おにさんこちらてのなるほうへ
追いかけても
誰も捕まえられなかった
嫌になって
薄目をあけると
どうやら
周りに誰もいない
口惜しくて
やみくもに走ったら
迷子になった


何 ...
じょうりくが
さいきん
やさしいから
たぶん
つきあえる
きが
する
けど
ほんとうに
ほんとうなのかと
おもって
たぶん
ちがう
  きみの手を握ったとき
  カモメたちが空の低いところを横切った
  それから 二人で歩き出したとき
  潮風が鼻をつんとついた



  沈んでいく夕日のせいなのか
  き ...
雪がふる夜は、まぶしくてどこにいたらいいのかわからない
でも適度にフラッシュを焚かれて白飛びした街は綺麗で、
ずっと同じ時間にいたいと思わせてくれる

背中の骨がつばさの名残だなんて言われても ...
  女は戯画のなかのインディアンみたいな出で立ちをして
  紙紐を使って ベッドに男の四肢を括り付けていた
  人工の冷めた光は磨りガラスの窓を白く染め
  取れかけた口紅を不気味に照ら ...
この冬 市内に雪は降っていない
睡眠中 姿を見せたかもしれない

長年 南の島にいたので この冬も雪を見たい
私の心ばかり銀白が赴いてくる
輝く空気は 銀白は表とは裏腹に 暖かい

この ...
ギザギザの鋏が切り分ける
夕暮れ時の空と山を
営業車に乗って
ただぼんやありと見ていたら
早く家に直帰して
キッチンに立つ妻を
背後から抱きしめたくなった

フロントガラスの映像が
...
朝の心地良い風が優しく吹き込んでくる窓辺にほんの少し黄ばんだキャンバスを置く。
そこに描かれた幾重にも塗りたくられた意識の高揚をじっと見つめる。
その高揚の中には、自信と自惚れ、嫉妬と蔑み、夢 ...
掘削船がやって来る
おれの堆積した泥土を掘り返す
脳だけクラゲの揺蕩いで
光の海に温む予定が台無しだ

  山の麓に猫女が住んでいるという
  噂の真相を求めて捜す者も多いらしい
  捜 ...
私は何も知りません
生きているか死んでいるかなんて知らないのです
私が知っていることは
この世界にいるというだけです
ただそれだけ
優しい乖離を抱きしめている空白の午前、見開いた眼の充血はすでに失われたかけがえのないものに照準を合わせ、ショート気味の脳細胞が認識するものは片手で足りる理由だけだった、窓の外には希望を ... キミは ちょっと イマイチだ
容姿 性格 正確に
変更 不可な モノならば
負荷を かけずに 駆け抜ける
だけど キミは イマイチだ

何が イマイチかって 言うと
年配者へ ...
雪のなかにあらわれる
物語
色もなく
声もなく
ただ
ただ
素直な物語

わたしの指に
たとえ消えてしまっても
物語までは
なくならない
それが


誰かの灯りに
...
時間の浪費。

少しだけ伸びた爪を切ってみたり、

2週間ぶりに耳垢を掃除してみたり、

急に何かに駆り立てられたように部屋の整理を始めてみたり、

ターンテーブルを持っていないくせに ...
『時』が『時間』になるまで

僕達は一体、いくら待てばいいのか

僕の言葉を解釈したとして

その解釈にも言葉そのものにも

多分、何一つ確かな意味は含まれていないのだろう

もし ...
寒い季節に
ちゃんと寒いと少し
安心する

うまく笑えない私だけど
咲いている花をみて
少し安心する

道路工事のおじさん
地面をほっている
がりがりとどかどかと
そのうえに
...
誰かの何気ない言葉に
突然引っ掻かれたりする

私とは何の関係もなく投げ出された
明るい言葉なのに
いきなり蹴飛ばされたりする

だから
TwitterもFacebookも
とてもこ ...
送電線 辿る旅はここが終点 架からない橋 それぞれの岸


雨雲の真下あたりの高台に 何か書く人 インクが滲む


田は潰れ 地は鎮められ 採る人もないミカンをカラスが散らかして
...
行きなれたスーパーに買い物
行きなれた道
歩きなれた10分間
頭に帽子深々被って
首にマフラーぐるぐる巻いて
耳にイヤホン突っ込んで
丸まって下を向いて歩くの
行きなれたスーパーだから
...
中3の時建国記念日に授業があった
社会科の先生が生徒を集めて行った
その中に僕もいた
授業は教科書を使わなかった
「神話は歴史じゃない」
と 先生は言った
突然
教頭が怒って教室に入って ...
夜に
徐々に黒は
春に犯されている
そうと知りながら
花を賛美した
泣いているひとを知りながら

眠たい酒樽たちに
よごれた指を一本ずつ沈めていく
抱きしめてなおやさしいために
...
自分の骨を見た詩人がいた

群れると空気が支配する
集団の最大公約数は愚劣である
集団の最小公倍数はサロンである

詐術をかけて誑かすのは容易
いともたやすく右に倣い左に靡く
風にうね ...
丸1年間
給料なしで必死に働く有限会社の社長がいる
貯金を切り崩し 社員とその家族を守るために

「あと1年は石にかじり付いてもやる」
「真面目だけが私の取り得だ」

社員も彼を信じて必 ...
御褒美の、早いひとがいる。
御褒美の、遅いひとがいる。

人生の開花予報はいつなのか?
そんなことは、知ったこっちゃあないのです。

(明日は明日の風が吹く)
と誰かさんが言ったっけ。
...
きみね
簡単に「殺してやる」なんて言うけど
 その後
 どうするつもり?

それを道端にほっとくわけにもいかないのよ
戦時中じゃあるまいし
 リヤカーによっこらしょっと
 っていう風に ...
スノボで手すりみたいなとこ滑ったり
(雪いらねえじゃねえか!)
巨大マトリョーシカの上飛んでったり
シュール過ぎて笑うけどさ
訳の分かんない競技見てると
風雲たけし城かと思うぜ
ポンポンと枕を5回叩いたら5時に起きれるでも二度寝する 料峭や旧石器捏造事件 月夜に鳴らないオルゴール 集中力があって熱中症
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
めかくしおにLucy自由詩21*14/2/11 20:59
ねこa自由詩014/2/11 20:06
別れ際に草野春心自由詩314/2/11 19:37
ろう下に追放ユッカ自由詩714/2/11 18:16
女たち草野春心自由詩314/2/11 16:50
この冬この雪朝焼彩茜色自由詩10*14/2/11 15:07
無理和田カマリ自由詩2*14/2/11 14:49
朝のキャンバスヒヤシンス自由詩9*14/2/11 14:24
黒い掘削船ただのみきや自由詩22*14/2/11 13:31
知らないリィ自由詩2*14/2/11 13:00
産まれた理由は還るべきところへ向かうホロウ・シカ...自由詩2*14/2/11 12:13
クソジジイの行方藤鈴呼自由詩1*14/2/11 10:47
雪わたり千波 一也自由詩114/2/11 10:20
ぼんやりとUtatan...自由詩114/2/11 9:37
どうしてyamada...自由詩114/2/11 9:30
寒の花朧月自由詩614/2/11 9:30
呟きの恐怖森川美咲自由詩4*14/2/11 8:49
川の向こうの線路深水遊脚短歌5*14/2/11 8:05
セブンスターのボックスこいち自由詩314/2/11 7:38
今日はうれしい出勤日ですichiro...自由詩8*14/2/11 6:00
酒樽たちはるな自由詩414/2/11 3:20
スミレ藤原絵理子自由詩7*14/2/11 0:28
誠実でなければ守ることの意味がわからないichiro...自由詩8*14/2/10 22:24
葡萄酒の晩餐服部 剛自由詩7*14/2/10 22:24
坊ちゃん藤原絵理子自由詩1*14/2/10 22:01
風雲たけし城花形新次自由詩1*14/2/10 21:58
ポンポンと枕を5回叩いたら5時に起きれるでも二度寝する北大路京介短歌414/2/10 21:24
料峭や旧石器捏造事件俳句014/2/10 21:23
月夜に鳴らないオルゴール自由詩314/2/10 21:21
集中力があって熱中症自由詩414/2/10 21:20

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加筆訂正:
【 時計 】/泡沫恋歌[14/2/11 5:42]
最後の2行を追加しました。
4.4sec.