人生のマラソンだ
なんて 言いながら
あなたが
手を広げて やって来る
私の 目の前で
ゴールテープを切る
縁は 繋がり
途切れること 知らず
掛け違えた タス ...
私は数年間とある国家試験の浪人をしていた。朝、まだ日も昇らない頃に起きだし、蛍光灯をつけて教科書を広げひたすら読んでいく。体力が充実したら定期的に答案を書いていく。それは望ましい地図を作る作業 ...
乱雑な色彩に紛れた美しい蝶
鈴のように澄んだ歌声は皆を惹きつけた
キラキラとした鱗粉をまとい、
ゆらゆらと魅惑する舞を皆が愛した
幸福を囁き癒しを与える蝶もまた皆を愛した
そんな平和がぐ ...
(雪降る時間 あのひとの指がきらりとひかる、
わたしはくもりガラスの向こう側で)
あのひとを思うと 白い雪が降って、
わたしの肩にも髪にも舞い落ちる
そしてわたしは あのひとで ...
時間が目まぐるしく回転している。空想ではないゆえに理想的な弧を描く。天からこころを探すための装置が覗いている。場所のカケラの発露。手すりに掴まっている子どもが見える。
もう少しだけ待って欲しかった
きっともっとうまく笑えるはずだったのに
まだ恋が芽を出す途中
強制的に打ち切られてさ
なすすべもなく ほら さよなら
曖昧で でもそれ以上踏み込めなくて ...
あっ!とかさぁ口に出るよねどうしても。だって、でろりと覗く黄に責められる。
一呼吸目を吐く前に思い出す 私は生命の海の末裔
電車の窓から街のネオンが走る
走馬灯のように次から次へと走る
冷たく糸を引く青 青 青
LEDの青い光
お婆さんが語りかける
光で語る
娘時代に紡いだ糸の話
ティーンエイジャーの華奢 ...
ひとを好きになって
はずかしかった
目も口も鼻も手足も
はずかしかった
話すことも黙ることも
さわってもさわられても
泣きたかった
赤くて青くて
欲しかった
あふれるまぎわの気持 ...
起きたら忘れる夢を見た。起きたらなんの夢を見ていたのか忘れた。夕方に雪が降るらしい。今、雪は降っていない。洗濯機がゴトゴトと音を立てている。僕はそれを見ている。
熱を帯びた扁桃を
通過する
酸味をふくんだえきたいは
ほどよく冷えて
生きていることが
すみずみまで広がっていく
――体温計の中の赤いめもりが行ったり来たり
ひとふさ
ひとふさに
大 ...
めざまし、ジャンケン、ジャンケン、ポイ
私はグーを出したので
パーを出した人が勝ちです
勝った人の中から
抽選で1名に
私、ミサトの身体をプレゼントします
オオーッ、ミサトオオーッ
...
虹の空を歩いて跳ねた
遠くでは
雨粒が水たまりに幾度となく指紋をつけている
灰色の朝、続くまどろみ、
曇天の間を隠れ現れ 隠れ現れして
時は止ま ...
ぼくたちは雨を防ぐために、濡れないために、他のものを濡らすしかない。ぼくたちの代わりに濡れるものがあって、ぼくたちは乾いたままでいられる。
墨を磨ったみたいな色の雨が降る。それは夜の色と同調して ...
誰もいないような日に
眠りに落ちていくだけだけど
掴みきれない言葉は だけど でも
手の中に使い古されたまま
闇に自ら隠れているようにも見える
昨日は六本木だった
スキマスイッ ...
手毬とよく似た
日輪の影
不浄を仰ぐやわらかな羽
いつか、どこか、で
お会いしましたか
生まれたばかりの蓄音機
多くの角砂糖が 紫蘇色のスカートにこぼされても
彼女は 眉ひとつ動かすこともないだろう
ただ膝のうえで掌を握っては開き(開いては握り)
あなたの影が砕かれていく その場所 ...
伊良部くん家の隣りには比較的小さなガソリンスタンドがあって、なんとなく家の中はいつもガソリンの臭いが漂っていて、とりあえず伊良部くんのあだ名はアラブだった。そんな家庭事情を伊良部くんなりに価値転換して ...
優しい人の手を拾った
深夜だった
路上の片隅に転がるそれは
少し青白く
何だか寂しげに
落とし主が戻るのを待っていた
ひんやりと冷たく
落とせば砕けそうな手だった
それでいて重たく ...
駐車場にやっとたどりつき車を止める
前が見えないほどの雪が降る朝
ライトをつけての通勤
白い雪の中に ぼんやりと光が見える
そういえば昔に ライトを消し忘れて
車のバッテリーをあげた事が ...
きみに抱きしめられたとき
気が遠くなりそうだった
だからあたしも
力をこめてきみに抱きついた
気を失ったらダメだ
って思ったんだよ
そんなことで
あたしを責めたりしないでよ
...
誰かに言われた 訳じゃないけど
何だか気になる アソコの臭い
いつでも一緒で 慣れた自分じゃ
分かる筈など ないじゃない
どうか教えて 周りの人よ
私のアソコを 嗅いでみて
誰もが ...
忘れられない不幸と一瞬で忘れる幸せを選ぶならどちらがいい?
私は一瞬で忘れるくらいの幸せなんていらないけど
嫌な事を忘れられないのも嫌だ
だけど忘れられないと言う事はその出来事に
...
そらを飛んだ夢を見た
僕は足のない回転木馬
南京錠を閉め忘れたまま
春の沙漠を放浪している
木の芽の匂い持ち歩くための
ポケットのある素敵な上着
おたまじゃくしを捕まえたら
...
ここに私がいないことを誰も知らない。
嘘は何一つないけれど
ここには本当の事がない。
パジャマで過ごす一日も
痴漢に耐える満員電車の一時間も
恋人とのえげつない二時間も
...
エロい気持ちの
赴くままに
無防備ですると
感染した方は
ママン
感染させた方は
パパン
になってしまうという
ゾッとするようなウイルス
股の名を中だしとも言う
無、臆病なもの、自然(罪人、不快な殺害者)。
-- 不道徳‥‥魔術師
-- ああ!魔術師 -- 目的「--医学はさらにチェックされる。
崇拝者}、嘘つき
火と硫黄で暑くなり、永遠の死である湖に ...
美辞麗句には見向きもしない
辛辣な役割を辛辣とは語らない、それ
鋭い爪の持ち主を幾つも知りながら
それは決して暴かない
咳ひとつ五月みどりの腹話術
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
もういっちょ
藤鈴呼
自由詩
1*
14/1/22 16:28
地図
葉leaf
自由詩
5
14/1/22 15:53
蝶の夢
人の形した生...
自由詩
1*
14/1/22 15:53
手のひらの花、そしてあのひとの雪
石瀬琳々
自由詩
9*
14/1/22 13:31
なんだこの天井は
水宮うみ
自由詩
1*
14/1/22 12:42
劇的じゃない結末のストーリー
中村 くらげ
自由詩
4*
14/1/22 12:23
今朝のターンオーバー
あかりんこ
短歌
3
14/1/22 12:10
おはよう
〃
短歌
2
14/1/22 12:04
女工哀史とLEDの青い光
uri_ka...
自由詩
1*
14/1/22 11:58
まぎわ
はるな
自由詩
8
14/1/22 10:58
ひきこもりちゃん
水宮うみ
自由詩
3*
14/1/22 8:11
かんきつ
そらの珊瑚
自由詩
20*
14/1/22 8:09
めざましジャンケン
花形新次
自由詩
0
14/1/22 7:07
指が動く
ヨルノテガム
自由詩
4*
14/1/22 3:11
電脳と死の雨
hahen
自由詩
2
14/1/22 1:17
ありふれた日の日常
番田
自由詩
0
14/1/22 1:11
金糸雀
千波 一也
自由詩
3
14/1/22 0:12
エーテル 17
草野春心
自由詩
2
14/1/22 0:09
伊良部くん
末下りょう
散文(批評...
4+
14/1/21 23:53
優しい人の手
健
自由詩
8*
14/1/21 23:20
雪と車
砂木
自由詩
11*
14/1/21 23:15
Hold me
藤原絵理子
自由詩
2
14/1/21 22:38
アソコの臭い
花形新次
自由詩
0
14/1/21 21:51
どっちがいい?
リィ
自由詩
2*
14/1/21 21:35
春の回転木馬
梅昆布茶
短歌
12
14/1/21 20:49
宙吊り少女のコミュニケーション。
端沢 紫琴
自由詩
6*
14/1/21 19:55
エロウイルス
花形新次
自由詩
0
14/1/21 19:44
ラム酒の花嫁
和田カマリ
自由詩
1*
14/1/21 19:17
風見鶏
千波 一也
自由詩
2
14/1/21 18:54
咳ひとつ五月みどりの腹話術
北大路京介
俳句
2
14/1/21 18:39
2329
2330
2331
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2364
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2368
2369
加筆訂正:
グリコのおまけ
/
ichirou
[14/1/21 20:56]
脱字を修正しました。海馬どっとこむ様ありがとうございました。
4.42sec.