街を知らず
けだものを知らず
街という名の
けだものと交わる



汚されているのではなく
汚しているのだ
尾の根元まで
いま
こうしているあいだにも


...
鈴懸の花や重たき腰の熱 応募券いっぱい持って昨日までの締め切り ぼた餅の重さで棚が落ちた 嘘っぱちの夜と踊る さじで湯をはじいて散らす 珈琲香 ゆで卵の白身を刻む音


万年筆への熱量ともにするふりで近付いたひと 見抜けなかった


晴れのち雨 すがりつく昔の歌を上書きし終えた土の匂い
...
今は 遠距離殺人の出来る時代
子供だってボタンひとつで殺せるんだ
ゲームのように    

あなたは国のために命を捨てる覚悟はあるか

あなたは人を殺す
あなたは町を破壊する
あなたは ...
引っ越した日から
時々庭に来ていることに
気づいていた

人になついているのかしら
窓から眺めながら
そんなふうに思った
出ていけば
きっと逃げるのだろうな

ある日、庭で草取りを ...
すごろくみたいだ。
いちばんに上がったあの子が言うには、
とにかくニコニコしてればいいんだよ!って。
私の耳には虚しく響くだけ。
何度も何度も、振り落とされて
私はあと何回ふりだしに戻ればい ...
死んでしまった友人から
もらった熊のぬいぐるみをオークションにだす
並べられた人形はまるで君のよう

どこともあっていない人形の目を
私はこわいとおもい手放そうとしている

君と私が話し ...
お友だちは、何ちゃんかな?
てつです
てつくんの質問は何かな?
僕の担任の先生が
マンガばかりみないで
素晴らしい詩を読みましょうって
クラスのみんなに詩の本を回しました
どんな詩の本か ...
弟が死んた時、俺はにやっとしてしまった
仕事も休めるし
ずっと苦しんでいるよりは死んだほうがいいだろう思った
当時子供がまだ赤ちゃんで俺はきつい土工の仕事をこなしていた。

京都でアル中にな ...
詩を書こう書こうとするが、自分には資格が無いと思って止した。 言葉と言葉を繋いで紙の上
裏返しにしたらもうあなたはいない
見えないところで
優しさといのちを繋いで
載せる人差し指は悲しく踊る
詩に説明はいらないとは
誰かが言った言葉だが
ここにある ...
鬼のような目で
こちらを 見詰めている

お前は 間違って いるのだ と
諭されて いるようで
目を閉じる

吹雪の中で
トンネルの手前を
凝視しては いけないよ

黄色 ...
見たこともない銀河から
見たこともない揚羽蝶が
見たこともない角度から
勇んで勇んで羽ばたいて
宇宙線でDNAや思い出を
損なわぬように注意して
自慢の羽をぶわんと振り
羽の限りを尽くし ...
月はくだけて 花火のようだ
瓶詰の感動を 2ダース買う
予定のない日 自動車を運転して 精神科へ
背の低い医者に ばかでかい椅子のうえから
大丈夫ですよ と言ってもらうために

大丈夫 ...
いいんだよ
いいんだよ
素直に綴って
いいんだよ

いいんだよ
いいんだよ
自由に綴って
いいんだよ

この恋の行方は
まだ誰にも
誰にもわからない

太陽が毎日昇り
月 ...
今日も
泣いたあとみたいに
赤かった

叫ぶみたいに
光ってた

黄昏を
また今日も

10年前の私も
これを見て

夕陽だ、なんて
思っていたのだろう

いなくなった ...
途端に
僕が走りだした
アスファルトの上
睨みつける家々

心臓が
縮み、
放たれた瞬間、
冷や汗、
アドレナリン

躍動する体
開かれた眼
剥き出しの歯

あっという間 ...
自然なんかいらない
人工物が大好きなんだよ
だからともちんの変幻自在振りは
別に気にならない
人工物として
美しくないことを
ぼかあ、言いたいんだよ(雄三)
美しい人工物
例えば、なん ...
月がのぼります 屋根のうえ、

猫がとおります 光る目をして 橋の下

音楽がなります 淋しい顔うつして窓の
ひとつ

燈された電球の影の影の影たどる 

時計がページもめ ...
ほら首都高が唸り始めた
まだ週末には一日早いのに
しかも近頃は人手不足
売り手市場だって

遊んでないで仕事に励めよ
わたしの部屋にも一通届いた
握りしめて鍵をしっかりと確認してから
...
一番悲しかった嘘 
涙が出るほど優しかった嘘 
胸が痛かった嘘 
叫び出したいほど切なかった嘘 
思わずへたり込んだ残酷な嘘 



『君を愛していた』 
閉じたまぶたの陰影
紅い唇の
生きることは食べること
というメッセージ

組まれた両手の中に
包まれた空気の発するものは
あなたひとりの言葉でしょうか

きこえる
叫びが
きこえ ...
耳元で囁く日常
猫がじっと目を凝らして
僕の眼をのぞき込む
だらだら歩いていた日常が
突然両手を上げて走りだす。
平穏に不満を述べている日常が走りだす。
大声を上げて

テレビの事件が ...
ダムの両脇を挟んで聴こえてくる唸り声は鬼の咳き込む嗄れた喉笛か、それとも千二百年の樹齢を越えて漸く地睡へと辿り着いた楠木を荒々しく揺さぶる、神垂の擦れあう音なのか 。
この地で我々の欲望を充た ...
五 月 雨 吾 と 吾 と の 数 か 月


天 気 雨 ち い さ く て 白 い 太 陽


月 寒 く 母 の 日 忘 れ 花 粉 症


青 あ ら し 内 側 か ...
昨晩の月は絵に描いたような朧月だった。
まるで大きなオブラートに包まれたように
柔らかで幻想をまとった月だった。

粉薬にオブラート。
昔、ありましたよね? 紙の箱に入ったうすい半透明の、 ...
何故か偽物の振りをしてしまう
本物の振りに飽きたからかもしれない
お前殺すぞクソガキが
なんだこれ
空を見ながら聞こえる幻聴が
なんか なんか 子供の頃に通った道みたいで
吐き気がして ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ノート(51Y.5・14)木立 悟自由詩214/5/17 1:10
鈴懸の花や重たき腰の熱北大路京介俳句114/5/17 0:50
応募券いっぱい持って昨日までの締め切り自由詩414/5/17 0:45
ぼた餅の重さで棚が落ちた自由詩10*14/5/17 0:45
嘘っぱちの夜と踊る自由詩214/5/17 0:45
深水遊脚短歌2*14/5/16 23:33
覚悟イナエ自由詩7*14/5/16 22:31
セキレイLucy自由詩12*14/5/16 22:25
ふりだしに戻るを踏んだ群青ジャム自由詩214/5/16 22:19
空をとぶ熊朧月自由詩314/5/16 22:11
子供電話相談室花形新次自由詩214/5/16 21:54
弟の死馬野ミキ自由詩614/5/16 21:31
誰にでも平等に陽が差す訳じゃない。TAT短歌014/5/16 21:24
詩的なあなた乱太郎自由詩24*14/5/16 21:01
黄色い鬼の物語藤鈴呼自由詩2*14/5/16 20:44
ささんと止まってブルース瀬戸...自由詩3*14/5/16 20:38
21世紀はるな自由詩314/5/16 20:36
おもいのままにかたるうた渡辺亘自由詩014/5/16 20:30
今日の黄昏そしてまた無花果自由詩214/5/16 19:00
ひどく晴れた日の午後opus自由詩014/5/16 18:39
ともちん花形新次自由詩014/5/16 18:31
子守唄月形半分子自由詩414/5/16 18:06
言寺の尼僧どのもっぷ自由詩414/5/16 17:06
文字綴り屋 ...自由詩114/5/16 15:57
マリア、どうか邪気のなく茜井ことは自由詩1*14/5/16 15:31
非日常……とある蛙自由詩15*14/5/16 14:25
土気ダス溶液アラガイs自由詩4*14/5/16 13:49
雨と白kawa俳句014/5/16 13:06
夜更けの紙相撲 五月の羽そらの珊瑚散文(批評...13*14/5/16 11:38
FURY竜門勇気自由詩014/5/16 11:01

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