誰もいない夜明け
失った 言葉を
死ぬのかもなと
本を 電車の中で
光にあてがっていた
今日も 部屋のふとんに入って そして
メトロのキオスクで雑誌を手に
きっと売り子と約束の ...
雨音の休符部分を縫うようにチェレスタの音は愛を奏でる
紫雲英田にブルドーザーが向かいけり
抱きしめるんで時間止めてください
よくしゃべる星空に相槌を打つ
お年玉付きハガキに残暑お見舞いされている
はじめて宿泊した日は
洗いざらしのシャツとジーンズで
いつ帰るか予定のないひとり旅だった
大きなリュックを背負い
フロントまでの階段を登った
*
しばらくして
宅急便 ...
寝てる間に僕は
バージョンアップされているらしい
知らないうちに新情報がインストールされている
過去と未来の脈絡もなく
誰かと入れ替わったことにも気づかず
昼夜を問わず
意識にのぼる暇もな ...
桜が咲いたねとか
空気が湿っているねとか
そういうことを言って、世界を楽しんだふりをして
あらゆるものを知ったかぶって
ほとんどのものをとり零しながら生きている
「梅よりも桜のほうが ...
君は目が小さいから
パンクロッカーには なれません
残念 (残念) 残念 (残念)
鯖は腐りやすいから
聖火ランナーには なれません
残念 (残念) 残念 (残念)
「郵便屋さんっ ...
短い夢の中で
大声で泣いた
会いたかった
探した
追いかけた
夢の中では
心が息を吹き返す
例えば
一日の疲労にゆらゆら身をまかせ
バス停まで歩く道
夕焼けでもない
うす曇り ...
梅の散る季節にも触れないで
びんの底にひとりよがりを沈める
こうして漬けておけばと月日が過ぎてゆく
手に入らないもどかしさに
焦がれてほんとうは気づき、身勝手に苦しむ
おんなだとかおとこだと ...
死ぬなら一つの未練を残して死にたい
未練なく死んでしまうと
自分がいた世界を忘れてしまうから
楽しかった事や悲しかった事
みんなと一緒にいた
大切な日々を忘れたくない
もし生まれ変 ...
春風に花の散るらむひさかたの ひかり幽けしゆふまぐれの月
み春日の奥山の端の海の面に 夕羽振る風や花な散らしそ
夕されば三笠の山にさす入り日 花も朱にそ染み果つるかな
きみが必要とされる理由がある
文句も言わずに黙々と働く
周りの人間にいつも親切である
トイレが詰まっても
餅で年寄りの喉が詰まっても
ささっと器用に処置してくれる
つまり
いろいろと便利 ...
今日は昼過ぎ、らーめん萬亀まで散歩に行ったら、いつもは行列なのに余裕で座れた。もしかしたら、昨日の夜、土崎のつけ麺店がテレビで紹介されていたので、そちらに流れたのかもしれない。
それはそ ...
げんこつ出してと
子等に言えば
なんと可愛い手が三つ
両手で六つ
げんこつの大きさに握った
おにぎりを一つずつ
パーを出してと
子等に言えば
なんと可愛い手が三つ
両手で六つ
...
激しい頭痛に酔って
電柱に頭突きして
奥歯がカチって鳴った
目の前には
泥まみれの天使
泥まみれの天使が私を見上げている
泥水溜まりの中から
泥まみれの天使が私を見上げている
泥ま ...
春夏秋冬を糧にして
俺は 生きている
何時でも 一所ばかりを 住処としている
輩は 嫌いだ
春は 花びらの舞う様に 酔いしれ
夏は 潮騒の香りに 鼻を くぐらせ
...
娘の手帳に、平和になりたいと書いてあった
忙しい生活の31日の隣に小さく
彼女はもう
眠ってしまったのかもしれない
冷めたコーヒーと乾いたマフィンが
ずっと手つかずのまま
...
涙を見つけた
雨水と一緒に瓶に詰め
海に流した
ずっとそうしてきた
手紙のように
斜め向かいの窓を
望遠鏡でずっと見ていた
忘れぬように
逃げてしまわぬように
けれど
私が ...
今年も春が巡ってくる。年度替わりの時期でもある。一つの区切りではあるので、年度を振り返ろうとしたら、ここ数年の振り返りとなり、出版された詩集を数多く読んできたわけではないと不勉強さに気づく。それでも ...
エルニーニョで死んだ
イグアナの尾
きみは追いかける
ぼくは受け容れることができない
魚は
タンパク質と脂肪を
全世界に提供する
電流の仕事は熱するだけではないばずだ
...
うっぽこ、うっぽこ、うっぽ、ぽこ
ヴィクトリアはじょうずに
うっぽ、うっぽこ、うっぽ、ぽこ
すべてのみこんでしまいましたので
うっぽこ、うっぽ、うっぽ、ぽこ
ぼくはなんだ ...
海の近くに本が落ちている
頁をめくると
漁師町の屋根はどこまでも続き
伝えたいことは
すべて終わっている
誰に叱られることもなく
海鳥が飛び方を記憶している
要するに
さむらごうちとか言うおっさんが
耳が不自由だったのを
STAP細胞を注入して治したと発表した後
それが嘘だとばれて
マレーシア航空で高飛びしたところ
クリミア半島で消息を絶ったっ ...
外へ踏み出せば
青い山並
遠い湖岸
しぜんのじねん
自己意識はまた
不確かな
見えないものを
手探りしては
喪失感
億劫な発語
力ある沈黙
言霊を追う ...
言葉の繊維で細い白く光る糸を紡いでゆく
ゆっくりと一日かけて語彙と語感とを撚り合わせて
染色を施して様々な色の糸に仕上げてゆく
それはやがて布地に織り上げられ
誰かの肌を覆い隠してその人自身の ...
まだ夏という季節が
迷いのない子ども
(のよう)だった頃の
残り香だけを頼りにして
つりがね草の
茎の中を歩けば
規則正しい配列の褥で
寝返りをうつ命たち
不完全な器を抱え
危ういバ ...
逢瀬を待つ
隙間には
悲しみを選んだ欠片の屑
触れたら
傷を負うよ
見えない姿で
聞こえない言葉は
左隅の
冷えた空気を
支配する
逢瀬を待つ
時には
母のない子の ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
懸賞の発表まで一月
番田
自由詩
0
14/3/25 2:08
雨音の休符部分を縫うようにチェレスタの音は愛を奏でる
北大路京介
短歌
1
14/3/25 0:27
紫雲英田にブルドーザーが向かいけり
〃
俳句
2
14/3/25 0:27
抱きしめるんで時間止めてください
〃
自由詩
2
14/3/25 0:26
よくしゃべる星空に相槌を打つ
〃
自由詩
8
14/3/25 0:25
お年玉付きハガキに残暑お見舞いされている
〃
自由詩
6
14/3/25 0:25
ホテル ハット・ウォールデン
鵜飼千代子
携帯写真+...
13*
14/3/25 0:06
更新
Lucy
自由詩
11*
14/3/24 23:44
博識
ユッカ
自由詩
3
14/3/24 23:29
メキャラ!
モンロウ
自由詩
0
14/3/24 23:26
短い夢
Lucy
自由詩
10*
14/3/24 23:01
なんとかかんとか
りこ
自由詩
4
14/3/24 22:59
好きだから
リィ
自由詩
4*
14/3/24 22:52
春の夕べに臨みて作る
山部 佳
短歌
2
14/3/24 22:52
ある忠告
〃
自由詩
0
14/3/24 22:50
秋田散歩
小川 葉
散文(批評...
4
14/3/24 22:49
おにぎりとおいなりさん
岸かの子
自由詩
8*
14/3/24 22:23
泥まみれの天使
ichiro...
自由詩
8*
14/3/24 22:18
爆発
藤鈴呼
自由詩
3*
14/3/24 21:31
undefined sign
mizuno...
自由詩
7
14/3/24 21:27
rain drop
〃
自由詩
1
14/3/24 21:02
【HHM2参加作品】「沈黙」を聞き、「いま」を読む — 縞田 ...
N.K.
散文(批評...
3*
14/3/24 20:56
イグアナ
藤原絵理子
自由詩
6*
14/3/24 20:47
ヴィクトリア
花形新次
自由詩
0
14/3/24 20:39
simple plan2
たもつ
自由詩
12
14/3/24 18:39
最近のまとめ
花形新次
自由詩
0
14/3/24 18:14
美しい世界
シホ.N
自由詩
2
14/3/24 17:59
紡ぐ
梅昆布茶
自由詩
17
14/3/24 16:31
覚醒五分前
无
自由詩
8
14/3/24 16:22
逢瀬を待つ
凛々椿
自由詩
5
14/3/24 15:27
2256
2257
2258
2259
2260
2261
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2263
2264
2265
2266
2267
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2272
2273
2274
2275
2276
2277
2278
2279
2280
2281
2282
2283
2284
2285
2286
2287
2288
2289
2290
2291
2292
2293
2294
2295
2296
4.44sec.