<猶予>
今はまだ
そうこうしているうちに
未来も腐る。





<接触>
危ないですよ
始まってしまう。





<残照>
消えてしまうから
惜しまれるの ...
さむらごうちプロデュース
奇跡の詩人
小保沢康治
第一詩集「チェルノブイリ」(大東亜出版)

小保沢康治:
文盲であるにも関わらず
絶対語感だけを頼りに詩を紡ぐ天才詩人
最近チェルノブ ...
つまづく者を 見守る者は
つまづくことで何かを 掴んで来た者たちだ
つまづかないよう 見守る者は
つまづく度に何かを 失って来た者たちだ

石造りの壁に つながれたなら
不貞腐れてる間に  ...
恥ずかしくはないわ
ただちょっと
くすぐったいだけ
なめ子は
そう言って瞼を閉じた

いたいけな少女を
演じるのは疲れた
心の中では
もっと上手でなかったら
あんたには
何の価値 ...
流れの早い川の
真ん中ほど
石のうえに立つ鳥がいる

あれは
波乗りか
あれは詩人か

首をわずかにかしげ
未来を憂いている

橋の上にいる私に
尊い詩人が予言した
今のまま ...
道すがら、響く朝、沈む怠惰に焚いた一握のアヴェマリア
音もなく、事なく翳す虹を見たまま果てた畦道の光景
想定、それは不可能だった、って羽化の先に流れ込む証言に
答弁を待つ音霊、乱れ飛ぶ光と影 ...
様々に


想い


小瓶に溶かした毎日を



忘れない





僕達の留まる時間は瞬きの速さのうち




着飾った混乱の中に一筆を記して






また



あしたの色を探して
...
帰宅する

幹線のJRの駅から田舎電車に乗り換え
一五分ほど奥まった田舎の駅
そこが自分の住む家の最寄り駅である。
妻と子が二人、義父母二人
六人が暮らす自分の家だ

自分の父母は随分 ...
オモチャがオモチャを引きずり歩く

とう
ざい
まず
こん
にち
もとほりて街の片すみ
小草生ふ緑萌えつつ
冬すぎて歓びうたふ
木の下の命なるなり


われ座して見詰め入りなば
刻ごとに色変へなせり
名も知らずただ見入りたり
小草いま春の光に

...
地上からトム少佐へ

ブザーが鳴りつづけている

音の先を追いかけている

アムロ、行きます!みたいに

地上からトム少佐へ

ブザーが鳴りやんだ

音の先から放りだされる
...
名前が変わる前のようにはもう生きられないだろうと彼女は小部屋で言った
「自分の中でこっそりと作ったルールは500円までだった
大体高校生が多かったからおやつみたいなものだと思う」

盗人は大人 ...
雨の止むその一瞬でも唇を重ねた夜のメロディよ鳴れ 罪もない人を巻き込む新豆腐 残雪や父を庇いて沈黙す ぷんすかランバダ ストーブよく燃える誰もいない部屋 人も街もかわって帰らぬ日々 トヨタのワゴンに乗って
ネトウヨの車にのって
おれは回転寿司へむかう
雪はころげつつ
ワイパーにそってふっとぶ
おれは結晶を見るのをやめて
プラスチックボードの
ポリエステルの埃と
フ ...
深緑の忘却の中で私は啄木に深く共感する。
確実なものを求めていた私の何かが滝壺に飲み込まれてゆく。
逃げてゆくネズミの尻尾を追いかけるような真似はもうやめよう。
ただ素直に、誠実に生きよう。そし ...
お好み焼きや焼きそばを食べるとき
ちょっとご飯をひとくちふたくち
甘い粒々がほこほこ踊る
毎日食べているのにびっくり咀嚼する

私はものぐさなので
精米技術の進歩
お米はすすぐだけ
ボ ...
花束を君に贈ったのは夏が終わる頃だった
小首を傾げて微笑んだ君との時間をを僕の心の壁にかけてあるんだ

何を約束したのか忘れてしまったが
秋の訪れとともにそれは緩く解けて雲に流れていった

...
貫いて、
まっすぐ空を貫いて
僕は僕の
生きてきた道を
証そうとしていた

この手を握りしめると
隠しようのない非力さが伝わって
けれどわずかに
意外な力も伝わって
...
今日のために
昨日を生き
明日のために
今日を生き
夢のために
明日を生きる

でも

私は知っている
昨日も今日も明日もつながっていることを
だから本当は昨日も今日も明日も ...
子猫を拾った公園
子猫といっしょに
風を切って揺られた

おなかと片手にやわらかさ
ねむくなった子猫
あたしも目を閉じる

上がって下がって
上がりきって下がる瞬間に
子猫が爪 ...
大きく膨らんだお腹に手を当てると

ぐるんと窮屈そうに動いてくれた

明日生まれるよ

君は明日生まれるよ


後ろからそっと抱きしめると

安心そうに身を委ねてくれた

明 ...
そろそろ四股名を
決めた方が良いんじゃないか
遠藤が定着しちゃっても良くないし
そこでこんな四股名を考えてみました

その名も
剛力殺メ衛門
(小須賀部屋)

すげえ、強そうでげしょ ...
荒ぶる夜の果てを十字架に捕まって

とても両手だけじゃ救えないアレコレを

見捨てるかどうするか「たられば」で思案中

死神の催促にどうナシをつけりゃいいんだろ

さようならハ ...
ここにはない
何も踊らない
ただ搾り出された絵具のように
眠たげな静物だけ

わたしの中か
わたしの外か

楽しげな人の姿が
ゆっくりと薄れ消えて行く
古いスナップ写真が
毎 ...
正確には
なめられ子だよね
なめ子はポツリと呟いた
こんな行為があることを
知らなければ
あたしの人生
もっと違ってたんじゃないかな
舌なしでは生きていけない
舌が必要なの
例えそれ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
あやまち など五篇クナリ自由詩4*14/3/27 20:32
奇跡の詩人花形新次自由詩114/3/27 20:27
つまづきの歌クナリ自由詩7*14/3/27 20:24
ちつのひだなめ子の本心花形新次自由詩014/3/27 19:10
川の上の詩人朧月自由詩214/3/27 18:21
sub consciousehanov自由詩114/3/27 16:30
薔薇色の世界オリーヴ携帯写真+...214/3/27 12:37
不安−詩想との訣別……とある蛙自由詩17*14/3/27 9:56
スポットライト有無谷六次元自由詩014/3/27 8:55
小草織部桐二郎自由詩214/3/27 7:36
トム少佐の歌吉岡ペペロ自由詩314/3/27 4:39
un/re-can-tブルーベリー自由詩3*14/3/27 2:49
雨の止むその一瞬でも唇を重ねた夜のメロディよ鳴れ北大路京介短歌414/3/27 0:44
罪もない人を巻き込む新豆腐俳句314/3/27 0:44
残雪や父を庇いて沈黙す俳句414/3/27 0:43
ぷんすかランバダ自由詩114/3/27 0:43
ストーブよく燃える誰もいない部屋自由詩414/3/27 0:43
人も街もかわって帰らぬ日々自由詩3*14/3/27 0:42
ネトウヨの車にのって構造自由詩314/3/27 0:18
廻る軌跡ヒヤシンス自由詩10*14/3/27 0:09
ご飯を炊く灰泥軽茶自由詩1314/3/26 23:50
約束梅昆布茶自由詩1714/3/26 23:19
十字架の空千波 一也自由詩614/3/26 23:03
昨日と今日と明日とichiro...自由詩10*14/3/26 22:59
ぶらんこ藤原絵理子自由詩6*14/3/26 21:55
あたたかい生き物中村 くらげ自由詩6*14/3/26 21:54
遠藤花形新次自由詩014/3/26 21:52
さようならハイウェイカマキリ自由詩214/3/26 20:24
死を装う春の詩ただのみきや自由詩18*14/3/26 19:44
ちつのひだなめ子の青春花形新次自由詩014/3/26 19:39

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