高戸橋から江戸川橋の間
神田川は桜に抱かれている
護岸に並んだ二百数十本の幹から
幾千の枝が
それらの枝はその幹の根よりも低く
深く
川面を抱きしめる
ビルとビルに挟まれた都心の ...
いけ、いけ、リスクを獲れ
いけ、いけ、リスクを抉れ
いけ、いけ、リスクを掴め
掌で、あの日流した悔し涙を
もう一度、握り潰して
額には、汗を滲ませ
いざ、中央突破のフィールドへ
繰り ...
レコードジャケットの中で
ビルエヴァンスの黒い手が
握っている、白いボールの
{ルビ刳=く}り抜かれた内側に
真空のそらが、広がっている
もし、僕が大事なあなたに向けて
ボールを投げる ...
私に背中を見せたまま
茫然と立ち尽くしている人を
振り向かせたいから
静寂の悲しみを震わせるために
遠くまで聞こえるように
私は心を刻むのです
私の影に隠れてしまって
ひざを抱え ...
ねずみのご飯が炊きたてだ
とりあえずは笑って過ごせるほど
空気はゆるんだ
ねずみはだんらん
きっと終わりないさむさからのがれたせいで
しっぽを振っては愛情を交換しあっている
ひどい世界で仕 ...
若い頃の情熱は妄想に支えられている
世界をコントロールできる術がどこかにあるのではないか?
そんな妄想に支えられてぼくらははニートになる
老いを発見するようになると
コントロー ...
時が経てば
みんな忘れてしまう
誰も覚えていてはくれない
だからもしあなたの記憶の
スペースに
ちょっとだけでも
私を残してくれるなら
私にとって
忘れたい思い出でも
とてもうれしい ...
*一番
今強いか
今弱いか
正しいのか
卑しいのか
楽しいのか
苦しいのか
進んでいるか
落ちているか
見られていいか
誰も見ないか
隣の人は善人か
そのまた隣 ...
父がハーモニカを吹く
孫らに
子らに
万感の思いを込めて
「花の街」を吹く
私は父が奏でるハーモニカが好きだ
80歳になっても奥深い響きは変わらない
何十年経っても変わらない響き ...
放射冷却の夜があけて
風もなく
日中の気温は上がる
この穏やかな春霞
雪どけの水蒸気
あふれる陽光に
紛れ込んだ
毒の微粒子
笑顔に溶かした
敵意のように
言葉に塗られた殺 ...
親指を包丁の刃に押し付ける。
すっと傷がつき、たらと血が垂れる。
ポタポタと音をたてながら廊下を渡る。
ポタポタ、ポタポタ、ポタポタ。
尾を引く血痕。
流れる血。
親指はジンジンと痛む。
...
この国に生まれ育ったのだから
それに焦がれるのは性でしょう
どうぞ その跡を辿っていって
あなたを待つ あたらしい春へ
夜明け
窓を開けると
空に明星が瞬いている
テーブルにこぼした煙草の灰を
手で掬いとっているうちに
夜が終わっていく
春先の
暖かい雨は降り止み
朝日が微かにひかる
神経が泡 ...
あむりたを
すすめられたのを
ことわって
でもどうしても行きたかった
金をつめば
舟がだせる
すべりだした舟のうえで
ゆめごこちの
ふなべりにほおづえする
はるか長い ...
あごがはずれたまま二週間経ちました。
新聞でよく見る小さな豆。知識を、きりとって一枚の紙にまとめて
また新聞紙を作ってみたり、多分その後、その紙を隣の誰かにあげて
あげた紙がツイートされる、 ...
「劣等生」の レッテルが 悔しくて
「優等生」に 書き換えた
悪戯に気付いた 先生は
「遊等生だな」と 叱ったが
ボクは 気にしない
気にくわぬ 看板は
描きなおせと 教えられた ...
SNSでつながろう。
オンラインゲームで仲間と一緒に。
ほんのつぶやきをリアルタイムで受け止めて、意味のある言葉を返そうよ。
江流のような言葉はとめどなく流れ、これが本当のライン川(寒)。
だ ...
蝶の影
枝のかたまり
倒れた船から
ひろがる色
午後の空
ひとつの鈴
森が鳴り
去る光
色のない径
曇と交差する
草笛 石笛
穂に似た雪
...
冷たい空気が流れても
温かい言葉が一瞬で変える
愛は場の空気を
和ませて楽しい雰囲気を生む
大きな輪の中にいる感覚
身体は敏感に反応する
ちょっとしたことでもすぐわかる
今はこん ...
火のついた白い煙草を
きみが 一の指と二の指から
二の指と三の指に移すのを見ていた
なんでまた 髪なんて伸ばしてるんだ
くちびるから 夢まぼ ...
きみの王国には
ママとパパがいて
きみの法に翻弄されている
きみの王国には
どんなものでも住めるから
かえるもクマもお友だち
くるまも絵本もお友だち
きみの王国には
...
Kindle等で詩を電子出版している人で詩を売りたい&詩というジャンル全体を盛り上げたいと思っている人のための会です。
「詩が売れない」という事実はみなさん散々直面してきたことと思います。
「 ...
連絡船はさいはてに
列車を積みて揺らぎたり
吹雪く海峡暮れゆきつ
霧笛のおもく迫りくる
行手に君のありぬとぞ
文にちかひて来たりけり
東都さかりてはるけくも
夜行列車の幾時間
...
片耳にさしたイヤフォンのなかで泳ぐ深海魚たちはゾンビみたいでも尾ひれで光る水泡は悪くない
ドラッグストアのシャッターの絵クリスチャン.ラッセンかよ
行き交う誰もが振り返らないねいつまでも
優 ...
子供部屋はできたが俺の部屋はない
俺は窓を開けて煙草を吸っている
工事現場の赤いランプが見える
遠くに鉄塔がある
通りを越えればそこは埼玉だ
歯周病が進行している
歯磨きをしても歯 ...
練馬インターは関越自動車道につながっている
関越とはたぶん、関東と北信越のことではないか
俺は車に乗らないのでわからない
車とは人殺しだ
窓からマクドナルド1.8kmという看板が見える
...
因果が 眼鏡をかけた男の統計的手段によって
幾何学的なネットワーク構造に編まれている
秩序だって組立てられたものも
カオスも情緒も彼にはいらなかった。
不合理と不可解
つまり必要なの ...
僕は以前住んでいたマンションに帰ってきた。
駐車場でたくさんの女の人が踊っていて、おしりが丸出しだったけど、あけすけで魅力がなかった。僕は部屋に帰るのをやめて、持っていたはずのない車に向かった。僕の ...
ため息で曇るガラスの向こう側あなたの傘を持って待つ人
揚雲雀メールの返事ありにけり
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
桜/きっとそうするしかなかったのだろう
rabbit...
自由詩
5*
14/3/30 1:55
明日への滑走路
服部 剛
自由詩
6+
14/3/29 23:49
LIVING TIME
〃
自由詩
1
14/3/29 23:29
触発
寒雪
自由詩
7
14/3/29 22:47
ねずみ
黒髪
自由詩
2*
14/3/29 20:27
武器よ、こんにちは
吉岡ペペロ
自由詩
2
14/3/29 20:13
STAPの記憶 私のことを忘れないでね
花形新次
自由詩
0
14/3/29 20:05
何もわからないのうた
なけま、たへ...
自由詩
1*
14/3/29 19:31
音の和 春の和
ichiro...
自由詩
11
14/3/29 19:13
大気の中に
Lucy
自由詩
10*
14/3/29 17:17
刃
opus
自由詩
1
14/3/29 16:12
皆春を待っていた
瑠音
携帯写真+...
1
14/3/29 15:27
桜の樹の下へ
小林螢太
自由詩
20*
14/3/29 14:05
水真臘
遙洋
自由詩
5*
14/3/29 11:54
アクリルバラッド
赤青黄
自由詩
1*
14/3/29 11:17
レッテル
藤鈴呼
自由詩
2*
14/3/29 11:03
山羊を見る羊
クナリ
自由詩
5*
14/3/29 10:55
冬とまどろみ
木立 悟
自由詩
4
14/3/29 9:34
空気
夏川ゆう
自由詩
3
14/3/29 8:46
アカシア
草野春心
自由詩
3
14/3/29 8:19
きみの王国
千波 一也
自由詩
5
14/3/29 8:12
Kindleジャックの会
過去ログ倉庫
14/3/29 6:15
北海行
織部桐二郎
自由詩
0
14/3/29 3:34
素敵なパンツだね
末下りょう
自由詩
1*
14/3/29 3:34
練馬インター3
馬野ミキ
自由詩
2
14/3/29 3:07
練馬インター2
〃
自由詩
1
14/3/29 2:53
メモ
佐藤伊織
自由詩
5
14/3/29 2:48
後の祭り
なをり
自由詩
3
14/3/29 1:14
ため息で曇るガラスの向こう側あなたの傘を持って待つ人
北大路京介
短歌
4
14/3/29 1:06
揚雲雀メールの返事ありにけり
〃
俳句
2
14/3/29 1:05
2251
2252
2253
2254
2255
2256
2257
2258
2259
2260
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2279
2280
2281
2282
2283
2284
2285
2286
2287
2288
2289
2290
2291
加筆訂正:
何もわからないのうた
/
なけま、たへるよんう゛くを
[14/3/29 19:35]
熟考足りなくてすみません
アクリルバラッド
/
赤青黄
[14/3/29 11:33]
一行目「が」を消去しました
3.93sec.