす
バルスが祭になって平和
仕事のときは訛っていたよね
そばつゆだったけど飲んだ
南の海原にあこがれる
パルコニーに 向かって
大気は 嘆息を加減乗除しては
永劫にながれる四次元を注いでいる
性急な厳父の「風」の軌道と
...
どこまでも透明な 海流の底
光の道が 幾重にも交差して
青い荘厳な布を 織り上げている
光は 時折 潮の流れに乱されながら
遠く 遠く
まだ予想もできない ...
夜の森に鹿は居て
、もう書けない
春に実った野ブドウを食べている
わけはないと(は、
違った意味で)当然だったはずのことが
そうではなくなり
永劫のような空腹を抱えて
すっかり神経は擦り ...
向かい合わされた二つの椅子の一つに座る
誰かの温もりがまだ残された椅子に
浅く、前屈みに
向かい合わされたもう一つの椅子に
客人が座る
深く、めざめに
もたれ
客人の手の甲に ...
海の色が黄土色だったのを見て
僕はそらが分裂するような眩暈におそわれた
やまももを今朝、摘んでから胸ポケットにいれたことも
忘れ果てて、じんわりと果汁が胸のなかにひろがっていた
目が覚めて ...
高戸橋から江戸川橋の間
神田川は桜に抱かれている
護岸に並んだ二百数十本の幹から
幾千の枝が
それらの枝はその幹の根よりも低く
深く
川面を抱きしめる
ビルとビルに挟まれた都心の ...
いけ、いけ、リスクを獲れ
いけ、いけ、リスクを抉れ
いけ、いけ、リスクを掴め
掌で、あの日流した悔し涙を
もう一度、握り潰して
額には、汗を滲ませ
いざ、中央突破のフィールドへ
繰り ...
レコードジャケットの中で
ビルエヴァンスの黒い手が
握っている、白いボールの
{ルビ刳=く}り抜かれた内側に
真空のそらが、広がっている
もし、僕が大事なあなたに向けて
ボールを投げる ...
私に背中を見せたまま
茫然と立ち尽くしている人を
振り向かせたいから
静寂の悲しみを震わせるために
遠くまで聞こえるように
私は心を刻むのです
私の影に隠れてしまって
ひざを抱え ...
ねずみのご飯が炊きたてだ
とりあえずは笑って過ごせるほど
空気はゆるんだ
ねずみはだんらん
きっと終わりないさむさからのがれたせいで
しっぽを振っては愛情を交換しあっている
ひどい世界で仕 ...
若い頃の情熱は妄想に支えられている
世界をコントロールできる術がどこかにあるのではないか?
そんな妄想に支えられてぼくらははニートになる
老いを発見するようになると
コントロー ...
時が経てば
みんな忘れてしまう
誰も覚えていてはくれない
だからもしあなたの記憶の
スペースに
ちょっとだけでも
私を残してくれるなら
私にとって
忘れたい思い出でも
とてもうれしい ...
*一番
今強いか
今弱いか
正しいのか
卑しいのか
楽しいのか
苦しいのか
進んでいるか
落ちているか
見られていいか
誰も見ないか
隣の人は善人か
そのまた隣 ...
父がハーモニカを吹く
孫らに
子らに
万感の思いを込めて
「花の街」を吹く
私は父が奏でるハーモニカが好きだ
80歳になっても奥深い響きは変わらない
何十年経っても変わらない響き ...
放射冷却の夜があけて
風もなく
日中の気温は上がる
この穏やかな春霞
雪どけの水蒸気
あふれる陽光に
紛れ込んだ
毒の微粒子
笑顔に溶かした
敵意のように
言葉に塗られた殺 ...
親指を包丁の刃に押し付ける。
すっと傷がつき、たらと血が垂れる。
ポタポタと音をたてながら廊下を渡る。
ポタポタ、ポタポタ、ポタポタ。
尾を引く血痕。
流れる血。
親指はジンジンと痛む。
...
この国に生まれ育ったのだから
それに焦がれるのは性でしょう
どうぞ その跡を辿っていって
あなたを待つ あたらしい春へ
夜明け
窓を開けると
空に明星が瞬いている
テーブルにこぼした煙草の灰を
手で掬いとっているうちに
夜が終わっていく
春先の
暖かい雨は降り止み
朝日が微かにひかる
神経が泡 ...
あむりたを
すすめられたのを
ことわって
でもどうしても行きたかった
金をつめば
舟がだせる
すべりだした舟のうえで
ゆめごこちの
ふなべりにほおづえする
はるか長い ...
あごがはずれたまま二週間経ちました。
新聞でよく見る小さな豆。知識を、きりとって一枚の紙にまとめて
また新聞紙を作ってみたり、多分その後、その紙を隣の誰かにあげて
あげた紙がツイートされる、 ...
「劣等生」の レッテルが 悔しくて
「優等生」に 書き換えた
悪戯に気付いた 先生は
「遊等生だな」と 叱ったが
ボクは 気にしない
気にくわぬ 看板は
描きなおせと 教えられた ...
SNSでつながろう。
オンラインゲームで仲間と一緒に。
ほんのつぶやきをリアルタイムで受け止めて、意味のある言葉を返そうよ。
江流のような言葉はとめどなく流れ、これが本当のライン川(寒)。
だ ...
蝶の影
枝のかたまり
倒れた船から
ひろがる色
午後の空
ひとつの鈴
森が鳴り
去る光
色のない径
曇と交差する
草笛 石笛
穂に似た雪
...
冷たい空気が流れても
温かい言葉が一瞬で変える
愛は場の空気を
和ませて楽しい雰囲気を生む
大きな輪の中にいる感覚
身体は敏感に反応する
ちょっとしたことでもすぐわかる
今はこん ...
火のついた白い煙草を
きみが 一の指と二の指から
二の指と三の指に移すのを見ていた
なんでまた 髪なんて伸ばしてるんだ
くちびるから 夢まぼ ...
日付順文書リスト
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日付
君を呼ぶ声を遮る雨音がAm(エーマイナー)からE(イー)に変 ...
北大路京介
短歌
4
14/3/30 11:20
木蓮の近くに寄せる車いす
〃
俳句
4
14/3/30 11:19
バルスが祭になって平和
〃
自由詩
2
14/3/30 11:19
仕事のときは訛っていたよね
〃
自由詩
4
14/3/30 11:18
そばつゆだったけど飲んだ
〃
自由詩
3*
14/3/30 11:18
にびいろコンセプト⑩
信天翁
自由詩
1
14/3/30 10:27
月の光の信仰
いねむり猫
自由詩
1
14/3/30 9:15
とても単純なカラクリで
もっぷ
自由詩
3
14/3/30 6:31
一つの空席のために二つの椅子を用意して
末下りょう
自由詩
5*
14/3/30 3:35
色褪せた後日譚
rock
自由詩
1
14/3/30 3:14
桜/きっとそうするしかなかったのだろう
rabbit...
自由詩
5*
14/3/30 1:55
明日への滑走路
服部 剛
自由詩
6+
14/3/29 23:49
LIVING TIME
〃
自由詩
1
14/3/29 23:29
触発
寒雪
自由詩
7
14/3/29 22:47
ねずみ
杉原詠二(黒...
自由詩
2*
14/3/29 20:27
武器よ、こんにちは
吉岡ペペロ
自由詩
2
14/3/29 20:13
STAPの記憶 私のことを忘れないでね
花形新次
自由詩
0
14/3/29 20:05
何もわからないのうた
なけま、たへ...
自由詩
1*
14/3/29 19:31
音の和 春の和
ichiro...
自由詩
11
14/3/29 19:13
大気の中に
Lucy
自由詩
10*
14/3/29 17:17
刃
opus
自由詩
1
14/3/29 16:12
皆春を待っていた
瑠音
携帯写真+...
1
14/3/29 15:27
桜の樹の下へ
小林螢太
自由詩
20*
14/3/29 14:05
水真臘
遙洋
自由詩
5*
14/3/29 11:54
アクリルバラッド
赤青黄
自由詩
1*
14/3/29 11:17
レッテル
藤鈴呼
自由詩
2*
14/3/29 11:03
山羊を見る羊
クナリ
自由詩
5*
14/3/29 10:55
冬とまどろみ
木立 悟
自由詩
4
14/3/29 9:34
空気
夏川ゆう
自由詩
3
14/3/29 8:46
アカシア
草野春心
自由詩
3
14/3/29 8:19
2293
2294
2295
2296
2297
2298
2299
2300
2301
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2320
2321
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2327
2328
2329
2330
2331
2332
2333
加筆訂正:
何もわからないのうた
/
なけま、たへるよんう゛くを
[14/3/29 19:35]
熟考足りなくてすみません
アクリルバラッド
/
赤青黄
[14/3/29 11:33]
一行目「が」を消去しました
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