だれかが泣いていることをぼくは知らない
ぼくが泣いていることをだれかは知らない
それでも時間はすぎてゆく
それでも地球は回っている
こころも自然も移ろって
地震なんかも起 ...
世界のずっと東にある農村では
もっと西の都会よりも早く
夜明けが始まっているはずなのに
朝を待ち続ける
不思議な潅木がある
新緑が芽吹く軟らかい音が聴こえる
...
降りしきる雨が
風を呼んだ土曜日
葉桜は揺れ
泥の上に、さくら模様
母は出かける支度
黄色い傘の用意をする
「どこ、行くんや?」と、尋ねたら
「さぁちゃんの小学校や」
咲子は中 ...
夜が頭の中で暴れている。
静か。静かでとても静かに
時に灼け狂い 時に凍り絶え
幾億繋がりの数えるすべ無きポリスの多きを
神秘の流れる銀の糸河を
削りに削り レモン色のもやに戻す、戻す。
...
架空の手紙を書きました
咲いて間もなく突風に打たれ
瑞々しく散った桜のように
泣くでもなく微笑むでもなく
同じ景色の縛りの中で
そこはかとない諦念の香りに包まれて往く
ひとつのイメージへ
...
統計的な因果の編み目があまれて
カップだけが知っている)-(硝子のテーブルに置かれた
輪廻の網をこえたの」
「朝 僕は(揺れたのはおまえか
[太陽が影だけ来ていた
死んだ」
煙草 ...
(今日はこどもの日だ とか)
こどもごころに思ってました
どうして ひいおばあさんは
「ナンマンダ ナンマンダ」と
四六時ちゅう呟いているんだろう と
だが いまや 娑婆のゴールが
...
座ったときの
長さが
一体なにを証明するのか
わからないまま
――座って見る景色はほんの少し懐かしいけれど
――座ってみる景色は背伸びする必要がないから
私は
計られ続けてきたけれど
...
ツルツルに剃り上げた
アソコをパックリ広げて
カモン、ベイベー!と
手招きされた
が、がいじん
人生初の外人
英霊の皆さん、見ていて下さい!
今、僕は外人とやる
思い出の日は雨が降り寒かった君と出逢った場所今はない
四季がありどの季節にも色がある個性と言える特徴がある
林檎狩家族揃って楽しんだ食べ放題の看板が目立つ
空想の翼広げて旅に出る非現 ...
私がどれほどのものでもないと認めることから、始めなければならない。それはとても恐ろしく重く苦しい作業ではあるのだが。
お気に入りのおもちゃだから容易に捨てられないだけで、おもちゃの方では案外、私 ...
富士のよこがおを20階からおがむ
おやまのしろい三角が
低い天から降ってきたように鮮烈だ
そのよこがおにはあばたがある
新幹線でとおるときあんなにすっとしているのに
そのよこがおには空色のあ ...
それはひとが置いてきてしまったものへのノスタルジーのようなものだった
いや、ノスタルジーなどではなかった
ちがう世界の発展と調和に今を生きるぼくたちのこれからを重ねていたのだ
ひ ...
きゅっと乳首を抓られたときに見せる微かな苦悶の表情を浮かべてその男は
乗機中の旅客機が自由落下を始めたときに見せる表情を浮かべてその男は
梅雨の晴れ間の日中に冬物のスーツで歩き回るような不 ...
左手でマイク持つ癖忌野忌
屋上で授業サボるや忌野忌
もう死んでいる君より先に朽ちる
たい焼きと喧嘩するほうが悪い
賞味期限切れた牛乳飲んでいる寝とれなかった女
今日は夕食を我慢して
分厚い科学の本を買いましたが
猫が空を飛ぶ現象も
勝手にテレビが出来上がる確率のことも
書いておりませんでしたので
拗ねてしまって
世界の進歩を遅らせることばかり考え ...
犯人は猫背だったと
目撃証言があります!
だとしたら犯人は
自信がなくて
猫背なのではなく
前のめりで生きていた
そう思えてこないか?
いや、犯人は
姿勢が悪くて
猫背なので ...
人はいつ大人になる?
二十歳になったら?学校を卒業したら?
それとも誰かと結婚したら大人になるのかな?
じゃあ大人ってなんだろう?
子供の自分よりも体が大きくて
力があって子供の頃にはな ...
憎まれっ子は
憎まれているという不幸を
既に背負っているから
これ以上不幸にならないという
確信がある
だから一人で
思いっきり飛べる
憎まれっ子世に羽ばたく
慕われっ子は
慕わ ...
言葉が人を作った
言葉は心を作った
言葉は感情を沸き起こした
言葉は光のように行き渡った
悲しき夢
悪しき夢
美しき夢
恐ろしき夢
言葉は夢
うらうらと漂って
それだけが確 ...
庭でだいこんが生えそろっている
白くみずみずしいだいこんが土に刺さっている
知っているか だいこんの葉っぱには青虫が
ものすごくよくつく ほんとうにきりがないほど
だから割り箸でそいつの青首を ...
お手入れを怠ったスネの毛が2本
伸びに伸びたので
ムダ毛フェチで
足フェチのあなたに贈ります
スネ毛を蝶結びにして
昨日のしくみを知らないうちに
すでに今日が問いかける
夕焼の潤むような眼差しの熱さが、
圧倒するようなささやかな爪で、
巨大なオレンヂのなかに私を捕らえ、拘束し、開放した
いつな ...
花の咲く日に
その花の名を忘れた
下校途中に
わたしたちの放たれた
はっきりと記憶する)
ぼやけた影のように
無数に咲く花の名を
桃の花が咲き 蜂が盛んに飛び交っている
林檎畑の中に二本ある 出荷しない桃の木
嫁いだのに 実を選るのは担当だと言われ
なんで私がと思いながらもなんとなく親しみ
桃ちゃん と呼んで会うのが楽 ...
今日は
晴れてくれて
窓は全開
ほのかな潮と
草のにおい
洗濯物から漂う柔軟剤の香料も清々しく
戸締まりする気になれなくて
遠くの小型飛行機のエンジン音を聞きながら
まったりと
やじ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
瞬間と永遠
吉岡ペペロ
自由詩
2
14/5/5 18:21
僕らの朝が生まれる潅木の近くで
りゅうのあく...
自由詩
8*
14/5/5 17:04
お迎え
山部 佳
自由詩
6
14/5/5 16:04
いつも
なけま、たへ...
自由詩
1
14/5/5 15:56
五月のレター
ただのみきや
自由詩
15*
14/5/5 13:45
朝
佐藤伊織
自由詩
3
14/5/5 12:08
錆ついた風見鶏
信天翁
自由詩
2
14/5/5 10:53
さよなら、座高
そらの珊瑚
自由詩
12*
14/5/5 10:00
外人とやる
花形新次
自由詩
0
14/5/5 9:11
非現実的
夏川ゆう
短歌
0
14/5/5 7:46
手を離す
森川美咲
自由詩
4*
14/5/5 4:04
富士のよこがお
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
14/5/5 1:44
今を生きる
〃
自由詩
4
14/5/5 0:49
なあ、きみの尻を触らせてくれないか。そのかわり俺の尻も触って ...
六九郎
自由詩
1+*
14/5/5 0:12
左手でマイク持つ癖忌野忌
北大路京介
俳句
2
14/5/4 23:56
屋上で授業サボるや忌野忌
〃
俳句
6
14/5/4 23:56
もう死んでいる君より先に朽ちる
〃
自由詩
3
14/5/4 23:55
たい焼きと喧嘩するほうが悪い
〃
自由詩
5
14/5/4 23:55
賞味期限切れた牛乳飲んでいる寝とれなかった女
〃
自由詩
1
14/5/4 23:55
空想科学者の手紙
昏(ヤッカ)
自由詩
1
14/5/4 23:16
猫背事件簿
イオン
自由詩
1*
14/5/4 22:34
大人
リィ
自由詩
1
14/5/4 22:33
ありきたりっ子世を動かす
イオン
自由詩
2*
14/5/4 21:32
言葉の夢
杉原詠二(黒...
自由詩
2*
14/5/4 20:26
不動の穴
春日線香
自由詩
3
14/5/4 18:30
素人 OL さやか34歳
花形新次
自由詩
0
14/5/4 18:25
わが明日へのソネット 〔ソネット〕
ハァモニィベ...
自由詩
2*
14/5/4 15:30
花の名
佐藤伊織
自由詩
2
14/5/4 14:15
林檎の花の咲く前に
砂木
自由詩
10*
14/5/4 13:45
ちょっと遅れます
ichiro...
自由詩
9*
14/5/4 12:46
2266
2267
2268
2269
2270
2271
2272
2273
2274
2275
2276
2277
2278
2279
2280
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2282
2283
2284
2285
2286
2287
2288
2289
2290
2291
2292
2293
2294
2295
2296
2297
2298
2299
2300
2301
2302
2303
2304
2305
2306
加筆訂正:
五月のレター
/
ただのみきや
[14/5/5 14:03]
細々修正しました。
五月のレター
/
ただのみきや
[14/5/5 13:53]
誤字 間違い訂正しました。
平和憲法
/
Lucy
[14/5/4 22:27]
最終行「日本国憲法バンザイ」を削除しました
4.9sec.