スーパーの買い物袋を持って
踏切の前で電車が通りすぎるのを
僕は待っていた
その時、電車が僕の前を横切り、そしてその刹那
明るい車内の中の人達の姿が一瞬だけ見えた
人々は ...
小説家としてデビューしたのに政治家と成つて死ぬ。
其う云う生きかたが格好良く想わるるか、又は
其うで無く想わるるか。
何者として在つたとしてもダセーもンは、ダセーわなァ
とは云え基 ...
おこる人は キライですか
キライな人ほど 好きになろうと
努力しますか しませんか
どうでも いいのですか
キライな人から 逃げ出したなら
そこは あなたワールド
誰も ...
思い過ごしと錯覚が
視線の先に入り混じる
景色はとても美しいのに
人の思いが何処にあるかなんて
良い言葉の中にも
悪い噂の中にも見つからない
結論を ...
郊外の田は収穫のあと放置され、新しくイヌビエがすでに生い茂り、晩秋の季節特有の屈強なアメリカセンダングサが雨に打たれている。
ときおり雨足は強くなるが、大雨になることはなかった。
雨はすべての世界 ...
キシキシと音立て羽ばたく{ルビ凍蝶=いてちょう}
幾重にも
連なってゆく
痛みの無言に慣れてしまう
その痛み
それは
誰にも明かせないから
誰もがみんな
重たく齢を
重ねる
褒美のような光の背には
忘れられ過ぎた美 ...
「あたし太って見えるのは
ピル飲んでるからなのよ
もともとじゃないのよ」
川崎のソープ嬢楓さんは
そう言いながら
怒ったような顔で
僕のニョッキに泡をつけた
その日は
心身とも ...
母が買い物から帰ってくる
わたしは床で死んでいる
そんなところで死んだらだめと母が言う
なんだか気恥ずかしくなって起き上がり
葬式はいつになるの などと話している
そうこうしているうちに親戚 ...
きみの定位置
母さんのあぐらの上
(名付けて母さん座椅子)
父ちゃんが帰ってくれば
父ちゃんの腹の上
(名付けて父ちゃんベッド)
ばあちゃんちに行けば
ばあちゃんの後ろ
(名付けてばあ ...
温かいご飯
温かいお風呂
温かい布団
この三つは
心まで温めてくれる
寒い冬の夜
わたしは寝る前に
下布団とシーツの間に敷いた
電気毛布のスイッチを入れておく
しばらくし ...
あの世はこの世の一部なんですね、お義父さん
かあさんの
みずたまもようのワンピース
あれ、手作りなんやでって
こそっと打ち明けた
キヨちゃんが
ほんま? すごいなー
でもどこからが手作りなん? って
イケズゆうから
どこもかしこ ...
言いたいこととか反論したいこととか
いろいろあるけど
みなことごとく
なきこととみなす。
なきこと
なきこと
あるものおきたもの
みなすべてなきもの。
けぶる空 さよなら
いつか またね
わたしを待っていてくれるのなら
きっと すみれ色で出迎えて
真夜は訪れ
いのちたちは
息をひそめる
ちいさなさよならの
行き交う街角
きっ ...
「ほろにが ください」
「いつもの ですね」
「そうです ほろにが」
あの{ルビ娘=こ} またほろにがなの
あの娘 まだ年端も行かないのに
あの娘 いつもほろにがなの
味 わかるのかし ...
あの{ルビ娘=こ}が部屋から出なくなって
もう既に一年の半分が過ぎたはず
年越し蕎麦も初詣も
僕へのチョコレートも無かったね
あの娘の部屋は
もう既に取り壊しが決まってる
古い古い ...
私の鼻の穴のにおいはたぶん臭いはずだ
鏡で覗くとそんな感じにさせる風貌だ
しかし 実際のところ分からない
私が普段嗅いでいるにおいとは
においを嗅ぐ対象そのもののにおいと
鼻 ...
決めなくては感覚は得られない
これはクスリの話ではない
何事も
決めなくては
感覚は得られないんだ
決めるという事は
信じるという事
信じなくては
感覚は得られないんだ
暁星が東 ...
ひげ ひげ ひげげ
しぶといな
まいにち まいにち はえて
てまえの かおなぞ おもちゃのように
どこかで いつか みたような
ちょびひげ などに してみて あそべ
...
愛猫を亡くして
初めてあの世の存在を感じた
楽しくやってる?
愛してるよ
ずっとずっと
行って帰ってくる
行って帰ってくる
ぼくらはとにかく行って帰ってくる
どこかに行って帰ってくる
何かを持って帰ってくる
行って帰ってくる
行って帰ってくる
ぼくらはやむにやま ...
日本や中国の偉人はもちろん
チェ・ゲバラも
名前からして
実は韓国人だとか
言い出さねえだろうな
チェ・ジウは遠縁にあたるとか
いい加減にしろ、ふざけんな
「けいこ!けいこじゃない!久しぶり!」
な、何言ってんのよ、私は明美よ
「けいこ、元気にしてた?全然顔見せないから
すごく心配してたんだから」
だ、だから私は明美だって
「それで今までどうし ...
隣のおばさんは
自治会の会合に熱心すぎる
向かいのおじさんは
信心深くて線香を焚きすぎる
あたしは
隣の女子高生のアニメ友達だし
向かいの大学生とはテニスをする
純粋培養の仲良し ...
君は君自身のためにルールをたくさん作った
例えば
本を読むとき
君は一度開いた目的のページを
わざわざ1度閉じてから
再びゆっくり開いて本を読み始める
例えば
朝の ...
いつも輝くような笑顔をうかべて
まわりのみんなに光をあたえていた
あなたが笑顔を失って8年目
あなたが口から食事を摂れなくなり
胃瘻から人工栄養の注入を受けるようになって2年目
子供たちと初 ...
もしも明日が昨日と同じだと知ったら
今日はどんな風に生きよう
明日を変えようと 変わった生き方をしようか
それとも そんな事忘れて今を生きようか
だけど何をしても明日は必ずやって来る
それ ...
『他人様の』作品紹介第三弾は、個人のブログから見つけた作品+αです。
◇つきコメントは私の感想です。
・個人ブログより
『ひそやかに、あなたと私の間に。』『詩人の飼い方SE(すぺ ...
母の胎に宿ったあの日から
天の両手につくられている
あなたは世界に一人の、彫刻です
遥かな空の青さの中に
薄っすら透けた天の両手は
黙った姿で、待っています――
いのちの全身を、震 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
スーパーから帰ってきた時に思った事
yamada...
自由詩
1
14/1/24 19:14
せいしょくしゃ
鈴木陽一レモ...
自由詩
4
14/1/24 18:59
怒る人
藤鈴呼
自由詩
3*
14/1/24 18:15
かたおもい
中山 マキ
自由詩
4+*
14/1/24 17:32
帰化植物
山人
自由詩
9*
14/1/24 17:23
冬の蝶
桐ヶ谷忍
俳句
2*
14/1/24 17:06
影うた
千波 一也
自由詩
3
14/1/24 16:39
ピル
花形新次
自由詩
2
14/1/24 15:44
葬式
春日線香
自由詩
3*
14/1/24 15:37
ていいち
小原あき
自由詩
9*
14/1/24 12:18
【 極楽 】
泡沫恋歌
自由詩
19*
14/1/24 12:13
仏前にて
小原あき
自由詩
2
14/1/24 12:12
授業参観
そらの珊瑚
自由詩
18*
14/1/24 10:17
人付き合いが下手らしい
子役大好き
自由詩
1
14/1/24 9:49
はざかいで
もっぷ
自由詩
11*
14/1/24 7:46
チョコレートフレーバー
〃
自由詩
4*
14/1/24 7:33
巣篭もり
〃
自由詩
3
14/1/24 6:30
私の鼻の穴が企んでいること
ichiro...
自由詩
6*
14/1/24 5:33
痺れ
渡辺亘
自由詩
0
14/1/24 4:36
しぶとさ
ドクダミ五十...
自由詩
3
14/1/24 2:12
愛猫を亡くして。
駒沢優希
自由詩
2
14/1/24 0:25
行って来い
2012
自由詩
2*
14/1/23 23:45
トンデモ
花形新次
自由詩
2
14/1/23 23:19
ブルース・ウィリス
〃
自由詩
0
14/1/23 22:03
レモン
藤原絵理子
自由詩
3+*
14/1/23 21:39
君が作ったルール
ichiro...
自由詩
9*
14/1/23 21:16
笑顔・・・食べる
草野大悟2
自由詩
2*
14/1/23 21:16
今日はどんな風に
リィ
自由詩
3*
14/1/23 20:45
他人様の作品紹介その3(ツイッターで私が紹介した作品いろいろ ...
こひもともひ...
散文(批評...
5*
14/1/23 20:17
天ノ両手
服部 剛
自由詩
6
14/1/23 20:14
2326
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2350
2351
2352
2353
2354
2355
2356
2357
2358
2359
2360
2361
2362
2363
2364
2365
2366
加筆訂正:
私の鼻の穴が企んでいること
/
ichirou
[14/1/24 6:10]
少し加筆修正しました。
○6つ
/
空丸ゆらぎ
[14/1/23 20:20]
20140123
4.3sec.