母の日だからと開けたワインでもう眠たい
生の私を丸飲みにしてはいけません
春の潮の中でふやけて
米酢の中で骨も軟化し
渦巻く流れに皮膚もすり減って
卵のように丸く滑らかになっていても
どこかに人を呪う棘を隠しているのです
胃に刺 ...
向かい風は願ったり叶ったり
よく上がるぞ
追い風なんて当てにするな
向かい風を受け止め
駈け上がれ
多少の雨なんか放っておけ
雨雲は低いんだ
すぐに突き抜けるさ
雨粒を弾き飛ば ...
何も知らないように
素顔のままあなたは私の前を通り過ぎた
見れなかった
見ずにいられなかった
午後三時のやわらかな窓辺で
小さな小さなオレンジ色の
イヤリングがちらりと光った
二足歩行型の人間は歩く。買い物帰りの失い続ける自転車とすれ違いながら。放心する鳥たち。世界には大きなひとつの命しか存在していない。あの電車のなかから見た外の風景のなかに僕はいる。
もういいかい!
まぁだぁだぁよ♪
なんどでも
繰り返し歌われて
元の意味が分らない
彼女に贈る歌かしら
咥えた指が、ガラス張りの胃袋の中で蠢き、
吐出したいグニョグニョの悪夢を掻き回してる
肘からゴボゴボと沈んでいった頬杖
まばたきをしても何も変わらない
絶え間がない
そう気がつく
...
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*
言葉が漲っていますか
心が漲っていますか
前を見ていますか
手を握っていますか
感じていますか
感動してい ...
みんなうたわなくなった
夜も 朝も 雨の日も
すっかりあかるくなった
鼠はいなくなった
もぐらはとっくに死にたえた
人びとは 健康であった
ギターもピアノも自動で鳴らされる
楽譜 ...
明かりのある方へいきましょう
初めてはいつも痛く苦しいものだけど
明かりのある方へいきましょう
大人になるというのはそういうこと
明かりのある方へいきましょう
受け入れるというのはそういうこ ...
自分探しの旅に出たまま
消息を絶って
もう5年になる
それまでは
詩人と称して
ネットに書き込んでいたが
チャリで転けて
頭を強く打ってから
自分の詩とやらが
箸にも棒にもかからない ...
なんということもなく
また夏が来た
穴のあいた籠をしょって
わたしたちは
懲りずになんども出会ってしまう
水が跳ね落ちたさきで
またもう一度跳ねるように
だんだん
ちいさくなりなが ...
終わりみたいな
色をつくって
順番に
なめた
どんなふうに
言葉にできたかしら
それら
すべてを
失ったり
奪ったり
してきたことを
言葉にしてしまうのは
都合がよ ...
その夫婦が引き返してこなかったら
生まれたばかりのポんたはたぶん処分されてた
これもなんかの縁やろ そういって腹の出たオジサンは笑った
若くて綺麗な女の人は 良い匂いのする胸元にポんたを抱き ...
小さいくせにジンジン痛む。
小さな小さな黒い点。
指に刺さった小さな刺よ。
そんなに痛まなくたって、
わかってるから。
わかってるから。
なんだか最近シクシ ...
あなたの体の中を
馬のように駈けている命が
僕を見つけて立ち止まったのか
それとも
僕の中で安らいでいる
鳥のような命が
あなたを見つけて飛び立ったのか
あなたのまなざしと僕 ...
夏が降り
降り終わり
何もないはざま
何もない宵
明るい
曇だけの
静けさが
滾る
横切っては消える
声と光
水たまりには
別のものが沈む
...
最低限の緑
最低限の空気
最低限の夢
希望が持てるかい?
下らない遊び
下らない勇気
下らない努力
希望が持てるかい?
足らない学力
足りない時間
足りない人間性
希望が ...
読み人知らずの
ささやかな空気の振動を
耳たぶでそっと掬って
外耳道へ流し込む
外耳道の突きあたりの
気弱すぎる鼓膜のときめきを
耳小骨は丁寧に拾い集め
蝸牛の殻に押し込める
...
観たことのない ダイヤモンドダストを
彷彿とさせる
キラキラの世界
雪の庭園と 美術館の 饗宴
溶け込んでしまいそうな 窓枠を
額縁代わりにして
ふらふらと 水面に浮かぶ ...
紫の深い海が
瓦礫の街を隠していると
エルフの盗掘者は言った
「もし行きたいのなら岬の老人を訪ねな」
経験値を積み
装備を買い揃えても
ドラゴンのブレスで何度も死んだ
ハ ...
黒い猫片目ない猫目刺し焼く
こみ上げた想い大きく送辞読む
先輩の肌に初めて触れたのは卒業式の胴上げでした
紐に通した五円玉数える母の日
追い詰められてあとは落ちるだけの夕陽
しぶしぶ片思い
艶かしい光感受性受容器が視神経を通じて見てはいけないアレの端末を脳中枢へと運ぶ。見てはいけないアレの端末であるグロテスクな映像には言葉にしていけない文字である淫らなアナタ自身の当たり障りのない日常的な ...
僕が 存在できるのは
君の お陰です
体と心を
与えてくれました
息を 吸えます
光を 浴びられます
そんな 何気ない 欠片が
支えてくれました
僕が
望んでも 探 ...
暑くなるとテラスに出て酒を飲む
夕闇手前のひとときを楽しむ
一人より二人のほうがいい
風の会話を聴きながら
今現在の幸せを更に育てる
酒の種類は驚くほど多い
どれだけの種類の酒を飲 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
母の日だからと開けたワインでもう眠たい
北大路京介
自由詩
1
14/6/22 13:49
老いた私を食材に選んだあなたへ
イナエ
自由詩
8*
14/6/22 13:24
凧になって駈け上がれ
ichiro...
自由詩
9*
14/6/22 12:52
イヤリング
たまのす
自由詩
1*
14/6/22 11:46
またあした
水宮うみ
自由詩
2*
14/6/22 11:41
原題
あおば
自由詩
3*
14/6/22 11:03
一つの現代詩
ハァモニィベ...
自由詩
3*
14/6/22 10:15
自分に問いただす言葉 / 信じています
beebee
自由詩
24*
14/6/22 8:36
みんなうたわなくなった
はるな
自由詩
9
14/6/22 1:09
明かりのある方へ
渡辺亘
自由詩
4
14/6/22 0:42
自称詩人ヒデ
花形新次
自由詩
1
14/6/21 22:41
夏
はるな
自由詩
3
14/6/21 22:32
都合
〃
自由詩
2
14/6/21 22:09
ポんた
アンドリュウ
自由詩
1
14/6/21 21:06
ごめんね、気づかないふりをしていたの。
時子
自由詩
2*
14/6/21 20:55
命
葉leaf
自由詩
3
14/6/21 17:33
ひとつ 不在
木立 悟
自由詩
2
14/6/21 17:11
ビートを刻め
opus
自由詩
1
14/6/21 16:57
聞こえた
nonya
自由詩
19*
14/6/21 14:51
ホイップクリーム
藤鈴呼
自由詩
0*
14/6/21 14:21
チャーム・ストレンジ
mizuno...
自由詩
2
14/6/21 13:27
黒い猫片目ない猫目刺し焼く
北大路京介
俳句
0
14/6/21 12:34
こみ上げた想い大きく送辞読む
〃
俳句
1
14/6/21 12:33
先輩の肌に初めて触れたのは卒業式の胴上げでした
〃
短歌
4
14/6/21 12:33
紐に通した五円玉数える母の日
〃
自由詩
0
14/6/21 12:33
追い詰められてあとは落ちるだけの夕陽
〃
自由詩
7
14/6/21 12:33
しぶしぶ片思い
〃
自由詩
1
14/6/21 12:32
キングコング岬 ★
atsuch...
自由詩
3*
14/6/21 11:25
You
CoCoa
自由詩
1
14/6/21 9:48
酒を飲む
夏川ゆう
自由詩
2
14/6/21 8:09
2254
2255
2256
2257
2258
2259
2260
2261
2262
2263
2264
2265
2266
2267
2268
2269
2270
2271
2272
2273
2274
2275
2276
2277
2278
2279
2280
2281
2282
2283
2284
2285
2286
2287
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2289
2290
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4.73sec.