月の半分が雪を履く
霧の下で遊ぶ水
声を呑み
紋を放つ


はじまりへ還る波を
夜が照らす
浜辺の森から
風が吹いている


波は波の上
ゆるやかに変わり ...
吸えないタバコ 吸うフリして
煙に隠れて 涙する
いつも一人で 泣いていた
路地の裏の 小さな空き地
マンホールの蓋には ぺんぺん草が
天を仰いで 風にそよぐ
いつでも 一人僕が
見上げ ...
音のない窓辺で
ねこは多摩川の景色を見ている
遊びたいなと思って
幾人かの子供達を見ている

外に雪が降り積っても
ねこは多摩川の景色を見ている

外に出たいなと思って

同じ時刻 ...
いのちの素描 
躍動の結晶を背景に
白い天啓の不規則性
欺くように舞って

――つめたい耳たぶに腰をかける
   そとには沈黙が降り積み
   うちには言の葉降り積む

  
   ...
通ってたカフェのマスターが
産直の宅配してるって

輸入雑貨店のオーナーは
いま中古レコードのお店をやってる

わたしが詩を書いてることを
知ってるひとが少しいて

わたしのお父さん ...
ボールが転がる音がして
振り向いたら
それは冬が去っていく音なんでした

冬は寒いものを転がして
古くなったものを巻き取って
辺りをふかふかの風景にしていきます

それが春なんでした
...
店員に生活知られないために要らないものも買ってカモフラ 何回も思い出してる別れた日主演女優の歳に追いつく 盗まれることを見越して上履きに即効性の毒を塗ってる 風が吹き抜けてもう命がない 奈落のプリズナーもつれている 乙姫をアンプにつなぎ流水爆音 元シカゴ・カブスの
サミー・ゴーチ選手は
広島シンフォニーズに移籍した昨年
年間60回代打を出され
その60回ともがすべてホームランという
前人未到の大記録を打ち立てた
代打はすべてガッキ ...
道化者
僕はただの小心者
小心だから
嘘をつく
ばれるに決まっている嘘を

はじめはうまくいっていた
あまりにも
うまくいきすぎて
引き返す道を失った

ばれるのが
怖くて
...
‘日本の凶悪犯の95%以上が
犯行直前の24時間以内に口にした食べ物がある’
これは統計上ほぼ真である

主婦A   : そんな恐ろしい食べ物は禁止すべきでしょ。
会社員A  : ほほう ...
最初の人間がこの列島に入ったように
この川に入った亀は何匹だったろう

ミドリガメと呼ばれていた子亀のころ
生まれ故郷から 人間に連れ出され
あげくに捨てられたのか 
それとも
遙かな故 ...
「詩なんか」書いてる場合じゃない。

「詩なんか」書いたところで何にもならない。

そういう思いが、いまの私に皆無かと問われたら、答はノー。
でも、一割、二割ほどの気持ちのノー。
その ...
いつもは耳を傾ける
街のざわめきに
今日はあえて
イヤフォンで耳を塞ぐ

こうなりたいという想い通りに
世界が動いてくれたらな
そんな幻想を抱き
一人の主人公になる

瞳にうつる世 ...
電車はまもなく暴動地区に入る
ここからでも赤色灯が多く点滅しているのがわかる
忘れていた携帯端末が最後の爆弾になるんだ

誰かにそう話した後
本当に旅客機が空中爆発した時には驚いた
ケーブ ...
おでんの具は 何が好きですか
はんぺん ちくわ 
やっぱり でーこん たまごかな

炒め物なら 塩ぱっぱ
胡椒を忘れちゃ いけません

世の中にゃ 
楽な道具も あふれてる ...
じぶんがね
さみしいとか
こどくだとか
かっこわるいとか

そーいうのにこだわるのをね
もうやめたんだ

だいぶ、やめられるようになったんだ

わたし、なんかかるくなったよ
かる ...
光のどかな
朝の軒下に
あいさつ日和が訪ねくる

つがいの雀のたわむれも
いたずら烏のお散歩も

汽笛も煙も
風花も氷柱も

みな
やわらかな一見さん

ごきげんよう
...
 許してほしい  白すぎることを

 闇を美しく舞いたかっただけ


 許してほしい 寂かすぎることを

 ただ降り積もる思いばかりだっただけ


 許してほしい 冷たすぎることも ...
  米メリーランド州フォートミードの米国家安全保障局(NSA)が、インターネット未接続のコンピューターでも遠隔監視できる秘密無線技術を開発し、実際に情報収集していた事が報じられた。
  見てはいけな ...
夏の夕方に訪れるあの湿った憂鬱は何なのだろう。世界がいつもと異なった網の目に組み替えられるような、あの憂鬱は。目を楽しませてくれていた植物も奇怪で滑稽なものに思えるし、耳を楽しませてくれていた蝉の ... 笑えなくなった私のために
夫が遠い町から
戻ってきてくれた
他愛ないお喋りで
笑わせてくれた

眠れなくなった私のために
遠い町から戻った夫が
隣で眠ってくれた
寝息…そしていびき
...
ジリジリと
迫ってくる
それは感じている
でも、
足が動かない
腕も
手も

渡り鳥が行ってしまう
夕陽が沈む
花が枯れる

気付けば
何も無い
何も無かった
過ぎ去って ...
パソコンのキーボードを叩いている

午前1時30分

久々の詩作

微かな緊張が心地よい

そして少し眠い

一つ目の少女のように

儚い感覚

ポツリポツリこれからも
...
家に帰りたいと
思う僕は道に
部屋すらも見えなかった
部屋で 立ち止まった時に 道の
山の中を流れる世界に
心の中で 指を 触れながら
歩き続けたその掌で

色々なことを考えながら ...
こんにちはこれから始まる戦争の概要少しお伝えします

この文に句点打ったら次体育、読点ばかり走らせてる子

立駐でパチンコ玉を拾うのはまぶしい銀の少年でした

やまいだれ取ってくださいそう ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
傾滴路 Ⅲ木立 悟自由詩214/2/25 22:43
泣きたい日の味武富諒太自由詩314/2/25 22:35
多摩川とねこと雪2012自由詩314/2/25 22:30
二月・北国ではただのみきや自由詩16*14/2/25 21:37
ニュースたちもっぷ自由詩814/2/25 21:36
春待ち小原あき自由詩11*14/2/25 20:38
店員に生活知られないために要らないものも買ってカモフラ北大路京介短歌314/2/25 20:12
何回も思い出してる別れた日主演女優の歳に追いつく短歌214/2/25 20:12
盗まれることを見越して上履きに即効性の毒を塗ってる短歌214/2/25 20:12
風が吹き抜けてもう命がない自由詩114/2/25 20:10
奈落のプリズナーもつれている自由詩014/2/25 20:10
乙姫をアンプにつなぎ流水爆音自由詩1114/2/25 20:10
代打ホームラン王花形新次自由詩114/2/25 20:01
ピノッキオLucy自由詩11*14/2/25 19:15
統計山部 佳自由詩114/2/25 19:14
要注意外来生物イナエ自由詩12*14/2/25 17:38
■長い付き合いになりそうだよ、詩と私千波 一也散文(批評...4+14/2/25 17:13
Making up storyわや自由詩014/2/25 16:22
追撃中森将継自由詩114/2/25 15:09
おでん藤鈴呼自由詩6*14/2/25 14:12
天使弓夜自由詩0*14/2/25 12:03
あいさつ日和千波 一也自由詩214/2/25 7:53
  雪ハァモニィベ...自由詩0*14/2/25 4:09
揺れる動的自由詩2*14/2/25 4:07
葉leaf自由詩414/2/25 2:54
ありがとう森川美咲自由詩3*14/2/25 2:54
signalopus自由詩114/2/25 2:10
今何してる?たかよし02自由詩014/2/25 1:43
ふいに思う日番田 自由詩114/2/25 1:19
失せ物(2013.8〜2014.2)新嶋樹短歌114/2/25 0:58

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加筆訂正:
要注意外来生物/イナエ[14/2/25 17:56]
注の追加
5sec.