あれはたぶん、あの世とこの世の境だったんだろう。
夕暮れに染まったけだるい空気の中。
全身が鉛のように重く
言葉を発するのも困難だった。
私は高い高い塀に囲まれ ...
いつから
奥歯を噛み締める癖が
ついたんだろう。
こんなにも
自由なのに。
「太郎」と呼ばれるのは
小学生 ケンカ仲間の幼なじみ
「太郎君」と呼ばれるのは
小学生 片思いだった 同級生
「山田」と呼ばれるのは
中学生 柔道部での ライバル
「山田 ...
エスキモービッグなトリュフに
エクレアモンキーパンチ フル回転
だってせ ユニークなナンバー聴いても
心落ち着かないクールダウン目前
それゆえピーチもコーラも
ルードリッヒ級に ノー ...
くそくだらない人の恋路を
特急列車が踏み潰す
お腹の減りすぎた少女の頭から
おかしなアンテナが伸びている
食欲と性欲の区別もつかず
リンリンリリンと手の中が鳴る
ウッドベースでも良いけれど ...
先ほどから父はまぶたの裏であたたかな土地を掘り返している。鉄橋から反転した母の肖像を火にくべたという。この夏僕は父の生え際に種火がかじりついたままで朝食を平行落下していますゆえ。掘り返した土地は祖 ...
ショートにしているけど
そんなに似ていない
美人でないところが
共通点と言えば共通点
要はパッケージを
上手いこと修正して
一回勝負に持ち込むってこと
(剛力彩香詩集「会って2秒 ...
一滴の砂
流れ落ちる時間
反転する世界
ある前提による永遠
合わせ鏡の三角が
忘れ去られた
その時に
死は突然に
あるいは必然的に
...
ドアの後ろに
ドアの後ろから
工場の駆動音が聞こえた
ドアの後ろを
醜い生き物が這う
美しいものは這わない
それが決まり
音で分かる
綺麗な音は綺麗なものから
濁った音は ...
言葉には出来ない想い
失ってしまうのが怖いからじゃないよ
伝わらないのが嫌だからじゃないよ
変わってしまうから
時は止められないから
あなたをもっと欲しくなって
あなたをもっと ...
竹馬で川を渡りて登校す
竹馬やパンドラの箱を覗きけり
竹馬や空の高さを測りけり
長雨が続いたあと、街は三日ほど好天に恵まれた。一昔前のように、誰かの車のエンジンが雨にやられたという話もないものだから、修理屋の親父は手持ちのポンコツのラジオをつけては、そのヘタレたスピーカーの音 ...
背中合わせで愛は死にました
体温によって色の変わるポエムの口あけた
ぬいぐるみのドラえもん踏んづけて金さえあればの人生
もしもし、神様ですか?
あのー、お願いがあるのです。
お金も地位も名誉もいりません。
出来るだけ物を持たないで、
拘りのない心でいますから、
1年365日のうち、たった1日でよいですから
...
横顔からわかる嘘睫毛を瞬かせても右手の指の動揺はごまかせない
無機質にキャミソールの下を探る指どうしてもならあたしじゃなくても
酒ならばここじゃなくても飲める夢生き急いでトばさくても
...
王子は若いもんだろ
若王子って
同義反復ではないか?
高齢化社会を迎え
若くない王子ってのも
いらっしゃるのねと
不敬を反省し
指を詰めながら思う
君だけいればいい
僕だけいればいい
甘ったるい願望
渦巻いてしまう今日この頃
呑気に君だけのこと
考えていられればいいけれど
世界は二人だけのものではないから
色々あるよ ...
例えば、風の向こう
丘の向こうに
何かがあると考えてみる
幸福というのはいつも
何かの向こう側にあって そして
不幸はいつもこちらがわにある
...
頭のわるい男がいる
それはあいつ
あいつの頭はわる過ぎる
頭わるいまま突き進む
頭わるい自覚がないのがこまる
自分じゃいいとさえ思っているのが
ホントに困る
頭わるい男が突っ走る
...
相手にしない
挑発にのらない
同じ土俵に
のぼらない
というやり方で
勝とうとしている
恋とは
とびきりの恋愛詩を
異性同性親子兄弟姉妹親友友人同僚知人 人間愛とは
第一章として
男女の恋愛詩を
恋とは 何だろうと自身を振り返る 紫色の羽根から桃色に変わる粉が瞬く
そんな ...
もう放っておいて
分かってるから
何度も同じことを
言わないで
全部、分かってるから
そんなに心配しないでよ
大丈夫だから
期待とかそんなもので
突っつくのはやめてよ
...
独身中
家と家の間の狭い庭に居着いたアマガエル一匹
今年も紫陽花の葉に上にあらわれた
眼 さましたか
やせたな
ひとりか
女房はどうした
子ども ...
潮風と鉄錆びの匂いがする
寂しい港町に住みたい
そんな街に住む人達は
どこか遠い町から流れ着いたから
いつも風が體を吹き抜けていく
頑丈な靴を履いて
身構えながら
何時でも何處へでも
...
人気の途絶えた
辻に囁きあう
街灯たちの
仄かな息づかい
肩先を打つ雨が
爪先を破り
歩道の茂みから
小さな獣が
一条の光をひき
横切っていく
花弁の中で
たたずむ老人が
笑み ...
物悲しいかたまりが
からだの奥をふくらませている
水がどこまでも
水であるのは悲しい
言葉の色が
明るく消えてゆくのは悲しい
むらさきだけが
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
境
永乃ゆち
自由詩
2*
14/7/5 3:39
癖
〃
自由詩
3*
14/7/5 1:28
同窓会
佐白光
自由詩
1
14/7/5 0:47
スモールスモーキン
佐和
自由詩
1
14/7/5 0:23
呪ってんじゃねぇ、光にあふれろ
クローバー
自由詩
7*
14/7/5 0:14
ブリッジタウン
ズー
自由詩
3+*
14/7/4 23:35
剛力彩香「AV女優」
花形新次
自由詩
0
14/7/4 23:13
ある物体
凍月
自由詩
1*
14/7/4 22:33
ドアの後ろ
〃
自由詩
1*
14/7/4 22:18
告白
文字綴り屋 ...
自由詩
0
14/7/4 21:51
竹馬で川を渡りて登校す
北大路京介
俳句
7
14/7/4 21:40
竹馬やパンドラの箱を覗きけり
〃
俳句
1
14/7/4 21:40
竹馬や空の高さを測りけり
〃
俳句
3
14/7/4 21:40
梅雨晴間
月形半分子
自由詩
5
14/7/4 21:39
背中合わせで愛は死にました
北大路京介
自由詩
4
14/7/4 21:37
体温によって色の変わるポエムの口あけた
〃
自由詩
5
14/7/4 21:36
ぬいぐるみのドラえもん踏んづけて金さえあればの人生
〃
自由詩
1
14/7/4 21:36
神様との会話
chihar...
自由詩
9*
14/7/4 21:33
Y.Yに告ぐ
ガリアーノ
短歌
0
14/7/4 21:08
若王子さん
花形新次
自由詩
0
14/7/4 20:41
集段的 The end 系
komase...
自由詩
1*
14/7/4 17:54
スニーカー
yamada...
自由詩
1*
14/7/4 16:57
頭わるい男
Lucy
自由詩
16+*
14/7/4 15:26
負け嫌い
〃
自由詩
8*
14/7/4 15:07
第一章として 恋
朝焼彩茜色
自由詩
13*
14/7/4 12:49
かたつむり
chihar...
自由詩
5*
14/7/4 10:07
アマガエルー独身中
イナエ
自由詩
10+*
14/7/4 9:07
葉書 バンダライ
まんぼう2
自由詩
4*
14/7/4 7:12
雨
天地無用
自由詩
2
14/7/4 3:56
ノート(物悲しいかたまりが)
木立 悟
自由詩
7
14/7/4 2:35
2242
2243
2244
2245
2246
2247
2248
2249
2250
2251
2252
2253
2254
2255
2256
2257
2258
2259
2260
2261
2262
2263
2264
2265
2266
2267
2268
2269
2270
2271
2272
2273
2274
2275
2276
2277
2278
2279
2280
2281
2282
4.13sec.