やさしさというのは
残酷に降ってくる
ベッタリ濡れた髪で手で
深い湖につかまれて
捥がくほどに足を取られる
いつか飛びたい羽根までもが
「お外は怖い」
と手折られた
鳥たち ...
あわれなことに
老残の年配ともなると
過去に偏り 拘り 囚われ
追いかけること 以外 能がなくなるんだょ
こころの足腰に粘り ...
嬉しい嬉しいと動き回って 一時逆子になった君
この前2100グラム 少し大きめと
きっと愛情過多ね 今から親馬鹿ね
嬉しい嬉しいと動き回って そんなに嬉しいの?
同じくらい嬉しいよ
...
一年分のミスを
この一枚に 集約した
そんな年賀状に 微笑みながら
前を 見詰める
一枚の紙切れで
人生が 変わることは
多いだろう
願書の紛失
届の提出
書類の ...
きせつはずれの
あなたは はなぐもり
きたかぜを てまねいて
ふるさとのにおいだと わらった
せまくるしい すいめんに
もうすぐ ほしのかがみが
やってくるはずなの ...
抜けた髪を拾い集めて
飲み干せもしないグラスを舐めている
あんなに昔好きだったスツールも
今は
あんなに昔好きだった本の墓場
指先であばらをなぞる
骨がある
皮が包む
あん ...
眠って起きることが当たり前じゃない人に
「死にたいのよ」と微笑まれて
頷くしか出来なかった
だって、わたしは眠ることに不安も疑いも抱かない
朝の憂鬱さを思い「もっと ...
34週で生まれた子は
肺の機能がやっとできたばかりだというのに
生まれてきてしまって
小さな体で
慣れない肺呼吸して
疲れてしまって
呼吸やめちゃって
保育器に入れられて
連れられてっ ...
桜が散るような接吻に こゝろは震えない
世間体に身を剥ぎ 遠浅の路上に
猫でも 食事にありつけたなら
其処を住処にしてしまう
放浪者の臭いが染み付いた
列車の優先席でも かまわない
...
こんな
どこにでもあるような
ありふれた恋
こんな小さな恋でも
命をかける
覚悟無くしては
恋とは言えない
君を愛するのなら
全生命をかけた
祈りを捧げよう
君のまぼろしで ...
木曜日
四月から2.6歳になる娘の保育園がかわる手続き
ってのが理由で昨日仕事を公的に休んでいる
今はなんのわるびれもない
大体ここ(ネット上)に本音とやらがかいてあるというのを信じる宗教観的 ...
春という素性の上に
細いすじがねを
うっかり高く伸ばしてしまった
ふたりは
よりかかりあう
その寸前で
定冠詞のような
小さな花を咲かせている
あなたはわたし
わたしはあなた
...
4月25日金曜日 晴れ
最高気温24℃
バスの車内にてブレックファスト
愛と勇気を齧り喰われたアンパンマンの
これからについて妄想する
砂地にのびる
影法師
不機嫌な男みたいに
息苦しくて
湿っぽい
気圧が下がってる
きっと
嵐の前触れだ
...
人のフリ見て我がフリ直さず知らんフリー
スーパーの通路で話し込む迷惑な主婦たち
今どきの娘は〜という時に鼻の穴が膨らむ
老後が心配
バッグの中にはエコバッグ
無料(タダ) ...
あしただね
あしただよ
そうは言ったって
特別なことばも思い浮かばず
あしたはやってくる
引退寸前のでんしゃが
えっちらおっちらと朝日を運んできて
ぼくらの決意はいったんおしまい
...
にわかに降りだした雨を背にうけ
老人は湖の畔を歩いている
大木の梢に目をやると一礼をして枝を折り
数枚の葉を丁寧にむしった
湖に向きなおり何かを見つめている
まもなく雨は上が ...
あひ見てののちの心のうらぶれや
白妙の衣袖しぼりつつ
しんしんと闇のかたれり春深し
{画像=140426112527.jpg}
都会の一角に寄り添って
おまえは小さき声を上げていた
1月の薄い陽射しを浴びて
身体には輝く黒石の毛皮をまとい
丸まり
鞠のように丸まり ...
一皮剥きたまえよと言われても
簡単にできないことだってある。
世界有数の薄グリーンの私でも
頭を抱えることだってあるのだ。
至高の薄エメラルドの私でもだ。
申し遅れたけどもキャベツです。
...
これも欲しい
あれもやりたい
あんな人になれたら
こんな人になれたら
ああ羨ましい
私も欲しい
私もなりたい
能力
知識
身体
欲しい
みーんな欲しい。
...
手指の曲がり具合
それだけを見ていた
読み取れない手話など
どうでも良くなってた
ふと
止まって
人差し指をふる
「どうしたの?」
と
見 ...
鳥が庭の果実をついばみに来た
鳥によって食べ方のリズムが違う
あんなに早く飛べるなら
雨粒も追いかけていける
まあるく逆さに空を映しながら落ちていく
綺麗なものを
風がさらった思い ...
ポカリ凍らせてきて溶けない
アンパンマンの首から下を食べるのは なし
シャア専用の車が渋滞に巻き込まれている
誰もしらない場所で
自分だけ信じて生きていたら
突然、世の中が平行線になって
あちら側へと移れないかしら
4日遅れの誕生日プレゼントですね
それとも、その日に届きましたか?
...
おんなのこたちによるおんなのこたちのための
おんなのこたちのおんなこたちによる
おんなのこたちのための
言葉がくちびるをつたっておちると
僕は気絶した
おんなのこたちのおんなのこたち ...
満員電車に一人で乗る
顔も見ないし見たくない
みんなどくどく動いてる
みんなただの物なんだ
わたしにとってはね
満員になって運ばれる
知らないうちに運ばれる
知らないう ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
籠の中
比良末潮里
自由詩
3*
14/4/25 22:51
折り畳んだ日録 三
信天翁
自由詩
2
14/4/25 22:21
母性本能
朝焼彩茜色
自由詩
17*
14/4/25 21:15
いちまいの は
藤鈴呼
自由詩
1*
14/4/25 20:43
即興 真珠を真似るひと
あまね
自由詩
10
14/4/25 20:33
あやまちの国
クナリ
自由詩
6*
14/4/25 19:29
生きる
中山 マキ
自由詩
4*
14/4/25 17:12
ごめんねとありがとう
小原あき
自由詩
6*
14/4/25 16:16
屑よ 美しさに 人魚の肉を振る舞え
timole...
自由詩
4
14/4/25 14:28
無題
渡辺亘
自由詩
3
14/4/25 13:10
2008年3月6日
モリマサ公
自由詩
4
14/4/25 11:08
相似形
そらの珊瑚
自由詩
14
14/4/25 9:34
開封
凛々椿
自由詩
5
14/4/25 8:59
【 前触れ 】
泡沫恋歌
自由詩
14*
14/4/25 7:35
自由律 【 おばさんの流儀 】 其の八
〃
俳句
6*
14/4/25 7:04
前夜
カンノユウヤ
自由詩
2
14/4/25 5:03
老人と水鳥
游月 昭
自由詩
1
14/4/25 4:25
つれな
織部桐二郎
短歌
1
14/4/25 2:47
夜想
〃
俳句
0
14/4/25 2:44
黒猫 / 陽の当たる暗闇に消えていくもの
beebee
自由詩
25*
14/4/25 2:30
薄エメラルド宣言
ブルース瀬戸...
自由詩
5*
14/4/25 1:19
欲しい、欲しいと。
無花果
自由詩
4
14/4/25 0:53
ふつうのこと。
比良末潮里
自由詩
3*
14/4/25 0:02
あたたかいスペル
ふるる
自由詩
13*
14/4/24 23:58
ポカリ凍らせてきて溶けない
北大路京介
自由詩
7
14/4/24 23:32
アンパンマンの首から下を食べるのは なし
〃
自由詩
14
14/4/24 23:32
シャア専用の車が渋滞に巻き込まれている
〃
自由詩
2
14/4/24 23:32
AJ
mizuno...
自由詩
2
14/4/24 23:29
おんなのこたちによるおんなのこたちのための
比良末潮里
自由詩
2*
14/4/24 23:26
満員電車
かの
自由詩
4*
14/4/24 23:24
2246
2247
2248
2249
2250
2251
2252
2253
2254
2255
2256
2257
2258
2259
2260
2261
2262
2263
2264
2265
2266
2267
2268
2269
2270
2271
2272
2273
2274
2275
2276
2277
2278
2279
2280
2281
2282
2283
2284
2285
2286
加筆訂正:
【小品】囚われ
/
こうだたけみ
[14/4/25 20:24]
タイトルをさらに変更しました。
5.57sec.