初夏の夕暮れ
見舞いに来た僕は君と歩く
五階の病室から一階の売店まで
五階のエレベーターホールまで
病室から二〇メートルほど
エレベーターに二人で乗る
乗るときも手は離さない
三五年 ...
※
『六月一日に桐野龍一氏が小説「神切り歩き」で芥川賞を受賞し、七日に受賞会見が ...
虐められてた子が言ったんだ
世の中需要があんのは偽善者さ!
あぁ だって
僕は変われない
僕はあの子に振り向いて欲しいし
あの子は彼に振り向いて欲しい
彼が素晴らしい男だっ ...
君のこと 尊重すればするほどに その背中だけを 見る時間増し
コーヒーが苦手な君に砂糖入り甘いカフェオレを出してく策略
なんとなく毎日飲みたくさせていく カフェインにすら嫉妬してい ...
砂漠に降った 春の雨
港に張った 薄氷
夕陽映した 水田や
虫泣き渡る 磨りガラス
あなたはきっと そのすべて
美しいと思うのでしょう
おやすみなさい 目を閉じ ...
もう二十年も昔になるだろうか
「政府の備蓄米が放出されているらしい」と
うわさが流れていたころ
「あんたの家のお米ぐらいはいつでも確保しておくからね」
そういった町の米屋さん
近くにスー ...
唐突な話なんですがね
最近 魚になりたいって思うんです
いえ 泳ぎは得意じゃありません
なんか太陽とか土とか風とか
面倒臭いなあーって感じるから
海の中はいいだろうなあー
何処までも
...
何だか失恋が急に降ったようなある曜日
んん、たしか晴れてたから
顔を出した太陽からは避けられない 一日が稲妻
あれから時間は淡々と
寝息が規則正しいみたく
それを眠れない耳で聞いてる な ...
繰り返す胸の音
ドキドキと
君に気付かれちゃう
ミントティーの似合う午後
くちびるはほんのり染まり
ロマンスを待ってる
古びたノートには
君に会いたいと
好きな歌がたくさん ...
むしゃむしゃと食べる
むしゃむしゃと食べられる
食べるところが無くなればおしまい
食べられるところが無くなればおしまい
僕にはまだ食べられるところ
残ってます?
過去に縛られた自分がいる
過去を羨み、後悔する自分がいる
なんだかな。
寒気の中で鳴いている
冷静さなんていらない
出会ったばかりの赤腹と
交わした話
暗い土の部屋
蛍のランプ
一夜限りの輝きは
蛍光色の陰影
爪のない手に触れている
毛の無い体に ...
顎まで
滴る液体が
不快なまま
ぬるい風が
吹き込んでいる
この暑いのに
エコだってんで
窓からの
温い風を
浴びてる午後に
急に今日中だって
現場入れられて
人手も足りな ...
「サーカディアン・フラクタル」
空といたい。
そう言って見上げた優しいおでこに
ギリリと違和感が粘着していて
不毛の鳥は翔けてゆけない!
「ヒューストン、応答せよ!」 ...
June
手紙を書いている 来る日も来る日も
一言で済む話に 二言目、三言目を無理矢理つなげて
文字で埋め尽くされ 便箋は真っ黒
子どもみたいに汚れた手で ポストに投函する
届き ...
指を動かして
捕まえて
握り潰さないようにして
優しく摘まんで
太陽にかざして
透けて見えるものが
僕です
血のつながりの有無などは関係なく
子供の保護者としてこの社会に登録した者は
個人であれ行政に携わる者であれ
社会に監視され続け
何かあればすぐに疑われることが正しいと
覚悟しなければならない ...
四角い夢をみている
濁った魚が次からつぎへと
氷上の穴から吹き出してくる
マスケット、ビリヤード
バグダッド、カスタード
カスタネット、レニングラード
...
穏やかな気持ち
鏡のあちら側にいる 羊
軋む階段の踊り場から
見下ろしている 外は月夜
白いドレスの裾は ひらひらと
ドアの隙間から洩れる
蝋燭の揺らめきに合わせて
昼間の庭 ...
寝苦しい
東京の夜
ビルの明かりと
かなしい下水の川の唸り
すべての睡眠を放棄して
月を見上げにベランダに出たけれど
今はたてものの壁に隠れ
なにも見えない時間だった
くち ...
最も人妻が嫌うタイプのことですよね?
自分さえ良ければって人のことでしょ?
違う?在庫管理のこと?
わけわかんないですね
先っぽ入れただけで
終わっちゃう人のことじゃなくて?
コンビニの飲 ...
今日の気分は
熟女なんです
ええ、確かに
昨日は149cmシリーズでした
おっしゃる通り
真逆っちゃあ真逆です
だから何だって言うんですか?
切れてないっすよ
切れてはないです
ただ ...
唇の横についたソフトクリーム
すっと拭って舐める
夏の風がスカートを撫でる
チラと見える太ももを
僕は見逃さない
山、
空、
海。
カンカンカン
踏切が降りる
江ノ電が行く ...
いくつかの、一生残るであろう光景に
思いかけない人たちが
私の時間に押しピンを押す
押しピン毎に私は分裂する。殖えていく
過去に縫い止められたわたしと、否応なしに流れていく私
青いま ...
ハカを踊りて名誉の戦死
♯と井の違いぐらいで君を嫌いになった
女を待つ雨が速く落ちたり遅く落ちたり
爆音でSlipknot牡丹園
電車を待つ駅のホームで
小さい両手いっぱいに
飴玉をのせ
ほら、とパパに見せる女の子
(夢がたくさんあるんだねぇ…)
改札口を出た脇で
人々の過ぎゆく中に
突っ立って
開いた本とに ...
在りし日の哲学者は、背後を振り返り
あの朧な真理のひかりを、指さしている。
すでに肉体は消えて久しい、彼の
想いを継ぐ者は同じ方角を、指さすだろう。
あまりにも遠く離れる
朧なひかり ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夕暮れの病院
……とある蛙
自由詩
11*
14/6/4 17:03
或る芥川賞作家の受賞会見
yamada...
散文(批評...
1
14/6/4 16:37
生き様
創輝
自由詩
0
14/6/4 16:02
ひとり
a-litt...
短歌
3*
14/6/4 15:21
おやすみうた
中村 くらげ
自由詩
3*
14/6/4 12:41
町のお米屋さん
イナエ
自由詩
10*
14/6/4 9:37
【 妄想を泳ぐ 】
泡沫恋歌
自由詩
19*
14/6/4 8:48
胸の栞
唐草フウ
自由詩
9*
14/6/4 7:20
ミントティー
虹香
自由詩
1
14/6/4 4:25
むしゃむしゃと
こいち
自由詩
4
14/6/4 3:50
過去に縛られて
短角牛
自由詩
0
14/6/4 3:00
蛍光コオロギ
うみこ
自由詩
4*
14/6/4 1:59
われまどぎわりろん
ねなぎ
自由詩
1
14/6/4 1:18
サーカディアン・フラクタル
ハァモニィベ...
自由詩
5+*
14/6/4 1:12
June
itukam...
自由詩
1*
14/6/3 23:40
蝶の羽
こいち
自由詩
2
14/6/3 23:08
保護者の領分
ichiro...
自由詩
9*
14/6/3 22:57
四角い夢
草野春心
自由詩
4
14/6/3 22:49
月夜のプリズム
藤原絵理子
自由詩
9*
14/6/3 22:49
TOKYO
砦希
自由詩
5
14/6/3 22:21
先入れ先出し
花形新次
自由詩
1
14/6/3 22:09
今日のおかず
〃
自由詩
0
14/6/3 21:35
ありとあらゆる可能性についての物語
opus
自由詩
0
14/6/3 20:46
ピンで押された姉妹たちへ
凍湖
自由詩
1
14/6/3 20:36
ハカを踊りて名誉の戦死
北大路京介
自由詩
4*
14/6/3 20:35
♯と井の違いぐらいで君を嫌いになった
〃
自由詩
2
14/6/3 20:35
女を待つ雨が速く落ちたり遅く落ちたり
〃
自由詩
9
14/6/3 20:35
爆音でSlipknot牡丹園
〃
俳句
1
14/6/3 20:34
子供のマーチ
服部 剛
自由詩
7
14/6/3 20:09
哲学者の指
〃
自由詩
0
14/6/3 19:50
2270
2271
2272
2273
2274
2275
2276
2277
2278
2279
2280
2281
2282
2283
2284
2285
2286
2287
2288
2289
2290
2291
2292
2293
2294
2295
2296
2297
2298
2299
2300
2301
2302
2303
2304
2305
2306
2307
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2309
2310
4.09sec.