あさきゆめのように ひとつ星
だきすくめられ 星めぐり
ゆめのなかには 花めぐる
はなれていても
ちかくにいても なにひとつ かわらず
こころの中に 花は咲く
ゆめ ...
男は水の中に立って
見えない魚を待っている
皆は目に見える魚を追って
遠くの海へ行ってしまった
男が待っているのは
自分にしか見えない魚
その魚の存在を人は信じない
手っ取り ...
それで、
雪が降ると。
山口の人は、はしゃぐ。
福井の人は、溜息をつく。
福島の人は、目を細めて。なにか、思い出すように。
―3月10日。昼過ぎにホテルのロビーで新聞を読んだが。いっこう ...
最近私は夜毎
生の人参一本齧っている
皮を剥いて縦に七等分ぐらいに切って
何もつけずに無心に齧り咀嚼する
生ゴミのような味のときも
柿のような淡い甘みのときも
ジガ ...
言葉にはとくべつ届くところなど無い
如何なる力も無いし、如何なる意味も無い
ただ、そこそこの必要に応じて、そこにある
目印のようなものだ、それは動かしようが無い
認めた ...
ひらひらした服で
私の少し上を走り抜けるあなたは
真上からの光で
まるで影法師
暗闇のあちこちに手を振ると
また走り出していく
愛憎を背守りのようにくっつけて
...
今となっては
あの人の声も覚えていない
高校時代お世話になった
片野先生の声であれば覚えている
あの人に対して
愛おしい
と感じたことは一瞬だけあるけれど
片野先生に対して愛おしいと ...
民主主義が、ぎょうさんおったんや
教師は、皆で話し合って決める
いう儀式に拘っとった
それで出世や給料が決まったんやから
死活問題やったんやわな
「民主主義て、なんや?」
「アメリ ...
ソルジェニーツィンって知ってるか?
俺の弟子だった奴だよ
ブルーシートで囲まれた家はめったに人の来ない遊歩道の脇にあった
カチャカチャカチャという音に誘われて勇気を出して覗いてみた
老人が一人背を丸めて電卓を打っていた
ぶつぶつ何か呟きながら時折 ...
本作品は、メビ【書換連詩リレー】にて、はるりらさん『いろとりどり』をベースに書いてものです。本作は語句転用が多いのでオマージュ作品です。
メビ連詩板で、私⇒こひもさん⇒はるりらさん⇒私という流れは、 ...
最近よく耳にしますが
残念ながら
まだ見たことありませんね
ザッケローですよね
漢字で書くと
雑気郎ですか?
いずれにしても
あまりいない気がします
ザッケロー似
誰かが町の外れで泣いている
お城を逃げ出した使用人が泣いている
王子に愛された女が泣いている
王子は女に逃げようといった
空しい未来の王座から
ふたりの結ばれない未来 ...
雨の後の晴れた日に
溜まった洗濯もの急ぎ洗い終え
隣の辻の電柱に出来始めた鴉の巣
遠望出来てもシカトして
ベランダ一面
満艦飾のパジャマやパンツ
気分良く午睡の隙に
くそっ やり ...
泣きたくても
泣けない時がある
泣けたのに
泣かなかった時もある
…心にだって雨は降る
お金払って悪口いわれている
重たい福袋選ぶ指にささくれ
ゴジラの尻尾再生してまだ夜は寒い
キスの日もそうじゃない日も変わりなくおはようのキスおやすみのキス
永遠を誓ったキスを何回も思い返すが空っぽの部屋
??で餃子食べたの忘れててキスはおあずけ電話するだけ
だれもしらない庭にだれもしらないあなた
わたしたちは夢をみた
はつ夏のひかりのなかで
あれはあなたの花
ジャスミンのむせる匂いに
秘密めいたあそび くちびるの感触をおぼえた
だれも ...
この会は、つれづれなるままに、心にうつりゆくよしなしごとを、
いにしへの言葉にて、そこはかとなく書き集ふものなり。
[守りごと]
・投げ入る文は、いにしへの言葉のみぞ用ゐる。
いにしへの ...
「多分、君は僕の事を知っているだろうし、僕も君を知っているだろう。君の周囲で一番暗い顔をしているのが僕だし、僕の周囲で一番悲しい顔をしているのが君だ。僕達は互いを知っている。でも ...
君は知っているか
火葬場の釜の内側にある
爪のあと…
ようやく咲き始めた
耳たぶを
かすめるように
散ってゆく
くたびれた
きのうの薔薇
美しい季節はいっとき
残酷な
まやかしのようでもあるけれど
改行される刹那こそ
愛おしい
...
担架の中で目を覚ます
運ばれる直前の
記憶が定かではない
どこで何をしていたのか
今日がいつなのか
答えられない
なぜかはわからない
倒れるということは
命のともし火が消える
手 ...
ため息のような光をむすんで
いくつかの夜に糸を張った
いまやそれはつめたい手のように
こぼれおちる影をやさしく拾っている
雨夜...、なすともなく...蓄音機。 ふたり...。リュクサンブール。マロニエ、緑葉、飛行船。 娘たち、タルト、即興楽師...、 ...
生まれたばかりで
眼も開かない嬰児は
母の乳房からほとばしる母乳を
難なく飲む
犬も猫も生まれて
目も開かない間に
母親の乳房にしがみつき
当たり前のように喉をならす
何十 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
アルルカバの恋
るるりら
自由詩
14*
14/5/28 10:33
見えない魚
アンドリュウ
自由詩
0
14/5/28 3:43
しおくみざか
れつら
自由詩
6*
14/5/28 2:53
人参健康法
灰泥軽茶
自由詩
12
14/5/28 0:25
間引くなら床に散らかせ(Day in Day out)
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
14/5/28 0:07
深海魚
フユナ
自由詩
6
14/5/27 23:52
声
砦希
自由詩
6*
14/5/27 23:14
1964
山部 佳
自由詩
2
14/5/27 23:01
写真を見てひとことvol.39
花形新次
携帯写真+...
2
14/5/27 21:02
天職
アンドリュウ
散文(批評...
1
14/5/27 20:28
彩とリドリ 【連詩より】
ハァモニィベ...
自由詩
1*
14/5/27 19:49
ザッケロー似
花形新次
自由詩
0
14/5/27 19:36
ある女
すみれこ
自由詩
0
14/5/27 18:59
フンガイ
イナエ
自由詩
8*
14/5/27 17:22
雨
chihar...
自由詩
4*
14/5/27 16:07
お金払って悪口いわれている
北大路京介
自由詩
6
14/5/27 14:53
重たい福袋選ぶ指にささくれ
〃
自由詩
2
14/5/27 14:52
ゴジラの尻尾再生してまだ夜は寒い
〃
自由詩
1
14/5/27 14:52
キスの日もそうじゃない日も変わりなくおはようのキスおやすみの ...
〃
短歌
1
14/5/27 14:51
永遠を誓ったキスを何回も思い返すが空っぽの部屋
〃
短歌
1
14/5/27 14:51
珉珉で餃子食べたの忘れててキスはおあずけ電話するだけ
〃
短歌
0
14/5/27 14:51
だれもしらない庭で
石瀬琳々
自由詩
14*
14/5/27 14:37
☆現代詩フォーラム古典部☆
会議室
14/5/27 14:30
外科医より君へ
yamada...
散文(批評...
3
14/5/27 14:17
爪のあと
アンドリュウ
自由詩
2
14/5/27 13:02
ことづて
そらの珊瑚
自由詩
11
14/5/27 12:14
倒れるということ
りゅうのあく...
自由詩
9*
14/5/27 12:13
影を拾う
はるな
自由詩
5
14/5/27 10:38
C’est la...
織部桐二郎
自由詩
0
14/5/27 9:24
筋肉間情報伝達が狂ったときに
イナエ
自由詩
7*
14/5/27 9:22
2246
2247
2248
2249
2250
2251
2252
2253
2254
2255
2256
2257
2258
2259
2260
2261
2262
2263
2264
2265
2266
2267
2268
2269
2270
2271
2272
2273
2274
2275
2276
2277
2278
2279
2280
2281
2282
2283
2284
2285
2286
加筆訂正:
倒れるということ
/
りゅうのあくび
[14/5/27 12:59]
遅筆のため推敲
4.65sec.