小学校2年生の時
大好きだったチクロ
世間の皆にチクロが後ろ指さされるまで
名前を知らなかったチクロ
十円や五円の駄菓子にも
たっぷり喜びをまぶしてくれたチクロ
今から思えば冤罪だったのだ ...
詩人は誰もに見向きしてもらえることを望んだ
私たちが時に異性を恋人として求めるように
己の詩を聞いてもらえる事だけを願って生きていた
書いて 書いて
時に声を張り上げ詩を詠って
己の周 ...
日本で来て初めて
エロ本を買いに行きますのは
とても勇気要りますことです
本屋は知ってるおばはんが
いたりしますから
なかなか難いです
従ってワタシは自動販売機で
買うことを心掛けしまし ...
永く埋もれた時の中で
色褪せた血塗れの死体がひとつ息を吐く
その吐息に色をつけるとするなら
やはり釈然としない灰色に違いない
まるで幾日も眠ってないような目をして
荒れた ...
キミニユビヲナメラレテ
キミノシタガナニカ
ハジメテ
ワカッタキガシタ
ポコチンヨリ
ユビサキノホウガ
エイビンダカラダ
カラダビンビン
ビンラディン
キミノシタハ
ナメコドウ ...
彼は詩と戯れている
彼は詩を知らないけれど
詩と深々と戯れている
だから彼は踊る
誰よりも美しく
彼は恋を知らないけれど
薔薇の愛撫も菫の接吻も
知っている
だから彼は踊る
あや ...
ノアール以外は何もない。風も吹かない。山は音という音を忘れている。
「マリンスノウみたいだね」
「そうだね、マリンスノウみたいだ」
「雪の匂いがするよ」
「そうだね、雪の匂いがするね」
...
荒れ果てた波
遠い雷鳴
深い雨雲
机の下に
犬が身を隠す
大丈夫だよと手を差し出すと
舌を出し
丸い瞳で
こちらを見つめる
静かな予感が
ふわふわと漂い
私を糾弾する
...
悲しみが憎しみへと変わるのなら
愛へと変わるものは何だろう
寂しさが憤りへと変わるのなら
癒しへと変わるものは何だろう
頑張ってと
言うつもりないし
ただ何か気になって
見ちゃってるだけだけど
のびのびやってほしいなぁ
ここで負けたら…
とか考えないで
プレッシャー満載な状態で
楽しめって言うの ...
会社まで歩く毎日心身と靴の踵がすり減っていく
遠足の帰りのバスの子守唄
トラックの荷台に座りしゃぼん玉
頭の痛い部分押さえながら優先座席の前で立っている
愛の言葉が未送信ボックスにいっぱい
フィクションの多い結婚式に造花ではないブーケ
白粉の香り
バター飴の香り
緑に埋もれた
クチナシの花の香り
闇が深くなる
落とし物は宇宙の彼方に
機械仕掛けを歩くようだ
闇が濃くなる
落とし物は ...
好きなAV女優がいる
だが名前は忘れた
真実の女は俺にとっていつもたった1人だ
だから名前のことを忘れてしまう
誰も宇宙全体に名前をつけたりしないだろう?
今までに二度、セックスの最中に女の ...
精子を出さなければ苦しい
その苦しみに耐えながら日曜の家族の団らんを過ごした
雨が止んだのでパンクした自転車を自転車屋に持っていった
側面に穴が開いていていたずらの可能性があるらしい
世界には ...
ちゅんとしか
啼けないでなく
ちゅんとしか
啼かない
くちばしの
下にある
君の発音器官が
そう決めたから
多くの言葉を持つ人は
たくさんの選択肢を持つけれど
ほんとうに伝 ...
坂の上後ろ振り向き見る景色夕暮れの街夜と戯れる
意識だけ宇宙へ飛び出し旅に出る暗い宇宙の光は道しるべ
満月の光が強く差し込んだ隣に誰もいない寝室
スーパーでつい色々と買ってしまうどの ...
雨が降っている
雨が降ると私はいそがしい
家の中が子どもでいっぱいになる
まるで空から降ってくるように
子どもがどこからか現れる
つぎからつぎから
家のすきまから入ってくる
窓もドア ...
鉄塔を仰ぎ見る
CO2を排出せず、地球に負担をかけない発電方法で有り
並んだ
鉄塔に
回らない
羽が
錆びた
音を立てて
軋んでいる
誰も居ない
海岸沿いの
道路には
...
卵色の嘘で塗られた部屋に住む
少年のつむじは左巻きらしい
枯れない生け花の蜜を食べ
彼の呼吸を生け花は欲した
外からの音が
クルミ割りだろうが
目覚まし時計だろうが
水爆だろうが ...
紙飛行機がララララ
ファルセットを響かせて
離陸していくその数は
およそ無量大数を越えて
どんなカメラなら
星の小さな輝きを写せるのだろう
消えそうな白いシャツの向こうに
見えない体 ...
風船をふくらませる
ギリギリまで、ひといき、またひといき
これが、わたしの 愛
この辺りではこれは伝統工芸品なのですか
うちわをしずかにかたむけた老婦人は
そのようです、と言った
夏至の夕ぐれ
これがそうです、と
少しくたびれたうちわを差し出され ...
国境に近い南の町に続く
砂埃だらけの道を
重い荷物を担った
若い兵士たちが行く
きみのしあわせは
ほんとうにそんなところにあるの?
きみが持っているはずの
すばらしい力や瞳の ...
夕凪の前に漂う溶けた粘土の身体
ただいま、という言葉を言わなくてよい
そんな自由に
かりん島のここここ鳥という物語を思い出す
殻を破り、あと少しで孵ることができる、というタイミングで
托卵性 ...
青白い闇に虫の音月夜の音広くて深い空を仰げば
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ごめんねチクロ
ichiro...
自由詩
7*
14/6/23 22:00
光と闇の詩人
Neutra...
自由詩
7
14/6/23 21:55
カルロス・ドス・メデス「自動ポルノ」
花形新次
自由詩
1
14/6/23 21:47
押し黙る床に吹く風は
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
14/6/23 21:43
ユビヲナメラレル
花形新次
自由詩
0
14/6/23 21:26
彼は知らない
塔野夏子
自由詩
6*
14/6/23 20:25
扉
草野大悟2
自由詩
0
14/6/23 20:15
キルレシオ
opus
自由詩
2
14/6/23 18:11
変容
文字綴り屋 ...
自由詩
0
14/6/23 18:09
応援てわけじゃないけれど
眠り羊
自由詩
0
14/6/23 14:04
会社まで歩く毎日心身と靴の踵がすり減っていく
北大路京介
短歌
2
14/6/23 13:52
遠足の帰りのバスの子守唄
〃
俳句
2
14/6/23 13:52
トラックの荷台に座りしゃぼん玉
〃
俳句
1
14/6/23 13:52
頭の痛い部分押さえながら優先座席の前で立っている
〃
自由詩
4
14/6/23 13:52
愛の言葉が未送信ボックスにいっぱい
〃
自由詩
3
14/6/23 13:52
フィクションの多い結婚式に造花ではないブーケ
〃
自由詩
5
14/6/23 13:51
6月の闇
吉岡ペペロ
自由詩
4
14/6/23 11:16
下品と低俗を愛する
馬野ミキ
自由詩
3
14/6/23 9:44
日曜の夜と月曜の朝
〃
自由詩
2
14/6/23 9:43
はずれくじひいたみたいなすかすかのオレンジを憎んでみたりする ...
そらの珊瑚
自由詩
20+
14/6/23 9:39
寝室
夏川ゆう
短歌
0
14/6/23 7:48
雨の子ども
yo-yo
自由詩
6+*
14/6/23 7:39
代替えれじい
ねなぎ
自由詩
2
14/6/23 2:10
生け花
たまのす
自由詩
2*
14/6/23 1:33
空卵
木屋 亞万
自由詩
3*
14/6/23 0:40
風船
殿上 童
自由詩
19*
14/6/23 0:25
うちわ屋
遙洋
自由詩
3*
14/6/23 0:21
国境の橋
藤原絵理子
自由詩
4*
14/6/23 0:14
かりん島のここここ鳥
クローバー
自由詩
2*
14/6/23 0:03
夏の魅力は夜にあり
Neutra...
短歌
1
14/6/22 23:12
2252
2253
2254
2255
2256
2257
2258
2259
2260
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2264
2265
2266
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2270
2271
2272
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2274
2275
2276
2277
2278
2279
2280
2281
2282
2283
2284
2285
2286
2287
2288
2289
2290
2291
2292
5.2sec.