売れ残った犬が尻尾振っている今日七杯目のコーヒー
十六の唇にさくらさくらさくらの血の味
割れた眼鏡が別れ際の川べり
「本日は晴天なり、本日は晴天なり
只今、マイクのテスト中
本日は晴天なあり」
朝礼が始まる
五月の風は希望に満ちて
教師たちは
民主主義の権化であった
JFKが暗殺された
生き ...
用の美から外れた私は
フルーツサンドイッチを頬張る
血肉にはあまりならないが
構わない
用の美から外れた私は
生き抜くと定めたことからも
やっと少し外れた
新緑の下
鼻唄を歌う ...
涙のささやきとキス
君の目は愛と言葉
真実がいつか救われる
嘘はいつか壊される
王冠の形した心
台座をひっくり返して
一人で立つ
君の頬
真実が最後に壊されたら
軽蔑の眼差し ...
一人ぼっちで世界に向き合う時には
マラソンランナーのような気持ちでいよう
僕は実際、血を吐きながら走ってきたのではないか
今日の夕べに眠りにつきたい
人と一緒に世界に向き合うときには
犬 ...
星が
揺れる
みなと
水面に投げ入れられた小石が、
いくつもの、
浅い、とうめいな
円運動の光を連続させながら、
熱風の凪いでしまった
真っ黒な海を、
ひゅるひゅる
ルル
...
この国では
国民が憲法を守るのではなく
憲法が国民を守っているのです
憲法は国民を縛るのではなく
為政者を縛り
国民の
自由と人権と主権を
守っているのです
不戦の誓いも
そのた ...
冬の雪よりも深い、春のかなしみを
憂えるあまり、咆哮も彷徨もせずに、
ただ、ひとり揺り椅子に眠っていたのに、
彼女はとつぜん、
頁をめくるように、
眠りから解かれた。
カーテンの向こう ...
開放もしないくせに、閉じ込めもせず、
何が望みなのだ、世界よ
どうしろと言うのだ、世界よ
燃え上がり、高く、高く登れば、
汗すらも雲の如く氷つくのだろう、
凍えながら泪とともに地上に堕ち ...
痛みのない世界の
封を切れば風は青白くふいて
ビルの合間を見つけては
切先をくねらせる
光がこぼれるまで
誰も空を見つめないから
ちいさな浄罪として
足元に種をまいても
温度はなく
...
デモでもね
でも
デモね
デモね
でもデモ
デモでもね
進む
進むぞ
でも
デモね
高鳴る胸と
でも
デモね
...
1
動物園の規則正しい給餌や
健康で安全なゲージに
拘束されることを嫌って
自然界へ飛び出す鳥がいる
自然界で生命維持するには
喰われることのすくないけものでも
ストレス ...
ムダイと読む
ムにアクセントをいれ、ダイは平たく流す
もちろん鯛の仲間ではないから泳ぎだすことはないが
イメージとしては泳ぎだしてしまうかもしれない
そのときは腹筋に力を入れ深呼吸して連れ戻す ...
公園のベンチにすわって深呼吸をする。
遠くに青い山が見える。山はいつも見る風景の中に、変わらずにある。
おじいさんにもらった山である。
というのは真実ではない。
自分の詩の中で、自分勝手に自分 ...
元気の無い人には
向日葵を 送ると イイ
出来れば 雪ん子も 添えて
小さなブーケを 作ったら イイ
手にした人は
きっと 白いベッドから
起き上がりたく なる筈だから
元気 ...
ここへ ここへ 戻っちゃダメだ
帰っちゃ 帰っちゃ それは嘘だ
誰かが 誰かが 本当を歪ませる
君が壊し 僕が逃げた それが真実だ
辛さが 苦しさが なくなった時
その時の 願いが ...
おかあさんがドアを閉める
やさしくそっと閉める
すやすや寝る僕起こさぬように
みてたんだけどね薄目を開けて
おとうさんがドアを開ける
かえったよってささやき開ける
えがおで僕を覗き込ん ...
ものさしなんて
どこにもないのです
ずうっとむかしの
どこかのくにの
はなのたかい
おえらいさんが
かってにきめた
ものなのです
だれかとくらべ ...
新しい財布を買ってから
不思議なことに
お金に困らなくなった
迷信かもしれないけど
新しい財布を買ってから
人でなしになることもあったけど
人になることもできた
...
私があなたの2歩後ろを歩くのはね
あなたの背中をちゃんと見つめていたいから
あなたの前に何があるのか
あなたは何を目指して行くのか
それを知りたいから
そしてあなたがどんな姿で歩い ...
ゆうべの嵐が過ぎ去って
...
ワンランク上のランチや黄金週間
昭和の日ロトのしるしを拾いけり
縦書きの春が左脳でもつれる
をんな星にして缶切りがない夜
...
ひたむきに生きて回送電車
上塗りで 下地がどんどん 消えていく
油絵みたいに 塗られてく過去
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
売れ残った犬が尻尾振っている今日七杯目のコーヒー
北大路京介
自由詩
4
14/5/3 22:11
十六の唇にさくらさくらさくらの血の味
〃
自由詩
6
14/5/3 22:11
割れた眼鏡が別れ際の川べり
〃
自由詩
1
14/5/3 22:11
3 May
山部 佳
自由詩
5
14/5/3 20:58
連休
フユナ
自由詩
5
14/5/3 20:31
日の果て
杉原詠二(黒...
自由詩
2*
14/5/3 18:50
マラソン
〃
自由詩
3*
14/5/3 18:46
無題
ツ
自由詩
4*
14/5/3 18:16
平和憲法
Lucy
自由詩
9+*
14/5/3 13:39
春のかなしみ 〔ソネット〕
ハァモニィベ...
自由詩
3*
14/5/3 13:23
愚者ノ眼のソネット 〔ソネット〕
〃
自由詩
1*
14/5/3 13:14
真昼の夢に
あまね
自由詩
13
14/5/3 12:42
でもデモでもね
北村 守通
自由詩
3
14/5/3 12:20
風にそよぐ掟
イナエ
自由詩
12*
14/5/3 10:47
無題
あおば
自由詩
8*
14/5/3 10:28
分け入っても分け入っても青い山
yo-yo
自由詩
8*
14/5/3 7:57
透明な湯
藤鈴呼
自由詩
0
14/5/3 6:41
リサイクル・リサイクル・サイクル・リサイクル
竜門勇気
自由詩
0
14/5/3 4:22
おやすみ おかえり おはよう
森川美咲
自由詩
1*
14/5/3 2:57
あれ、知ってました?
無花果
自由詩
1
14/5/3 0:56
新しい財布
小川 葉
自由詩
12*
14/5/3 0:32
理由
文字綴り屋 ...
自由詩
0
14/5/2 23:42
I LOVED YOU
TAT
自由詩
1*
14/5/2 23:10
ワンランク上のランチや黄金週間
北大路京介
俳句
2
14/5/2 22:06
昭和の日ロトのしるしを拾いけり
〃
俳句
0
14/5/2 22:06
縦書きの春が左脳でもつれる
〃
自由詩
3
14/5/2 22:06
をんな星にして缶切りがない夜
〃
自由詩
0
14/5/2 22:05
手元にはJがまだ三枚もある
TAT
短歌
1
14/5/2 22:05
ひたむきに生きて回送電車
北大路京介
自由詩
7
14/5/2 22:05
過去
a-litt...
短歌
1*
14/5/2 20:53
2242
2243
2244
2245
2246
2247
2248
2249
2250
2251
2252
2253
2254
2255
2256
2257
2258
2259
2260
2261
2262
2263
2264
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2267
2268
2269
2270
2271
2272
2273
2274
2275
2276
2277
2278
2279
2280
2281
2282
加筆訂正:
めぐる
/
森川美咲
[14/5/3 3:05]
偶数連の主語を春夏秋冬から風、せせらぎ、追憶…と変え、登場人物(擬人化された者たち)の動きをより鮮明にイメージできるようにしました。また、冬から春への展開をスピードアップしました。
4.6sec.