手を
引っ張り続けるか
離すかの
あの話の結末
何が正解か知らない

夫婦で
右と左の
正反対の意見の
間にいる
わたしでいることを
どうしても
自分の子ども達に
経験させた ...
なにか忘れそうなきがしている
なにか
雪が降っている
空が濃く青い
皮膚が張っている
忘れそうな
あなたは昨日から
水色のズボン
なんだっけ
夜は冬の気持
水玉の靴下
泣きご ...
あおじろい保安灯に
むくんだ肌がうつっている
こちらはかさかさに渇いているが
蛇口からは水

春はゆっくりやってきた
さいごは けれど
引き鉄をひくように
桜をたべたら甘かった
...
本日は、「カップヌードルカレー味を食べるとき本当の自分に戻ったような気がします」、というお話をさせていただきたいと思います。
カップヌードルカレー味、これを食べる。食べたらどうなるか。本当の自分に戻 ...
人はなんでもないような場面を
なぜか覚えているものだ

中学校からの帰り道
乾いたグラウンド
走者のあげる土埃
プールに浮かんだ白いはなびら
すでに樹の指先は新しい葉を生やして
吠える ...
ぼくはカピバラさん

ネズミの仲間だけど  人間並みに重くて 温泉が好きで  のんびり屋

今はまだ  あまり知られていないけど  いつかは動物園の人気 ...
近所の裏山に勝手にシェルターを作成しはや三年。
木の実を拾い、小川のせせらぎで口をすすぎながら命をつないでいる。
時に朽ちて倒れたブナの大木の上に腰を掛け詩を口ずさみ、自然はいかなるものにも平 ...
黒いサングラスをかけたカンガルーが、ライフルで狙ってる
その陶器製の、白くなめらかな母韻は、
ゴムのような口唇から何度も、何度も、
繰り返し発射されるから
執拗な子守唄に、もう寝付けない夜の― ...
私の目はどんどん見えなくなっている
ぼんやりと、ゆっくりと、確実に
どんどん見えなくなれば
みなの姿も あの人の顔も
どんな感じなのか 憶測で考えていくだろう
できるだけいい方向へと思う ...
まともにやってるフリしてる
帳尻合わない毎日のなかで
どんなにやってるフリしても
心が何処かハミ出していく
心が何処かへ沁み出してくる
全てが肯定だとは想ってない
全部が否定だとは想ってな ...
今日またひとつ
嘘をついた

自分を守るための嘘は
遠の昔に忘れた
嘘をついて守るほどの自分を
遠の昔に亡くしたから

嘘をついたのは
守りたい人のため
守りたい人が暮らす
この ...
新緑の
シンリョクノ
かそけき色に
カソケキイロニ
生命もゆ
イノチモユ
「たのしいすごろく」で血がでた きびだんごで複数年契約 三択問題の4番が正解 田鼠化して鶉となった前世かな 昨年と同じ弔辞の河豚供養 流れてく 菜を冷やした小川の 見えなき終
そんな事を思い出していた この遠い地で
弔いの灯は風に泳ぎ 灰は風に舞う

皆を覆い隠して 空へ
消えた

貴方がくれた 幾千のもの
わたしの ...
ウールのベストは暑いかな,と思いながら
まだ肌寒い春に,詩人の家に行った
その部屋はアトリエのようなコバルトブルーの壁紙が貼られていたので,
アトリエなんだろう,詩人の子供は自由に遊んでいるし, ...
田に水を張ると
一面が鏡になる

田植え前の一瞬
薄い空を映して

今年はどんな年かと
思案している

今年はどんな稲にしようかと
話し合っている

近くの葉桜が
...
絵の具の声が
はじめて油絵具を手にした少女には 聞こえた。
「恥じるな ためらうな チューブから色を ひねりだせ」
開封し、すこしだけ色を出してはみるけれど、ぬっちょりとした色があるだけの
そ ...
降り注いで
優しさの定義
事実で救われるのは
ほんの一握りの時間だけ

わたしの耳に届いていたの
存在し続けることに
疲れた叫び声が、確かに

土踏まずで花を踏む
残酷さを拭いきれ ...
退院の日は花冷えがした。うちにかえってきたら隣家の夫婦がやってきて、それから、いとしい宝籤は(宝籤は母と父が飼っている黒い犬だ)、尻尾を―先端だけがほんのわずかに白い尻尾―ちぎれそうに振って鳴いて ... 夜明けの森を夢見た わたしの閉じたまぶたは
光によってひらかれる あなたの白い
春のような指さきで


わたしのためにあなたは生きていた
わたしが悲しいときははらはらと涙を流した
嬉し ...
その漆黒ボディの目的は何かと問われても
生まれつきだから上手く答えられやしない。
私はご存じのとおりどう見てもコーラだよ。

このボディが理由で困ったことなどないね。
言っておくけどもこのボ ...
 水は、万象の旅人

 生き物の身体は
 彼等の泊まる、仮の宿

 水よ

 お前が
 笑いさざめくのは
 春の林床に降り注ぎ
 小川を結び、走るとき

 お前が
 咳き込み ...
舟から生える樹
川岸の影
海を描く霧
器の水に
沈む糸くず


雪が雪を追い抜いて
土や花を振り返る
土にも花にも
雪は見えない


酒に勝つ甘味が見つからず ...
眠れない夜に吸殻だけが溢れてゆく。
君は誰?
僕の味方?
それとも君も偽物?

明けてゆく窓越しに過去がものすごい勢いで覆いかぶさってくる。
君は今幸せかい?
君は誰かに守られている ...
奪われた事を知った夜は、窓辺に腰掛けて月を見ていた。
初めての恋で僕は嫉妬を覚えた。
奪っていったのは僕の親友だった。
よくある事だよ、と笑った月が恨めしかった。

何も知らなかったのは ...
水彩の草原に僕はひとり仰向けで、
空をゆく雲を見ている。
淡い太陽の光を縫うような、
ぼやける事のない雲の輪郭を僕は指でなぞった。

寂しくなんてなかった。
なんとなくの不安を誰かに知 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
さよならの左右はなもとあお自由詩514/4/24 20:52
冷蔵庫のケーキはるな自由詩914/4/24 16:50
蛇口2自由詩514/4/24 16:46
「カップヌードルカレー味を食べるとき本当の自分に戻ったような ...うめバア自由詩214/4/24 14:52
かあさんも受験生だった頃があるそらの珊瑚自由詩1014/4/24 14:14
ぼくはカピバラさんS.K自由詩214/4/24 13:39
聖徳太子竜門勇気散文(批評...014/4/24 11:38
わけがわからない程ハァモニィベ...自由詩3*14/4/24 6:57
さよならの鎖唐草フウ自由詩15*14/4/24 5:40
狂気と本気よいしょ自由詩114/4/24 1:43
クンニが特技花形新次自由詩114/4/24 0:25
新緑の吉岡ペペロ俳句114/4/24 0:16
「たのしいすごろく」で血がでた北大路京介自由詩214/4/23 22:22
きびだんごで複数年契約自由詩814/4/23 22:21
三択問題の4番が正解自由詩214/4/23 22:21
田鼠化して鶉となった前世かな俳句014/4/23 21:51
昨年と同じ弔辞の河豚供養俳句114/4/23 21:51
手向け 最愛を受けた者より黒ヱ自由詩3*14/4/23 20:23
日曜日の詩timole...自由詩714/4/23 17:16
春の田んぼ小原あき自由詩5*14/4/23 16:15
血管少女るるりら自由詩15*14/4/23 15:40
土踏まずで花を茜井ことは自由詩3*14/4/23 15:25
満足はるな散文(批評...514/4/23 14:31
アグネシュカ 夜明けの森石瀬琳々自由詩10*14/4/23 13:47
祝福するコーラブルース瀬戸...自由詩3*14/4/23 13:00
透明な声まーつん自由詩13*14/4/23 10:07
ひとつ 冬辺木立 悟自由詩414/4/23 9:20
夜明け前の戯言ヒヤシンス自由詩3*14/4/23 5:11
月の涙自由詩3*14/4/23 4:39
水彩画の少年自由詩9*14/4/23 4:37

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加筆訂正:
【 大縄跳び 】/泡沫恋歌[14/4/23 6:24]
一連目の最後の行を変更しました。
7.18sec.