会社まで歩く毎日心身と靴の踵がすり減っていく
遠足の帰りのバスの子守唄
トラックの荷台に座りしゃぼん玉
頭の痛い部分押さえながら優先座席の前で立っている
愛の言葉が未送信ボックスにいっぱい
フィクションの多い結婚式に造花ではないブーケ
白粉の香り
バター飴の香り
緑に埋もれた
クチナシの花の香り
闇が深くなる
落とし物は宇宙の彼方に
機械仕掛けを歩くようだ
闇が濃くなる
落とし物は ...
好きなAV女優がいる
だが名前は忘れた
真実の女は俺にとっていつもたった1人だ
だから名前のことを忘れてしまう
誰も宇宙全体に名前をつけたりしないだろう?
今までに二度、セックスの最中に女の ...
精子を出さなければ苦しい
その苦しみに耐えながら日曜の家族の団らんを過ごした
雨が止んだのでパンクした自転車を自転車屋に持っていった
側面に穴が開いていていたずらの可能性があるらしい
世界には ...
ちゅんとしか
啼けないでなく
ちゅんとしか
啼かない
くちばしの
下にある
君の発音器官が
そう決めたから
多くの言葉を持つ人は
たくさんの選択肢を持つけれど
ほんとうに伝 ...
坂の上後ろ振り向き見る景色夕暮れの街夜と戯れる
意識だけ宇宙へ飛び出し旅に出る暗い宇宙の光は道しるべ
満月の光が強く差し込んだ隣に誰もいない寝室
スーパーでつい色々と買ってしまうどの ...
雨が降っている
雨が降ると私はいそがしい
家の中が子どもでいっぱいになる
まるで空から降ってくるように
子どもがどこからか現れる
つぎからつぎから
家のすきまから入ってくる
窓もドア ...
鉄塔を仰ぎ見る
CO2を排出せず、地球に負担をかけない発電方法で有り
並んだ
鉄塔に
回らない
羽が
錆びた
音を立てて
軋んでいる
誰も居ない
海岸沿いの
道路には
...
卵色の嘘で塗られた部屋に住む
少年のつむじは左巻きらしい
枯れない生け花の蜜を食べ
彼の呼吸を生け花は欲した
外からの音が
クルミ割りだろうが
目覚まし時計だろうが
水爆だろうが ...
紙飛行機がララララ
ファルセットを響かせて
離陸していくその数は
およそ無量大数を越えて
どんなカメラなら
星の小さな輝きを写せるのだろう
消えそうな白いシャツの向こうに
見えない体 ...
風船をふくらませる
ギリギリまで、ひといき、またひといき
これが、わたしの 愛
この辺りではこれは伝統工芸品なのですか
うちわをしずかにかたむけた老婦人は
そのようです、と言った
夏至の夕ぐれ
これがそうです、と
少しくたびれたうちわを差し出され ...
国境に近い南の町に続く
砂埃だらけの道を
重い荷物を担った
若い兵士たちが行く
きみのしあわせは
ほんとうにそんなところにあるの?
きみが持っているはずの
すばらしい力や瞳の ...
夕凪の前に漂う溶けた粘土の身体
ただいま、という言葉を言わなくてよい
そんな自由に
かりん島のここここ鳥という物語を思い出す
殻を破り、あと少しで孵ることができる、というタイミングで
托卵性 ...
青白い闇に虫の音月夜の音広くて深い空を仰げば
無料で毎週金曜だけ
ポルシェが借りられたらどうします?
「死んだら仕事はどうなるか
迷惑かけたくないから
ボクは今日できることは今日やっておくんだ」
「そうか、死んだら仕事は誰かがやる
オレは明日できることは今日やらないんだ」
「自 ...
エメラルド エメラルド
弦をおさえる指
年が改まる前の
閉ざされた窓
みすぼらしい小屋を風が揺らす
小さなかたまりが
ひっきりなしに打ちつけ
ひとつしかない灯 ...
あなたの意識の薄明のなかで
一匹のアルマジロがその躯を{ルビ捩=よじ}った
川辺には大小様々の板が砂を冠りねむっている
樹々に秘められた古くからの熱と
物語の奮えを ...
ヒト成長ホルモン射って人として成長したいなメッシみたいに
ひょっとして英語読みだとライオネルメッシーかって最後伸ばすな
人生をリサイクルするつもりで
始めたリサイクルショップだが
案の定本人達の思惑は外れた
仕方がないので
従業員をリサイクルすることで
当座を凌ごうと思ったが
警察に気づかれてしまった
結 ...
萎んだ心に息を吹き込む
空気のように目には見えない
大切なものが漏れて往く
紙屑の皺を伸ばすように
歌い出す
いのちの輝きは遥か
記憶の地平の彼方
燃え落ちる花のように笑っていた ...
夏野菜をピクルスにする
間引きのキュウリと
大根と
色鮮やかなパプリカと
あなたの傍にいつもいられますように、と
ピクルスは今日も味わいを醸す
『わたしと猫とばあさん』
1
車と同じスピードで車道を走っていました。そうしないと死ぬのです。走りながらひまわりを植えることも忘れない、
R ...
?科学者サム

 幼児はアメリカの郊外に住んでいる。

 初夏のするどい陽光の照る中流家庭の住宅街、その中の一軒に設置された犬小屋で、ちょうどはいはいの格 ...
日付順文書リスト
タイトル
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Point
日付
会社まで歩く毎日心身と靴の踵がすり減っていく
北大路京介
短歌
2
14/6/23 13:52
遠足の帰りのバスの子守唄
〃
俳句
2
14/6/23 13:52
トラックの荷台に座りしゃぼん玉
〃
俳句
1
14/6/23 13:52
頭の痛い部分押さえながら優先座席の前で立っている
〃
自由詩
4
14/6/23 13:52
愛の言葉が未送信ボックスにいっぱい
〃
自由詩
3
14/6/23 13:52
フィクションの多い結婚式に造花ではないブーケ
〃
自由詩
5
14/6/23 13:51
6月の闇
吉岡ペペロ
自由詩
4
14/6/23 11:16
下品と低俗を愛する
馬野ミキ
自由詩
3
14/6/23 9:44
日曜の夜と月曜の朝
〃
自由詩
2
14/6/23 9:43
はずれくじひいたみたいなすかすかのオレンジを憎んでみたりする ...
そらの珊瑚
自由詩
20+
14/6/23 9:39
寝室
夏川ゆう
短歌
0
14/6/23 7:48
雨の子ども
yo-yo
自由詩
6+*
14/6/23 7:39
代替えれじい
ねなぎ
自由詩
2
14/6/23 2:10
生け花
たまのす
自由詩
2*
14/6/23 1:33
空卵
木屋 亞万
自由詩
3*
14/6/23 0:40
風船
殿上 童
自由詩
19*
14/6/23 0:25
うちわ屋
遙洋
自由詩
3*
14/6/23 0:21
国境の橋
藤原絵理子
自由詩
4*
14/6/23 0:14
かりん島のここここ鳥
クローバー
自由詩
2*
14/6/23 0:03
夏の魅力は夜にあり
Neutra...
短歌
1
14/6/22 23:12
金曜ポルシェ
イオン
自由詩
0
14/6/22 23:04
死後と仕事
〃
自由詩
0
14/6/22 22:49
ノート(ephemeral)
木立 悟
自由詩
2
14/6/22 22:11
マトラカ
草野春心
自由詩
2
14/6/22 22:10
メッシ短歌1
花形新次
短歌
0
14/6/22 21:46
リサイクルショップ
〃
自由詩
0
14/6/22 21:30
歌いたい
ただのみきや
自由詩
16*
14/6/22 21:00
ピクルス
鵜飼千代子
自由詩
12*
14/6/22 20:52
わたしと猫と豆の樹①
まきしむ
散文(批評...
1
14/6/22 20:46
野菜戦士オコポちゃん①
〃
散文(批評...
0
14/6/22 20:20
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2279
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2285
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2289
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2293
3.75sec.