熱病のように
浮かされていた時代
走り始めた
いくつもの坂を駆け上がり
知らぬ間に撥条はへたって
ある日突然 切れた
胸を開けて取り出した撥条は
楕円形に歪んで 腐食され
真っ赤な ...
足元に広がるのは私の亡骸だ
あれもこれもそれもどれも私であったものだ
ひどく醜悪でそれでいてなんと切ないものか
打ち寄せる波が見えるかい
あれは血潮だ涙だ脳髄だ
小さくか細い声が聞こえる ...
クルマのハンドルには
遊びが必要
自分のハンドルにも
遊びが必要
螺鈿細工は複雑な表面構造が生んだ
いくつもの光が干渉して美しく輝く
池に落ちるいくつもの雨粒の波紋は複雑に
ぶつかり合い互いに干渉して広がり解け合う
この世は複雑に絡み合い
干渉 ...
蜘蛛は昔から苦手で 何時も逃げていた
トラウマに なったのは
幼い頃に見た 夢だったのかも知れない
眠る私の視界に映る 天井 部屋の隅
一面に掛かる 大きな住処が
いつ ...
玉ねぎを切っていた
パートの時間まであと少ししかなかった
カレーが煮立っている
そこに彼女はさらに玉ねぎをつき足そうとしていた
炊事場の小窓をあけて換気した
出掛けるまえ ...
赤い目をしたうさぎの耳に
月から
はぐれた言葉が落ちる
ので、
偽らざるをえないだろう
いつか
偽らざるをえないだろう
うさぎは白くて赤い目をしている
茶色や黒やまだら模様 ...
昨日までの自分が仰向けに倒れている
わたしを見つめて
ワタシが言う
「踏み拉き進んで行け
過ぎ去ったものは階段だ
額ずくな 口づけするな……」
そっと足をおろす
枯葉を踏む ...
さむらごうち氏の作曲家復帰第一弾が発表された
クリミア半島のおかれた状況をテーマに
戦争の悲惨さと平和の大切さを訴えた意欲作だ
前作までのゴーストライター ガッキー新氏に代わって
ウクライナ人 ...
素直な言葉で 伝えたい
小さな旅の中で気付いた 僅かなこと
置き忘れられた 小さな輝きを
踏み潰されても 起き上がろうとする健気さ
暗闇の中で 小さくつぶやかれた誓いを
...
ツッコミが「なに村河内守だよ!」そうなるようにボケてください
Butterfly Effect如月のパンツ
木の芽風浮気の証拠写真かな
虹からこぼれた魔法の玉に君の名前を彫っている
朝顔が凍えている君のいない夏
見上げた向日葵の息が止まっている
書くことがない
最初に言っておくよぉ〜
この詩を読む数十秒間
あなたは時間を無駄にするだろぉ〜
読まないことを勧めるよぉ〜
いらいらしてしまうよぉ〜
だって
今の僕にはさぁ〜
何に ...
一馬はボールを天井に放る
それを手でキャッチする
そのとき彼はピッチャーであり、バッターであり、キャッチーであり、審判であり、実況席のアナウンサーであり、試合を見つめる恋人だった
ツ ...
みんなは
去った
まちの
こうえんの
水のみ場のしたに
のまれることなくいく百年もたゆたう
みずにいきる生き物が
いきたえだえにうたうこえ
きいてみれば
むかしからしって ...
不感症を克服し
大スターとなった
AV女優夕木熊野(22)に
不感症は嘘で
実は感じていたのではないかとの
疑惑があることが
共演した複数のAV男優の証言から
明らかになった
夕木 ...
あなたの顏は時計のよう
ただ『今』を確かめたくて
見つめてしまう
過ぎ去った時間 ……もう……
残された時間 ……もう……
いたたまれなくて目を逸らし
気がつけばまた
...
もうカーテンは暖かいよ
朝の日差しは
ひっきりなしにカーテンを暖めてるから
カーテンは暖かいよ
カーテンをさわってごらん
とっても暖かいから
暖かいカーテンは
冷たい指に ...
あー、なんてきもちのいいかぜなんだろう
とおもっても
もうえいえんにこないかぜ
たったいっしゅんの
もしかしたらわたしのじんせいもそんなふうにすぎてゆくのかな
だから
つぎのかぜに ...
首すじの まるい砂に
あまい夢が 今日のしずくを落とす
夕いろの、せまい、部屋のような瞳を
ころがしてあなたは とかげの顔で笑う
いつも 恋は速すぎるし、
と ...
シッポを切って逃げる
簡単…でも必死
自発的な変化
エントロピーは常に増大する
生き延びるのだから場合の数は増える…
当たり前のこと
こわい夢/現実から
すんでのところで逃げ出せ ...
桃太郎はさびしい男だ
きびだんごがなければ
ともに戦う家来はいなかったのだ
となりのベッドの見舞い客がそとの桜の様子を話している
彼は半身を起こし窓際に意識をやる
さ ...
あなたの手を ゆっくりと取り
「あたたかいですね」 と 声をかけた
あなたは
ゆっくりと にっこりと 笑って
いえ、それは 褒め言葉では 有りませんよと
ピシャリ。
...
親戚の家に行く時は蒸気機関車に乗り、二つ目の駅で下車した。ひたすら砂利道を歩き、途中で山道に分け入った。薄暗い山道を息を切らして登っていくと、大きな杉林のある地獄坂と呼ばれる場所があり、そこ ...
沢山の食べ物を食べることなく
少しばかりの暑い寒いを我慢し
便利さばかりを求めるのではなく
静かに過ごすことを良しとし
他人を認め「あの人も私だ」と思い、理解すれば
患いは少しづつなくなるだ ...
蟻は象に問うた
「おまえは大きいが、何が出来る?」
象は答えた
「食うこと以外、何も出来ない」
蟻は言った
「おれは小さいが、おまえと同じだ。食うこと以外、何も出来ない」 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
黄昏のふたり
山部 佳
自由詩
2
14/3/9 22:11
波打ち際にて
三上あず
自由詩
5
14/3/9 21:54
ハンドリング
イオン
自由詩
1*
14/3/9 21:45
干渉
ichiro...
自由詩
7*
14/3/9 21:31
くものいと
藤鈴呼
自由詩
1+*
14/3/9 18:07
昼過ぎの真須美
吉岡ペペロ
自由詩
3
14/3/9 17:23
つばさが消えない
千波 一也
自由詩
4
14/3/9 15:50
踏絵
ただのみきや
自由詩
20*
14/3/9 13:57
交響曲第二番 「クリミア」
花形新次
自由詩
0
14/3/9 13:17
言葉に託した
いねむり猫
自由詩
2
14/3/9 12:23
ツッコミが「なに村河内守だよ!」そうなるようにボケてください
北大路京介
短歌
3
14/3/9 11:24
Butterfly Effect如月のパンツ
〃
俳句
1
14/3/9 11:23
木の芽風浮気の証拠写真かな
〃
俳句
3
14/3/9 11:23
虹からこぼれた魔法の玉に君の名前を彫っている
〃
自由詩
2
14/3/9 11:22
朝顔が凍えている君のいない夏
〃
自由詩
7
14/3/9 11:22
見上げた向日葵の息が止まっている
〃
自由詩
4
14/3/9 11:21
書くことがない
itukam...
自由詩
0
14/3/9 11:20
一馬の夜
吉岡ペペロ
自由詩
2
14/3/9 9:53
しずかな民謡
遙洋
自由詩
2*
14/3/9 9:16
絶対性感
花形新次
自由詩
0
14/3/9 8:08
あなたの顔は
ただのみきや
自由詩
12*
14/3/8 23:28
もうカーテンは暖かいよ
ichiro...
自由詩
17*
14/3/8 23:25
わらう風
弓夜
自由詩
3*
14/3/8 22:24
あまいゆめ
草野春心
自由詩
8
14/3/8 22:07
トカゲ
藤原絵理子
自由詩
6*
14/3/8 21:23
悲しき桃太郎
吉岡ペペロ
自由詩
3
14/3/8 19:00
あなたのオルゴール
藤鈴呼
自由詩
2*
14/3/8 18:59
親戚のひと
山人
自由詩
3*
14/3/8 17:53
抱負
蒲生万寿
自由詩
1*
14/3/8 16:51
問
〃
自由詩
2*
14/3/8 16:50
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2338
2339
2340
2341
2342
2343
2344
2345
2346
2347
2348
2349
2350
2351
2352
2353
2354
4.76sec.