卓上の香豌豆ふくらんで実家とは無銭飲食赦されし場所
あなたがいないさみしさを
甘美なものに変えました
ふしぎです
あんなに涙をながしていたのに
変なのです
さみしさがよろこびになってしまったさみしさ
というようなものが
今度はおと ...
鏨(たがね)を打ち込む
光沢のある表面に
一閃の傷をつける
堅固な光沢のある表面に
鏨(たがね)を打ち込む
切断する術は腕一つ
振り下ろす鉄槌の微妙な躊躇は
表面を滑り鏨(た ...
夏の暑い午後
ぼくを見下ろす太陽
日傘もささずに
火傷したアスファルト
行き先の縄張りを
我が物顔で主張する陽炎
流れ落ちる汗がぼくのこころから想いのかけらを
奪 ...
Vの発音 Vの発音 Vの発音 Vの発音
言語聴覚士に何度も発音を矯正される
だけどまだできない
標準的なVの発音
ボールを投げて キャッチして
ボールを投げて キャッチして
作業療法士 ...
おはよう
今日も生きている私へ
重い身体を起こし
薬を飲んだら
また眠る私だけど
私もちゃんと
明日のために生きている
銀盤の周囲には
金や策略やら
得体の知れない黒いどろどろが
埋まっているとかいないとか
それと比べたら
ライバルのスケート靴に
画鋲をいれちゃうなんて
(そういう少女漫画があった)
わ ...
黒森に雪割草のひとり咲き
霧氷煌めきいやとほき春
二月堂佛だち凝然と寒気に屹立せり
期待されたメダルへの重圧がなくなったからだろうか…画面に映し出された開始前の表情からは力みが取れ、いい演技が予感できた。
そして思ったとおり、久しぶりにトリプルアクセルを成功させた浅田真央のフリ ...
「うたくじら〜男性合唱、ギターと鳴り物のために〜」雑考?
曲は作者曰く
~響きの遠近として、母体的な音響を発する六人の独唱群(黒子的な~響きの島~)~から男性合唱「うたくじら」は始まる。
...
――G.J.へ
誕生と死との間に、もうひとつ誕生と死とがあるとすれば、それは君たちが今成し遂げようとしていることだ。二人だけの孤独が誕生し、一人だけの孤 ...
「うたくじら〜男性合唱、ギターと鳴り物のために〜」雑考?
んで、とりあえずテキストをよく見てみることにした。すると少しヒントみたいのがみつかった。
多分若林先生は「うたくじら」にも採用 ...
「うたくじら〜男性合唱、ギターと鳴り物のために〜」雑考?
メビウスリングの読書会の三好達治先生の「ゆき」という詩を見てたら、若林千春先生の「うたくじら〜男性合唱、ギターと鳴り物のために〜」ってい ...
生まれる事のできなかった命や
存在するはずだった天才達
今はもう消えた遺跡に腰掛けていた
二千年前の妖精や
また、
人間には決して発見する事のできないもう一つ ...
木下くんちの子がよる、きゅうに中耳炎になって
頭の中で(虫耳炎)と思って
耳で虫が燃えて
耳で虫が燃えて
ダニみたいな虫がいっぱいいっぱい
耳で燃えてて
耳が熱くて熱くて
焼けてこ ...
言っておくわたしはツレナイおんなだよ 太陽ならばうお座に座る
水族館土産に買ったぬいぐるみ自分のものにしたけど何か?
さかなたち胎児にぴたり寄り添ってうたう歌なら月も聴いてる
...
誰もいなかった
自分がいるときに伸びる影を
見ていない路地で
動物のそばにはいるけれど
遠くに沈んだ船のある風景
鉄はそこにさび付いた色を残して
カモメの集まる空に
次の季節を知 ...
鳥が羽ばたく空は
線が引かれたように
広がっている
誰かが死んだなんて
信じられない青さで
ゆるやかに広がっている
冷奴のかけら
先細りな箸ですくおうと
したら
もっと小さなかけらに
なって
皿の中に落っこちた
そのかけらを
すくおうとしたら
もっともっと小さな
かけら ...
むかーし旦那にライバルを襲撃させたなんつう
事件があったけど
(そうそう、トーニャ・ハーディングだ!)
それもなかなか難しいから
もっと現実的な方法として
下半身丸出しで演技するってのはどう ...
原因を考ゑてゐる
さうして帰属をも考ゑてゐる。
ビルジングも建物も無ゐ時代にかうした風は吹ゐたのだらうか、
人が造り上げた物と
自らが作り上げたもの
是等を巧く避け乍、 心 ...
おまえの憤りを愛せよ
おまえの憤りを愛せよ
路地裏に放置された
何十年も前の三輪車みたいな
おまえの憤りを
観念的な錆には痒みを覚えるだろう
みんなそうして憎しみを忘れまい ...
父は今日
返事をしなかった
話しかけても
目だけはじっと
私をみていた
まゆみだよ
わかる?
といっても
黙っていた
聞こえる?
と聞くと
うなずいた
声は ...
箱を開けたら
静かなところ
あんなにうるさかった
音を忘れて
今 立っている
あふれるのは
いつもやわらかいもの
何度
助けられたことだろう
今日すら
また救われ
何度もこう ...
あなたはいちども
わたしを愛さなかったけど
あの
朝とも夜ともつかない暗がりに
わたしともあなたともつかなくなったどろどろに
手を抜いたこともなかった
かわいそうに
いつまでも
...
洗濯物の模様になって
取り込まれたテントウムシ
手足を縮めて
ぼく死んでまーす
アジサイの葉に
赤と黒の水玉模様
手を触れれば地面に落ちて
ころころ転がり
ひっくり返ってぼく死 ...
青年は腰布一枚で
十字架にかけられてそこにいた
大聖堂のうす闇が荘厳する
巡礼の密やかなざわめき
ミサの開始を告げる旋律は
共鳴して窓を震わす
そのとき 見よ
高い丸天井に憩いし ...
金属の目録に眼を通した
あらゆる色彩がひび割れる時刻に
百万年かけて落下する思考の速度で
澱んだ大気の底に広がる地衣類のような
無数の金属の結晶が犇めく都市の上空から
走査電子顕微鏡 ...
熱燗の、おちょこの横の
受け皿に
五匹のししゃもが銀の腹を並べ
口を開いて、反っている
いつか何処かで観たような
あれはピカソの絵だったろうか?
絶望を突き抜けてしまった人が
空を仰 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
残留思念
鉄原 鉄教
短歌
2
14/2/21 14:50
さみしさ
弓夜
自由詩
2*
14/2/21 14:04
鏨(たがね)を打ち込む
……とある蛙
自由詩
14*
14/2/21 14:03
夏の午後
寒雪
自由詩
2
14/2/21 13:48
矯正
夏美かをる
自由詩
30*
14/2/21 12:54
おはよう
森川美咲
自由詩
6*
14/2/21 9:43
そこぢから
そらの珊瑚
自由詩
11*
14/2/21 9:42
Winterwald
織部桐二郎
短歌
1*
14/2/21 7:33
寧楽
〃
俳句
0
14/2/21 7:25
フィギュアの神様
アラガイs
散文(批評...
5*
14/2/21 6:43
「うたくじら〜男性合唱、ギターと鳴り物のために〜」雑考③
赤青黄
散文(批評...
0*
14/2/21 5:37
祝婚歌
葉leaf
自由詩
1
14/2/21 5:04
「うたくじら〜男性合唱、ギターと鳴り物のために〜」雑考②
赤青黄
散文(批評...
0
14/2/21 5:00
「うたくじら〜男性合唱、ギターと鳴り物のために〜」雑考① ...
〃
散文(批評...
1*
14/2/21 4:49
詩人と大食漢
yamada...
自由詩
1
14/2/21 3:32
エデンの園
末下りょう
自由詩
3*
14/2/21 2:54
さかな (一〇首)
もっぷ
短歌
4*
14/2/21 2:02
関西の縁にある街
番田
自由詩
1
14/2/21 1:32
二月の空
within
自由詩
1*
14/2/21 0:03
冷奴
くうに
自由詩
0
14/2/20 23:43
逆転への秘策
花形新次
自由詩
1
14/2/20 23:31
現代の方が強ゐ風が吹いてゐる
ウィメンズデ...
自由詩
0
14/2/20 23:14
真夜中、殺意のレコード
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
14/2/20 23:01
父は今日
Lucy
自由詩
22+*
14/2/20 22:59
息をすって
加藤
自由詩
3*
14/2/20 22:50
まほう
はるな
自由詩
4
14/2/20 22:44
擬死
イナエ
自由詩
12*
14/2/20 21:48
Santiago de Compostela
藤原絵理子
自由詩
2
14/2/20 21:22
金属の目録
壮佑
自由詩
27*
14/2/20 20:43
ししゃも
服部 剛
自由詩
21*
14/2/20 19:54
2293
2294
2295
2296
2297
2298
2299
2300
2301
2302
2303
2304
2305
2306
2307
2308
2309
2310
2311
2312
2313
2314
2315
2316
2317
2318
2319
2320
2321
2322
2323
2324
2325
2326
2327
2328
2329
2330
2331
2332
2333
3.85sec.