正月なんてとっくに過ぎて豆まきもひな祭りも終わったけれど、幼い頃お正月前によく歌ったあの歌を、小さな声で何度も何度も口ずさみながら歩く。私は、わずかに何かを期待していた。
「もーいーくつねーるーと ...
 急な坂道の途中で立ち止まる人のように、左半身を下にして斜めに傾いでいる男と目が合った。あっと思って目を伏せたがもう遅い。空も電柱も道路もぐるりと回転して、私が斜めになっていた。
「あなた、斜めです ...
桜はやはり山桜

群れず

誇らず

立派であることを強いられていない

そんな桜の下ならば

ほどよい夢を見られそう




--------------------- ...
 1
指先の吐き出す音は
宇宙で絡み合う
としても 
糸の無い繋がり
華やかな彩りも 
時の経過に
消える夜の虹
孤高の富士は
大地に根を張り
世界の山々と融合するけれど

彼 ...
青天の霹靂
風神 
雷神
天の声

大太鼓と小太鼓を打ち鳴らし
祭礼は始まる


天を仰げば
天が撒く雹に頬を打たれ

冷たく痛い神異を受ければ
己の未熟を思い知る

我 ...
沢山の人に読んでもらおう 色んな人に批評してもらおう そんなの傲慢じゃないですかね 特定の人にだけ読まれ ただ情報だけを提示し すぐさま廃棄されていくけれど 物事が機能するためには不可欠の言葉が世の中 ...  もうだれも おれがおれだと わからない

 ふかいあな ほってもぐるよ ざんねんだ

 ちのいってき それすらも ちのそこじゃうすい

 ねえ そこのきみ ぼくはもぐらぐらしだ

  ...
 リリスがリリースミーって言う事は無い

 シラユリの花弁の淫猥さもそうだ

 私が性的な不能者であっても

 それらは厳然として咲くだろう

 事実とは残酷だな

 然し

...
遠くから見る誘われてない花見 怪獣の足元に咲く桜かな 高瀬川オレをひとりにする桜 握れば潰れそうな女の肩に雪 人生は短い寝る オープンカーで走りたい雨が降る 長い年月が過ぎ思慮深くなって
世界が複雑じゃなくなったとき
時間のことが分かるのか

永遠に星が降り注ぐこの場所で
過去も未来もないのに
死者が交わす言葉の数々に耳を傾ける僕を
何かが追 ...
まあ、そう言うことに
しときましょうってことで
100年ぐらいはなんとなく
誤魔化せると思うのよ
だから
あとはオモカタさんの
体力次第っていうか
今後何本くわえられるかに
かかってる ...
枯れ葉色の服を着た
不思議な顔の人が
あたしの家の前で
ばたりとたおれる

空気を切り裂く
やかましい音
不思議な言葉の叫び声
うちの犬が走りまわって吠える

町で見かけるおじさん ...
恋人たちが爆死するサマー・ボリディ、灯台から灯台へと渡されたタイト・ロープの上で呑み過ぎた予言者が呂律の回らぬ口を開く…「そこら中が地雷原だ」と。フルーツ・フレーバーの歯磨き粉はセサミ・ス ... 春を召しませ
召しませ春を

横浜駅西口地下街で
春を売る私に
4月の風は
まだまだ冷たい

何故よ
何故なの
46歳のオヤジの春では
どうしていけないのよ
お金なんて要らない ...
虻がブンブン唸って何かに集まってきている。
鬱蒼とした熊笹をかき分けて近づくと異臭が鼻を突いてきた。
「わー何!」
思わず佳乃は顔を覆って叫んだ。
しゃがみこんだ彼女を跨ぐようにして、久良木は ...
春になるとあらわれる
円い緑の丘がある

その丘はいつも
すこし遠くにあらわれる
だからそのてっぺんに吹く風を
わたしは知らない

その丘の上の空は
昔に書いた詩たちが
掠れて消え ...
誕生日
私の多面体の面が
またひとつ増えた

生まれた瞬間は
まんまるだったはずなのに
歳を重ねるごとに
ひとつずつ面が増えて

今では寄せ木細工にも似た
得体の知れない多面体 ...
理想が揺れている
猫が春を待っている
海では神が泣いている
正しい夜がやって来る

ロックがどこかで産まれたよ
だけど今宵は泣かないよ
石灰岩の岬で その木は咲いていた
岩礁を咀嚼する波しぶきで、真夏だというのに咲いていた 桜の木
あの花は  きっと永久の入り口を見たのだ

桜は黄泉を観ていた
泣いている人々のことは  ...
               140407
今日は、
昨日より10度気温を上げますから許してください
自分勝手な願いを拒否する
今日の設定温度はプラス4度であるべきだ
森の女神と藪の野人の合 ...
誰にも
知られたくないことって

本当は誰かに
いちばん理解して
もらいたいことなのかも知れない

止まっていた
私の時間は

君に出逢った
あの瞬間から動き始めた
...
水のなかの空
浪はひとつ吼え
蒼に倒れる柱
遠い遠い土けむり


鉄路の終着
痛い緑
池を割る花
色にそよいで


井戸が連なり 蛇になり
午後の陰をすぎてゆ ...
幾つもの幸福運び来る青空宇宙と直に繋がる時間

何処からか毎日電波飛び交って目には見えない繋がりを持つ

蝉の声あまり聴かずに夏終る思い出語る遠い目の叔父

空見ればどちらが秋かすぐわかる ...
ガラス細工の街
繁華街
田舎を遮る踏切

小さなレンズ、万華鏡
ずるいから見てたそんなもの
だから歩いた車道脇

狭い中にもちゃんとあった
煌めくような水々しさがちゃんとありました先 ...
 仮想的で良いから、逆を考えるのだ。

 例えば「幸せ」を「不幸せ」の観点から見る。例えば「不幸せ」を「幸せ」の観点で。

 例えば「戦争」を「平和」の観点から。「平和」を「戦争」の観点から。 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
【小品】もういくつ寝るとこうだたけみ散文(批評...1*14/4/8 16:05
【小品】囚われ散文(批評...1*14/4/8 15:43
風に吹かれて眠り羊自由詩114/4/8 12:07
夜の蜘蛛イナエ自由詩13*14/4/8 9:29
天の祭礼ichiro...自由詩7*14/4/8 6:21
twitter葉leaf自由詩514/4/8 4:51
あなほりドクダミ五十...自由詩214/4/8 0:53
リリー自由詩214/4/8 0:16
遠くから見る誘われてない花見北大路京介俳句214/4/8 0:09
怪獣の足元に咲く桜かな俳句4*14/4/8 0:09
高瀬川オレをひとりにする桜俳句314/4/8 0:09
握れば潰れそうな女の肩に雪自由詩1*14/4/8 0:08
人生は短い寝る自由詩714/4/8 0:08
オープンカーで走りたい雨が降る自由詩114/4/8 0:08
時間橋本自由詩014/4/8 0:02
なんとかなる花形新次自由詩0+14/4/7 23:12
不思議な顔藤原絵理子自由詩3*14/4/7 22:54
かくも愛すべき水底の。ホロウ・シカ...自由詩014/4/7 22:28
春売りオヤジ花形新次自由詩014/4/7 22:11
熊が倒れた!海人一翔散文(批評...014/4/7 21:57
春の丘塔野夏子自由詩6*14/4/7 20:12
多面体nonya自由詩27*14/4/7 19:28
自由な帰り道ねこ自由詩114/4/7 15:50
【嵐】 根を張るるるりら自由詩16+*14/4/7 15:05
受諾あおば自由詩2*14/4/7 11:17
アイスクリームchihar...自由詩5*14/4/7 10:57
冬と離音木立 悟自由詩514/4/7 8:36
遠い目夏川ゆう短歌114/4/7 7:38
うみこ自由詩4*14/4/7 7:31
ドクダミ五十...自由詩214/4/7 7:14

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加筆訂正:
【嵐】 根を張る/るるりら[14/4/7 16:19]
波も←に
【嵐】 根を張る/るるりら[14/4/7 15:19]
最後の連を 省きました。
【嵐】 根を張る/るるりら[14/4/7 15:17]
詩の終わり方を 改編しました。
3.89sec.