防波堤に待雪草が咲いていた
みぞれまじりの波風の下
錆びた自転車をとめて
老人が釣り糸を垂れている

釣れなければいい
そんな素振りでリールを巻き
また投げる

そして海に沈んで ...
飛べ

たとえ行き先が分からなくとも
着地地点が見えなくても
いまここに求めるものがないのなら

飛べ

逃げるんじゃない
避けるんじゃない
新たに挑戦するために


飛べ
...
今後二度と
性的なことは口にしない
と誓ったのは
2014年1月1日
誓いを破ったのは
2014年1月2日未明
その短い時間
私は確かに
性人クンニ
いや、ちがう
聖人君子の様だっ ...
おばあちゃんとおかあさんって
仲が悪いのかな

一緒にいるとピリピリする
すれ違うとひりひりする

おなじ部屋なのに
場所によって温度が違っている

おとこのひとには
わからないの ...
「近くに、後ろに、横に、縁に、脇に、足元に、中にいるよ」

あなたのことわたしはいつでも
思っているわ
あなたの瞳に見つめられるのはいつでも
わたしでありたいわ
あなたの言葉がわたしを甘く ...
口開けて寝ている君にクレープで包んだ闇をねじ込んでいる 値札見ず成城石井で買い物ができるぐらいの大物になれ 両腕にプリングルスの筒はめてオレワロボットオレワロボット 俺O型、子どもAB型 涙の香り苦しくて浴槽に沈む 独りの道に一方通行の標識 音楽は綺麗だ
詞はときに美しくない

映像は力強い
言葉だけでは非力すぎる

絵画は豊かだ
活字の並びは貧相だ

散文は直線的徒歩だ
詩は螺旋的舞踊だ



創造す ...
時が降りしきっていた

黄昏の公園にはベンチが一つあり
そこにずっと座る
一人の老人の頭の上にも
白く降りつもる


飛んできた蛍が、
燃え尽きてその膝で眠ったときにも 
 ずっと ...
子供を産むのがそんなにも当たり前で
偉いのか


セックスが出来なくちゃ
いけないんですか


何も知らない当たり前の世界の人へ。


この世界はあらゆる人が生きているんですよ ...
ジャングルジムのてっぺんに俺の子どもがいる
4月から小学生になる
逆光で子供の顔が消える
太陽の向こうにママとは別の女性を俺は想っている
子どもがジャンプして俺の胸に飛び込んでくる
なんて無 ...
初めて現代詩を読んだのは、柏駅のビルにある書店で現代詩手帖を立ち読みしたときだった。当時私は19歳で、漠然と沢山の出会いを受け身で待っている孤独な少年だった。だが現代詩は私のそのような欠落を埋 ... 線路沿いの黄色が日に日に

仲間を呼んで

背伸びをうんとして

集まって

つげる どうにも麗しい春

まるで園児たちの黄色の帽子のよう

元気だけを呼び覚ます

どうし ...
九官鳥の鳴き声知っているかい
真似しすぎて
とうとう自分の声を忘れてしまった
めすをよんでも相手にされない

そんな人も居たな
人まねしていて自分の姿を失った
そんな人になるには
白紙 ...
碧い鉱石を
もう、ずっとながいこと
求めつづけて
彼は

自分が
空に渡っていった
海であることを
憶えていない







夕日の熱は
裏切りという罪を ...
ゆっくりと
頁をめくる
それは
何かを
惜しむような
誰かを
見送るような
こころもちで
結末を
知ってしまえば
この手の中の
物語が終わってしまうから

桜は咲いて散る
...
【修羅】

へいわ とか
あい とかが
こわれることは
いとも かんたん だ

 三年前の みぞうが
 かんたんだ わすれるな と きいてくる 
 あんなに頻繁に目にした ゛みぞう゛ ...
美しい声は悲しい声よりも透明度が高くて綺麗

ふと空を見れば青色微笑んだ雲さえも染める陽射しのシャワー

この街の自然が歌を響かせる朝昼夜と違うメロディー

複雑に絡まる想い溶けていく紅茶 ...
かつてハムレットは答えた
「元気だ、元気だ、元気だ」
オフィーリアに加減を問われたときに
このときのハムレットが病気であるにせよ、ないにせよ
オフィーリアがどうであるか
オフィーリア ...
ゴジラになってどうするのと
聞かれたけれど応えずに
ゴジラになった
この足がほしかった
この腕力もほしかった
壊れてゆけ
ただそれだけを願い東京を歩く
おもしろいほどにあっけなく潰れてゆ ...
見上げてごらん夜空の星を
蹴っ飛ばしてぼこぼこにしたいそんな
歌がいい具合にぐつぐつと
わたしの鍋のなかで煮えている

そう、ここらあたりでとろ火がいい
確実にかたちを消してしまうんだ
...
窓辺に三月が
腰掛けているのだが
まだあまりにも曖昧にあおいままなので
そのままにしておいた

冷える未明
ヒーターをつけた
あたたかな紅茶もほしいな
マグで、ミルクも一緒に

布 ...
安物のターンテーブルでまわる
ストーンズのLP,BPM,ベイビー
ささくれた爪の付け根みたいなきみのニンマリ,
スクリームを泡立てた
コーヒーの湯気の効果線は
走る稲光


四角い ...
三月の暗雲は過ぎ去り
西から太陽が覗いた
いつからか
ぼやけていた

流れる
立ち止まらない
過ぎ去っていく
瞬き
弾ける
乱れる
ジグザグに
曲がる
まっすぐに
曲がる
...
 
今朝もお寒いですね

いつものあいさつに笑みが見えかくれ

春に、また一歩



 


近寄りすぎると
津波がくる
熊が出る
ベルリンの
壁をどれだけ高くしても
津波がきた
熊がきた
甘い人間社会に憧れて
津波も熊も
街を混乱させたので
人間は壁をより高く ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
underwater flowersmizuno...自由詩414/3/10 22:07
飛べichiro...自由詩5*14/3/10 21:34
聖人君子花形新次自由詩014/3/10 20:58
おんなの爆弾朧月自由詩114/3/10 20:08
離れているからねいぬぐす自由詩0*14/3/10 18:45
口開けて寝ている君にクレープで包んだ闇をねじ込んでいる北大路京介短歌114/3/10 18:26
値札見ず成城石井で買い物ができるぐらいの大物になれ短歌114/3/10 18:26
両腕にプリングルスの筒はめてオレワロボットオレワロボット短歌214/3/10 18:26
俺O型、子どもAB型自由詩314/3/10 18:25
涙の香り苦しくて浴槽に沈む自由詩214/3/10 18:25
独りの道に一方通行の標識自由詩514/3/10 18:24
想像的創造シホ.N自由詩214/3/10 17:40
降りしきる時の肖像ハァモニィベ...自由詩2*14/3/10 16:43
元気ですけど。まきちぇり自由詩014/3/10 16:19
長光橋公園馬野ミキ自由詩414/3/10 14:43
葉leaf自由詩514/3/10 14:27
春の子供朝焼彩茜色自由詩13*14/3/10 13:53
Who are you ? イナエ自由詩14*14/3/10 11:39
宝石商千波 一也自由詩3+14/3/10 10:16
桜百景そらの珊瑚自由詩1314/3/10 9:11
修羅るるりら自由詩18*14/3/10 9:07
美しい声夏川ゆう短歌014/3/10 7:36
3月3日は家族の日(未完)れつら自由詩3*14/3/10 6:08
ゴジラもっぷ自由詩9*14/3/10 5:30
ことの次第自由詩114/3/10 4:54
きのう自由詩414/3/10 3:44
ベイビーベイビーベイビー末下りょう自由詩0*14/3/10 3:39
春の境界within自由詩2*14/3/10 0:34
また一歩殿上 童自由詩12*14/3/9 23:20
自然の戦争小川 葉自由詩214/3/9 22:13

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