梅が桜のように散っていた

よこで木蓮が上等な

きみどり色を解いていた

タワーマンションには住めないけれど

虫のでないところぐらいなら住めるかな


くりかえすことに意味があるのではない

くり ...
くたびれた町に出て自分より弱そーな奴を見つけては
蹴飛ばそうとした

塀の上から
ジャンピングニードロップキメたい
後頭部を
探しまくった


びびって家に帰り
湯船を洗った
ま ...
粉のような人間になって
自分を粉砕していたい
そう思えるようなときがある
実際は体が疲れているだけなのだが

防波堤に立ちつくしていると
冷たい風が 体を突き刺すから 何もない心のまま ...
ベビーにちょっと
きつく当るような奴が
ベビー叱咤に名乗りを挙げることぐらい
覚悟しろや、親ども!
一番大切なものは
あなたたちですって
言いたいけれど
そのあなたたちを
幸せにするためには
これが必要なのよ
現実はそうでしょ?
って言うのは
建前の世の中に違いない
でも、その建前 ...
物語を消費するために
私たちは生きている
今日も悲しい話をありがとう
困難を乗り越えた話
本当にどうもありがとう
感動してる
だから明日もがんばれる
がんばれると思う
明日 ...
エクレアが溶け出す前に妄想を止めなきゃ今日も空がきれいだ   空雲空雲空雲


青空と雲が織り成すミルフィーユはタンザニア系のコーヒーが合う
美女が乗ってきて次降りる駅 君を嫌いになる理由をさがしてたら会いたくなった 正義は勝つと言って負けた あなたはいつもうわの空
会話をしても僕が笑ったり
泣いていてもあなたは
表情も変えずうわの空で
いつも何を考えているのか
僕にはわからない

だけどそんな君が嫌いになれなくて
むしろず ...
コートの下からにょきっと生えた

細長い煉瓦の色をした

煙突を背負った男は

大きな麦藁帽子を被っているので影のようだ

軍手にした鉤状の蔓で

雑木林をほじくりながら何かを探し ...
走り去る青い車の
テールランプながめながら
流線型の感情を抱きしめる

どうせ終わったことだから
もう悲しむことにさえ意味はない

遠雷が
湿った空気を震わせる

瞼の裏側で
す ...
今日は土手を歩く
土手を歩いて風を数える
おまえと 僕と
懐かしい春の風を行進する

川面の丸い光を
後退する四角い針の葉の林を
居眠りする土手の潅木の列を
風はまんべんなく揺らして渡 ...
高いところへ上りたい

ただひたすら

上へ


白いシャツにジーパンにスニーカーはいて

長い階段を一段飛ばしで

踏みしめて


少しずつ気持ちを昂らせながら

そ ...
オートバイの神様よ
僕にオートバイを運転するだけの
必要最低限の才能しか恵んでくれなくて
ありがとう

レーサーになる腕前も
白バイ警官になる技術もなく
暇さえあれば峠に繰り出し
運が ...
明け方の目をみひらいて駆けてゆく夢は邂逅すうつくしい馬


やさしさをあつめて君の手のひらにスノードームの粉雪の降る


君に会うために生まれてきたという光射す薔薇窓少女のねむり 
...
まさか 夢にみるとは思わなかった
明け方の私の夢に現れた
君のことは何も知らないのに
ネットという魔都で知り合ったのは
ずいぶんと昔のことだった

私が詩を書き始めた頃
君の書く詩はとて ...
なにかをリセットしたいとおもい
恒例のだんしゃりを決行する

てはじめに冬服
もう襟足をたてて歩かないことにする
首筋からはいりこむ空気をうけいれることにする

ぶ厚い靴下をすてて
地 ...
産まれることのなかった子供へ向けて歌う。意味なんてどこにもなかった。ただ歌う 冬の朝太平洋側砂浜で待ちぼうけ無しの天気の予報

ひとびとが一歩一歩と近くなり他人の消えて浜初日の出

聞きづらいおばあちゃんにはテレビ音わたしにはみかん譲る正月

さびしさにどちらかとい ...
傘潰したいかのようにふる雨に応じるように生きる日々あり

つい泣いてわけ訊くひとも無い暮らし言いたい気持ち抑えられない

そろばんもカエルの解剖実験も避けて通れた転校万歳

大規模な改修工 ...
ふと、祈るともなくねがふのです。


わたくしの稚い恋が、空のどこかに、


まだ光るのなら、
星の蒼さに永遠にのこりますやう。


わたくしの実らぬ想ひが、天の記録に載り、

...
駒止めて待つた待つたのかひもなし
長屋わたりの将棋一番


本歌


駒とめて袖うち払ふ陰もなし
佐野のわたりの雪の夕暮れ

定家
ほどほどに愛し愛され金婚式 三月の干した布団に猫眠る


朧月道新よりも近くあり


春風の一等賞がきのう吹く
突然
中1の長女が私の単身赴任先のアパートに転がり込んできた
つまり家出だ
終業式まで後2日

どうしたんだ?

  洗濯 掃除 ご飯の支度 
  全部やるから ここにいさせて
   ...
 峯澤典子の詩集『ひかりの途上で』(七月堂)を読んだ人は、大方がその美しさに感嘆したことだろう。だが、ここで言う「美しさ」とはいったいどのようなところから発生しているのだろうか。

闇にまぎれかか ...
旅立つ人よ 行先も解らぬまま 風土と訣別する人よ あなたの眼は希望に狙われている あなたの足は道に狙われている あなたの手は人々に狙われている 愛も孤独も要らないと 嘗て語っていた旅立つ人よ あなたの ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
梅散るころに吉岡ペペロ携帯写真+...214/3/20 9:03
ふねんしー末下りょう自由詩1*14/3/20 5:17
駅前の松屋から番田 自由詩014/3/20 1:25
ベビー叱咤花形新次自由詩0+*14/3/20 1:08
一番大切なもの自由詩014/3/20 0:40
物語小川 葉自由詩314/3/20 0:10
エクレアが溶け出す前に妄想を止めなきゃ今日も空がきれいだ北大路京介短歌214/3/19 23:45
青空と雲が織り成すミルフィーユはタンザニア系のコーヒーが合う短歌214/3/19 23:45
美女が乗ってきて次降りる駅自由詩414/3/19 23:44
君を嫌いになる理由をさがしてたら会いたくなった自由詩114/3/19 23:44
正義は勝つと言って負けた自由詩614/3/19 23:44
うわの空リィ自由詩1*14/3/19 23:40
煙突男のはなし灰泥軽茶自由詩414/3/19 23:08
なごり雪大覚アキラ自由詩214/3/19 22:15
土手を歩くオイタル自由詩4*14/3/19 20:39
上へますを自由詩2*14/3/19 20:29
RUN THE HAZARD一 二自由詩214/3/19 18:35
邂逅する夢石瀬琳々短歌3*14/3/19 13:26
【 今朝の感傷 】泡沫恋歌自由詩14+*14/3/19 11:45
まるはだかの木朧月自由詩214/3/19 9:56
歌う水宮うみ自由詩014/3/19 9:20
冬模様(雑詠)2 (一〇首)もっぷ短歌314/3/19 8:26
冬模様(雑詠)1 (一〇首)短歌514/3/19 8:25
ねがひ織部桐二郎自由詩114/3/19 8:23
狂歌短歌014/3/19 8:11
めおと川柳214/3/19 8:07
「春三題」3もっぷ俳句114/3/19 7:36
掛け布団ichiro...自由詩19*14/3/19 5:41
峯澤典子詩集『ひかりの途上で』について葉leaf散文(批評...3*14/3/19 5:22
twitter自由詩014/3/19 5:08

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加筆訂正:
【 今朝の感傷 】/泡沫恋歌[14/3/19 20:40]
文章の配列も少し変えてみました。
【 今朝の感傷 】/泡沫恋歌[14/3/19 20:33]
語尾など少し変えました。
【 今朝の感傷 】/泡沫恋歌[14/3/19 17:39]
最後の2行を変更しました。
4.15sec.