雨のニューオリンズは、
曇った窓越しに少しぼやけながら
淡く水色に滲んではゆらめき
傘をさして歩くふたりを見るともなしに

鯰のフライを一口摘みながら
琥珀色した苦いカクテルを啜り、
ど ...
都市銀行残高1円
地方銀行残高1円
ゆうちょ銀行残高11円
手持ち‥
だれそのひと
生きていれば いるほど


だんだん強<
なる


だんだん強<
欲望する


だんだん強<
幸せになりたい


だんだん強<
幸せにしたい


もっと  ...
「生き残るために瀕死の僕は暴力を振った。怒りを物質化するとても美しい暴力だった「その暴力が美しい被害者を作った。被害者の傷は美しかった「僕は決して消えない罪を背負った。この上なく美しい罪に僕は深く抉ら ... 牙のある天使が夕焼けも見ないで
独り 膝を抱えて座っていた。

全身に受けた燃えるようなオレンヂのひかりも  
全身を包むように前に広げた大きな羽根も
寂しさを覆いきれない そんな夕焼けの場 ...
重なるたび、すこしずつ、わたしは失われ
すかすかの肉がさみしくて
取り戻そうと、ふたたび、重なり
また失われ
ぽちゃぽちゃと、太ももの脂肪がつめたい

波のように、寄せては返す、痛みにう ...
並んで歩く父と子が夕暮れの街を通り抜ける

父は子を見下ろしながら
子は夕陽を見上げながら

父は子供の頬を撫で
時折優しく指を沈める
その人差し指に伝わる
底がないような柔らかさと、 ...
雪の降る今夜の冷たさ身に凍みて会話の中に綻び探す . 星々は金銀の砂子
夜の空はつやつやと黒く輝く
赤く点滅しながら
ゆっくりと渡って行く夜間飛行
その軌跡を追い
憧れは弧を描く

その横顔を思い出す
声 胸 指 その瞳
耳をよぎる吐息 ...
雪はライトに照らされて

数千万の点の直線になる

雨よりストップモーションで

風より自由はないようで

そんな光景を外に置きながら

ひとり畳のうえでうたた寝をする


...
古い酒蔵のステージ
ドラム叩きとベース弾きに
ときおり目くばせしながら
ヴォーカリストの暴走をくいとめてる

EとBの間
ヘッドでタバコをくゆらせて
だれを気取ってるの?
あんまり ...
物心つく前からいつも一緒にいたね
大人になってもずっと一緒だと思ってた

だけど君がこの街からいなくなると聞いた時
僕は泣きたかったけど 君の為に笑顔で見送ったよ

君と別れるのは ...
君と見る 秋から冬の 空の色 手を繋いだら 寒さ感じず


その口は いつも艶やか キスすると その温もりが 直に伝わる


水仙の 甘い香りは ナルシスト 香りをまとう 綺麗な貴方
■ 清野雅巳さん『それが男や』http://hibariryouri.web.fc2.com/11/kiyono.htm

『雲雀料理11号』の幕引き。料理に満足したあとの熱いお茶のような一品。
...
あわただしくなった病室
「…清志郎さんと歌えるかいなあ」
その人はつぶやいた
酸素吸入マスクに遮られた声

古いフォークソングを教えてくれた
知らせたとき 穏やかに遠くを見た
あたし ...
まず、膝を使わないこと

都のお姫様になったように

地を這うように摺り足で進むこと

けれど、決して出すぎずに

つまさきに少し力を込めながら

出る杭が打たれないようにすること ...
重ね合う 心と身体 火照る窓
指輪外して 君の名を呼ぶ
しかくい青さに煮出されるみたいにして泳いでいたあの子がいまはほんとうに
ま緑色になってしまった、泳ぎはかわらないが
ちらちらと遠くみえるのはかなしみだけであった
あんなに、なんども
きれい ...
  ? 前奏曲「ねずみ男によろしく」



なに? スローライフに清貧だと
エコな貧乏暮らしなんてまっぴらさ
げ、脱原発?、民主党でもないようだけど
あんた古いね、アカだろう
もう ...
変幻自在なあやしさを
とにかく、すぐにも
体得したいね

敵があるのが仕方ないなら
そうしてかわしたいものだね


矢継ぎ早に寄せる白目には
理路整然と語るしかないね

...
さむらごうちとは別人の
さむらごうちが現れて
あいつはさむらごうちですらなく
本当のさむらごうちは
この私だと言い始めた
こっちのさむらごうちは
別人に作曲させていたのも
聴覚障害者の振 ...
あんなおっさんの曲を使うこと自体
偽善的な臭いがプンプンするので
自業自得、バカな野郎だなと思うけれど
(本人が選んだじゃないにしろ、だ)
それにしても
この銅メダリストは
ダメおやじある ...
乾杯のグラスで押したリセットのボタンが炎を消していきます テポドンの飛ぶ下水菜シャッキシャキ 撮られてホラー 疫病神が青ざめている 物心まだついていない この町の冬は、お世辞にも美しいとは言えない。


低い空は、一日中厚く険しい雲に覆い尽くされ、

県道沿いに積もった雪は、自動車の排気ガスで茶色がかっている。

人気のない、高齢者ばかり ...
捨てられた。

捨てられた。

死を膨らませた後姿。

残飯を明日食う空白の集。

昇る陽、落ちる陽を眼に焼き。

捨てられた。

捨てられた。

飢えを吐いて飲み込む後姿 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ルイジアナatsuch...自由詩4*14/2/8 8:06
もっぷ携帯写真+...214/2/8 7:45
デクレシェンドichiro...自由詩5*14/2/8 7:40
twitter葉leaf自由詩114/2/8 4:08
牙のある天使 〔物語詩〕ハァモニィベ...自由詩3*14/2/8 3:50
レモン石鹸凍湖自由詩114/2/8 1:40
斜陽マチネ自由詩714/2/8 1:01
寒い夜に森川美咲短歌1*14/2/8 0:56
暴れて壊したい 何をってわからないけどもっぷ自由詩114/2/8 0:51
遠い送信aida自由詩114/2/8 0:36
雪の光景吉岡ペペロ自由詩814/2/8 0:14
B/M at 拾得藤原絵理子自由詩4*14/2/8 0:07
別れリィ自由詩3*14/2/7 23:39
冬のヒカリくみ短歌114/2/7 22:59
【レビュー】雲雀料理11号の感想 4/4mizu K散文(批評...014/2/7 22:47
夜食藤原絵理子自由詩5*14/2/7 21:58
雪道の歩き方フユナ自由詩8*14/2/7 21:16
左手の薬指短歌114/2/7 21:08
水槽はるな自由詩714/2/7 20:48
何を残すの?(変奏曲「花は咲く」)Guy=11...自由詩0*14/2/7 20:42
夢だもの千波 一也自由詩314/2/7 20:09
偽さむらごうち花形新次自由詩1*14/2/7 20:09
曲を使う自由詩1*14/2/7 19:53
乾杯のグラスで押したリセットのボタンが炎を消していきます北大路京介短歌114/2/7 18:13
テポドンの飛ぶ下水菜シャッキシャキ俳句114/2/7 18:12
撮られてホラー自由詩214/2/7 18:11
疫病神が青ざめている自由詩514/2/7 18:11
物心まだついていない自由詩814/2/7 18:10
冬の町Utatan...自由詩114/2/7 16:38
「捨てられた」宇野康平自由詩214/2/7 16:13

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加筆訂正:
曲を使う/花形新次[14/2/7 21:59]
さむらごうち4.5部作
4.11sec.