みんなわたしをオトナだなんていうけれど

オトナになんてなれないの

だってわたしいつだってシンデレラの靴ゆめにみてる
マンションの一室で 二人の幼児の遺体が見つかったと
夕方のニュースが流れ出した頃
あたしはスーパーのまずい弁当を箸でつっつきながら
今日ついたため息の数を いちいち数えてた


電車のつり ...
愛なんて知らなければよかった
そんなものがこの世界に存在してることさえ知らなければ
こんなふうに淋しさなんて憶えずにすんだのに
寒さに打ち震えることも 無駄に他人を傷つけることも
誰か ...
 「あ、はじめまして。君が新人作家の○○かい。あ、どうも。いや、君の作品読んだよ。それでさ、感想だけど・・・・。面白かったよ。・・・・素晴らしかった。これは十年に一人の・・・・・・・・いや、ごめん。こ ... 人々は君のようだ
僕は宝石のようだ

僕は宝箱の中にいる
ここから出してくれ

君は遠くの景色を見ている
あるいは目の前のぼんやりとした不安をみている

君のことが見えない
まるで ...
あいうえお

かきくけこ
...
土を穿つ夜の影
かたちにかたちを閉ざす影
底の見えない
水のような影


径をふちどる暗い静脈
聞こえないものを包みながら
風から風を奪いながら
ゆらゆらとゆらゆ ...
白い建物 白い迷路
扉も天井もない部屋で
頻繁に行われる白い取引



誰も出口を
知りたがらない

服の白さにつまさきが
ギュッと縮んで歩けなくなる
大事な人にさよならを言いたくなってしまう
わたしを包みこんでいる
美しい勘違いのすべてが
いつの日か明るみに曝されて
間違いさがしを ...
青空を集めている
あじさいのつぼみ
青いガラス瓶
明るい陽に揺れる

痩せ細った手で
筆の先から
搾り出したような 一枚の絵
淡い青のあじさい

木立に濾された光は
揺れる葉 ...
日本の法律は「ざる」ですねとある国の方に言われる
その国の方は続けてこう言う
我が国ではやってならないことは法律上明確です
日本のように曖昧ではありません

確かに日本の法律は事実「ざる」だ ...
あのとき持っていた荷物を
どこにしまったのか
思い出せない
どこにしまったのか
どこかに放ったのかも
消えてしまえと思っていたことは
かろうじて思い出せる

消えてしまえと願うことと
...
包丁を、ざっくり押しこんで
西瓜を割る。

無数の黒い種達は
それぞれの姿勢で
つややかに埋まっている。

――どうせぺっぺと吐き棄てられて
  土から芽を出すのでもなかろうに

...
いいえ、私はブラジル国籍の女
好きな料理はフェジョアーダ
あなたはペルー人のつもりでも
話す言葉はポルトガル
追い詰められたら
中国、中国、中国に出国よ
いいえ、私はブラジル国籍の女
ワ ...
昨日の風を忘れるように
明日の風に触れた

月の輝く夜は
なんだか切ない

僕の気持ちは君に
届いているのかい

イタズラの好きな君は
手に負えない

もっと
もっと

...
皆が手を取り合って歌うので
盛り上がった会場をあとに
裸の王様は出発する


皆が口をそろえて褒めるので
道中も王様は上機嫌
寒さも暑さも感じない
堂々と歩いてゆく


傍から見 ...
夏の星戦火はよもや遠からず                                                                   無名C級《戦犯》辞世           ... 細長く林檎の皮剥いて食べない 魔法がかかってもオスだしな 誤診続いて臭いが戻らない 愛犬とおそろいにしたパナマ帽 箱釣や伝授されたる掬うコツ 星空へ落下しそうな夜だから氷のようなキスでもとける くそババァ 時に吐かしてもらうよ 
汚い言葉を使う事 そのエネルギーが時間をかけてでも
浄化することを願う

くそババァ 親に向かって使う言葉ではないという幻
感情で述べて本心を知らしめる  ...
月山だけが
神々しい姿を見せている

幾つ 眼の前に現れ
幾つ 眼の前に
 崩れ去ったことだろう

高く聳えたいと
積乱する
白き夢を 
遥かな空に 見上げながら

 前に、  ...
親に感謝 履き違えてはならない 君の靴があった
尊い酷使したボロボロの錦靴だった

親だから感謝しなければなんて
良心の軸が揺れる 下手な良心の働きも腸に溶け込んだ

産んでくれただけの感 ...
あさきゆめのように ひとつ星  
だきすくめられ 星めぐり
ゆめのなかには 花めぐる
はなれていても
ちかくにいても なにひとつ かわらず
こころの中に 花は咲く


ゆめ ...
男は水の中に立って
見えない魚を待っている

皆は目に見える魚を追って
遠くの海へ行ってしまった

男が待っているのは
自分にしか見えない魚

その魚の存在を人は信じない
手っ取り ...
それで、
雪が降ると。
山口の人は、はしゃぐ。
福井の人は、溜息をつく。
福島の人は、目を細めて。なにか、思い出すように。

―3月10日。昼過ぎにホテルのロビーで新聞を読んだが。いっこう ...
最近私は夜毎

生の人参一本齧っている

皮を剥いて縦に七等分ぐらいに切って

何もつけずに無心に齧り咀嚼する

生ゴミのような味のときも

柿のような淡い甘みのときも

ジガ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ゆめみる***すみれこ自由詩114/5/29 13:16
ただ、そこにある奇跡涙(ルイ)自由詩1+14/5/29 11:16
愛を乞うひと自由詩114/5/29 10:43
才能のない批評家から、才能ある新人作家への提言yamada...散文(批評...114/5/29 6:43
No comment as a stoneつむじまがり自由詩214/5/29 0:55
三十一文字TAT短歌014/5/28 23:57
ふたつ めぐる Ⅱ木立 悟自由詩414/5/28 23:36
ノート(51Y.5・27)自由詩214/5/28 23:34
さよならを言いたくなってしまうユッカ自由詩8*14/5/28 22:28
あじさい藤原絵理子自由詩714/5/28 22:27
ざるのプライドichiro...自由詩6*14/5/28 21:45
つかのまの朝砦希自由詩2*14/5/28 21:30
西瓜の種服部 剛自由詩714/5/28 21:14
ブラジル国籍の女花形新次自由詩014/5/28 19:20
笑顔虹香自由詩114/5/28 18:20
 女の子は忙しいアンドリュウ自由詩114/5/28 18:14
lla guerre織部桐二郎俳句014/5/28 17:36
細長く林檎の皮剥いて食べない北大路京介自由詩5+14/5/28 16:55
魔法がかかってもオスだしな自由詩114/5/28 16:55
誤診続いて臭いが戻らない自由詩114/5/28 16:55
愛犬とおそろいにしたパナマ帽俳句214/5/28 16:51
箱釣や伝授されたる掬うコツ俳句014/5/28 16:50
星空へ落下しそうな夜だから氷のようなキスでもとける短歌114/5/28 16:50
くそババァお母さん貴女朝焼彩茜色自由詩9*14/5/28 16:34
雲の峰  【題名無茶振り】ハァモニィベ...自由詩114/5/28 15:07
精神的親離れ 莫迦親朝焼彩茜色自由詩9*14/5/28 11:48
アルルカバの恋るるりら自由詩14*14/5/28 10:33
 見えない魚アンドリュウ自由詩014/5/28 3:43
しおくみざかれつら自由詩6*14/5/28 2:53
人参健康法灰泥軽茶自由詩1214/5/28 0:25

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