地上に引き出された私の網膜に
無数の矢が
容赦なく突き刺さる

モグラになって初めて知った
過剰な光は
漆黒の闇よりもさらに凶暴で
瞳を凝らす事を禁じ
見る事を私に許さない

視神 ...
トリンプの調査によると蝮蛇草 光風や新種の馬の午後の海 香典の代わりに蜜柑差し出して知らない人の通夜で寿司喰う 退屈について考える退屈 静止画は美人 お父さんだけがスタンディングオベーションしていて嫌な空気 緑色の小鳥が歌います
夜の夢という名の
美しく透明な時と場所で
小さな嘴で泣くように歌います


 墜ちたら死ぬのさ
 飛ぶしかない
 飛ぶしかない
 それが僕の一生なんだ


...
いたずら  乱太郎

眠りを知らない時の神
人間の右回りに活動する肉体の細胞核は
騙された睡眠薬だ
無限に生きる術は夢で踊り
永遠の門番から渡された片道切符の切れ端の上で
一喜一憂して果 ...
無念にも散っていった星屑の数々。

いつも思い出が僕を追い越していく。

復讐は終わった。青空が輝く。

誰が欲しいか花いちもんめ。
如何ように描かるるべきかと
花問いて舞いて乱れて
我立ち尽くす

誰がために
愛をしぼりて咲く花か
実にやどらせる
生わぬ命よ

忘れさす末期の雪に
霞みゆく
...
薔薇にとまった蜻蛉の複眼が
通りすぎる女を見る

巨大な硝子張りのビルディング
窓一枚一枚に映し出される
其れ其れの場面の
姿を、姿に、姿へ、姿が
パイプオルガンのパイプを通り
...
指の絆創膏をはがしてみれば
血は止まったものの
いまだ なまめかしく
傷はそこにあった

たった一日
空気を遮断されただけで そこは
色が蒸発したように
あっけらかんと白く
まるで湯 ...
今宵の月は、燃えている
爆発を反復するプロミネンス
立ち上がる火柱に 閉じ込められている一車両の電車が
あらゆる過去と あらゆる未来の間で ゆれている

ゆくえも、ゆきさきも
よく、もえて ...
鴨が水中でエサを探す

大丈夫かな
そう思った頃に顔を出す

すいすい泳ぎ
ついっともぐる

空も川も自在なのか

水の輪が
ひろがるひろがる
私のこころの中にも
風の斜めを斜めに接いで
透明は高く昇りゆく
月の火の径
むらさきの径


黒い肖像
黒い炎
名前は立ち去る
空は
羽に煮立ちだす


指の内の冬
かたち ...
泣いている顔の酒があり
なだめもせずに呑み干した

ああ けだものよ
おまえにはまた
崖の上で赦しを請う
















...
小学校の教師は
満州の寒さを語った
近所のおっさんは
突撃の仕方を語った
母親は
配給の乏しさを語った
父親は
出征の誉れを語った

街では
白い軍帽を被った脚のない人が
人通り ...
糸のように細い茎
葉は小さなハート型

切って
水に挿しておくと
傷つきやすい神経のような
白い根がはえ
土に植えると
再生する

そうやって
いくらでも増えるクローン植物
...
便秘には
クソデールを3錠
ハゲには
フリカケールを1服
ブスには
カオヌールを1塗り
包茎には
カワムケールを1滴

ヤクだ、ヤクだ
俺には
ヤクが必要なんだ!

インポに ...
 元関西テレビアナウンサー、杉本清氏の競馬実況を集めた愛読書『三冠へ向かって視界よし』(日本文芸社)から、特に好きな実況を十選し、ひとことふたこと述べさせていただきます。ワタシの蛇足はどっちでもいいの ... 「ここで鐘を鳴らし この愛を 遠くまで誓おう」


渡しの木々が遮る 山は聳え(そびえ)
拒む断崖に 鳴るは波音だけ

数多の鳥居が見える 昇りの線に沿って
身を焦がしては潜る(くぐ ...
フェラーリのような女が颯爽と乗込んで来た時、電車内は満席だった。

   *
女は、妙に似合う黄色の吊革を掴んで立ったまま、彼女よりちょっと薄紅がかった、シャア専用といった感じの、携帯電話を取り ...
凹んだままもどらないこころを
あえて膨らまして生きている弾力をおもう

生きることに引きずり回され
足下がみえないまま歩をすすめて行かねばならない
立ち止まるわけにはゆかないのだ
それが残 ...
喧嘩した ただ私が勝手に怒っているだけ
あの人は 云えばわかってくれる 

されど 女には お願い解ってという想いが溢れる
特に不安定な時 お腹が大きくなってきている

私は怒っている 
...
どうせなら美人刑事に逮捕されたいから早く手錠をかけて 悪魔教の布教活動ホタルイカ 誰も書き置きを見ていなかった 担がれた神輿から落ちた 赤式部と青式部は知られていない
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
点眼Lucy自由詩20*14/4/16 19:17
トリンプの調査によると蝮蛇草北大路京介俳句114/4/16 17:51
光風や新種の馬の午後の海俳句114/4/16 17:49
香典の代わりに蜜柑差し出して知らない人の通夜で寿司喰う短歌314/4/16 17:49
退屈について考える退屈自由詩414/4/16 17:49
静止画は美人自由詩314/4/16 17:48
父さんだけがスタンディングオベーションしていて嫌な空気自由詩614/4/16 17:48
夜の夢atsuch...自由詩12*14/4/16 17:43
いたずら+イタ・ヅラ乱太郎自由詩15*14/4/16 16:36
つぶやき渡辺亘自由詩014/4/16 15:24
桜-someiyoshino游月 昭短歌0*14/4/16 13:00
薔薇の女自由詩3*14/4/16 12:43
溺れる人魚そらの珊瑚自由詩21*14/4/16 11:50
赤い月の電車るるりら自由詩13*14/4/16 8:46
朧月自由詩214/4/16 8:21
輪と彼方木立 悟自由詩214/4/16 3:44
ノート(51Y.4・16)自由詩214/4/16 3:38
伝言山部 佳自由詩814/4/15 22:37
ワイヤープランツLucy自由詩13*14/4/15 22:19
ヤク漬け花形新次自由詩014/4/15 21:59
杉本清名実況十選平瀬たかのり散文(批評...4*14/4/15 20:56
日輪の見える断崖から黒ヱ自由詩2*14/4/15 20:13
繋がる赤い糸ハァモニィベ...自由詩3*14/4/15 19:35
弾力梅昆布茶自由詩2014/4/15 18:59
じゃがじゃが朝焼彩茜色自由詩12*14/4/15 17:51
どうせなら美人刑事に逮捕されたいから早く手錠をかけて北大路京介短歌214/4/15 17:50
悪魔教の布教活動ホタルイカ俳句114/4/15 17:49
誰も書き置きを見ていなかった自由詩9*14/4/15 17:47
担がれた神輿から落ちた自由詩7*14/4/15 17:47
赤式部と青式部は知られていない自由詩514/4/15 17:47

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